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2020年10月13日

恥ずかしいけど口に出したら幸せになる

恥ずかしいけど口に出したら幸せになる




なぜポジティブなセリフを言い合うとポジティブになるのでしょうか? 

なぜポジティブになると幸せになるのでしょうか? 

そもそもなぜ私たちは幸せになりたいのでしょうか? 

なんでポジティブなセリフを言い合うとポジティブになるの?
マイント?フルネス_森林草地.png
(1)言われると心地良く感じる

「素敵だね」

こう相手から言われると、どうなるでしょうか?


ポジティブなことを言われると心地良く感じます。

これを心理学では、社会的報酬と言います。

さらに、相手からポジティブに見られると、
自分も相手をポジティブに見るようになります。


これを心理学では、魅力の返報性(互恵性)と言います。


(2)言われるとその良さを再認識する

「思いやりがあるね」

こう相手から言われると、どうでしょうか?

ポジティブなことを言われるとその良さを再認識するからです。

これを心理学では、リソースの発見と言います。

これは、自尊心や自信を高めることにつながり、ポジティブになります。


また、期待されるという暗示的な効果によって、
その良さを生かすことに意識が向いて、実際にそのようになっていきます。


これを心理学では、ピグマリオン効果と言います。

なお、ピグマリオンとは、ギリシア神話に登場する彫刻家です。

彼に恋をした石像が、その彼の期待に応えようと
本物の人間の女性になった
というストーリーにちなんでいます。


日本のことわざの「ひょうたんから駒」や「嘘から出た真」にも通じます。


(3)言い続けると癖になる

「一緒にいられて嬉しいな」

こう自分が言おうとすると、どうなるでしょうか?


ポジティブなことを言い続けると癖になるからです。

相手の良さを探し出す発想が自分自身にも向き、
自分も自分の良さに気付き、
ポジティブ思考の「癖」が身に付きます。


この考え方の「癖」を心理学では、 認知(マインドセット) と言います。


ある心理学者(ジェームズ・ランゲ)が、
「悲しいから泣くのではない。泣くから悲しい」
という名言を残しています。

言い換えれば、「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しい」です。


これは、「笑う門には福来たる」という日本のことわざにも通じます。

つまり、私たちは行動を変えることで、思考パターン(認知)を変えるができます。


この思考パターンは、まさにスポーツや楽器演奏と同じく、
練習すればするほどうまくなります。


これは、心理カウンセリングでよく行われる 認知行動療法 です。

認知とは、心のあり方そのものです。


もっと言えば、どういう生き方をしたいのか、
生き方そのものとも言えるでしょう。


なんでポジティブになると幸せになるの?


幸せとは、健康(ウェルビーイング)と言い換えられます。


「いつもそばにいるよ」 は、
「自分は大丈夫」という自尊心(自尊感情)を高めます。

「センスがいいね」 は、
「自分はできる」という自信(自己効力感)を高めます。

「ワクワクするね」 は、
「自分はこうしたい」という積極性(内発的動機付け)や目標意識(自己実現)を高めます。


ポジティブなセリフを言い続けることで、
精神的な健康と肉体的な健康と社会的な健康が獲得できます。


たとえストレスにさらされても、解決しようと働きかけるようになります(ストレスコーピング)。
これは、裏を返せば、心が折れにくくなります(レジリエンス)。


うつ病などの精神障害を発症しにくくなる、
つまり精神的な健康が獲得できます。


精神的な健康によって、ストレスを減らすことは、
脳血管疾患や心血管疾患のリスクを減らします。


また、免疫力を維持して、がんのリスクも減らします。


寿命が延びる、つまり「身体的な健康」が獲得できます。


「あなたがいてくれて良かった」は、「自分は周りから大切にされている」
という自尊心(集団的アイデンティティ)から
「周りを大切にしたい」という愛他性(利他性)を高めます。

また、「人の心を動かせる人だね」というセリフは、

「自分たちは社会の役に立てる」という自信(集団的効力感)を高め、

「自分たちは世の中の役に立ちたい」という

社会貢献(向社会性)につながります。


これが制度化されたものが、ソーシャルサポートであり福祉です(コミュニティ・レジリエンス)。


3つ目は、ソーシャルサポート(福祉)が充実する、つまり社会的な健康です。


実際に、宗教に入信している人は、一般の人よりも寿命が平均7年長いことが分かっています。

その理由として、宗教というコミュニティに属することで、
精神的な健康だけでなく、助け合いによるソーシャルサポートも
得られることが指摘されています。


また、対人魅力の研究によると、結婚相手に選ばれるのは、
ネガティブな人よりもポジティブな人であることが分かっています。

つまり、ポジティブであることは、
それだけ社会、そして子孫が繁栄することが示唆されます。


ポジティブなセリフを言い合って幸せになりましょう!


ブログ:シネマセラピーを参考にしています。

荒田 智史 ( あらた ともふみ ) 氏
精神科医

東海大学医学部卒。米国ウェイクフォレスト大学医学校臨床留学ののち、都立松沢病院、府中刑務所などでの勤務を経ている。

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タナカマツヘイ
総合診療科 医学博士 元外科学会専門医指導医、元消化器外科学会専門医指導医、元消化器外科化学療法認定医、元消化器内視鏡学会専門医、日本医師会産業医、病理学会剖検医
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