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2024年06月07日
【怖い話】ジンクス
私の通っている大学で体験した恐ろしい話です。
ある時、学内にあるリフレッシュスペース
という休憩室のような部屋で、
私は友人と共に提出期限が明日に迫っている
レポートを必死で書いていました。
しかし、予想以上に手こずってしまい
気がつけばすっかり日は暮れて、
リフレッシュスペースには
私と友人しか残っていませんでした。
2人で雑談を楽しんでいるうちに、
よくあるパターンで雑談はいつの間にか
恋愛話になっていたのですが、
友人が突然こんなことを言い出しました。
「先輩が教えてくれたんだけど、
誰でも恋愛が必ず成功するジンクスがあるんだって。」
ジンクスという単語はマイナスの意味で
使われるほうが多いんじゃないか?
という疑問がありましたが、
愚直ながら誰でも恋愛が成就するという
内容に興味を引かれ、
友人の話に聞き入っていました。
「7号館の近くにある表現棟って知ってる?
体操部が活動しているところなんだけど、
あそこにある人体模型に願い事をすればいいんだってさ」
学校にまつわる噂話は色々と聞いていましたが、
その話は初耳でした。
人体模型なんかに神頼みのようなマネをするのは
想像するだけで滑稽でしたが、
その場の雰囲気もあって
友人と表現棟に行ってみることになったのです。
表現棟は学内のどの建築物よりも古めかしく、
地震が起きたら簡単に崩れてしまいそうな感じでした。
友人の方を見ると、
先ほどの恋愛話でのテンションの高さが
嘘だったかのように黙り込み、
表現棟の2階のある部屋をじっと見つめていました。
さすがに気味が悪くなってきたのですが、
友人は「行こう」と言うなり
表現棟にスタスタと入っていきました。
しかし私はその時の友人の後ろ姿を見て、
とても不気味な感じがしました。
既に階段を上り始めていた友人に、
怖いからやっぱり帰ると告げると、
友人は「わかった、じゃあね」とだけ
返事をしてさっさと上ってしまいました。
私は外で待っていようかとも思いましたが、
そこにいるだけでも嫌で仕方なかったので
友人にリフレッシュスペースで待ってる
という旨のメールをしました。
30分ほど友人が戻ってくるのを待っていましたが、
なかなか来ません。
友人は多少ルーズな面もあるので、
表現棟を出て違う所に行っているのかもしれないと思い、
今どこ?とメールをしてみました。
すると、すぐに返信がきました。
「全然ダメみたい、説得できなくて・・・
あんたも早く来て手伝ってよ。」
文意が掴めない内容でした。
肝心な場所についての答えがありません。
私はそのおかしなメールが怖くなって、
「すぐに戻ってきて!リフレッシュスペースにいるから。」
と友人にメールしました。
すると返信が。
「すぐには戻れないよ、説得に時間が掛かるから。
表現棟の2階だから早く来てよ。」
恐ろしくて体が震えてきました。
話は通じているけど、
明らかに言ってることがおかしい。
冗談で私を怖がらせようとしているのかと疑いましたが、
文面にはいつものふざけた感じが全くなく、
サークルや仕事での事務的なメールを受信した時と似ていました。
友人は人体模型を説得するのに
手こずっているから私の手を借りたい、
と言っているのだろうか。
私は
「もう帰らなきゃならないからごめんね。また明日。」
とメールを送り、それ以上は深く考えないようにしました。
その後、友人からメールは来ませんでしたが、
翌日、学校に行くと友人はいつも出席している
1コマの講義にいませんでした。
心配した私は、友人の携帯に
「大丈夫?昨日あの後で何かあったの?」
とメールを送りました。
返信はすぐに来ました。
「ちょっと体調崩して家で寝てるだけだから平気だよ。
気遣ってくれてありがとう」
普通の反応に安心しましたが、
立て続けに友人から2通目のメールが来ました。
そのメールを見て、
私は友人に返す言葉が見当たりませんでした。
「実は今朝、彼氏が自殺したんだ。
今も警察とか色々大変みたい。意味分かるよね?
説得できたんだよ、すごいでしょ。
私自身が怖いくらいだもん」
それ以来、友人とは
一度も関わりを持たないようにしています。
【怖い話】綺麗な娘さん
私が子供の頃に、
父親から聞いた話なのですが、
私の家の近くに商店街があり、
商店街の真ん中ほどに大きな肉屋があり、
その肉屋には色白で綺麗な娘さんがいました
(実際私も、何度か見ましたが、
子供の私でも綺麗だということはわかっていました)。
肉屋の中には、見たことがあるかと思いますが、
よく大きな冷凍庫に大きな豚の肉が吊してあるのを
見たことないですか?
