2024年11月27日
新型レクサス「NX」後付おくだけ充電アップデート(Gen5)を検討してみよう!
▼LEXUS UPGRADE Selections (NX 2021-)
https://factory.kinto-jp.com/introduction/product/product-list/lexus/NX002/
当方所有のNX(2022年−2023年モデル)に関しては、第4世代(?)の「おくだけ充電」が設置されていましたが、当時の「iPhone13pro」ではまったくといっていいほど充電ができず困っていましたが、2022年夏頃から販売店でのサービスで充電範囲を拡大した改良版第 (4.5世代(?))のものに換装しており、それ以降iPhone13pro→14pro→15proMax→16proMaxと、スマートフォンを買い替えしても、おおむね問題なく充電できていました(途中で充電が途切れることがしばしばあるのと、速度が遅いのが難点ですが・・・)。
さて、2021年式−2023年式のNXにおいて、「KINTO FACTORY」でのおくだけ充電アップデートを施工しようとしても選択できない・・・
との声をしばしば聞くことがあり、試しに当方もチャレンジしてみたところ、やはり「施工不可」と表示され、不思議に思っていました。
しかしながら、先日、「KINTO FACTORY」の商品ページにおいて 解説が追加されていました。
追加された説明によると、以下の画像のとおり、 コンソールトレイ内に「USB」端子があるタイプの車両のみが施工可能 とのことでした。
つまり、(2024年、2025年モデルには設定のない)メーカーオプションの「別体型ディスクプレイヤー」を選択した方は、アップデート対象となるようです。
2021年8月ごろ〜10月頃の新型「NX」予約段階では、メーカーオプションの詳細や画像も不明であり、「CDとDVD(BDは再生不可)のみの再生」、「別体型ディスクプレイヤーを選択しない場合は小物入れが追加される」・・・という点もあり、メーカーオプションの「別体型ディスクプレイヤー」を選択されなかった方もいらっしゃると思いますが、(当方も含め)メーカーオプションを選択されなかった方は「Gen5へのおくだけ充電のアップデートができない」ということになります。
新型レクサス「NX」は2021年11月の発売から3年が経過し、スマートフォンを買い替えされた方も多いと思います。
スマートフォンの大型化や高性能化により「おくだけ充電」で、充電エラーが頻発するようになった方や、少しでも充電スピードを向上させたい方は、コンソールトレイ内に「USB端子」があるかどうか確認いただき、 USB端子がある場合は、「KINTO FACTORY」での有償アップデートができますので 、検討されるのも良いかと思います。
なお、「KINTO FACTORY」ですが、少しずつ施工可能店舗が広がっており、2024年9月25日からは、 待望の「北海道エリア」 でも施工が可能となりました!(その他、三重県、静岡県(浜松)でも施工がスタート!)
全国的にはまだまだ施工可能店舗は偏っていますが、2024年になってからは施工可能店舗がだいぶ増えていますので今後の展開にも期待が持てますね。
好評のNX「イルミネーションUPGRADE」についてもまだまだ初期予約の方でも施工未了の方が多いようですから、施工期間・施工時間短縮に期待したいところです。
https://factory.kinto-jp.com
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2024年11月23日
レクサスNX ”OVERTRAIL”用 ブラック塗装ドアミラーガーニッシュ換装方法
類似のパーツはレクサス「RX500h”F SPORT Performance"」やレクサス「RZ」でも装着されているのですが、「NX ”OVERTRAIL”用は単品での部品供給があるので入手しやすいです。特に”F SPORT”仕様には似合うので、換装が流行しているようです。
