(CNN) ハワイで波を撮り続けるカメラマンのケンジ・クロマンさんはこれまでに何度も骨折を経験し、肩やあごを脱臼したことがある。脳振とうを起こしたこともあれば、おぼれかけたことも何度もある。サメと間近で対峙(たいじ)したことも3度ある。それでもクロマンさんの「波を撮り続けたい」という気持ちに変わりはないという。
5年前には高さ3メートルの波が真上から落ちてきた。衝撃でクロマンさんの体は半分に曲げられて、自分の頭を足で蹴飛ばしたほどだった。クロマンさんは「体じゅうの骨にひびが入る音が聞こえた」ようだったと語る。
クロマンさんが海の波の撮影を始めたのは2008年のこと。完璧な1枚を求めて命を危険にさらすこともある。
波の写真撮影には危険やけががつきものだが、サーフィンを得意とし、水泳選手でもあったクロマンさんにとってはまさに天職だ。正面から迫り来る波と対峙するスリルを愛すると同時に、波やサーファーたちの写真をライフワークとして、また生活の糧として撮り続けている。
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