大気中の汚染粒子の濃度を予測した九州大学・竹村准教授のシミュレーション。
中国の広い範囲が濃い汚染粒子に覆われています。これは「対岸の火事」ではありません。
「今年初めて大きなものが来る可能性。今晩から明日の昼ごろまで」(九州大学 竹村俊彦准教授)
日本にも及ぶおそれの高い中国の汚染粒子。中でも、工場や車の排気ガスなどから出る「PM2.5」と呼ばれる
極めて小さな粒子が問題視されています。一時、北京ではWHO(世界保健機関)指針値の36倍もの量が観測されました。
どれほど小さいのでしょうか。頭髪やスギ花粉よりもはるかに小さいのです。
体内に入ると、気管支炎や喘息を引き起こします。ところが・・・
「風邪用の市販マスクをしても吸入を防ぐことはできない」(九州大学 竹村俊彦准教授)
山頂にある樹氷を観察することで日本国内への影響が調査されています。
真っ白い樹氷も溶かしてろ過すると・・・真っ黒です。「アイスモンスター」と呼ばれる巨大な樹氷で知られる
山形県の蔵王。蔵王の樹氷も溶かすと、黒い汚れが見つかっています。
これらは中国から国境を越え飛んできた大気汚染物質だといいます。
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