日刊サイゾー 2018.08.02 木配信記事より引用
ドラマの視聴率が下降傾向にあるここ数年の中で、今年の7月クールはなかなかの健闘を見せている。初回視聴率が最も高かったのは、『遺留捜査』(テレビ朝日系)の14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。さらに、『ハゲタカ』(同)が11.9%、『義母と娘のブルース』(TBS系)と『グッド・ドクター』(フジテレビ系)が11.5%、『高嶺の花』(日本テレビ系)は11.1%などと、軒並み視聴率2ケタオーバーのドラマが続いている。
「2ケタに届くのも難しい最近ですが、今期は9作品が2ケタ超えスタートとなりました。というのも、今年は猛暑で夜でも外出する人が少なく在宅率が高いため、全体的にテレビの視聴率が高めだといわれているのです。また、台風12号が上陸したということもあって、さらにテレビを見ていた人が多かったみたいですね」(テレビ誌ライター)
そんななか、ちょうど台風12号が日本に上陸していたころ、フジテレビでは映画『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』の出演陣が各バラエティー番組に出演し、精力的に宣伝を行っていた。
「7月27日の公開に合わせる形で、フジテレビのほとんどのバラエティー番組に『コード・ブルー』のキャストが出演していていました。ちょうど台風と猛暑でテレビを見ている人が多かっただろう時期だったので、宣伝効果は高かったのではないかとの声も多いですね」(同)
主演の山下智久のほか、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未、浅利陽介、成田凌、新木優子、馬場ふみか……といった多くの出演者が稼働した、今回の大々的な宣伝キャンペーン。そのおかげもあってか、公開週の週末国内映画興行ランキングでは初登場1位となり、公開3日で興行収入15億円を突破した。
「スタートダッシュとしては、まずまずの結果。フジは、『踊る大捜査線』シリーズ並みの興行収入100億円超えを狙っているそうで、公開後もまだまだ宣伝活動は終わらないようですね」(映画関係者)
さらに、今回かなり気合が入っているというのが、主演の山下智久だ。
「山下にとってみれば、『コード・ブルー』を当てることで、ジャニーズ事務所内で存在感をアピールすることができる。特に山下はSMAPと同じ飯島三智派だったということもあり、飯島女史退職後のジャニーズ事務所内では少々難しい立ち位置。ここで一気に結果を残せば、ジャニーズ内での立場が確保できるかもしれないと、相当力を入れているようですね」(同)
記録的な猛暑を味方につけて、山下の快進撃が始まるか?
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