そこへ、友人で警官の冴島龍二(藤木直人)が訪れ、私立・武蔵野聖林学苑の教員募集のチラシを鬼塚に渡します。
それを見た鬼塚は面接を受けるため急いで学校へ。
しかし、面接官の教頭・内山田ひろし(中尾彬)と学年主任・中山浩司(近藤芳正)は、鬼塚に対して「知性と教養がない君みたいなクズが来るところではない」などバカにするような発言を繰り返します。
鬼塚は、元暴走族で高校中退後に三流大学を7年かけて卒業しているからです。
怒りをグッと我慢し面接を終えた鬼塚は、バットを持って暴れる生徒達を見かけこれを制止。
しかし、教頭の内山田が生徒達を何度もクズ呼ばわりしたため、鬼塚は怒って内山田に回し蹴りします。
そして、「生徒をクズ呼ばわりする教師がいるから生徒の居場所がなくなるんだ」と言い放ちます。
この一件を見ていた理事長兼校長の桜井あきら(白川由美)は鬼塚の採用を決め、鬼塚に学苑を救って欲しいと頼みます。
武蔵野聖林学苑は進学校とは名ばかりで、複雑な事情を抱えた崩壊寸前の学校でした。
そして、教頭の内山田は新任の鬼塚に2年4組を受け持つように伝えます。
それを聞いて凍りつく他の教師達。
実は、2年4組は問題児が多く、辞める教師が続出するクラスだったのです。
その頃、2年4組では鬼塚を追い出すための作戦が着々と進められていました。
新任教師・鬼塚栄吉は、複雑な家庭問題を抱えた生徒達と学校を再生させられるのでしょうか。
私立・武蔵野聖林学苑は自由な校風をモットーとしていますが、現実はやる気のない教師と問題児が多数在籍している高校で、桜井理事長の頭を悩ませていました。
特に、2年4組では複雑な家庭環境の憂さ晴らしのために、生徒同士のイジメが頻繁に行われています。
そんな生徒達に真っすぐに向き合おうとする鬼塚を敵対視する教頭の内山田。
桜井理事長から学校の再生を頼まれた鬼塚は前途多難です。
鬼塚は言葉よりも行動で気持ちを表すタイプの人間で、ひとつひとつの問題に必死に対応します。
そんな鬼塚の行動を見た生徒達は、次第に心を開いていき再生への道を進み始めます。
型破りではあるけれど生徒のために何ができるかを考える鬼塚は、理想の教師といっても過言ではありません。
教師に限ったことではありませんが、学歴や経歴よりも人間性の大切さを教えてくれるドラマです。
GTOにはマドンナ教師・冬月あずさ(松嶋菜々子)が共演しており、このドラマがきっかけとなり反町隆史と松嶋菜々子は結婚しています。
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