こうした中でフル稼働しているのが、下水をリサイクルして飲料水を供給する同州オレンジ郡OCWDの廃水処理施設だ。1日当たりの生産量は、7000万ガロン(約26万立方メートル)から1億ガロン(約38万立方メートル)に増産。これで同郡の人口の3分の1に当たる85万人分の供給をまかなうことができ、地下水の供給と合せると人口の70%をカバーできる。
同施設はこの分野の草分けで世界最大規模を誇り、世界的問題の解決に向けたモデル施設として期待がかかる。国連の予想では、地球温暖化や人口の増大により、2030年までに世界の人口の半分が水不足に見舞われる見通しだ。
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