純正部品番号は以下の画像のとおりです。
アウタミラーカバーRH(運転席側)・・・8791B-48A31-C0
アウタミラーカバーLH(助手席側)・・・8794B-48C31-C0
価格はそれぞれ 「990円」 と安価ですので、メッキ部分が傷ついた場合の交換用としても良いと思います。
なお、レクサス公式の「KINTO FACORY」では車種の世界観を大切にしていますので、特定のグレードのパーツを非対応のグレードに移植する、というものは取り扱っていません。
しかしながら、パーツ自体は共通ですので、ドアミラーカバー、ガーニッシュといったパーツならば、ユーザーの自己責任のもと交換することは可能です。
(一部の販売店では交換工賃を支払えば交換してくれる場合もあるようですが、受付してくれない店舗の方が多そうです)
交換方法はレクサス全車ほぼ共通です。
ドアミラー鏡面を片手で抑えながら、ドアミラーの鏡面の隙間に「内張り剥がし」を挿入し、上方に動かし、外します。
鏡面の裏側には、配線が2箇所ありますが、これは 外す必要ありません 。(外してもよいです)
さて、少し面倒なのがドアミラーカバーの外し方です。
以前のレクサス車は、「ビス止め」なのでカバーを外すのは容易でしたが、6箇所のツメでとまっており、実質的には上部のツメ3個所をマイナスドライバーなどを使用して、ツメを浮かせてカバーを引っ張ればはずせます。
ツメを押しながら、少しずつドアミラーカバーの隙間を広げていき、カバーを外側に引っ張れば外れますが、あまり強い力でツメを押すと、樹脂製のツメが折れてしまうので注意です。
(もっとも、ドアミラーカバー自体そんな高価ではありませんが・・・)
ドアミラーカバーが外れたら、メッキガーニッシュを外します。
1箇所、プラスネジで留まっているので、プラスドライバーで外します。
ネジが外れたら、メッキガーニッシュを手前に引いて外します。
数か所留まっていますが、矢印の箇所を最初に広げると外しやすいです。
次にガーニッシュの根本の部分を外すと、ガーニッシュが取り外しできます。
薄刃のマイナスドライバー(先端にテープなど巻いて保護)を使うと簡単です。
ガーニッシュを外した状態です。(ツメの位置などご確認ください)
一般的にはメッキ仕様の方が高価に見えるかもしれません。
ドアミラーカバーと、メッキガーニッシュを取り外した状態です。
”OVERTRAIL”用のブラックガーニッシュの取り付けはとても簡単で、はめて、再度ネジ止めをするだけです。
さて、復元の際の注意事項ですが「鏡面」をしっかりドアミラー本体に取り付ける必要があります。
赤丸印の部分、ドアミラーの裏側の黒いツメが、ミラー本体部の白い樹脂パーツに「カチっ」とハマっているか確認してください。
最後は、ドアミラーカバーを取り付けるだけです。
外すのは少々面倒でしたが、取り付けはツメの位置をあわせるだけで、きれいに復元できます。
もともとメッキならブラック仕様にしたくなる気持ちもわかりますし、もともとブラックならメッキ仕様にしたくなる気持ちもわかります。
でもカスタマイズとはそういうものですし、特に”F SPORT”系は各種パーツが漆黒メッキパーツを使用していますので、ブラック仕様の方が好まれるかもしれませんね。
2024年11月22日
LEXUS LFA 15周年記念!孤高のサウンドを!
今年度、もしかして15周記念として後継車種の発表があったりして・・・
天使の咆哮として知られるサウンド、「LC500」とはまた異なるサウンドは多くの人を魅了するかと思います。
よろしければ、今宵はぜひLFAサウンドをお楽しみ下さい。
▼LEXUS LFA Engine Sound(エンジンサウンド体験会)
LFA2とも、LF-Rとも噂される次期車、発表が楽しみです!
今だと、先進の安全装備も備えつつ、大画面モニタなど先進感もさらにアップしているのでしょうね〜
2024年11月09日
レクサス IS “F SPORT Mode Black ?W(モードブラック4)を妄想!
