ワインのつくりかた


調べてみれば見るほど、ワインをつくるのは手間がかかりますねえ。





1)ぶどうの収穫
まずは、ぶどうを収穫して、選別し、ワイナリーに搬入します。
病気になったぶどうや、未成熟のぶどう、ごみなどを手作業で除く必要があるそうです。
いきなり重労働ですね(笑
この選別が厳しければそれだけ美味しいワインになりますが、その分高価になりそうです。
また、もし、自分の畑だけのぶどうで足りなければ、どこかから入荷しなければなりませんので、貯蔵も必要になります。





2)粉砕・圧搾
次に、あつめたぶどうを除梗粉砕機を用いて圧搾します。
簡単に言うとしぼるってことですね。
圧搾機に入れるときの圧力が小さいとフリーランマスト、大きいとプレスマストというそうで、フリーランマストの方が雑味が少ないので高級になるそうです。





3)発酵
酵母を入れて発酵させます。
ここでは温度管理が重要になるようです。
白ワインでは、わりと低い温度で、赤ワインではもう少し高い温度で発酵するようです。
赤ワインの成分を出すために少し高い温度が必要みたいで、このへんは化学の実験みたいですね(笑
難しいですねえ。
また、赤ワインであれば、どこかで圧搾して果皮や種子を絞ることになるようです。





4)樽・タンク熟成
木樽やステンレスタンクにうつして熟成させます。
最近は、ステンレスタンクが多いようで、酸化を防ぐために窒素ガスを詰めるそうです。
木樽は10年も使わないうちに植木鉢になるそうです。





5)澱引き、澱下げ
発酵が終わると、酵母や混ざりものを取り除く必要があるようです。
このための作業が澱引き、澱下げと呼ぶようです。
タンクを静かにしておいて、自然と下にたまるようにするのが一番良いですが、時間もかかりますし、微細な微粒子も有るようなので、濾過器を使うようです。これが澱引き。
それでも、目に見えない成分で濁りができる可能性があるので、いろいろな方法を用いて濁りが発生しないようにするのが、澱下げ。
活性炭とか卵白とか聞いたことがありますが、これが澱下げなんですね。





6)清澄・濾過
それでもまだ微生物の繁殖がありうるので、それを除く必要があるそうです。
低価格ワインでは加熱殺菌を、高級になると滅菌濾過でそれを除くそうです。





7)ブレンド・瓶詰め
そして、ようやく瓶詰めです。
テレビドラマ「マッサン」で、ウィスキーをブレンドしている姿がありましたが、同じようなことをワインでも行って、味のバランスと深みを与えているのですね。
ブレンドを行い、再度安定させて、検査、そして、瓶詰め、打栓して、ラベル貼り。
そして出荷までは瓶の状態で熟成ですね。

いやはや、本当に大変なプロセスがありますねえ。



2020年11月03日

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