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posted by fanblog
2016年01月06日
国民年金の任意加入、未納分の支払い、付加年金がお得かどうか検証してみた
管理部門に高齢の社員の方からの相談で多いのは年金について
この年金ってのは、何回も制度を変えたりして計算式も複雑で大変わかりにくい
今回は 『国民年金』 に絞って記事にします
ご参考になれば幸いです
専門家に監修してもらったわけでもなく個人で調査なので間違いが有ると思います
先に謝っておきます、すいません<(。_。)>
間違いに気づいた優しい有能な方は、コッソリ教えていただけると幸いです
例によって結論から書きます
国民年金は 75歳(10年)で元が取れる!!
付加年金は 67歳(2年)で元が取れる!!
よって平均寿命を考えた場合、
国民年金はできるだけ満額の480月に近づけるほどお得である
付加年金はできるだけ長い期間支払ったほうがお得である
・平均寿命 男性:80.50歳 女性:86.83歳 (平成26年集計)
・60歳の方の平均寿命 男性:83.36歳 女性:88.68歳 (平成26年集計)
・20歳の方の平均寿命 男性:80.90歳 女性:87.16歳 (平成26年集計)
付加年金は 67歳(2年)で元が取れる!!
よって平均寿命を考えた場合、
国民年金はできるだけ満額の480月に近づけるほどお得である
付加年金はできるだけ長い期間支払ったほうがお得である
・平均寿命 男性:80.50歳 女性:86.83歳 (平成26年集計)
・60歳の方の平均寿命 男性:83.36歳 女性:88.68歳 (平成26年集計)
・20歳の方の平均寿命 男性:80.90歳 女性:87.16歳 (平成26年集計)
以下、検証内容です
・平成28年度の国民年金保険料額
⇒ 16,260(円/月)
・平成27年度の国民年金(老齢基礎年金)の満額支給額
⇒ 65,008(円/月)
⇒ 16,260(円/月)
・平成27年度の国民年金(老齢基礎年金)の満額支給額
⇒ 65,008(円/月)
<参考資料>
平成27年度の年金額改定について(PDF:527KB) - 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12502000-Nenkinkyoku-Nenkinka/0000072680.pdf
主な年齢の平均余命(PDF) - 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life14/dl/life14-02.pdf
国民年金は40年(480月)支払うと満額が支給される仕組みです
480月以上は払うことができません
480月に満たない場合はその分が割合で減額されます
・333月納付の方の場合
⇒ 支給 ≒ 65,088円 ÷ 480月 × 333月
・1月納付の方の場合 (※実際には有り得ませんが)
⇒ 135.6(円/月) 支給 ≒ 65,088円 ÷ 480月 × 1月
⇒ 支給 ≒ 65,088円 ÷ 480月 × 333月
・1月納付の方の場合 (※実際には有り得ませんが)
⇒ 135.6(円/月) 支給 ≒ 65,088円 ÷ 480月 × 1月
すなわち 「 16,260円払うと65歳以降に、毎月135.6円年金が貰える」 ことになります
16,260(円) ÷ 135.6(円/月) = 119.91(月) ≒ 約10年
「65歳の基礎年金受給開始から10年、75歳まで生きれればお得!!」
今60歳の方で、「480月」に満たなくて任意加入をするかお悩みの方もおられると思いますが、国民年金任意加入はオススメ!です
・60歳から65歳まで5年(60月)の国民年金に任意加入した場合を想定
・年金保険料支払総額
⇒ 975,600(円) = 16,260(円/月) × 60(月)
・期待増加年金額
⇒ 8,136(円/月) = 135.6(円/月) × 60(月)
・期待年金受給可能期間(60歳男性 寿命83.36歳想定)
⇒ 220.32(月) = (83.36歳 − 65歳) × 12(月)
・期待年金受給増加総額
⇒ 1,792,523(円) = 8.136(円/月) × 220.32(月)
・年金保険料支払総額
⇒ 975,600(円) = 16,260(円/月) × 60(月)
・期待増加年金額
⇒ 8,136(円/月) = 135.6(円/月) × 60(月)
・期待年金受給可能期間(60歳男性 寿命83.36歳想定)
⇒ 220.32(月) = (83.36歳 − 65歳) × 12(月)
・期待年金受給増加総額
⇒ 1,792,523(円) = 8.136(円/月) × 220.32(月)
寿命の短い男性でこの結果なので、女性であればもっと効果があるのは明らかです
国民年金は「前納」制度があるので、これを使えばもっと 割引率が高くなり効率もアップ します
老齢基礎年金(国民年金)は、働いて収入がある方でも「減額・支給停止」の対象にならないのがさらに良いところですね
付加年金は もっとスゴイです!