先般、北米市場でフレアイエロー(ネープルスイエローコントラストレイヤリング)の特別仕様車が発表されたことから、これは「Mode Black ?W(モードブラック4)」が日本でも設定されると確信しました。
モードブラック?Vは、特別仕様車扱いですが、 カタログモデル化 したもので、台数限定なく購入できるモデルで、ベースの”F SPORT”からの差額は「+50万円」。
レクサス車の特別仕様車は、おおむね装備分の価格となっていることが多いですが、モードブラック?Vに関しては、非常にお買い得な価格設定となっているのは記憶に新しいところです。
具体的には、「BBS製鍛造アルミホイール、3眼フルLEDヘッドランプ、ウルトラスエード内装、シートベンチレーション機能&運転席パワーイージーアクセスシステム」など、スポーティさだけではなく快適性も高めた特別装備で、 ベースモデルと比べても非常にコストパフォーマンスが高い グレードです。
IS350/IS300h/IS300 特別仕様車“F SPORT Mode Black ?V” 特別装備
●特別仕様車専用鍛造アルミホイール(BBS製マットブラック塗装)
◯特別仕様車専用ドアミラー(ブラック塗装)
◯三眼フルLEDヘッドランプ(ロー・ハイビーム)&LEDフロントターンシグナルランプ
◯ウインドゥモール(特別仕様車専用ブラックステンレス)
◯特別仕様車専用ウルトラスエード(ブラック)/L texスポーツシート(運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能付)
●特別仕様車専用アッシュ(オープンフィニッシュ/銀墨)+特別仕様車専用ディンプル本革ステアリング(パドルシフト付)&“F SPORT”専用ディンプル本革シフトノブ
◯特別仕様車専用8インチTFT液晶式メーター(特別仕様車専用オープニング・TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ・リヤシートリマインダー機能付)
◯後席SRSサイドエアバッグシステム
◯パワーイージーアクセスシステム(運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能付)
さて、 “F SPORT Mode Black ?W” が設定されると仮定すると 、好評な?Vの装備はそのままに、?Wでは一部の装備のみ変更することが予想されます。
具体的には、上記のうち「●」印の「アルミホイール」、「インテリアパネル」が変更されるのではと予想します。
ホイールに関しては、“F SPORT Mode Black ?T〜?V” まで、ずっと同デザインのBBS製鍛造アルミホイールが設定されましたので、今回の2025年モデル、「 IS 500 Special Appearance Package 」でお披露目された北米仕様の特別仕様車のものに換装したものが採用されると予想します。
こちら、北米使用では「IS500」のみならず、「IS300/IS350」でも設定されるようですから、量産効果を持たせてコスト低減につとめていると思いますので、日本市場の“F SPORT Mode Black ?W”でも採用は確実ではないかと思います。
インテリアパネルに関しては、歴代“F SPORT Mode Black でえは、”本杢目系のものが使用されていますので、2025年モデルでは「本アルミ」の採用も面白いのではないかと思います。
室内がブラック一色ですので、個人的には、差し色のようなインテリアパネルの採用に期待したいところ。(ただし、ステアリングへの本杢仕様という観点では、「銀墨」が無難なのでしょうね・・・)
なお、他車種で採用されている「サペリ」(ブラック)もなかなか似合うのではと思います。
▼サペリ(ブラック)
▼本アルミ(名栗調仕上げ)
一方、ハイパフォーマンスの「IS500」に関しては、“F SPORT Mode Black ”の設定はありませんので、フレアイエローの特別仕様車のほか、通常モデルにおいても、 2025年モデルこそは、ぜひ「インテリアカラーの追加 をぜひ望みたいところです。
ただし、現時点ではウルトラスエードの「フレアレッド」と「ホワイト」の供給が難しい可能性がありますので、 北米のように「L-tex」か、もしくは日本のレクサスISに設定があるように、「F SPORT専用 本革シート」の設定 を望みたいところです。
(もしくは、メインの座面・背中部はブラックのウルトラスエード、サイド・ドアトリムは「フレアレッド」/「ホワイト」のL-texというブラックとのカラードの組み合わせも面白そうです)
▼フレアレッド例
https://www.lexus.com/models/IS500 より
▼ホワイト例
https://www.lexus.com/models/IS500 より
2024年11月02日
レクサス「IS/LC」2025年モデルに想うこと
いずれも日本仕様版は発表されていませんが、上記3車種については2025年モデルの日本仕様もほとんど同様に販売されるものと主笑えます。
なお、レクサス「RC/RCF」に関してはまだアナウンスがないのは少々不安ではあります。
