実際に生活してみるととてつもなく快適です。
しかし、床暖房は同じヒートポンプ技術を使うエアコンとくらべてどうなのか!?
前回の簡易的な検証記事から一条工務店が採用している長府製床暖房ユニットの COPは外気温度0℃付近では約3.3程度 であることがわかりました。
「一条工務店の断熱性能をHEMSの暖房電気代から簡単に検証してみました!宣伝通りの計算通りの光熱費となるのか明らかにしてみましょう!」
ではエアコンはどうなのでしょうか?
なかなか家族がいるとエアコンのみでの暖房負荷検証ができません・・・
なので、カタログ仕様から見てみましょう。
ZEHタイプの家に納入されるエアコン同等タイプで床暖房と同等暖房能力の仕様です。
暖房のCOPは5.62となっています。
外気温度特性が見つけられなかったので、外気温度0℃では床暖房と同等に約20%ほど低下すると仮定します。
そうするとCOPは約4.5ということになります。
つまり、床暖房の3.3と比べて 36%も性能がいいということになります!!
電気代が36%安くなるよと言われたらみんながエアコンを使ってしまうのではないでしょうか。
ただ、全館床暖房と同じように、エアコン1台で家の中を隅々まで暖めることは至難の業です。
おそらく、LDKでエアコンをいくら頑張って運転しても家の中で温度差ができてしまい快適とは言えないでしょう。
これを解決するには基礎断熱にして床下空調をするのが今の流行ですが、それでもやはり一条工務店の全館床暖房ほどの快適さは難しいと思います。
この床暖房とエアコンの効率の差は何が主要因なのでしょうか?
おそらく、エアコンが冷媒から直接空気を暖めているのに対し、
床暖房は冷媒が不凍液を温める⇒不凍液が床を温める⇒床が空気を暖める
というように3段階で空気を暖めるため、そのたびにエネルギー受け渡しのロスが発生していると考えられます。
受け渡しの過程で床下なども温めてしまっているためエアコンほどの効率は出ないのでしょう。
床暖房がONしてからなかなかあたたまらない理由でもありますね。
〇エアコンのメリット
・効率が良いので電気代を下げたかったらエアコン
・床暖房より暖房スピードが圧倒的に早い(直接空気を暖めるから)
〇床暖房のメリット
・風がなく、静か
・床から温めるので温度差が少ない
今度できたらエアコンによる電気代の削減にチャレンジしてみたいと思います!
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