アマゾンプライムビデオにないor有料な映画 その16 四匹の蠅、終戦のエンペラー




アマゾンプライムビデオにないor有料な映画 その15 地下水道、暁の出撃、エスコバル/楽園の掟
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/754/0









アマゾンプライムビデオにないor有料な映画

このタグで、このシリーズが一覧できるようになっています。



今回は、昔スカパーを契約していた頃に、いろいろなチャンネルがパックに入っていて、録画していたものです。








・四匹の蠅(原題:4 mosche di velluto grigio) 1971

s-_1667999712157.jpg










だいたい原題ままです。

このタイトル画像、何のかはわからない心臓っぽいのがドクドク脈打ってて、気持ち悪いです。





話としては、バンドのドラマーが、明らかに自分を付け回してる怪しい男を追って廃劇場に行き、問い詰めて揉み合ったら相手を刺し殺してしまい、なおかつ仮面かぶったやつにその現場を見られ、さらに写真まで撮られ、その後金銭的ではない脅しが始まる、というものです。


監督 ・脚本はダリオ・アルジェントで、ダリオ・アルジェントものをコンプリートしたい方には必見の一本です。

ですが、どうも2010年くらいまで、ネガはあるけど所有権がどこなのかよくわからず、DVD化もビデオ化もされておらず・・・

幻の作品的な扱いだったようですが、現在は普通に見られるようです。


主人公役のマイケル・ブランドンさん、見た感じはボン・ジョヴィの リッチー・サンボラ 的な見た目です。

モテ男役ですが、嫁がいていい家に住んでいます。売れているバンドマンな感じなんですかね。


あといろいろ手助けしてくれる頼れる友人役で、前に書いたマカロニウエスタンの野獣暁に死すでも似たような役やってた、 バド・スペンサー が出てました。

アマゾンプライムビデオにないor有料な映画 その14 ガキ帝国、野獣暁に死す
https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/750/0


ここで書きました。

なんか頼れそうなタフガイ・豪快さん的なルックスしてますよね。

主人公は、嫁よりはこちらのほうを重要視してるようにも見えたかな。


で、冒頭に書いた、現場を見られた仮面かぶったやつですが・・・

_1667856782763.JPG

こういうビジュアルなんです。

CGではないけど、 マックス・ヘッドルーム 感が多少あるような・・・

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まあホラーで、こういうファニーなマスクが逆に怖い、という路線の源流なんでしょうかね。

一応この映画、ホラーっぽい撮り方でホラーっぽい演出もあって、たぶんホラーですよという前提で撮られたものっぽいんですが・・・

見てる感じ、あんまりホラーとは思えない部分が多々あり、正直ホラー感はそんなになかったような・・・

精神病院の白い壁の一室で、拘束された人が何か叫んでる、みたいな今となっては割とありがちなカットインも何度かありますが、ちょっと匂わせというよりは唐突な感じがして、イマイチ入り込めないところがあり・・・

ホラーの源流なんだろうけど散漫な感じもありました。



あと、もう一つ、私立探偵がおかまキャラなんですけど、現在では怒られが発生しそうなしゃべりと仕草で、ちょっと時代を感じてしまいました。

一昔前の典型的なおかま、という感じで。

吹替えではなく字幕版だったので、吹替えの声優がそうだったわけではなく、元の演技からです。

おもしろキャラとして配置されてるかな・・・一応犯人の手掛かりは見つけはしますが。



間違えまくる郵便配達のキャラも、特にホラー的な伏線でもなかったし、ヘンなとこでコメディ要素が入ってるんですよね。

冒頭の写真の、手書き的なタイトルロゴも、なんか妙なコメディ感を醸し出していて・・・

妙な監督だなという感じです。ちょっとズッコケ感すらありますよね。

で、そのすぐ横には、グロめの心臓みたいなのがうごめいていて・・・

こういうノリの人なんでしょうか。



主人公は殺されはしないのですが、周りの人がどんどん殺されていき・・・

殺された人の網膜に残った残像を復元すると、4匹の蠅が写っていた、というのがわかるのですが・・・

なるべくネタバレはないようにしたいですが、蠅のペンダント身に付けてるやつ存在します?????????????????????????????????????????????????????

