包茎の種類と様々な治療法
仮性包茎
以前は、本人が気にならなければ仮性包茎は治療の必要がないと言われてきました。しかし、近年の研究で包茎のペニスに子宮頸癌を引き起こすヒトパピローマウィルスの存在が多い事が明らかになり、たとえ仮性包茎であっても、治療が必要になってきています。
また、仮性包茎である事をコンプレックスに思う男性が非常に多く、精神的・整容的な面から手術される方も多いです。
仮性包茎と一言に言っても症状は様々です。
あまっている包皮の長さも人それぞれで、1〜2cmの場合は切る必要はなく、根元の皮膚を手繰り寄せて糸で止める方法か、もしくはカリの高さを1〜2mm高くして引っ掛けるという方法。
3〜4cmくらい余っている場合は、切る方法もありますが、カリの高さを3〜4mm高くして引っ掛ける方法や、平均4cm長くする切らない長茎術を行うという方法もお勧めします。
5cm以上余っている場合は、切る治療もしくは長茎術とカリの形成の組み合わせ、切る治療と長茎術とカリの形成を組み合わせる手術等があります。
どれにせよ、座ったり、しゃがんだり、寒くなって縮んだりしても、亀頭に皮が被らないようにするのがポイントです。
真性包茎
真性包茎は、平常時、勃起時とも亀頭が自然に露出しません。勃起時に自分で皮を剥こうとしても亀頭が露出しなかったり、痛みが伴って露出させる事が困難な場合があります。
真性包茎は医学的、精神的、また性生活においても様々な弊害をもたらすので治療が必要です。真性包茎の治療には保険が適用されます。
埋没包茎
埋没包茎とは、肥満などでたるんだ下腹部にペニスが埋もれたり、ペニスが体内に引き込まれたりするなどの埋没症状です。引き込まれて体内に隠れてしまっている分、ペニス本来の長さより短く見えます。
ペニスが体内にめり込んだ状態なので、入院や寝たきりで介護が必要な時に「見られて恥ずかしい」という精神的苦痛を感じたり、尿瓶を使った介護が出来ないなど、介助者に迷惑をかける事にもなります。
埋没包茎の治療には脂肪吸引など、時には死亡するリスクが有るような手術を勧められることもありますが、そのようなハイリスクな治療をせずに完治させることが出来ます。
カントン包茎
平常時には亀頭が露出せず、勃起時に手などで露出しようとしてはじめて露出しますが、亀頭先端を覆う包皮のせまい部分がペニスを過剰に締めつけるのがカントン包茎です。
無理に包皮を反転させると、包皮のせまい部分がペニスを締め付けたり、亀頭がうっ血して包皮を元に戻せなくなったりします。勃起時にのみ締め付けがおこる場合もあります。無理に広げられた包皮が切れて感染症の原因になったり、うっ血部分が壊死する恐れがありますので、速やかに医療機関で治療を受ける必要があります。包皮が元に戻らず締めつけが起きている場合のみ、保険が適用されます。
真性包茎と同じく、狭官部(締めつけている部分)の処理が重要です。
外側の包皮ではなく、包皮の内側のコレス筋膜という筋膜の一部が締めつけを起こしています。余分な締めつけを取るところを、見誤って必要な締めつけを取ってしまったり、筋膜の中を通っている神経を傷つけて後遺症を残してしまうなどの危険があり、医師の確かな技術が必要な手技です。
炎症性包茎
炎症性包茎とは、包皮に傷がつき炎症を起こした状態で、仮性包茎やカントン包茎から発展することが多い症状です。
炎症自体は3、4日で治りますが、治った部分の皮膚が以前より厚く、もろくなります。もろくなると傷つきやすくなり、炎症を起こし、治り、もろくなり、が繰り返され、傷つく周期も短くなります。皮膚は内側に向かって厚くなるので、包皮がペニスを締めつけ始め「仮性包茎→カントン包茎→包皮が剥けない真性包茎」という悪循環に繋がります。
炎症が広がるので早いうちに切除する必要があり、処置が遅いと十分な包皮を確保出来ず、切除自体が出来なくなってしまいます。
また、更に症状が進むと、包皮の出口部分が狭まってピンホールという針の穴程度になり、最終的には出口が塞がっておしっこが出来なくなります。膀胱炎や腎臓炎の原因にもなるので、早期に治療する必要があります。
老人性包茎
老人性包茎は、加齢とともに出てきたお腹や、たれた皮膚の中にペニスが埋もれてしまったり、ペニス自体が萎縮して短くなり、そこにお腹がたれてくることで、ペニスが皮を覆ってしまう症状です。
ペニスが体内にめり込んだ状態になっており、手術や介護が必要な状態で入院すると、男性用尿瓶が使えず、カテーテルやオムツになったり女性用の尿瓶を使わなければならなかったりして、精神的な負担になる場合が多いです。介護をする方にもされる方にも大きな負担になりますので、治療をしたほうが良いでしょう。
脂肪吸引など、時には死亡するリスクが有るような手術はせずに完治させることが出来ますのでご安心下さい。
長茎・増大治療
長茎・増大治療は、ペニスの長さや亀頭の大きさに対する治療であるのと同時に、包茎治療や、早漏治療へのアプローチでもあります。
当院の長茎治療は、脂肪吸引など従来の危険な治療方法は採らず、身体の中に埋もれている部分を引き出すことでペニスを長くする、より安全な方法で、埋没包茎・老人性包茎の治療に最適です。
増大治療は、コラーゲンを主にカリの部分中心に注入し、亀頭を大きくする治療です。
亀頭に流れる動脈血の血流量を増やし、カリの成長を促す治療方法もあります。これはED治療にも大きな効果を期待できます。
切らない長茎手術
切る手術は外科医なら誰でも出来る簡単な手術ですが、切らない手術は、切る長茎手術を3、4千例こなして初めて可能な難しい手術です。
経験と感覚で行う手術なので伝承が難しく、当院長の弟子50人余の中でも、この切らない手術が出来るのは3人しかおりません。
切らない手術を批判する医師がいますが、多くはこの手術を出来ない医師か、自分ではやっているつもりで正しく出来ていない医師です。
簡単な切る手術よりも、難しい切らない手術の方が料金が安いクリニックがありますが、この場合は、切らない手術を安く宣伝し、実際に来院した患者様に切る手術を勧めるための呼び水にしていることが多いのが現状です。
切らないメリット
切る手術は、深く皮膚を切開し横向きの傷が出来ます。 よく陰毛に隠れて傷が目立たないと宣伝している所がありますが、陰毛が縦向きに生えているので、横向きの傷跡は実は、とても目立つことになります。また深い傷が出来るので、術後の痛みに苦しんだり、2週間にわたる入浴制限、セックスも1ヵ月は出来ないというデメリットがあります。
一方、切らない手術の場合は、注射の針の穴程度の傷しかないので、数時間後には傷は自然に塞がります。傷が少ない分、術後の痛みに苦しむこともなく、風呂やセックスは当日もしくは翌日には可能です。
どんな手術においても大切なのは、ダウンタイムが短いほうがリスクが少ないことです。
手術から回復して完全に元通りの生活が出来るようになるまでの期間をダウンタイムと呼びます。
同じ整形手術でも、医師の腕やアフターケア、個人差によりダウンタイムは大きく変わってきます。その点も含め、整形手術をする際はどのクリニックがいいのかじっくりと検討することがとても重要です。
当院では、常に患者様の身体への負担を軽くし、全体のリスクを最小限に抑える手術を提案いたします。
詳しくはこちらから⇒ 本田ヒルズタワークリニック 切らない長茎手術
タグ: 包茎治療
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