モデルライフが終盤に近づいている「IS」と「LC」は、Lexus Safety System+2.5を継続採用し、実質的にはほとんど改良が行われなかったのは(ある意味予想どおりと言えますが)心のどこかで、「最後の改良をしてくれるのでは・・・」と期待していただけに残念でした。
特に「IS」、「RC」に関しては唯一「10.3インチナビゲーションシステム」と「リモートタッチ」を採用するモデルですので、モデル終了時期を最大で2027年ごろと推測すると、2025年モデルが大規模な改良のラストチャンスだっただけに(勝手に想像しているだけですが)私的にはかなり残念でした。
認証不正問題で先送りされた・・・と信じたいところです。
「IS」に関して、日本市場においても「特別仕様車」の発表は行われるかと思いますが、せっかく好評な内外装デザインをさらにブラッシュアップするようなアップデートもなかったのは残念です。「IS300h」は、ISの販売を支える重要なモデルですが、現在販売されている「トヨタ/レクサス」両ブランドでも最も古いハイブリッドシステムになっていますので、ラグジュアリーブランド同士での比較のみならず、国産車と比べても競争力が落ちていくのは目に見えています。
販売が比較的好調な「IS500」に関してもデビュー当時ほどの勢いはなくなっていますのでそろそろ改良を期待していたのですが、北米市場においても発売から3年が経過する2025年モデルにおいて、何らかのアナウンスが欲しかったところです。
また、「IS」や「RC」に関しては、開発陣のコメントなどもないのがちょっと残念ですね。メディアや自社webサイトでもなんらかの情報発信があればうれしいのですが・・・
なお、せめて「RC」/「RCF」に関してはファイナルモデルとなるのであれば、レクサス車で唯一未装備の「パノラミックビューモニター」は標準装備化してほしいと思います。
結局「HS」、「CT」、「GS」といった近年消滅してしまった車種は、セーフティシステムの大幅なアップデートは敢行されませんでしたから、「IS/RC」、「LC」も同様の道を辿っているようで非常に心配ではあります。
電子プラットフォームの壁があるものと思いますが、上記3車種もなんとかならないものでしょうか・・・
「LX」が2025年モデルにおいて、「Lexus Safety System+3.0」へアップデートを図っただけに、より強く感じるようになりました。
2024年11月01日
レクサス、新型「LX700h」発表! 日本仕様が気になる!
▼LEXUS、「LX」を一部改良するとともに新開発ハイブリッドシステムを搭載した「LX700h」を世界初公開(2024/10/11)
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/41628622.html
グローバルモデルということもあり、日本市場に特化したモデルの発表がなかったため詳細は不明な部分も多く、少し時間をおいて日本仕様についての正式に発表もあるかと思います。
改良内容に関しては、ハイブリッドシステム以外においては、近々発表されるであろう、ランドクルーザー300系のマイナーチェンジ版と共通するものと思いますので、ランクルユーザーも注目の改良内容ですね。
■新ハイブリッドシステム(パラレルハイブリッドシステム)
世界の過酷な環境では「ハイブリッドシステム」の採用は難しいのではと言われていましたが、万一ハイブリッドシステムがエラーで正常に動作しないときもガソリンエンジンモデルとして一定の制約のもと退避走行を可能とするシステムを搭載したのは大きなトピックス。
これにより、「LX600」の上位モデルとしての存在感を保つことができたのは大きいですね。日本の環境では、市街地走行など、モーターアシストによる恩恵はかなりあると思いますので非常に人気がでると思います。
(LC500hのように、ガソリンエンジンモデルと比べての「格下感」がないのはいいですね!)
■エレクトロシフトマチック
小型・操作性のよいエレクトロシフトマチックは、2017年の「LC/LS」以降、順次採用されていますが、新型「LX700h」にも採用され、無骨な外観に似合わない小型のシフトレバーは目新しさがあります。(とはいえ、シフト周りのパネルの質感・仕上げは今一つに見え、ここはカスタマイズが流行りそう?)
形状はSUV系の「NX/RX/LBX」と近い形状ですが、先端部分の形は「LC」と似ており、両タイプの中間形状のようです。内装色に変更したカスタマイズも楽しそうです。
*トヨタグローバルニュースルーム「LEXUS、「LX」を一部改良するとともに新開発ハイブリッドシステムを搭載した「LX700h」を世界初公開」より
(以下、特に言及ない限り上記URLの画像集より)
■12.3インチフル液晶メーター
大画面・情報量が増えた待望のフルスケール液晶メーターですが、レクサス版は質素でトヨタ版よりも少々情報量も少なく「絶賛」という声は聞こえてきませんが、今後の「OTA」によりアップデートに期待です。「LX」らしさは少々失われた感もありますので、ぜひ他車種との差別化を進めていってほしいですね。
なお、大々的な構造変更が必要な、メインディスプレイサイズの変更(12.3インチ→14インチへの変更)は行われませんでした。
■”F SPORT”の設定は?
