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posted by fanblog
2019年07月27日
うつ病も双極性障害も若い世代で発症する
こころの病気の原因と対策
うつ病も双極性障害も若い世代で発症する
一般的な傾向として、女性の方が若干比率が高くなっています。
うつ病で治療を受ける人は、
発病した人の一部に過ぎないのが、実情です。
随伴する自殺やアルコール依存などの問題に対応できないので、
うつ病になったら、
とにかく治療を受けるようにしなくてはなりません。
これに対して、我が国の双極性障害の生涯罹患率は、
0.7%ほどです。
一般的な傾向として、男女で大きな差はありません。
双極性障害の場合、躁状態が現れた場合は、
ほぼすべての人が治療を受けていると考えられています。
アメリカの調査によると、
うつ病の発症確率は20代で最も高くなっています。
しかし、高齢者が初めて発症するケースもあります。
双極性障害の発症年齢は、
うつ病よりも若干若くなっています。
人種や国によって発病率に
違いがあることは報告されていません。
うつ病では脳内のミクロなレベルの研究が進んでいます。
この病気では、神経伝達物質であるモノアミン
(セロトニンなど)
が減少し、
その結果起こるニューロンの発生数の減少、
ニューロンの萎縮などが
症状を引き起こすのではないかと推定されています。
さらに、ストレスに対する反応と考えられてる
コルチゾール(副腎皮質ホルモン)
などの分泌が増加している一方で、
内分泌系ん反応性が
低下していることも認められています。
このほか、脳の画像診断から
大脳皮質の活動が全般的に低下している
ことなども明らかになっています。
うつ病や双極性障害の原因には、
遺伝的要因が関係しているとされています。
特に双極性障害には
遺伝的要因が明らかに
関係していると考えられます。
家族や親族の研究だけでなく、
養子や双生児を対象にした研究においても、
双極性障害、うつ病における
遺伝的要因の関係が確認されています。
うつ病を発症するきっかけには、
重要な人物との離別や
重要なものを喪失する
分離喪失体験が多いことが特徴的です。
また、出産後にうつ病が発症することも知られています。
生まれてから早い時期に親と別れた体験がある子供には、
うつ病が発病しやすいことが確認されています。
動物実験で、
動物から外界をコントロールする感覚を奪うことを繰り返すと、
人間のうつ病に似た状態を生じさせることができます。
これは「学習された無力」実験と呼ばれており、
人間のうつ病でも同様の過程が
発病に関与していると考えられています。
つまり、強いストレスに苛まれて
外界にうまく反応できなくなる
無力の状態に陥ることによって、
うつ病が発病すると考えられるのです。
【参考文献】
ニュートン別冊 精神科医が語る 精神の病気
心の病気の原因と対策が、この1冊でよくわかる!
監修 仮屋暢聡 株式会社ニュートンプレス 2019年4月5日発行
うつ病も双極性障害も若い世代で発症する
一般的な傾向として、女性の方が若干比率が高くなっています。
うつ病で治療を受ける人は、
発病した人の一部に過ぎないのが、実情です。
随伴する自殺やアルコール依存などの問題に対応できないので、
うつ病になったら、
とにかく治療を受けるようにしなくてはなりません。
これに対して、我が国の双極性障害の生涯罹患率は、
0.7%ほどです。
一般的な傾向として、男女で大きな差はありません。
双極性障害の場合、躁状態が現れた場合は、
ほぼすべての人が治療を受けていると考えられています。
アメリカの調査によると、
うつ病の発症確率は20代で最も高くなっています。
しかし、高齢者が初めて発症するケースもあります。
双極性障害の発症年齢は、
うつ病よりも若干若くなっています。
人種や国によって発病率に
違いがあることは報告されていません。
うつ病では脳内のミクロなレベルの研究が進んでいます。
この病気では、神経伝達物質であるモノアミン
(セロトニンなど)
が減少し、
その結果起こるニューロンの発生数の減少、
ニューロンの萎縮などが
症状を引き起こすのではないかと推定されています。
さらに、ストレスに対する反応と考えられてる
コルチゾール(副腎皮質ホルモン)
などの分泌が増加している一方で、
内分泌系ん反応性が
低下していることも認められています。
このほか、脳の画像診断から
大脳皮質の活動が全般的に低下している
ことなども明らかになっています。
うつ病や双極性障害の原因には、
遺伝的要因が関係しているとされています。
特に双極性障害には
遺伝的要因が明らかに
関係していると考えられます。
家族や親族の研究だけでなく、
養子や双生児を対象にした研究においても、
双極性障害、うつ病における
遺伝的要因の関係が確認されています。
うつ病を発症するきっかけには、
重要な人物との離別や
重要なものを喪失する
分離喪失体験が多いことが特徴的です。
また、出産後にうつ病が発症することも知られています。
生まれてから早い時期に親と別れた体験がある子供には、
うつ病が発病しやすいことが確認されています。
動物実験で、
動物から外界をコントロールする感覚を奪うことを繰り返すと、
人間のうつ病に似た状態を生じさせることができます。
これは「学習された無力」実験と呼ばれており、
人間のうつ病でも同様の過程が
発病に関与していると考えられています。
つまり、強いストレスに苛まれて
外界にうまく反応できなくなる
無力の状態に陥ることによって、
うつ病が発病すると考えられるのです。
【参考文献】
ニュートン別冊 精神科医が語る 精神の病気
心の病気の原因と対策が、この1冊でよくわかる!
監修 仮屋暢聡 株式会社ニュートンプレス 2019年4月5日発行