タイトル:カルダノのチャールズ・ホスキンソン氏、暗号業界の中央集権化リスクを警告
カルダノの創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏は、暗号通貨業界の中央集権化の危険性について厳しい警告を発した。
ホスキンソン氏は月曜日、「Legacy is Eating Crypto(レガシー[旧来からの存在]が暗号通貨を食いつつある)」と題したライブ配信の中で、強力な少数のアクターが影響力を増し、分散化、プライバシー、平等をはじめとする暗号通貨の基本原則が損なわれる可能性があると警告した。
テザー(USDT)やUSDコイン(USDC)などのステーブルコインが急成長し、現在、オンチェーンの取引量の約70%を占めるのは注目に値することだという。ホスキンソン氏によれば、伝統的な資産に裏打ちされたこのようなステーブルコインは、それぞれの管轄地域や中央発行者の規制を受けるため、潜在的な脆弱性や中央集権化のリスクが生じるという。
「USDTとUSDCは...中央発行者が存在することを意味する資産に裏打ちされています。司法管轄区の規則や規制の対象となる管轄区で規制を受けている会社があり、その司法管轄区が会社に課したいと思うものは、許容できようとできまいと、その規制を受けることになり、そこから抜け出すことはできません。」とホスキンソン氏は言う。
これとは対照的に、ホスキンソン氏は、伝統的な資産に裏打ちされず、非中央集権的に運用されるアルゴリズム型ステーブルコインを提唱した。注目すべきは、DAIなどのアルゴリズム型ステーブルコインが中央発行者や伝統的な資産に依存することなく、アルゴリズムとスマートコントラクトによって価値を維持することだ。しかし、2022年5月にTerraUSD(UST)のデペッグ事件が発生し、その安全性に対する懸念が高まり、その波及による影響が暗号市場に広がったため、暗号市場は慎重になっている。
アルゴリズム型ステーブルコインは、リスクこそあるものの、分散性、自律性、潜在的な高利回りなどの利点を提供することができるため、開発者らはその設計と機能の改善を続けながら、暗号通貨市場では潜在的に重要な力になるものとしてこのようなステーブルコインを位置づけている。
ホスキンソン氏はまた、中央集権的な取引所、規制機関、ブラックロックのようなETFの保有企業など、少数の旧来のアクターが暗号通貨市場の価値の流れの大部分をコントロールする力を強めていることを批判した。同氏は、その主体となっている存在が、上場、流動性、規制遵守に影響を及ぼすことができるため、暗号通貨プロジェクトの将来を決定する力を握っていると主張した。
「旧来のアクターが増えれば増えるほど、供給量は増えていくでしょう。すでにサトシの5分の1がそんなアクターたちの手中にあります。」とホスキンソン氏は付け加えた。「旧来の規制を受けた10箇所の機関が価値の流れの大半を支配するほか、その全プロジェクトの未来を決定できるようになっていきます。」
そのように言いつつ、ホスキンソン氏は、結社、商業、表現の自由をはじめとする暗号通貨の中核的価値を守ることの重要性を強調し、業界での旧来のアクターによる侵食に抵抗する必要性を訴えた。さらにホスキンソン氏はコミュニティに対し、中央集権化がもたらす長期的な影響と、暗号通貨運動の中核的な価値観が侵食される可能性を考慮し、警戒を怠らないよう促した。
ホスキンソン氏は、カルダノがセキュリティ、スケーラビリティおよび持続可能性を促進し、ユーザーと開発者の管理能力と自律性を高めることを目的とした改善を加えられ続けているなかにあっても、一貫して分散化を提唱している。
(記事は以上です。)
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