海外市場ではすでに設定されている”F SPORT”については言及がありませんでしたが、日本市場においても追加設定されることが想定されます。
SUVモデルの”F SPORT”人気が高いことから今回のタイミングで設定される可能性は高そうです。日本の街なかでも”F SPORT”と思われる車両が路上テストをしている目撃情報もあるようですから、ぜひ続報を待ちたいですね。
https://pressroom.lexus.com/taking-the-pinnacle-of-lexus-luxury-to-the-mountain-peaks-the-2025-lexus-lx-700h/
*レクサス北米 ニュースルームより「TAKING THE PINNACLE OF LEXUS LUXURY TO THE MOUNTAIN PEAKS: THE 2025 LEXUS LX 700h」より
アルミインテリアパネル、専用意匠のステアリング、アルミペダル、そして「フレアレッド」のインテリアは日本でも需要が高そうです。
”F SPORT”には、リヤにも「パフォーマンスダンパー」が、追加されているのも特徴ですね。
https://pressroom.lexus.com/taking-the-pinnacle-of-lexus-luxury-to-the-mountain-peaks-the-2025-lexus-lx-700h/
*レクサス北米 ニュースルームより「TAKING THE PINNACLE OF LEXUS LUXURY TO THE MOUNTAIN PEAKS: THE 2025 LEXUS LX 700h」より
■OVERTRAILの設定
もともと日本仕様で設定されていた”OFFROAD”の名称が変更となり”OVERTRAIL”になったものと思われますが、詳細は今後の情報に期待です。
「LEXUS」ブランドでの「F SPORT」とならぶ「顔」としては”OVERTRAIL”の設定拡大は望ましく、今後の展開に期待が持てますね。
専用のボディカラー、インテリアカラーを設定するのも「NX」・「GX」と共通です。
「NX」では本革ではなく、耐久性を重視した「L-Tex」を採用していましたが、ラグジュアリーモデルの「LX」では、セミアニリン本革シートを装備しているようです。(GXと同様、「ブラック」、「モノリス」の2色から選択可能のようですね)
また、ランドクルーザー300系「GR SPORT」に備わる 「E-KDSS」は、「LX」”OVERTRAIL”には(今回の改良でも)備わらないよう ですね。
なお、 北米では、”OVERTRAIL"は、「LX700h」のみの設定 と発表されています。
■前席リフレッシュシート採用
採用グレードは明らかになっていませんが、全車標準装備の可能性もある、いわゆるマッサージ機能。助手席にも装備されるようですね。(除く”EXECUTIVE”)
レクサス「GX」にもリフレッシュシートが採用されたことから、「LX」での採用も期待されていましたが、モデルライフ途中でのシートに対する機能追加はレクサスでは前例がなく(たしか)、これには驚きました。
■おくだけ充電のアップデート
「KINTO FACORY 」のアップデートプログラムでもおなじみの「おくだけ充電」ですが、今回の改良とともに「第5世代」(2024年モデルの「NX・RX」等で採用済)へアップデートするとのこと。
かなりニッチな内容ですが、現段階でのニュースリリースでここまでの情報を出すということは 主要なアップデートは今回告知済 、という証明にもなりそうです。
■Lexus Safety System+3.0へのアップデート
なんといっても今回の最大のアップデートは「LX700h」の設定とならび、安全支援装備のアップデート(Lexus Safety System+3.0の採用)が行われたことが私的には一番の衝撃です。
(当方は自動車専門家でもなんでもないイチ素人ですが)、今までのレクサス車の中では、 「電子プラットホーム」の世代の違いによりアップデートが行いたくても行えないのか と思っていましたので、ましてや、ボディ構造が異なるラダーフレーム車のアップデートは大変困難なものと思っていました。
よって、当面は「Lexus Safety System+2.5」で継続するのかと思っていましたが、この段階での「Lexus Safety System+3.0」へのアップデートは驚きでした。
ということは、更に世代が古いレクサスIS/RCシリーズは不可能としても、2017年発売のレクサス「LC」においては、Lexus Safety System+3.0へのアップデートが行われるのぞみもあるのでは・・・?
