前回、バントと盗塁の作戦について詳しく解説していきました。今回は試合観戦を楽しむ秘訣の第二弾です!
ヒットエンドランと申告敬遠 について詳しくご説明していきたいと思います。試合中、「自分だったらここは盗塁をさせるな」とか「バントをさせるな」みたいに、監督やコーチの目線になって楽しむのもアリですね!
今回はヒットエンドランと申告敬遠について私個人の意見でこの記事を書いていきたいと思います。ライオンズファンの目線から作戦についてつぶやいていきたいと思いますので是非最後までご覧になってみてください!
作戦?@ ヒットエンドラン
ヒットエンドランとは?
”hit and run”
この字の通り「ヒット」と「ラン」を組み合わせた作戦です。詳しくご説明します。まず、走者は投手の投球と同時に走り出します。これは盗塁ですね!打者が打たずに走者が盗塁成功となった場合はヒットエンドランではありません。 ヒットエンドランの場合は、その投球を打者が打ちに行きます。 走者はほとんどの場合進塁することが出来、 打者がアウトになってもヒットで出塁できたとしても確実にチャンスが広がります。
ヒットエンドランのメリット、デメリットは?(リスクは?)
まずメリットの方からです。まず走者が一塁にいたとします。投手の投球と同時に2塁に向かってスタートを切ると、相手チームのセカンドかショートのどちらかの選手がベースカバーのために2塁に入る必要があります。例えばショートの選手が入ったとします。そうすると、ショートの選手が守っていた部分が広く空きますよね。 打者がそのコースに打つことが出来れば、通常はアウトになるような打球でもヒットになる可能性が広がります。
ショートの選手は一旦、ベースカバーに入ろうとして2塁に向かっているわけですから、三遊間のショート寄りに転がってきた打球を捕るのはかなり難しいことです。そのような空いているところに打つのでなくても、例えば ライト方向へ打球が運べれたとしたら、もし仮に1塁走者が俊足ランナーだった場合、ホームに生還することが出来るかもしれません。
次にデメリット&リスクです。2020年シーズンのライオンズの試合でもありましたが、 打者の打球の方向などが悪かったらダブルプレーにもなってしまいます。 例えば、打者の打球がちょうどセンター方向で、高さも選手が捕れるような高さにちょうど来てしまうと、トントンとアウトを取られてしまいます。特にライナーで行ってしまうとその可能性が高くなります。打者にとっては難しいと思いますね。
しかしどの作戦にもリスクは付き物ですよね。確実に成功させることが出来る選手はいませんし、もしできるのなら野球を楽しめなくなってしまうかもしれませんね(笑)ヒットエンドランは試合を観戦していてもよく行われています。是非注目してみてください!
打者に求められることは?
ヒットエンドランのサインが出るときは打者は 「何としてでもバットに当てること」 が求められています。プロの選手でもあることですが、投手の状態が良いとバットにかすりもしない時がありますよね。当てようとしても当てることが出来ず、走者もアウトになってしまうとチャンスも広げることが出来ません。
打者はアウトになっても良い、ヒットで打者も出塁することが出来ればもっと良いというイメージ なので、打者としては三振やフライは必ず避けなければいけませんね。
ヒットエンドランとランエンドヒットの違いは何?
ヒットエンドランとランエンドヒット。似たような言葉ですし、昔と今で少し変わっただけなのかな?と思っておられる方もおられるかもしれません。ですがヒットエンドランとランエンドヒットはほとんど同じなのですが少し違う部分があるんです。
まずヒットエンドランですね。 ヒットエンドランは打者は確実に打たなければなりません。 走者の進塁を助けるためにどのコースにどの球種が来ても打ちに行く必要があります。
次にランエンドヒットです。ランエンドヒットは盗塁がメインと考えていただければよいかと思います。走者は投手の投球と同時にスタートしますが、 打者はコースや球種によって打つのか打たないのかを判断します。 確実に打てるボールが来たら打つという感じですかね。
このようにヒットエンドランとランエンドヒットは微妙ではありますが違いがあるんです!
どのような状況で使われるの?
ライオンズの試合を見ていて、ヒットエンドランが良く行われている気がしたのは、1塁走者に俊足のランナーがいる状況です。例えば金子侑司選手だったり、源田壮亮選手ですね。あくまで私の勝手なイメージですが(笑)
ライオンズはというよりも辻監督は足を絡めた攻撃を重視していますね。盗塁は12球団の中でも多いと思います。そして打撃陣もパワーヒッターやバットコントロールの良い選手など様々な選手がいます。2020年シーズンは打撃陣が不調でしたが、2018年シーズンや2019年シーズンのあの爆発的な打線は足を絡めた攻撃をしていたからできたことだと思いますね!
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作戦?A 申告敬遠
申告敬遠とは?
これまでは投手が避けたいバッター(歩かしても良いバッター)に対して敬遠という形で、明らかなボール球を4球投げることがありました。 申告敬遠は監督が故意四球の意思を球審に伝えると、投手が投球をしなくてもその選手を歩かせて、対戦を避けることが出来ます。
どのような時に申告敬遠を行うのか?
まず考えられるのは対戦する打者が強打者、あるいはその投手にとって嫌なイメージのバッター(対戦打率などの関係で)だった場合、 次の打者の方が打ち取れると思えるならばその打者を歩かせて次の打者と勝負することがあります。
ライオンズの場合でよくあるのは山川選手とか中村選手などの一発があるバッターが得点圏にランナーがいる状況で打席が回ってきた場合、 1塁が空いていると申告敬遠で出塁するということがありました 。また打者と次の打者を比べて次の打者の方が打率や以前の結果などを通して低く、打ち取れる可能性があると判断される場合もありましたね。
他にも申告敬遠をする状況があります。 申告敬遠を行って満塁策にするということがあります。 これは満塁にした方が、次の打者でゲッツーを取れる可能性もありますし、守備側にとって守りやすいそうです。満塁にするのはかなりリスクが高いですよね。打たれてしまうと大量失点につながりかねません。だからこそ監督は申告敬遠をするかしないかでとても悩むと思います。しかしその作戦でチームのピンチを救うことも出来ますので、それぞれの監督がどのような意向なのか注目してみたいですよね!!
まとめ
今回は、ヒットエンドランと申告敬遠をご説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
このように調べているとアーそういうことだったんだとか新たな発見がありますよね。
是非、今シーズンの野球観戦も楽しくご覧になってみてください!
今回の記事をまとめます!!
?@ヒットエンドラン
⇒走者が確実に進塁することが出来るように打者はどんなボールでも打っていくことが求められる。
打者はアウトでも良いが、ライナーでのアウトやフライアウトは!
?A申告敬遠
⇒投手や守備陣が投げやすく、守りやすくするために行う作戦。
その打者よりも次の打者の方が打ち取りやすい場合などに用いられる!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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