最も言葉の習得が難しいと思われる子供。
この子供は、3才すぎまで言葉が出なかった。
言語指導の療育は、質・量ともに 不足を感じていたため、
「文字の読み書きの指導を始めて、その際に、発語を促してはどうか?」
業を煮やして相談したが、全面的に否定された。
「文字と音が1対1対応するとは思えない。
おそらく混乱し、最悪の場合、
文字を使えなくな恐れがある」との理由だった。
・・・もう、待てない。
結論として、この個人指導はやめ、
言語指導は家庭で行うことにした。
それから、約3ヵ月。
「ひらがな」の文字と「1~100」までの数字及びそれらの「音」を
私が、繰り返し教えた。
すると、300枚以上の「絵カード」と「文字」の対応を
子供自身でできるようになった。
※約5ヶ月目で1000枚以上が可能となった。
しかし、相変わらず言葉は出てこず、
発語を諦める覚悟も 心に抱きつつあった。
ところが、今月初めから、
子供の様子に変化が見られた。
不明瞭な消え入りそうな声で、突然 要求を始めたのである。
「ちょーう(だ)いー」「だっこー」「みーず」、、、
さらに、数日前から 外出先では
「くーるーまー」「ひ、こーうきー」、、、
しかも、日を重ねるごとに、声が太くなってきている。
ここまで、約5ヶ月かかった。
・・・我が家の最後の発語スイッチ、やっと入ったのかもしれない。
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