果たしてどうでしょうか。
■リモートパーキング採用
北米サイトでは、「LX700h」において、リモートパーキング(LEXUS Teammate Adavanced Park)が備わるようです。
巨体な「LX」においては、入出庫の際に役立つかもしれませんので、スマートフォンでの操作性も含め、アップデートを期待したいところ。
■価格は?
日本市場に特化した発表ではなかったこともあり、 肝心の価格については一切言及されませんでした 。販売開始・予約開始も少し先になるものと思います。仕様を見ても、ガソリンモデルの「LX600」の上位モデルとなりますし、ハイブリッドメインバッテリーの防水対応、オルタネーター、スターターの追加など、既存のハイブリッドモデルとは仕様が異なりますので、価格は「LX600」と比べても大幅にあがりそうです。(100万円超になるのは確実、150万円ほどの上昇でしょうか?)
2024年10月28日
LEXUS LC(LC500/LC500h)2025年モデル北米で発表! 早速アレが改良!
▼レクサス北米プレスルーム
BOLSTERING EXCELLENCE: 2025 LEXUS LC 500 / 500h(2024.10.4)
https://pressroom.lexus.com/bolstering-excellence-2025-lexus-lc-500-500h/
日本「LC」はずいぶん前から受注が停止していたので、不安に感じられた方もいらっしゃると思いますが、無事に北米で2025年モデルが発表されたため、日本市場も同様の改良のうえ発表されると考えられます。
(ただし、認証不正問題のため、発表が遅れている模様)
非常にわずかな改良内容で、日本市場にも影響がありそうなのは、次の2点です。
■Front and Rear underfloor braces added to LC 500
フロントと、リヤのアンダーブレースを追加、というもの。
これは特別仕様車”EDGE”で追加されたフロントブレースを、LC500にも追加するものではないか?と推測します。(ついでに、バランス取りのため、リヤにもブレースを追加)
■ For 2025, the interior passenger seat panel is now also trimmed in Alcantara
実はこれが嬉しい! 殺風景だった助手席前のインテリアパネルは「合皮巻き」でしたが、陰影のある高品質な 「アルカンターラ」に換装されます!!
実は特別仕様車”EDGE”はアルカンターラ仕様だったので、(当方も部品取り寄せ済み)で、改良でアルカンターラ仕上げになればいいなぁ・・・とおもっていましたが、早速やってくれました!
本当はアンビエントライト照明も追加してほしいところですが、流石にそれは難しかったのでしょうね。
この部分の換装は、かなりのパーツをバラさないといけないので換装の難易度は高いため純正で「アルカンターラ化」してくれるのは嬉しいですね。
特に「オーカー」内装の方はカラートーンが変わり、だいぶ印象が変わると思うので楽しみですね。
▼標準仕様
色が周辺のパーツと同じなので「のっぺり」とした感じがあり、前期モデルよりも質感低下を感じます。
▼アルカンターラ仕様
合皮巻きに比べ、色のトーンが違うのと、アルカンターラ独特の起毛の陰影によりクオリティが格段にあがったように感じます。
その他の改良はアナウンスされていませんが、日本仕様の発表ではもう少し詳細な改良内容がレポートされるかもしれませんね。
細かい不満点でいえば、(ソフトウェア更新で良いので)シートヒータースイッチの制御変更(ボタンを一度押したらナビをタッチしないと地図画面に戻れない)
TUNEダイヤルの制御(ラジオのチューニングにしか使えない)はぜひ見直してほしいとことです。
あとは・・・
アンビエントライトの光量UP/減光廃止 もぜひいつか実現して欲しいですね!
日本市場での正式発表を待ちたいところです。
2024年10月24日
レクサスIS 2025年モデル北米で発表、「黄色」のIS500は日本でも?
