はい。長期連載で、結構色々なところで語りつくされてるとは思うのですが、このブログなりの「初期から追っていた人の視線」で振り返っています。
まず最初の転機はコミック1巻発売だったね。売れないだろうと予想されてて、本当にどこの本屋行ってもなかったんだよ。のちに作者もネタにしてるけど、本当に売り切れ店続出だった。だから1巻初版を持ってる人は大切にしておいたほうがいいね。あの当時マイナーだったからタイトル言っても書店員さんが分からないわけです。「銀魂ってありますか。銀の魂って書きます。ジャンプのマンガです」みたいな説明を、あの当時1巻探した人は皆経験してるはず。
ああ、タイトルを説明しないといけないんですね。
そう、そんな時期があった。で、部数が増えてそこから人気が出てきた。
で、人気を決定付けたのはやっぱりアニメ化だよね。
まず最初にTVでなく、ジャンプアニメツアーというイベント限定上映作品として制作された。
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↑こちらのDVDに収録。
これが本当にアニメ化される、っていうだけでも奇跡だと思ったのに、まさかのサンライズ制作ですよ。
それはすごいことなんですか?
すごいことです。めっちゃ幸運、といっても過言でない。あのサンライズですよ、ガンダムでおなじみの。
この最初のアニメの段階で、ズラが乗るロボットデザインを大河原邦男が手掛けてくれてるのです。この方はガンダムのモビルスーツをたくさんデザインした人で、美術館で個展が開かれるほどの人です。
大河原邦男 ウィキぺディア
更に監督も高松信司というこれまたベテランの人で、『こち亀』や『スクールランブル』などコメディ演出の経験があった。
原作の良さを引き出してくれたわけです。
高松信司 ウィキぺディア
原作はSFコメディだけど、キャラやせりふ回しに比重が置かれ、必ずしもSF描写やアクションが得意なわけではなかった。そのSF、アクション要素をアニメがしっかり保管してくれたわけです。
あと、原作はとにかく台詞量が多い。アニメがテンポよくしゃべってくれるので、特にアニメから入った人は「原作は文字量多くてごちゃごちゃしているが、アニメのほうがサクサク進んで見やすい」という人もいる。
ジャンプのアニメ化といえど、いまいちうまくいかないケースもあります。今作はかなりうまくいったケースで、その後シリーズ化され劇場版も制作され、今に至る、というわけです。
アニメ化で人気に火がついた、ということですね。
そう。特に女性ファンがあのあたりからぐんと増えた。声優人気も絡んで。
ヒット要因は、せりふ回しの面白さや展開の面白さ、くせのない絵柄だと思います。あとは、やはり原作が大河ドラマ『新選組!』人気に便乗して始まったこともあり、新選組人気の恩恵もうけているでしょう、確実に。
新選組、サムライ人気もあるんですね。
サムライといえば、サムライファクトリーのサービスShinobiライティングをご存じでしょうか↓。
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アニメは一旦完結したけれど、原作がたまってきたらまた何かしらの映像化はやるのではないか、と思われる。完結編の映画は興行収入17億円いったので。
ちなみに銀魂が与えた最も大きい影響は『スケットダンス』です。『スケットダンス』作者は、銀魂アシスタントをへて、「台詞まわしの面白さでキャラをひきたたせる」技を習得しました。結果、こちらもアニメ化、銀魂とのコラボに至るわけです。
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スケットダンスとのコラボは41巻に収録。
へえ、すごいですね。
本日は長々とありがとうございました。