今日も未処理下水放流の海岸近くは回避するため、テイクオフ直後から沖の根を目指して足漕ぎ足漕ぎ。
風、波ともにほぼ無しの年に数日しかないようなカヤックフィッシングにとってのベストコンディション。
少し沖に出たところからは今シーズン初めてのスキップバニー&弓角を使って釣りを開始。
フェニックス140のパドリング時代は、この釣りでも結構抵抗の増加を感じていたのだけれど、レボリューション13では弓角程度ではほとんど抵抗増を感じないような気がする。
実際、GPS上の時速も軽く漕いでいるとき5.5〜6km/時だったのが、5.0〜6km/時くらいにわずかに低下しただけ。
前回は足漕ぎもなかなか疲れるなぁ、と思ったのだけれど、少し慣れたのか、今回はかなり楽に漕げるようになった。
海のコンディションもあるとはいえ、楽ぅに漕いで5km/時、頑張ると9km/時というこの恐ろしい機動力、恐るべしホビーカヤック。
魚群探知機の振動子を船内に取り付ける予定なのだけれど、まだできていないので、仮の外付けポール式にしている関係で、水の抵抗が大きくなりすぎるので、長距離移動中は魚群探知機を見ていない。
それでも、沖に向かう途中、そこかしこでカタクチイワシと思われる魚がピチャピチャと水面を跳ねるのが見えるので、今日も魚影が濃さそ。
いつもなら、移動中も常に魚群探知機が見られるので、魚の反応が出るたびに気を取られてショットガンをしちゃったりして、目的地に着くのに時間がかかるのだけれど、足漕ぎで高速なうえに、寄り道せずに一直線に行けるので、あっという間に沖の根に到着。
朝の短時間が勝負のカヤックフィッシング、これはこれでいいかも。
さて、目的地付近まで来たところで、振動子のポールを下すと、そこでは小魚大水泳大会が開催されていた。
とりあえず、青物がついていないかが一番気になるところなのだけれど、水面を見る限り、ナブラや捕食シーンを見ることはないので、ジグサビキのショットガンで様子を見ることにする。
足漕ぎホビーカヤックならでは、風上に船首を向けて少しづつ漕ぎ続けながら魚の反応のあるエリアから外れることなくジグサビキのショットガンを繰り返す事が出来る。
カタクチイワシ、小サバ、小アジが混じりながら釣れてくるが大物の気配はない。
それなりに長い時間やってみたのだけれど、釣果が出ないので、泳がせ釣り(ムーチング)での底物狙いに切り替え。
根の切れ目付近、水深24m位でイワシの群れの下に泳がせ釣り(ムーチング)の仕掛けを落として、ゆっくり流していく。
普段はあまり根魚の多い場所ではなく、たまにカサゴが釣れる程度の場所なので、あまり期待はしていなかったので、仕掛けを投下して、ちょっと用を足して、飲み物を飲もうかなと思ったとき、ふと気づくと、置き竿の穂先が水面に突き刺さったまま動かない。
根掛かり?
まだ一投目、しかも根のそばだったのでてっきりそう思ったのだけれど、ロッドを手に取ろうとすると、穂先がガンガンと動く。
あらら、魚が釣れてるんだ、ということで巻き上げようとするが、なんだか重い。
魚が釣れると重いのが当たり前なんだけど、まるで根掛かりしているみたいな感じなのに、糸先が動いているみたいな、不思議な重量感。
よっこらせという感じでロッドをあおってリーリングすると、少しづつだけれど、上に上がってきている。そして、時々、グイグイっと下に向かって泳いでドラグを出す。
それを結構長い時間繰り返して、水面下に見えてきたのは今までに自分の釣ったことのないようなデカいヒラメ。
えぇ〜、これタモに入るのかなぁ、という不安がよぎるが、やるしかないので、タモ入れ。
3回くらいトライしてようやくタモに収まってくれて、捕獲成功。
テレビや雑誌では見たことあったけど、こんなヒラメがこんなお手軽カヤックフィッシングで釣れるとは・・・
ヒラメは釣ったあとにきちんと〆ておくのとそうでないのとで結構味が違う気がするので、すぐに処理してクーラーボックスへ。
折れ曲がって入ってる・・・
そんなこんなで、浮足立つなか、引き続き、捕獲してあったカタクチイワシでムーチング。
今日はカタクチイワシの群れに根魚も寄ってきているようで、とにかくムーチングにあたりが多かったのだけれど、食い込み不足でのバラシ、根に潜られてのバラシ(ライン切れ)などを連発。
結局、その後はヒラメ1匹を追加したところで、仕掛けがなくなり納竿。
帰る頃はいつまででもカヤックの上で浮かんでいたくなるようなべた凪。
釣果に満足していたこともあり、とても気持ちよかった。
帰宅後、計測してみたら大きいほうのヒラメは60cmという自己新記録達成。
後で釣れた45cmのヒラメが小さく見えてしまった。恐るべしカヤックフィッシング。
二日目の刺身が楽しみだなぁ。
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