日本では発表が遅れているようですが、2025年モデルにおいては、大きな改良もなく継続販売されることが判明しました。
ガソリンモデルの「IS300」、「IS350」も継続販売され、セーフティシステムは「Lexus Safety System+2.5」、ナビゲーション(マルチメディア)システムも新世代へのアップデートはありませんでした。
内燃機関モデルの需要が高く、販売数も多い北米においては、ガソリンエンジンモデルの「IS300」、「IS350」は継続設定されましたが、日本市場ではどうなるか、引き続き注目したいところです。
なお、現時点の分かる範囲では、ベースモデルの「IS」には目に見える改良は施されていないようです。
■レクサス北米公式ニュースリリース
https://pressroom.lexus.com/2025-lexus-is-a-silver-anniversary-with-flare/ より
注目はハイパフォーマンスモデルの「IS500」
おそらく、目に見えない部分でのファインチューニングは行われていると考えられますが、昨年のブルーベクターの特別仕様車に続き、「フレアイエロー」(ネープルスイエローコントラストレイヤリング)の特別仕様車が設定されます。
2024年モデルのブルーベクターは、日本でもおなじみの「MODE BRACK」シリーズのBBS製ホイールを装着しており、外観の変更はありませんでしたが・・・
■ https://www.lexus.com/models/IS500 より
2024年モデルの「IS 500 Special Appearance Package 」で採用された「ネープルスイエロー」は、「RC/RCF」、「LC」で設定済の特別塗装色ですので街なかでしばしば見かける機会がありますが、今回ハイパフォーマンスモデルの「IS500」にも設定。
注目すべきはホイールで、 BBS製の新デザインの鍛造ホイール が設定されているとのこと。
■レクサス北米公式ニュースリリース
https://pressroom.lexus.com/2025-lexus-is-a-silver-anniversary-with-flare/ より
BBS製の新デザインのホイールは、今までのレクサス車ではあまり採用されていない、スポークの間が広くあいたデザイン。
このネープルスイエローの特別仕様車は、日本市場でも導入される可能性があるのではと思います。
レクサスRCFの” package Performance “に標準採用されている、「軽量鍛造アルミホイール」に若干意匠が似ている感じですかね?(比べてみると中央部分はだいぶ違いますね・・・)
「IS500」特別仕様車のインテリアは「ブラック」を基調としてイエローステッチが施されているとのことで、残念ながらほとんど変更はなさそうです。
「IS500」は北米では「ホワイト」、「フレアレッド」の設定がありますので、ぜひ日本でも導入してほしいものです。
■ https://www.lexus.com/models/IS500 より
まずは、「IS」は2025年モデルも従来とかわらず継続販売されること(仕様もほぼ変更なし)は朗報です。
ただし、モデル末期ということもあり、日本市場においては、車種、グレード体系の整理などもある可能性もあります。引き続き、情報を待ちたいと思います。
2024年10月23日
レクサス、車内Wi-Fi値上げへ(月額:1650円へ)
値上げ時期は「2024年12月1日」からということで、約2ヶ月後です。
肝心の利用料金は、今まで月額「1,100円」だったのが、 「1,650円」と一気に約「1.5倍」 となり、かなりの値上がり率となります。
https://lexus.jp/member/mylexus/owner/news/detail?n=525&l=false
スマートフォンの月額利用料金は、大容量化にもかかわらず、低廉化しているのと、週末ぐらいしかレクサス車には乗らないので、月額課金制のトヨタ/レクサスの車内Wi-Fiはあまり魅力的と感じていませんが、日々クルマにお乗りでWi-Fiサービスを利用されている方からすると結構大きな値上げかと思います。
(その日の都度課金で1回/200円とかなら使用するのですが・・・)
車内Wi-Fiを契約すると、クルマがWi-Fiスポットとなって、車内でデータ通信が可能になり、ご家族やお友達、同乗者のスマートフォンやタブレットをWi-Fi通信に同時に最大5代まで接続することができるのがメリット。
車内でビデオ会議や、大容量のデータをクラウドからダウンロード、アップロードするなど仕事で使用される方にとってはなかなか魅力的ですよね。
なお、通信速度は「最大72.2Mbps」となっており、今となっては高速というレベルではありません。
また、通勤規格はIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)となっており、5GHz帯には非対応。
複数台のレクサス車所有の場合は、それぞれのクルマでWi-Fiを使用するためには、 それぞれの車両で契約をしないといけない のが私的には残念です。
1つのIDで複数の車両で使えればいいのになぁ(もしくは複数台契約割引等)・・・
さて、こうなると、次は「G-LINK」そのものの値上げも考えられるかもしれません。
新世代マルチメディアシステム(ディスプレイオーディオ、ディスプレイオーディオPlus)になってから利用料金は若干値上げ(2年で32,593円→36,000円)されていますが、今後更に料金改定される可能性もあるかもしれません。
なお、現在の利用料金は以下のとおりです(新型NXの場合、4年目以降)
また、「デジタルキー」の利用料金はコチラ
2021年11月発売の新型レクサスNX以降に採用されている新マルチメディアシステム(ディスプレイオーディオ、ディスプレイオーディオPlus)では無料付帯の3年間経過後の「G-Link」契約は実質的には更新必須レベルですからなるべく値上げしないでほしいものです。
2024年10月22日
レクサス「IS」2025年モデルはどうなるのか?ぜひ改良を期待!
