それでも最近になってApple製品の魅力に気づき始めました。
今使ってるスマートフォンは2013年6月に発売されたAndroid端末です。そろそろ発売から4年が経とうとしています。
AndroidOSは4.2.2のJelly Bean。そしてこれまでAndroidはKitKat、Lollipop、Marshmallow、Nougatとメジャーなアップデートが出ましたが私が使っているSH-07Eはその間一度もアップデートがありませんでした。なので未だに4.2.2のままです。
それでも普通に使えるならいいかなと思っていましたが発売から4年が経とうとしている今、バージョン不足で使用できないアプリが出てくるようになってきました。
そして最新のAndroidではできて当たり前のアプリごとの権限の制御もできません。もちろんその他新しい便利な機能も使えない。
ハードウェア的には全く問題がないんです。cpuも1.7GHzの4コアでメモリも2GBです。ごく単純な性能だけ見ればiPhone7にも引けを取りません。カメラも1300万画素ですし、バッテリーだって最初に付属していたものこそへたりましたが予備はまだまだ現役です。なんなら替えのバッテリーもまだ手に入りますし。
にもかかわらずソフトウェアが時代遅れなばかりに日に日に使えなくなっていく。
iPhoneはそうではありません。常に最新のOSを提供してくれます。アプリがバージョン不足だからって使えないこともないでしょう。家族が使っている次の10月で発売から4年目を迎えるiPhone5sは僕がバージョン不足で使えないアプリも使えています。
そりゃあOSアップデートしたら不具合があったなんてこともあるでしょうがだいたいはすぐに修正されます。
つい最近まではAndroidはiPhoneより性能いいし、バッテリーも自分で付け替えられるし、画面割れにくいし、防水だし、カスタマイズもできるしなんて思ってました。
そしてアップデートで不具合がでるiPhoneを嗤って、電車で見かける画面の割れたiPhoneを嗤って、同じ価格帯で比較するとAndroidよりはるかに性能の低いiPhoneを嗤ってました。
しかし、最近わかったのが何という見当違いで恥ずかしい行いだったのかということ。
ソフトウェアなんてのはバグがつきものです。生産と販売が終了した後もキチンとソフトウェアのアップデートをしてくれるのがいかにありがたいことか。そしてAndroidより性能が低くてもきちんと満足に動くiOSというソフトウェアがいかに優秀かと。
よくiPhoneは同価格のAndroidに比べると性能が低いと批判を見ますし、僕自身もiPhoneはぼったくりだと思ってました。
実際はそうではありません。iPhoneはその ソフトウェアすなわりiOSにこそ価値があるのです。消費電力の大きい高性能なcpuや大容量のメモリを積まなくてもきちんと動く。だからやたら大きなバッテリーを積む必要もない。それゆえに軽く薄くすることができる。バッテリーを小さくして軽くした分、経年劣化しやすいプラスチックではなく頑丈なアルミ製のボディにできる。ハードウェアが頑丈で時代遅れなスペックにならなければ後はソフトウェアさえ最新であればいつまでも使えます。
単純なハードウェアの性能が同じ価格帯のAndroidと比べてiPhoneが低いのは当然です。 AndroidはGoogleが公開している無料のOS。多少はカスタマイズするのでしょうがそこにかかるコストはiOSの開発コストとは比べ物にならないくらい低いでしょう。
おまけに多くのAndroid端末は売ったら売りっぱなし。AndroidOSの更新をしてくれることはありません。あってもせいぜい2回くらいです。最近は常に最新のAndroidを提供するAndroid ONEというのがあるらしいですがAndroid側も最新のOSを提供することの重要性に気づいたんですかね。
さてさてiPhoneが搭載しているソフトウェアiOSの価値をこうして認識してみると果たしてiPhoneは高いのか、ぼったくりなのかというとそうではないことがわかってきます。むしろ短期間で買い替えることを前提にしてろくにOSのアップデートをしないAndroidこそがぼったくりに見えてきます。
