緊急事態宣言下の東京都が若者480人を対象に
「不要不急の外出を避けるよう
求められている中で外出した理由」
を調査した結果を公表しました。
最近、「若者を中心に感染再拡大」といった
論調が多い中、若者が悪いという風潮に違和感を
個人的に感じており、
本当に若者が現在の感染拡大の主人公なのかどうか・・・、
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症感染者動向」
というデータから考えてみました。
「マスクをしているから大丈夫」
「皆も外出している」
「皆も外出している」
「マスクすれば大丈夫」と外出〇〇しているから・・・、
東京都が若者480人調査
5/1(土) 21:44配信
東京都は1日、渋谷、原宿、新宿駅周辺で若者計480人に、不要不急の外出を避けるよう求められている中で外出した理由などを尋ねた調査結果を公表した。
(一部抜粋:記事全文は下記よりどうぞ)
Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d0ce2231b8877c80d45c4f89cde6d82a01c2a5a
皆やっているから・・・、という部分は、
個人的に引っかかるんですが、
なぜ?東京都の調査は「若者」をクローズアップしたのか?
確かに若者の感染者数は多くなっています。
でも本当に感染再拡大は若者が要因なのか?
個人的に気になったので、
厚生労働省の新型コロナ特設ページにある
データを見てみました。
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症感染者動向」を
年層別に見れば
年層別に見れば
厚生労働省「新型コロナウイルス感染症感染者動向」
にある直近のデータを年層別に見ると、
20代が数的には確かに多かったですが、
若年層と中高年齢層という2つに分ければ、
ほぼ同数ということがわかりました。
なお、若年層は30代以下、中高年齢層は40代以上という
区別で見ています。
なお、出典は以下の通りです。
データからわかる−新型コロナウイルス感染症情報−まず、4/21〜4/27における年代別の新規陽性者数です。
感染者動向 2021年05月01日 版
性別・年代別新規陽性者数(週別)
情報更新日(週次):2021年04月27日 4/21〜4/27
厚生労働省
https://covid19.mhlw.go.jp/
20代〜40代〜30代〜50代順に多かったことが
わかります。
そして、上記を割合で見てみます。
20代が全体の2割となっており、
30〜50代はそれぞれ1割〜1.5割です。
では、
上記のデータを「若年層」「中高年齢層」の
2つに分けてみます。
なお、年層は様々な区分けがあると思いますが、
ここでは若年層は30代以下、中高年齢層は40代以上
というくくりとします。
上記の通りほぼ半々でした。
なので、
今回の感染再拡大は必ずしも若者(若年層)
中心というわけでもなく、
私を含む中高年齢層も注意が必要であることが
わかります。
自分の生活圏での印象で恐縮だが
「中高年齢層」の感染対策こそが重要
「中高年齢層」の感染対策こそが重要
今回の感染再拡大に際して、
世間的に若者(若年層)がやり玉に挙がっている
風潮を感じますが、
個人的にはその逆で我々中高年層の意識の低さを
感じずにはいられません。
GWに入り私も地域の感染の急拡大を受け、
日常の買い物と感染対策を行った上での
健康増進目的でのウォーキング以外外出を自粛していますが、
その買い物時やウォーキング時に目につくのは、
中高年齢層のマスク未着用だったり、
集団での行動です。
ツイッターのつぶやきなどを見ていても、
中高年齢層の傍若無人な行動がつぶやかれており
同世代として本当にお恥ずかしく思います。
この喫茶店の隣席でご老体2人が「若者がルールを守らないからコロナが収まらないんだ!」とまくし立てております。 pic.twitter.com/qSCXFwGTOG
— 直君 (@naokun780505) May 2, 2021
病院の待合室。
— つぶあんぱん (@konomiping925) May 1, 2021
長椅子の真ん中に貼られたソーシャルディスタンスの紙に腰を掛け、久しぶりねとお喋りに花が咲くお年を召した御婦人方。「遊び回る若者がコロナを持ち込む」「そんな若者に石投げたいくらい」「今どきの若者は我慢が足りない」
中々際どい話が続いていた。
とどのつまり、突き詰めれば一人一人の
行動変革なのでしょうが、
若者のせいにする中高年齢層は考え方を
変えていただきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました。