真多呂人形とは、今からおよそ270年前の江戸元文年間に、京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重が作った人形「木目込み人形」が始まりとされています。現在の木目人形は、明治以降様々な変化を経て発展しました。東京の人形師・吉野栄吉が京都から木目込みの技術を持ち帰り、これに改良を加え、現代木目込み人形の基礎を築きました。初代金林真多呂は栄吉の息子の喜代治に師事、新たに創意工夫を加えて、独自の雅やかな真多呂人形を完成させたのです。「木目込み人形」の技を継ぎ、磨きあげられた伝統技法を現代に伝えるのが真多呂人形です。
上賀茂神社から木目込み人形の正統伝統者として認定をうけているのは真多呂だけです。
当雛人形は、通算大臣指定、伝統的工芸品の「伝産マーク」付きです。
人形のボディに使われる素材や加工は全て伝統技法に忠実。経済産業省制定の「伝産法」を満たし、伝統的工芸品として認定されています。人形の原型は全て伝統工芸士・金林真多呂の手によって作り上げられています。素材は国産のものにこだわり、熟練した専門職人たちが作業を分担し、ほとんど手作業で人形を作り上げていきます。
ボディには天然の桐素材を使用。ウレタンなどの化学素材は一切入っていません。ボディが木の為、型崩れや衣ずれしにくく、何年も美しい状態でお飾りいただけます。
270年間受け継がれ、磨き上げられてきた確かな品質。眺めれば眺めるほど深い雛人形が、お子様の成長を見守ります。
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由緒ある伝統、確かな品質。お嬢様の成長に寄り添い、一生のお気に入りとなる雛人形。
雛人形は、女の子の災いの身代わりになって健やかに成長できるよう守ってくれるお守りと言われています。昔は女の子が誕生するとすぐ、雛人形の準備に取り掛かりました。真多呂人形では、お子様は勿論、大人の女性にもお選びいただけるよう、伝統を重んじたものからコンパクトサイズまで、豊富なバリエーションの雛人形を取り揃えています。
古今本金立雛
シンプル、かつ、コンパクトに。
節句の由来を今に伝える、
究極の様式美が映える雛人形。
シンプル、かつ、コンパクトに。
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紙雛という別名を持つ立雛。紙で作った人形を川に流して厄払いをしたことが立雛の起源となっています。立雛ならではの様式美を活かした雛人形は、段飾りのような派手さはありませんが、何ともシンプルで、人形自体がより引き立ちます。場所をとらずコンパクトに飾れるのも魅力の一つです。
大人の女性にも人気の雛人形で、マイ・お雛様として、一年と通してお部屋のインテリアとしてもお飾りいただけます。
大人の女性にも人気の雛人形で、マイ・お雛様として、一年と通してお部屋のインテリアとしてもお飾りいただけます。
本金 高円立雛ケース入りセット
存在感は高く、サイズは小さく。ケース入りのコンパクトな雛人形。
存在感は高く、サイズは小さく。ケース入りのコンパクトな雛人形。
「小さくても良いものが欲しい」との声にお応えした、コンパクトかつ本格的な立雛セットです。埃やペットを気にせず飾れるよう、人気のケース入りにしました。衣裳には本金をあしらい、上品な輝きをプラスしました。男雛と女雛にバランス良く金糸の切り返しを木目込むことで、より煌びやかな立雛に。女雛の衿と裾の折り返しが、シンプルな立ち姿にアクセントを与えています。色のバランスが良いせいか、発売以来、人気の立雛です。
ケースは、前面の柱2本を取り払っています。こうすることで180度どこからでも全体像が見られるようになり、雛人形の鑑賞を邪魔しません。ホコリや毛等から雛人形を守るので、インテリアとして雛人形を飾りたい方や、ペットを飼っている方にも最適です。
間口・奥行・高さが全て20センチ台以下という、飾る場所を選ばない小さいサイズながら、素晴らしい程の存在感があります。雛祭りシーズンに玄関や床の間をはじめ、ちょっとしたところにさり気なく飾るだけで、ぐっと季節感を演出できます。大人の女性が玄関やリビングに飾ったり、季節を問わないインテリアとしても人気の雛人形です。
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東宮立雛セット
