ということで、過去の私の店長時代の労働時間に触れてみたいと思います。
店長になった20代半ばくらいの話になります。
今から10年以上前ですね。
店長になると店長手当というものが貰えます。
その代わりに残業手当が貰えなくなるのです。
これは店長というのが役職であり、管理職となるからだ。
俗にいう「名ばかり管理職」てやつですね。
店長手当というのは一律7万円だったかな。
要するに定額です。これが裁量労働制ですよね。
ちなみに7万円というのは当時のレートでだいたい残業40時間前後です。
この金額は基本給により変わるので高い人ほど少ない時間となります。
つまり、40時間以上残業したところで給料は全く増えないということです。
ですので、上司には人がいなければお前が働けくらいに言われますし、
帰る時間だろうが、仕事を与えられることは多々あります。
この時の働いていた時間ですが、
だいたい朝9時から夜25時くらいが拘束時間でしょうか。
朝は人が確保できて、うまくやれば10時や11時にはできました。
それでも時間としては拘束時間で14時間前後です。
アイドルタイムなどはなるべく休憩するようにしてましたが、
土日なんかはそうはいきませんでしたかね。
残業は一日に5時間程度、月に22日出勤するとしたら、
それで110時間程度でしょう。
ということは役職手当7万でこれをやると相当なサービス残業をしていることになりますよね。
だから、私は容量よくやるために、アイドルタイムはなるべく働かない、
帰りは速攻終わらせて速攻帰るを心がけてました。
店長手当というのは残業代より安いものであったので、
本当にやる気すらなくなりますよね。
一応、あの頃はボーナスがそこそこ出ていたので、それだけが救いでしたね。
もちろん、管理できますので、人がいれば時間を減らすことは可能でしたね。
12時に出勤して24時に帰れば、残業は3時間程度ですからね。
さらにアイドルタイムゆっくり休憩してればそれなりに割に合ってきます。
しかし、上から言われる労働時間の制限が厳しいんですよね。
つまり、代役としてパートを立てるとその分、時間が多くなってしまうということ。
ちなみに、あの頃は店長はタイムカードが存在しなかったんですよね。
自己申告ということです。
そして毎日、人時売上というものを出します。
その数字が高いほうが評価されます。
もちろん低すぎる異常値も不思議に思われますが。
つまり、評価を上げるためには人時売上を上げなければなりません。
これがどういうことを招くかというと、
店長は12時間働いても、8時間と申告したほうがいいということです。
どうせ残業代は付かないですからね。
こうなることにより、店長がどれだけ働いたかが全く見えなくなってきます。
データ上では月間残業は10時間程度だったりしてしまうのです。
また、店長不在時は主任がお店を指揮します。
主任は役職手当がなく、残業手当がつきます。
そうなってくると、使い方次第では主任の方が給料が高くなるというおかしな構図が生まれてしまいました。
もちろんこれが問題となり、いろいろ改善されました。
改善後の話は 次の記事 に書きます。
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