Instagramをメインに、日々の中で覚えた違和感やジェンダー等に関するトピックについて
発信しています、「女子校育ちの会社員」です。
今回は、 2021年5月3日の投稿を掲載しますので、興味のある方はリンクをクリックして、
各サイトをご覧ください。
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私は学生時代など、かつては生理痛の軽い方で、今でも時たま酷いときが年に1、2回ある程度です。
そのような中で、先週久々に酷い頭腹痛に呻きながら仕事をし、考えたことをシェアします。
同じ生理前/生理中の女性でも、
頭腹痛が酷い人、尋常じゃない眠気に襲われる人、イライラする人、気分の落ち込む人、
これらが複合的な人もいれば、特に苦労のない人等、人によって程度も症状も様々だと思います。
一方、PRESIDENT WOMAN、東洋経済オンラインによると、女性ホルモンの波による
PMS(月経前症候群)や更年期障害の仕事への支障を自覚している人は多く、
昇進・退職等のキャリア形成にまで大きな影響を及ぼしています。
法律上、生理日の就業が“著しく困難“な女性は生理休暇を取得できます。
ところが、ハフポストによると、この生理休暇の取得割合は年々低下傾向にあり、
ピーク時の1965年度には26.2%と女性の4人に1人が生理休暇を取っていたものの、
2014年度の調査ではその割合が0.9%にまで激減しています。
減少要因として、生理用品の改良や薬(低容量ピル含む)の普及もあるでしょう。
しかし、全労連の調査で、最も多かった理由の回答は
「人員の不足や仕事の多忙で職場の雰囲気としてとりにくい」でした。
又、生理休暇には、男性側が“女性優遇“と快く思わなかったり、
当事者側がそのような見方を気にしたりする心理的ハードルが想像でき、
産休や育休よりも格段に取りにくい現状があると言えます。
PMSや生理痛等を緩和する為に漢方/低容量ピルという選択が女性側に広まりつつあり、
仕事をする上で女性自らが自分の生理と上手く付き合っていく工夫が大切なことは理解しています。
その一方で、社会として、“女性の社会進出“や“女性活躍“を推進しているにもかかわらず、
生理という健康な女性であれば基本的に毎月やってくる現象への合理的配慮が不足しているように
思えてなりません。
就業が“著しく困難“という表現もどの程度から適用されるのか曖昧で
私自身生理休暇を活用したことがありませんし、その他の要因も相まって、
全体の取得率は前述したように1%未満です。
そもそも、軽度であっても不調を抱えながら勤務することは生産性が良いとは考えにくいです。
それでも、昨今、日本では〇〇における女性の割合を増やすという話ばかりで、
追加の制度を整える話は聞かず、既存制度の中で男性に同化して働くことが求められているように
感じられます。
女性だからというだけで責任のある仕事のチャンスが減ったり
重要な会議の“オブザーバー“に留められたり…
不平等な扱いは早急に改められるべきですが、一方で、合理的に配慮が必要な、
生物学的な性差が存在するのも事実です。
(ニュージーランドではアーダーン首相が産休を取得し、多くの女性に希望を与えました。)
その上で、女性に限定した制度だけではなく、働いている人誰もが、
心身の不調で休みたい/休んだ方が良いときには休めるように、
我慢や無理の上に成り立つ日本企業・社会の体質を根本から変えていくことも
求められていると思います。
PRESIDENT WOMAN、「女性の5割はホルモンのせいで昇進を断る」、
https://president.jp/articles/-/27237 、2019年3月3日公開。
東洋経済オンライン、「『女性ホルモン』の知識は、男性にも不可欠だ」、
https://toyokeizai.net/articles/amp/122683?display=b&_event=read-body 、2016年6月21日公開。
ハフポスト、「生理休暇の取得1%割れ その理由は? 『体調不良なら休暇を自由に取れる環境を』の声も」、
https://m.huffingtonpost.jp/2017/05/25/seiri-_n_16811720.html 、2017年5月26日公開。
ハフポスト、「『生理がつらいのに働くのは非効率』 Pairsを作った女性が生理休暇をすすめる理由」、
https://www.huffingtonpost.jp/2017/04/14/period-policy-and-working-style_n_16004390.html 、
2017年4月14日公開。
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