写実的な魅力が光る、ボリューム感たっぷりの立雛。
写実的な魅力が光る、ボリューム感たっぷりの立雛。
正式な束帯姿と衣裳をまとった、人気のタイプの立雛飾りです。お求めやすく小さいセットでリリース致しました。立雛には珍しい、人間らしいボディをしたお雛様です。形式化されたものと違い、写実的に作り上げました。ボリューム感あふれるなだらかなボディの曲線や、たっぷりと後ろにたなびく衣裳の裾など、他の立雛にはない写実的な立ち姿と見応えをお楽しみいただけます。
お人形の顔は、真多呂人形ならではの気品あふれた優しい表情。衣裳は本物にこだわり、しっとりと輝く正絹を使用しています。通常の金屏風ではなく四曲の屏風にシンプルな猫足の台は合わせることで、人形自体の持つ伝統の風格はそのままに、洋室にも馴染む和モダンな仕上がりとなりました。すっきりとした中にこだわりが光る、洗練された雛人形です。
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東宮立雛セット
写実的な魅力が見応えのある、一風変わった立雛。
写実的な魅力が見応えのある、一風変わった立雛。
立雛には珍しい、人間らしいお雛様です。形式化されたものと違い、人間らしさを追求し、写実的に作り上げました。
男雛の衣裳は黄櫨染(こうろぜん)をイメージしたもので、天皇の正式な束帯です。「黄櫨染」は太陽の色を表した色で、絶対禁色として天皇以外は使用できない最高位の色でした。女雛の衣裳は、男雛に合わせて色を選び、華やかでいながら落ち着いた印象に仕上げました。衿元や袖、裾の重ねも多く、繊細なグラデーションとボリュームが加わって、見る人の心を引き込みます。
他の立雛と異なり、親王台に乗せて格式を高めました。両脇に燭台を飾る事で、ジオラマのように、寝殿の中でのワンシーンをおさめています。写実的な立ち姿と見応えをお楽しみいただけます。
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光明立雛ケース入りセット
場所を取らずに飾れる、コンパクトな立雛。雛人形を守る人気のケース付き。
場所を取らずに飾れる、コンパクトな立雛。雛人形を守る人気のケース付き。
昔ながらの正統派の立雛を、人気のケース入りセットにしました。コンパクトなので場所を選ばずに飾る事もできます。丸みのある顔が実に初々しく、平安の雅を感じさせる顔立ちです。ボディも上品な顔立ちに合わせ、男雛の袖や女雛の重ね部分などを、柔らかい曲線でふっくらとした印象に仕上げました。落ち着いた色合いの衣裳が、雛祭りに雅やかな華を添えてくれます。ケースは、前面の柱2本を取り払っています。こうすることで180度どこからでも全体像が見られるようになり。雛人形の鑑賞を邪魔しません。バックには金色を使用し、雅で上品な雰囲気を醸し出しています。ケース入りは埃や毛等から雛人形を守るので、インテリアとして雛人形を飾りたい方や、ペットを飼っている方にも最適です。場所を取らずコンパクトに飾る事ができるのも、大きな魅力の一つです。大人の女性が玄関やリビングに飾ったり、大きくなられたお子様のリニューアル用としても人気の雛人形です。
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光明立雛セット
可愛い顔とお洒落なセット。モダンな洋間におすすめ。
可愛い顔とお洒落なセット。モダンな洋間におすすめ。
光明立雛セットは、「モダン」をテーマにした立雛です。
丸みのある顔が実に初々しく、平安の雅を感じさせる顔立ちです。ボディも上品な顔立ちに合わせ、男雛の袖や女雛の重ね部分などを、柔らかい曲線でふっくらとした印象に仕上げました。落ち着いた色合いの衣裳が、雛祭りに雅やかな華を添えてくれます。
セットは風変りなデザインの台と屏風が最大の特徴です。台には白と茶、二色の木を組み合わせています。明るさの違う色ながら、どちらも木目の風合いをそのままに活かす事で、調和のとれた一対のコントラストを生み出しています。屏風は二曲のものを合わせ、スマートな印象にまとめました。すっきりとしたイメージで、お洒落な洋間にもおすすめの立雛セットです。
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寿鳳立雛セット
丸みを帯びた大人気の子供顔を、コンパクトな立雛飾りに。