・付加年金の保険料:400円/月
・保険料支払い1月あたりの付加年金の支給額:200円/年
すなわち、1ヶ月400円だけ付加年金保険料を支払った場合、65歳からの年金支給額が年間200円増えます
2年目も200円支給されて合計400円支給。元が取れます
3年目以降も年200円支給されます。以降は全てプラスです。
あまり意味有りませんが、付加保険料を480月払った方が平均寿命(男性:80.50歳)まで生きた場合のシミュレーション
・付加保険料支払総額
⇒ 192,000(円) = 400(円/月) × 480(月)
・期待年金受給可能期間(男性 寿命80.50歳想定)
⇒ 15.5(年) = 80.50歳 − 65歳
・期待年金受給増加総額
⇒ 1,488,000(円) = 200(円/月・年) × 480(月) × 15.5(年)
※増加率:1,488,000 ÷ 192,000 = 775%増!
・保険料支払い1月あたりの付加年金の支給額:200円/年
すなわち、1ヶ月400円だけ付加年金保険料を支払った場合、65歳からの年金支給額が年間200円増えます
2年目も200円支給されて合計400円支給。元が取れます
3年目以降も年200円支給されます。以降は全てプラスです。
あまり意味有りませんが、付加保険料を480月払った方が平均寿命(男性:80.50歳)まで生きた場合のシミュレーション
・付加保険料支払総額
⇒ 192,000(円) = 400(円/月) × 480(月)
・期待年金受給可能期間(男性 寿命80.50歳想定)
⇒ 15.5(年) = 80.50歳 − 65歳
・期待年金受給増加総額
⇒ 1,488,000(円) = 200(円/月・年) × 480(月) × 15.5(年)
※増加率:1,488,000 ÷ 192,000 = 775%増!
よって60歳未満の方でも、最終的に「480月」に近づけるように、10年時効前の未納分を積極的に払いましょう
余裕があれば付加年金も払っちゃいましょう
ちなみに「未納分」と「付加年金」では、 付加年金の方が優先順位は上 です
ただし「免除」になったぶんの 「追納」はオススメできません
なぜなら、 免除部分は1ヶ月分追納で保険料を支払ったとしても、支給額が1ヶ月分の135.6円増加するわけでは無い」 為です
細かい計算は割愛しますが、「480月」に近づけるために免除分を追納するくらいなら、60歳以降に任意加入するのが正解です
最後に厚生年金について少しだけ書きます
厚生年金は保険料を会社と折半して支払います
給料明細には自分の負担分しか記載されていないので少額に感じるかもしれません
会社負担分の保険料と合わせると結構な金額を保険料として納めています
厚生年金は計算や状況が複雑なので一概には言えないのですが、間違いなく言えるのは国民年金のように10年で元が取れるような仕組みになっていません
ある程度の収入があると、年金の減額や支給停止の対象にもなります
殆どの場合平均余命では元は取れないかと思われます
また働き方によりますが厚生年金は対象者なれば70歳までは強制加入です
自分でコントロールできる選択肢が殆ど無いことも現状です
精々、働き方がコントロールできて「社保の対象者」から外れること可能なら、外れたほうが会社は喜ぶことくらいかと思います
よって深く考える必要は無いでしょう
それでは