コロナで店を閉めた実録日記?B 』
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前回までに、閉店の告知と常連客へのあいさつを終えました。
閉店になるのであれば、なるべく在庫製品を少しでも売って売り上げの足しにしたいのが人情です。
しかし、コロナ禍で店頭販売そのものが難しい状況です。
そんな中で、ネット販売で在庫処分ができなかったのか考えてみます。
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ネット販売は飽和状態!
ネット販売については、十分に検討しましたがすでにコロナによる物産展中止によるネット販売切り替えが進んでいました。
図1 ネット販売
そのため、ネット販売合戦の中ですべて売り切るめどは立ちません。
1.1 賞味期限の問題
菓子という、賞味期限の短い商品を扱う菓子店ではネット販売には厳しいものがあります。
現在ネット販売される菓子には、たいてい保存料が入っています。
保存料を使っていない、わが店ではネット販売は危険でした。
1.2 ネット販売していない店が急に参加できない
私の店では、ネット販売を行っていませんでした。
図2 ネット販売
ネット販売のサイトを持っていないため、急に販売しようとしても間に合いません。
さらに、以前ネット販売で大損害を被る寸前であったため、慎重にならざるを得ませんでした。
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ネット転売の標的になる!
以前にネット販売で、大損害を被る寸前になったのはネット転売の標的になったためです。
ニュースなどで、たまに出る菓子の転売をやられそうになりました。
2.1 取引のない相手から大量の注文!
きっかけは、取引のない相手から主力商品の大量注文が入ったことです。
組合から、大量に注文を行いネット転売されている事例が報告されていました。
私の店にも注文が入りましたが、数の多さと発送先の不可解な場所・IPアドレスの住所が一致しないという不審点がありました。
(電子メールでの発注)
調査を進めると、全国各地の店舗菓子を販売しているサイトに突き当たりました。
いずれも、ネット販売をしていないはずの菓子ばかりが揃っていました。
やんわりと、季節菓子なので今製造できないと断りを入れて事なきを得ました。
そのため、ネット販売に慎重にならざるを得ませんでした。
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相乗りできず破棄することに!
ネット販売について、地域の土産物店から相乗り販売の誘いがありました。
しかし、交渉した結果条件がかなり厳しく、
・仕入れ値は販売価格の3割
・相乗り販売では定価で販売
・差額の7割をリベートとして要求
はっきり言って、お話にならない状況でした。
そのため、製品在庫はすべて破棄せざるを得ませんでした。
かなりの処分費用となって、閉店処理費に上乗せとなりました。
ネット販売は、小規模店舗にとってハードルが高い部分がありました。
次回は、閉店に伴う届け出についてご紹介します。
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