丸みを帯びた大人気の子供顔を、コンパクトな立雛飾りに。
童顔で丸みを持たせた、愛くるしい立雛です。可愛らしさ満点の子供顔は、5歳くらいの子供をイメージして作られています。顔だけでなく体も全体的に丸みを帯びた造りになっており、優しくあどけない印象。見ている人の心を和らげます。お人形は衣裳の柄部分まで木目込まれ、女雛の重ねの見える部分も色鮮やか。優しい彩りで、二人のお顔を上品に引き立てます。
間口は45cm、奥行きは25cmと、コンパクトに飾って収納できる大きさです。手軽に飾れるので、年月が経つにつれて出さなくなってしまう心配もありません。屏風は金閣寺にも使用されている金沢箔を使用。二人の雰囲気に合わせて、柔らかい曲線を描く屏風としました。コンパクトな中にもこだわりが詰まった逸品です。
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花山立雛セット
シンプル・イズ・ベストなセットが人形自体の上品な魅力を一層引き立てる。
シンプル・イズ・ベストなセットが人形自体の上品な魅力を一層引き立てる。
立雛は雛人形の原点とも言われる立ち姿の雛で、シンプルな形が特徴です。段飾りのような派手さはありませんが、人形自体の美しさがより引き立ちます。こちらの立雛は、人形そのものの魅力をいかに際立たせるかを重視し、屏風と衝立のみのスッキリとしたセットを合わせました。
平安時代の雅を思わせる、丸いぼかしの入った優しい眉。優しいこの眉は日本の宮廷文化の象徴と言えるかもしれません。満面に笑みをたたえているような穏やかな目元は、限りなく豊かな表情を想像させます。手入れの行き届いた緑の黒髪に、高貴な雰囲気が漂います。落ち着きと品格を主眼に添えた衣裳の配色は、伝統的工芸品に相応しい典雅な出来栄え。重すぎず軽すぎず、絶妙なバランスを保っています。二人の背景を彩るのは、伝統的な京唐紙(からかみ)を施した差し込み式の衝立です。奈良時代に唐から伝わり、平安時代から京都で作られるようになった唐紙は、襖や壁紙の室内装飾として古くから愛されてきました。趣深い衝立が、親王の衣裳とマッチして、高貴な印象を高めています。黒塗り台に金のラインがアクセントを加え、伝統的でありながら、洋間にも似合う仕上がりとなっています。間口30cmを切る非常にコンパクトなサイズですので、玄関のちょっとしたスペースにも収まります。年間を通してのお飾りとして、ご自分用のインテリアとして、楽しみ方は様々です。正確なスケッチが生み出す、無駄を削ぎ落したシンプルなボディ。いつまでも飽きない、眺めれば眺めるほど味わい深い顔。時代考証の研究を重ね、昔の衣裳の着こなしを理解した上で施す。創造性豊かな衣裳。原型から衣裳の色選びまで、全てが二代目金林真多呂こだわりの雛人形です。
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本金 千寿立雛セット
品格漂う本金の衣裳。シンプルな立ち姿に作りの良さが際立つ、上品な逸品。
品格漂う本金の衣裳。シンプルな立ち姿に作りの良さが際立つ、上品な逸品。
立雛の起源は、紙で作った人形を川に流して厄払いをしていたこと。紙雛の歴史をその姿に受け継ぐ立雛は、シンプルだからこそ、人形の美しさが強く引き立ちます。場所を取らずコンパクトに飾ることができるのも、大きな魅力のひとつです。立雛ならではの魅力を存分にたたえた、こちらの雛人形。二人の衣裳に織り込まれている金糸は、本金にしか出せない上品な輝きをもっています。男雛の衣裳は、古来から高貴な色である紫を基調とし、上品で落ち着きのある印象を与えます。一見男雛とは対照的に華やかな女雛の衣裳は、男雛に似た紫色をさり気なく取り入れ、二人の調和を高めています。二人のお顔は、本金立雛にふさわしく、品格漂うすっきりとした表情。木目込み人形の特徴である手描きの眉目が、ふんわりと優しい雰囲気を演出します。
衝立は差し込み式となっており、台に差し込むだけで簡単かつコンパクトに飾っていただけます。台は「溜塗り」という技法を用いたもの。「溜塗り」というのは、あらかじめ台を朱色に塗っておき、透漆(すきうるし)という半透明の漆を仕上げに塗る技法です。漆が半透明なので、表から朱色が見え褐色になり、深みが生まれます。溜塗りは角部分に色の変化があらわれるのも魅力の一つ。末永く風合いをお楽しみいただけます。シンプルで伝統を感じさせる立雛は、コンパクトなので玄関に飾ることもできます。近年は、ご自分の為にお雛様をお求めになる方が多く、「マイ雛」として季節を問わずインテリアにするのもオススメです。海外土産にも喜ばれる雛人形です。
