しげのです。
最近書いてるこのMCシリーズ、
個人的にとても楽しく書かせてもらってます。
さて今日のお話は、かなり当たり前の話ですが、
一言で言うと 【カンペとMC中の立ち振る舞い】 のことです。
カンペ&トーク
あなたはLiveの時、カンペを用意する派ですか?
そのカンペにはどこまで書いてありますか?
セリフが全部書いてあったりしますか?
また、実際に発話するとき、あなたの目線はどこを見ていますか?
MCをやる上で、カンペを用意するという人もいるでしょう。
決してそれ自体は悪い事ではありませんが、
逆に裏目に出てしまう場合があります。
そうならないためにフォーカスすべきポイントは、
こんなところにあると思います↓↓
- 台本の朗読になってしまうこと
- カンペに話しかけてしまうこと
- "照れ"等でカンペに隠れようとしてしまうこと
ではそれぞれサラッとお話していきますね。
1. 見てもいいけど読み上げるな!
タイトルにも書いた通り、カンペは見てもいいのです。
しかしもうお分かりの通り、
カンペを読み上げるのはやめましょう。
原因は、 カンペにセリフが書いてあるから が多いのかな?
もしかするとあなたも、大勢の前で話すのが苦手かもしれませんね。
そういう人がこの 「カンペ読み上げ」 をやってしまうことが多いのです。
RockやPopsと違ってJAZZ系だと「司会役」がいることがあります。
個人的に、そういう場合に多く見かける光景です。
どうしても正確に伝えなければならない内容 に関しては問題有りませんが、
ヘタすると「みなさんこんにちわ!」から書いてあったりしますからねw
LiveでのMCは、 「カンペの朗読時間」 ではありません!
ここまで何度もお話してきた 奥義【話しかける】 を参考にトライすれば、
自然と解消されるかと思います。
(話しかけるようなセリフを書いて読み上げてちゃ本末転倒ですよww)
カンペに書く内容までとやかく言いませんが、
"発話の瞬間" は必ず 視線をお客さんの方へ向けて話す のがいいと思います。
"読む"じゃなくてねw
2. カンペと会話するな!
さっきと似た内容ですが、僕の因数分解ではこれも素数になります。
カンペにセリフは書いていない。
あくまであなたの言葉で話している…としても、
"発話の瞬間"に、
カンペを見ながら 話してしまう。
例えばバラエティ番組のMCがそれをやっていたとしたら、
そんなバラエティ番組、おもしろいと思いますか?
ということです。
7-6. 大勢の前で話すときのコツ(話し手の目のやりば)
↑↑コチラの記事に詳しくまとめてありますので、
心当たりのある方は是非1度読んでみて下さいね。
3. カンペを隠れ蓑にするな!
カンペを見たまま話してしまう理由は、
セリフのガン見以外にもう1つあります。
それは マインド。
平たく言うと、
緊張、焦り、照れ といった感情によりテンパっているからでしょうね。
結果として、
目のやり場に困ったり、
焦ってる自分を悟らせないために、
カンペに話しかける構図 の出来上がりw
僕個人の意見としては、
「照れ」というのが一番重症 な気がしています。
緊張、焦りは、実はほっといても慣れで解消できます。
しかしどんなにキャリアを積んでいっても、
「照れ」は 本人が意識しないと解消されない ように思います。
(あ!あくまで僕が個人的に色んな人を観察してきた結果として、ですよ?)
この「照れ」の産物が、
目のやり場に困ってカンペに逃げ込むという自体を引き起こしています。
性格もあるでしょうから、
"ある程度まで”は仕方のないことかもしれません。
ただし!
お金 と 時間 を使い、 期待 を持ってくれているお客さんに対し、
あなた自身がどう思うか?ですね。
正直それを意識しない限り、
矯正されない側面だと思います。
【追記】あなたの体はどこを向いている?
ここまで 「目線」 の話をしてきましたが、
ついでに 「体の向き」 についても触れておきましょう。
先述の「司会役」がいる場合、
カンペを 譜面立て に置く人もいます。
それ自体は悪い事ではありません。
ただ、譜面立てを置く 位置と角度 に問題有りの場合があります。
譜面立てを目線の高さに合わせるな!
実はこれ、NG行為だってことを認識しましょう。
もしTV番組でこれやったら、あなたの顔はカメラに一切映りませんよね?
Liveでも同じ。
お客さんの視線とあなたの顔の間に 障害物(遮蔽物) を置いてるわけですからw
さらに、大抵 ステージは客席より高い位置 にあるので、
お客さんの視線は あなたを軽く見上げる角度 になります。
つまりカンペを譜面立てに置くにしても、
かなり下げ目に設置しないと顔が隠れてしまう のです。
「遠いと見えない」
という人もたまにいますが、
そもそもそれは、 最初から「見ながら話すつもり」でいるから。
手に持つ など工夫して、
あなたの保身を優先するより、
お客さんが楽しめる ということを是非優先させて欲しいと思います。
譜面立てをどこに向けて置いている?
僕個人が見て来た中で、最も腹が立った事例。
あなたには絶対にやって欲しくないので、
悪口っぽくて空気悪くなりそうですが、あえてシェアしときますね。(ゴメンナサイね)
その人はJAZZビッグバンドの 指揮者兼MC役 でした。
譜面立てに譜面を置き、
指揮をするために バンドに向かって 譜面立てを置いていました。
曲が終わりMCタイムに入ると…
間を空けないためという事情 もあったのでしょうけど、
なんとその人は お尻をお客さんに向けたまま、
譜面の入換えをしながら MCをしているのです。
これは失礼極まりない行為…とてもザンネンに感じました。
レッドカード です。
曲中(指揮中)はいいとしても、
MCの間は お客さんに体を向けて話すべき ですよね?
(しかもビッグバンドにそもそも指揮者なんて要らないし、
お客さんからすれば、指揮者の譜面なんてどうでもいいわけでw)
この例もフォーカスすべきは、
お客さんに対するマインド です。
まぁ、常識的に考えればあり得ないですよね?
まとめ
さて、今日のお話はいかがでしたでしょうか?
少し長くなっちゃいましたね…すいません。
- 台本の朗読にしない
- カンペに話しかけない
- "照れ"等でカンペに隠れようとしない
- カンペを譜面立てに置くときは気をつけよう
ノウハウというより マナー の話でしたが、
もしあなたに心当たりがあったなら、
即刻改善されることを強く推奨します。
今日お話したような気遣いが地味に 「いいMC」 に繋がっているのです。
是非意識してみてください。
応援していますね!!
【このカテゴリーの最新記事】
- no image