もう18年くらい前になります。
目的はオーロラを見ることでしたが
残念ながら緑のカーテンを見ることはできませんでした。
4日間くらいの滞在では難しいようです。
幻想的な世界を見られるのは
よほど運が良い人でしょう。
そして私には運がありませんでした・・・
ヘルシンキは大都会でデパートもあり、市電も走っていました。
流氷は見たことがありませんが初めて凍った海を見ました。
港に行くと海一面がボコボコした氷に覆われていました。
日本では絶対に見ることができない不思議な景色でした。
オーロラを見るためにヘルシンキから
遠く離れた田舎町へ行きました。
オーロラ観測は夜中に行うので
昼間はクロスカントリーなどをして楽しみました。
インストラクターのイケメンお兄さんと写真を撮りましたが
写真に写っている温度計を見てビックリしました。
お昼なのにマイナス14,4℃になっています・・・
トナカイは鹿によく似ていますが
慣れていないのか近寄ると逃げてしまいます。
8頭引きの犬ぞり体験が楽しかったです。
犬ぞりは半分寝そべるような形で座ります。
目線が犬たちと同じくらい低くなるので
ソリのスピードがとても早く感じられました。
何にもない平原を走るので地平線はもちろんですが
空がドームのように丸く感じられました。
改めて地球は丸いんだと実感しました。
スキー用の手袋をはめていても
寒さで手が痛くて辛かったのを覚えています。
夜中のオーロラ観測はマイナス35℃の世界で
まつ毛や鼻毛が凍ってシャリシャリになります。
みんなでおしくらまんじゅうなどをして寒さを誤魔化していました。
寒さは足元からやってきて、ジャンプをし始めたら寒さも限界です。
そのうち寒さに負けてホテルへと帰るのです。
このた旅で寒さが痛いと初めて知りました。
写真を見ているといろいろな事を思い出します。
昔の事でも特に辛い体験は良く覚えているものです。
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