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洛陽立雛セット
モダンで落ち着いたセットの組み合わせ。京刺繍の豪華な雛人形。
モダンで落ち着いたセットの組み合わせ。京刺繍の豪華な雛人形。
立雛の持つ様式美はそのままに、趣向を凝らしたセットで変化をつけた、独創的な立雛です。落ち着いた雰囲気の衝立を組み合わせた個性的なセットになっています。衝立の中央には不織布の上に箔を押した金色をあしらって、シックさの中に華やかなアクセントを加えました。金屏風でも同じことがいえますが、金色の背景が最もお人形を美しく見せてくれます。周囲の色がダーク系なので、人形の衣裳の色は華やかにしてバランスをとりました。衣裳には、扇や霞の模様を直接木目込んでいます。さらに京刺繍を施して、さり気なくリッチさをプラス。立雛というシンプルな様式だからこそ、細やかな部分の多彩な個性が際立ちます。二人の顔はにっこりと笑っているかのような表情で、幸せに満ち溢れています。優しい手描きの眉目は、木目込み人形ならでは。柔らかい目元が、見る人にも幸せな気分を運んでくれる事でしょう。お子様の節句には勿論、何と言ってもコンパクトですから、マイお雛様として、一年を通してお部屋のインテリアとしてもお飾りいただけます。
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東宮立雛セット
気品豊かな様式美。伝統を重んじた真多呂らしいオーソドックスな立雛飾り。
気品豊かな様式美。伝統を重んじた真多呂らしいオーソドックスな立雛飾り。
正絹の衣裳に伝統的な女雛の髪型、更に伝統的工芸品マーク付きと、気品と品格を重んじた雅やかな立雛飾りです。最大の特徴は、「大垂髪(おすべらかし)」と呼ばれる女雛の髪型です。両脇に大きく髪を広げ、結われた髪を背の方へ長く垂らしており、平安時代の貴族女性が正装時に結っていた髪型となります。現代では、儀式の際に十二単を纏った女性皇族のお姿や、婚礼時の花嫁さんなどにも見られる伝統的なスタイルです。皇族の方々の古式ゆかしいロイヤルウェディングをご覧になり、その姿に憧れた女性も多いことでしょう。重厚な十二単を纏い、背丈よりも長い髪と衣裳をゆるやかに後ろへたなびかせた女雛の姿は、おごそかで華やかな気品に満ち溢れています。お子様が大きくなってからも、うっとりと眺める事のできる雛人形です。二人の衣裳には正絹を使用しており、絹ならではもしっとりとした柔らかな光沢が実に魅力的。光の加減で繊細な彩が生まれ、装束がより格調高く凜と映えます。男雛の衣裳は、紫色の中でもより高貴な人にしか着用を許されなかった深紫(黒紫)色。写真では伝わりづらいですが、一見シックな紺から光の加減で鮮やかな紫へと彩りを変化させます。一方女雛は、男雛とは対照的に明るく煌びやかな色合いの衣裳を纏っています。男雛と女雛の衣裳の対比が、お互いの存在を一層引き立てる組み合わせです。二人の体は、立雛には珍しい写実的な立ち姿をしています。人間らしさと立体感を追求し、形式化された立雛とは一味違う雰囲気となっています。雛人形の屏風は、通常台の外へ置くタイプと上に乗せるタイプがありますが、後者の方が間口をコンパクトに抑える事が可能になります。雛人形は豪華でいいものを、ただし飾る場所はコンパクトに、という現代のニーズに合った様式を採用いたしました。黒塗りの台と金沢箔の金屏風は、シンプルだからこそ雛人形自体の美しさが映える、昔ながらの古き良きスタイルです。この様式は、最もオーソドックスで真多呂人形らしい組み合わせでもあると言えましょう。他の立雛と異なり、親王台に乗せて格式を高めました。気品豊かな様式美をたずさえ、雛人形本来の味わいを端的に表現する逸品で、女の子の節句を雅やかにお祝いください。
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以上で、雛人形、五月人形の真多呂人形古今本金立雛(後編)を終了致します。
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