子供の私にはその豚の肉が
巨大に生物に見えた物です。
その肉屋の娘の年頃になり、ある日の事娘さんは、
結婚し嫁いで行きましたが、1年後に離婚し、
実家に帰って来てしまいました。
そのときは、
「あんなに綺麗な人をもったいない」
と近所の噂になっていましたが、
そんな、綺麗な女性を世間の男はほっておくわけもなく、
離婚後1年で再度、嫁いで行きました。
今度のお相手は、40歳前後の中年男性で
親としてはもう少し歳の若い男性をと願ってはいましたが、
いまでいうバツイチ。
はやく孫の顔も見たい思い渋々嫁に嫁がせましたが、
しかし、その結婚も長くは続かず、
今度は半年で離婚になってしまったそうです。
すると近所の目は、最初の結婚の時は
相手が悪いように言っていましたが、
噂が噂を呼びその噂は以外とはずれては、
いなかったそうです。
その噂とは、
昼はとっても良く気が利く
良家の娘という感じですが、
しかし夜になると異常な行動を採るのです。
寝ている旦那さんの体にすり寄ってきて、
旦那さんの臭いをいつまでも嗅いでるそうです。
最初は我慢はしている物の
毎晩毎晩臭いを嗅ぐ仕草はまるでそう豚のようです。
肉屋の娘・色白・豚のような仕草。
あまりにも奇妙で気持ちが悪くなり
ある晩の事、その旦那さんは真実を確かめる為、
夜の妻の事を観察してやろうと思いその日は早く寝たそうです。
妻が臭いを嗅いでる姿をそーっと薄目を開け観察していると
妻は小さな声でブウブウと唸っていたそうです。
そのうわさ話が広がり肉屋さんもいたたまれなく、
どこかへと引っ越して行きました。
【怖い話】次も助けてもらえると思うな!
これは、『幽霊』と思われるものに家で遭遇した話。
昔のことになるが、家族で晩ご飯を食べていたら、
勝手口から急に着物姿の物凄い顔をした婆さんが訪ねて来た。
その光景に家族みんなは戦慄して、
婆さんが男の子の手を引いて家に上がって来ても
誰も何も言えなかった。
その後、婆さんが黙ったまま奥の座敷の方に消えていってから、
母が涙目で警察を呼ぼうと騒ぎ始めた。
なので、まずは俺と親父で様子を見てくることにした。
椅子を軍船の衝角のように構えて座敷に向かうと、
そこには婆さんと男の子の姿はなかった。
その代わり、
衣冠を身に着けた平安貴族のような人が
怒った顔で座敷に座っていて、
笏で座敷に祀ってある神棚を指しながら
「次も助けてもらえると思うな!」
と怒鳴ってスーっと消えてしまった。
神棚は亡くなった祖父母が設置したもので、
二人がいなくなってからは
誰も面倒見ずに埃まみれになっていた。
ひょっとしたら、
あの平安貴族のような人は神様で、
俺たちをあの婆さんから守ってくれたのかもしれない。
今では神棚を綺麗にして、
毎日供物も捧げるようにしている。
そのおかげか、それ以降は
幽霊のようなものが現れることはない。
【謎・怖い話】一体あの人は誰なんだろう
このあいだの日曜日、
久しぶりにタクシーに乗った。
たいした距離ではなかったが、
道に迷ってしまったからだ。
目的地を告げてタクシーが走り始めた途端、
運転手がバックミラー越しに俺の方をずっと見ている。
何だろう?と思っていると、
「馬場君だよね?」と突然言う。
確かに俺は馬場君だが、
この人のことは全く覚えが無い。
俺がきょとんとしていると、
「俺だよ、山田だよ。●●小学校5年2組の時の同級生の」
と言う。
確かに俺は●●小学校5年2組だったし、
この人の言っていることは合っているのだが、
やっぱりこの人に対しての記憶が全く無い。
それでも色々と昔話をするのだが、
その全てが俺の記憶にあることで、
話の中に出てくる友人の名前も仲の良かった奴ばかりだった。
目的地までの間、懐かしい話で盛り上がり、
俺はその人のことを忘れているだけで
そのうち思い出すだろうと思い始めた。
そして別れ際に家の電話番号を交換して、
後日電話してみた。
すると、
『お客様のおかけになった電話番号は
現在使われておりません』
とのアナウンス。
実家から小学校の時の卒業アルバムも送ってもらったが、
どこを見てもあの人はいなかった。
一体あの人は誰なんだろう?と思う今日この頃。