前回の大掃除の記事で少し触れた正月飾りや鏡餅の事も少し書いていこう。
おせちの由来は〜とかは置いておいておせちに入っている料理の意味などを簡単にまとめてみた。
【履歴】
- 2019年12月30日(作成)
【新年からやらない方が良い事】
掃除・・・歳神様(福)を掃き出してしまうとされている。洗濯なども水で運気を流してしまうとされている。
刃物の使用・・・折角の縁を切ってしまうとされている。地方によっては爪切りも良くないとされる。
煮炊き・・・灰汁(悪)が出る事、火を使う事で火の神と祀られている「荒神」を怒らせてしまうとされている。
喧嘩・・・年始に喧嘩をすると人との諍いが絶えなくなるとされている。
お金を使う・・・年始にお金を使うとその年1年出費が続きお金が貯まらなくなるとされている。お賽銭は問題ない。
正月に四足の動物を食べる事が良くないと言われていたりするが説も仏教の教えだったり天武天皇の禁止令だったりと明確ではない。なので特に気にしなくても問題ないが、どうしても気になる方は四足ではない鶏肉を食べよう。
家事に関するものは女性に年始くらいは家事をせずに休んでもらおうと言う思いやりから来たものとも取れる。私も祖母からそう教えられた。
【正月に飾る物の意味】
門松・・・歳神様を家に迎え入れる為の依り代
鏡餅・・・歳神様の家の中での依り代
玉飾り・・・神聖な場所、歳神を迎え入れる準備が整った印
鏡餅は家の中での神様の依り代とされており鏡餅を食べる事で1年間を過ごす力を分けてもらうとされている。
そして鏡餅の飾りにも様々な意味があり全体的に長寿や子孫繁栄の意味がある。
例えば裏白は裏面の白が白髪とされ長寿、橙は家系が代々続くようにと子孫繁栄の意味がある。
【お節料理の個々の意味】
黒豆・・・長寿、健康(まめ=体が丈夫、黒=邪気払い)
数の子・・・子孫繁栄(ニシンの魚卵で粒が多い為)
田作り・・・五穀豊穣(イワシを肥料とした時に米が豊作になった為)
紅白かまぼこ・・・魔除け、清浄(初日の出の様に見える為めでたいとされる)
伊達巻き・・・学問、教養(巻物に似ている為)
栗金団・・・金運、商売繁盛(黄金の様に見える為)
海老・・・長寿(髭が長く腰が曲がっている様子から)
昆布巻き・・・よろこぶ(語呂合わせ)
鯛・・・めでたい(語呂合わせ)
理由がある料理も多いが語呂合わせだったりと中々興味深い。
一般的に「フグ」と呼ばれている河豚だが下関の方では「フク」と呼ばれているので「フク(福)」を身体に溜め込んでみるのも運気が上がりそう。
新年の運気を下げない為にも良さそうな事はやっておいて損はないだろう。
食べ物も語呂合わせでも良いのであれば皆さんも何か福を呼び込めそうな物を探してみてはいかがだろうか。
2020年まであと 2 日!ラストスパート!!
今回の記事はここまで。
ではまた次回。
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