尖圭コンジローマとは、菌類や微生物によって引き起こされる病気ではなく、「ウイルス」によって発症する病気です。
ウイルスは、ヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれており、完全に治癒するのが難しい感染症と言われています。
さらにヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しても、自分が感染したという自覚症状がないため、発見が遅れてしまうケースも多くあるようです。
◯尖圭コンジローマの症状とは
ウイルスに感染すると、3週間から数ヶ月の期間潜伏し、皮膚に突起物や隆起物を作るようになるので、一般的にはイボができる感染症として知られています。
イボができた状態で治療を行わないと、イボの大きさは少しずつ大きくなり、さらにイボの数も時間の経過と共に増えていきます。
イボ自体は手術を行うことで取り除く事が可能ですが、ウイルスを取り除いているわけではないため、再発してしまう確率が高い性病と言われています。
男性に症状がでる場合、肛門周辺や陰茎部分にイボができるようになります。
女性も、肛門や陰部の周辺にイボができるようになり、オリモノによってイボの数が増殖してしまう可能性があります。
イボには痛みや痒みが伴う場合もありますが、基本的にはほとんど自覚症状はないと言われています。
イボの大きさは、大きい場合は指先ほどになることもありますが、基本的には2mmほどでしょう。
しかしイボ同士がくっついてしまう事もあり、その場合はイボが鶏冠(とさか)のような形になってしまう場合もあります。
◯尖圭コンジローマの感染方法
尖圭コンジローマは、性行為をした事のある女性であれば、一度は感染すると言われています。
つまりあらゆる性行為によって感染する可能性があり、オーラルセックス、アナルセックス、セックスを行ったことがあれば感染の疑いがあるという事になります。
性行為をした時に生じた摩擦によって、粘膜部分に傷が出来て、そこから感染するという事が一般的です。
オーラルセックスの場合は、咽頭感染する事もあり、悪性型ヒトパピローマウイルス(HPV)によって口腔がんになる事もあります。
ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染していても、症状が出ない方もかなり多くいるため、感染が広がりやすいと言えるでしょう。
自覚症状がなかったとしても、一度検査をしておくことも良い方法です。
性行為によって感染するものなので、検査をする時は、パートナーと一緒に検査をする方が賢明です。
尖圭コンジローマについての詳しい説明
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