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posted by fanblog

2016年08月28日

SVS13でSATA接続の2.5インチSSDに換装するとSATA3ではなくSATA2で接続される問題【一応解決】



CrystalDiskMarkSATA2.png


こんにちは、いおりです。

前にsvs13シリーズのパソコンのストレージをSATA接続の2.5インチSSDに換装したのですが、速度が出なかったのでそのことについてです。



2.5インチSSDに換装して速度を測ってみたら、、、

前回の記事、
【SONY】SVS13シリーズのRAID0のSSDを2.5インチSATAのSSDに換装する【VAIO】
にて、SVS13のSonyオリジナルRAID0のSSDをSanDiskの2.5インチSSDに換装しまして。
初期化もしたのでいろいろインストールしたり設定したりしてたのですがなんだかSSDの速度が遅い気がしました。
もとのがSATA3 6Gb/sのRAID0なのでそれより遅くなることはわかっていましたが体感できるほどとは。
と、思いつつも速度を測ってみたところ

CrystalDiskMarkSATA2.png

あれ?
あれれ?

換装したSanDisk Ultra?Uの速度は以下のパッケージの通り。

DSC_0299.JPG

SATA3 6Gb/s、最大読み出し速度550MB/s、最大書き込み速度500MB/sのはずなのですがこれに遠く及びません。

ラピッド・ストレージ・テクノロジーと、サンディスクがSSDの購入者に提供するソフトで確認したところ、

intel_rapid_storage_technologySATA2.png
sandiskSATA2.png

3Gb/sですって。
この辺の知識もなかったのですが調べたところ、3Gb/sってSATA2の速度で読み書き最大300MB/sらしいですね。
もとのRAID0のSSDは6Gb/sで動作していたはずなのに。

検索すると同様の症状多数。
どうやらこのVAIOやSSDに特有の症状ではないようです。


SATA2の制限を排除してSATA3で動かす

海外のサイトも見て回ったところ解決方法が見つかりました。

まず、VAIOをシャットダウンします。

次にASSISTボタンを押してVAIOを起動します。

BIOSの設定メニューを表示し、

DSC_0316.JPG

光学ディスクドライブ(BD/DVDドライブ)を無効にします
Optical Disk Drive を Enabled から Disabledへ

DSC_0317.JPG

BIOSでの操作方法はBIOS画面の下の部分に書かれています。
矢印キーで項目を移動しEnterで決定できます。

操作が終了したら変更を保存してBIOSをでてWindowsを起動します。

この時点ではまだSATA2 3Gb/sです。
デスクトップが見えたらスリープにします。

スリープから復帰します。
すると、

intel_rapid_storage_technology.png
sandiskSATA3.png

SATA3 6Gb/sになりました。
速度も測ってみると、

CrystalDiskMarkSATA3.png

ちゃんとパッケージ相当の速度が出ています。

ま、とはいってもシーケンシャルアクセスは大きく向上したものの、ランダムアクセスは大きく向上といえるほどは変わりませんでした。
もちろん、改善はしてますが。
OSのクリーンインストール後にソフトをインストールしたり、大きなファイルを書き込んだり、読み込んだりって時には体感で違いが出そうですが普段使う分にはそれほど気にならないかも(笑)。


【追記】
休止状態を使うときは結構差が出ますね。
体感的に遅いってわかります。


ちなみに結構あれこれ調べましたが、これ以外の解決方法はなさそうです。
換装したSATA2.5インチSSDを6Gb/sで動作させるにはDVD/BDドライブをあきらめるしかありません。
それとこの方法は再起動したり、シャットダウンしたりすると元に戻るので起動するたびに毎回やる必要があります。

大きなファイルを読み込んだり、書き込んだりするときはかなり効果がでますが、普段使う分には別にSATA2 3Gb/s出もいいんじゃないかな。

だから、必要な時だけSATA3で動くようにしましょ。


それから、調べてるときにSATA2に制限されるのはSonyがSSDモデルを売るためにHDDモデルのHDDを他社のSSDに換装する組を排除しようとしたとか、Sonyの嫌がらせとか、そんな話もみましたがおそらく違います。

最初は読んでて、クソニーめって思いましたが、
Sonyもそんな評判を落とすようなメンドクサイことをわざわざするとは思えません。
SSDモデルが売れるって言ったってこんな話がでまわったらVAIOはやめておこうってなるだけです。
それどころか今後数年にわたって売り上げに影響があります。

おそらくチップセットや基盤、SATAのコントローラなどコンピュータを構成する部品の相性でこのような問題が起こっているのだと思います。

SVS13とおなじHM77 expressのチップセットを搭載したNECやAcerのノートパソコンでも同様の症状がみられるということが分かりました。

SSDの転送速度2013/09/01 14:20(1年以上前)
SSD接続時にSATA3として動作しません2013/08/08 18:37(1年以上前)

Acerに至ってはスリープにして復帰したらSATA3 6Gb/sになるとか解決方法まで一緒ですし。
このAcerの機種は光学ドライブを搭載していないのでVAIOのようにBIOSでの無効化作業が必要ないみたいですね。
情報がないだけでNECの機種も同じ方法でSATA3にできるんじゃない?


そんなこんなでSVS13のRAID0のSSDをSATA2.5インチSSDに換装した話と、その速度の話は終わりです。

この記事へのコメント
みう様
コメントありがとうございます。
結果的にSATA3にできなかったのは残念ですが、この記事が多少なりともお役に立ったようで嬉しく思います。
Posted by いおり at 2019年07月20日 14:12
はじめまして
私のパソコンもSATA3対応にも関わらずSATA2で転送されていて困っておりましたところ、本ページを発見しました。
私の症状とピッタリだったので非常に助かりました。
機種はNECのLE150/Nです。チップセットはHM76です。
結果としてはSATA3にならず撃沈しました。NECはBIOSでODDを無効にできなかったので例の回避方法が試せませんでした。
この度は非常に良い情報をありがとうございました。
Posted by みう at 2019年05月05日 17:03
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