というのがあります。




蠅のペンダント、存在するんだ・・・


虐待された親父に似てるから、というのもとってつけた感が強く・・・

個人的にはかなりのガッカリオチでした。






おすすめ度(10点中):7

見て損した感じはありませんが・・・

もうちょっとジャンルを決めてからやってほしい気はしました。

変なシーン入れ過ぎなんですかね。

音楽がエンニオ・モリコーネなんですが、バンドのドラマーが主人公の映画には正直合ってないような気もしました。

違和感多めなのはわざとやってんのかな・・・

あと、犯人が逃走して、タンクローリーに突っ込んでドーン!で終了直後に出るタイトルロゴがこれです。

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スピーディーなのはいいけど、余韻もクソもない感じがこの監督の味わいなんでしょうか。

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・終戦のエンペラー(原題:Emperor) 2012

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終戦の、を足しただけでまあ原題ままですかね。


話としては、マッカーサー統治下の日本で、天皇を戦犯として裁くかどうか迷ってるマッカーサーが、知日派のボナー・フェラーズに裁くなら裁く、裁かないなら裁かないなりの証拠を集めてこいと命令する、という感じのものです。



マッカーサー役を、 トミー・リー・ジョーンズ がやっています。

もう缶コーヒーのおじさんという印象ですかね。

監督も主演もやった、メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬は

アマゾンプライムビデオで見た映画群 その9 キリング・ゾーイ、メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬

https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/248/0


ここで書きました。

出てるだけなら、

アマゾンプライムビデオで見た映画群 その18 逃亡者、ガール・オン・ザ・トレイン

https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/280/0

の逃亡者、

アマゾンプライムビデオで見た映画群 その13 血まみれスケバンチェーンソー、スペース・カウボーイ

https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/261/0

のスペース・カウボーイ、

アマゾンプライムビデオで見た映画群 その29 Ninja kids、ジェイソン・ボーン

https://fanblogs.jp/hotrodhigh/archive/402/0

のジェイソン・ボーン


と、割と書いてるやつに出てる印象です。

大統領選に出る野心マンマンで、天皇と会ってハクつけたいみたいな、俗物的なとこもある統治者役です。


知日派のボナー・フェラーズ役を、 マシュー・フォックス がやってます。

ドラマのLostの主役の外科医が思い出しやすいかな。

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誠実そうなルックスですが、見た目ほどではなさそうなエピソードが割とある人ですかね。

知らなかったのですが、2015のトマホーク ガンマンvs食人族というホラー西部劇に出て、なんか役者としてやり切った気になって、最近まで引退状態だったようです。

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で、ちょうど今年から復帰して、何か撮ってるとのことです。

復帰してすぐに仕事が来るのってなかなか凄いことですよね。

パーソン・オブ・インタレストの ジム・カヴィーゼル にもちょっと似てるかも。





こっちも今何してるのか不明です。


日本側の役者は、このあと割とすぐ亡くなってしまった夏八木勲、伊武雅刀、西田敏行、火野正平など豪華メンツが出ています。


内容の方も、割と日本人向けに作ってるところがあるようで・・・

アメリカでは不評のようですが、日本人が見て不満があるようなところはほぼないのでは。

日本の側に立ったストーリー展開で、サクサクみられると思います。

ですが、ボナー・フェラーズ役のマシュー・フォックスの見た目、役柄に毒がなさすぎて・・・

猜疑心とか一切なさそうなんですよね。

なので、なんとなく日本人女性のハニートラップにかかってる感が、特にそうではないのに出てきてしまってるくらいの勢いです。

酒場で日本兵と殴り合ったりはしますが、誠実な人過ぎて、何か騙されてるんじゃないか的な。

ドロドロした欲がなさ過ぎて、聖人みたいなんです。


まあそういうちょい不自然なくらいの良い人が、日本を救った的な話なんですが。

そこまで話に起伏はなく、裏切りもなく(告げ口はありましたが)、話は進み、終わる感じです。









おすすめ度(10点中):6

悪くはないんだけど、もうちょっとドロドロしててもいいかな、という気はするものの、わけのわからない敗戦国土下座モノになっていないのは良いのではないかと思いました。

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次回に続きます。









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posted by hotrod at 09:49 | Comment(0) | 映画

2022年11月16日

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