僕もそうですが日本人は実体のないものに価値を感じる意識が希薄だったりします。特にAndroidは無料であることは知られていますからiOSにiPhoneにつけられた価格をぼったくりと感じるのかもしれません。
そして何気にiPhoneは売れています。Androidの総数と比べればAndroidに軍配が上がりますがここで重要なのは機種ごとの比較です。機種で比べるとiPhoneは他社の追随を一切許していません。そしてその形状も大きく変化していません。アクセサリーが豊富にあります。iPhoneに装着する薄いケース型のバッテリーなんていうのもあります。カメラに望遠や、魚眼や、接写のレンズをつけられるようなアクセサリーもあります。これらはAndroidでは見かけないものです。あったとしてもその1機種限りのものでしょう。iphoneは5のアクセサリーがSEに使えますし、6のアクセサリーが6sに使えます。
しかも何気にソフトウェアだけでなくハードウェアのサポートも長くやってくれます。僕のSH-07Eは2017年6月、つまり発売から4年で修理受付を終了しますがiPhoneは画面やその他の損傷は2011年に発売されたiPhone4sですらまだ画面やその他の修理を受け付けています。6年前の端末ですよ?。バッテリーの交換に至ってはすべてのモデルを修理してくれます。修理代金が高いって人もいますが保証サービスに入っていなければAndroidもiPhoneも一緒です。
そして修理部品も多く出回っているのでその気になれば自分で修理することだってできます。こんなことができるAndroid端末はほぼないでしょう。XperiaやGaraxyあたりがかろうじてできるかな?ってくらい。
iPhoneをはじめとするアップル製品を信奉してやまない人たちはこのような魅力に気づいているのでしょう。中にはただ流行に乗っているだけの人もいるかもしれませんが。きっとMacbookやiPodにも同じ魅力があるのだと思います。ハードウェアと値段だけを見ると高く感じますがそのマシンが搭載しているソフトウェアの価値と魅力に気づけばむしろ安いとすら言えるのかもしれません。アップル製品の真髄はそのソフトウェアなのだと思います。あとデザインとサポート。
最新のOSを使えるという点ではAndroid ONEというのはいい選択肢かなとは思いますが販路が限定的ですし、そんなに数が売れないだろうからアクセサリーも少ないだろうしなー。
次にスマートフォンを変えるときはもうAndroidは選ばないと思います。間違いなくiPhoneにする。防水になったし、イヤホンジャック消えたけど。バッテリー交換できないのは気になりますが薄型ケースバッテリーもあるし頑張ればパーツ手に入れて自分で交換もできそうだしいいよ。ていうか最近のAndroidも電池交換できないし。薄型バッテリーケースのあるAndroid端末はないし。うん。
とは言ってもSH-07Eは頑丈でまだまだ壊れる気配はないですし、必要最低限のアプリは普通に使えてますし、セキュリティも今のところ問題ないです(問題が起こってからでは手遅れですが)。メインバッテリーは2時間も使えば空っぽになるほどへたりましたが予備のバッテリーはまだまだ使えるのでもうしばらく使い続けます。
書きなぐっただけなのでグダグダした文章ですがこれで終わり。
追記
ガンダムSEEDの第1話でキラが「むちゃくちゃだ!こんなOSでこれだけの機体を動かそうだなんて!」
その後何話か忘れましたがアスランが「現在、機体の性能を最大限に引き出せるようにOSを調整しています」というシーンがあるんですがソフトウェアの重要性が語られてるんだなとふと思いました。
ハードウェアの性能が立派でもこれを制御するOS、ソフトウェアの性能が良くないの意味ないんだね。
なんでこんなこと思ったのかというとこの記事書いた後にAppleのサイト見てたらMacbookの説明のところにこんな記述を見つけたからでした。
macOSは、すべてのMacを動かすオペレーティングシステムです。ハードウェアを最大限に活かすよう設計され、美しさと使いやすさの両方を持つようにデザインされています。
ハードウェアに合わせてオンリーワンで作られたOSの強さよ。
WindowsやLinuxにはない魅力なんだろうな。
タグ: iPhone
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