家庭や会社でパソコンなどが通信回線でデータのやり取りをするネットワークをLAN(Local Area Network)といいます。
「有線LAN」は、パソコンとルーターをケーブルで接続してLANを構築するもので、「無線LAN」は、ケーブルの代わりに電波を使ってLANを構築するものです。
無線LANの構築には、「親機」と「子機」が必要です。
親機:無線LANルーター。
ADSL回線や光回線などのブロードバンドモデムに接続して、インターネットと家庭内のネットワークを中継し、家庭内でインターネットを使用するための通信機器だ。シンプルに言い換えれば、インターネットの中継役といえる。
子機:親機と電波通信する機器のこと。
最近は、パソコンなどに子機が内蔵されていることが多く、親機を用意すれば無線LANを利用することができます。
◎wifiとは
「Wi-Fi(ワイファイ)」と「無線LAN」は混同されがちだが、厳密には意味が違います。
無線LANを構築するための機器が市場に出始めた1990年代前半には、異なるメーカーの機器同士が接続できないケースもあった。どの製品を購入すれば互いに接続できるのかが分かりづらく、便利なのに無線LANはなかなか普及しませんでした。
そこで、Wi-Fi Alliance(1999年の設立当初の団体名はWECA:Wireless Ethernet Compatibility Alliance)という団体が、製品が無線LANの標準規格である「IEEE802.11シリーズ」に接続できるかどうかをテストし、接続できると保証できる製品に「Wi-Fi」というブランド名を付けてもいいことにした。これがWi-Fi認証です。
Wi-Fiロゴ。Wi-Fi Allianceから認定された機器は、このロゴを使用できる
Wi-Fiは「Wireless Fidelity」の略、直訳すると「無線の忠実度」。
この結果、Wi-Fi対応の製品を選べば相互につながるので、安心して無線LANを使えるようになったのだ。
現在では、市販の無線LAN機器のほとんどがWi-Fi認証を得ているため、無線LANを「Wi-Fi」と呼ぶことが多くなってきたました。技術的な話ではない日常生活では、無線LANとWi-Fiはほぼ同義であると考えていいですよ。
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