2013年にフルモデルチェンジし、既に11年が経過し、レクサス車では最も長いモデルライフとなり、直近の大規模マイナーチェンジ(2020年11月)からも既に4年が経過しようとしています。
クルマの大型化に伴うなか、機械式駐車場に格納できる高さ「1550mm」、幅「1850mm」を死守する「IS」はスタイルの良さ、走りの良さだだけでなく、小回りも効きますし、ボディサイズの扱いやすさでも貴重な存在となっています。
いつモデルが収束してもおかしくないタイミングではありますが、「IS500」が2022年に追加設定されたことからも、あと2年程度はモデルライフがあると予想しています。
そこで気になるのは改良内容ですが、現在、販売されているレクサス車では兄弟車の「RC」とならび唯一、「リモートタッチ」と「10.3インチディスプレイ」および旧マルチメディアシステムを採用する車種ということ。
トヨタブランドのクルマも大部分の車種がトヨタ/レクサスで統合された新マルチメディアシステムに移行しています。
使いやすさの面では、「IS」の旧システムでの問題なく、CD/DVD/BDディスクも再生できるなど汎用性も高いですが、問題なのは、物理的な部品の問題と思われ、特にリモートタッチと10.3インチディスプレイは「IS/RC」専用パーツといっても差し支えなく、継続採用して生産し続けるほうがコストが高くなると思いますので、 リモートタッチを廃止して「12.3インチディスプレイ」に換装される可能性はある と思っています。
私的には、現行のレクサス「IS」にはあまり不満はないのですが(インテリアや電子システムの古さは改良しようがないので割愛)2026年ごろまで生産されるのであれば、せめて以下の部分はなんとか対応してほしいと思っています。
・テールランプのLEDウィンカー化
・センターコンソールパネルの工夫
「リモートタッチ」が廃止されるならば、「跡地」は殺風景にならないよう、工夫をしてほしいものです。
(おくだけ充電の設置はスペース的に難しそうなので、「蓋付きの小物入れ」を希望!)
私的には 一発で「地図画面に戻るボタン」が全車種に設置してほしいです・・・
・IS300hの”走りの進化”(HEVモーターの制御のさらなる進化)
第4世代/第5世代のHEVシステムが大きく進化したので、旧世代のIS300hのHEVシステムのモーターのアシスト力は正直物足りなさがあります。特にワインディング・ロード、峠などではパワー不足を感じ、2025年を迎えようとするFRセダンとしては力不足を感じます。
HEVシステム自体のアップデートは非常に難しいと思いますが、新型「NX・RX・UX」などは電動感が強まっていますので、主力の「IS300h」のハイブリッドシステムも進化してほしいところです。
なお、ハイパフォーマンスモデルの「IS500」に関しても、2022年8月のデビュー以降、一度改良が行われていないので、モデル終焉前に何らかの改良をしてほしいところ。高性能モデルの進化は速いですから2年間のアップデートをぜひ敢行してほしいところです。
ユーザーからの要望は数々来ていると思いますが、少なくとも「インテリアカラーの追加」はぜひお願いしたいですね!
「限定版」のファーストエディションも、通常モデルも「ブラック」のみのインテリアカラーなのは少々寂しさがあります。
また、走りの面では「KINTOFACTORY」で設定されたタフフランジボルトをぜひ標準化してほしいと感じます。
・タフフランジタイプボルトの標準化
KINTOFACTORY(Performance Upgrade "Solid" for IS)
https://factory.kinto-jp.com/introduction/product/product-detail/lexus/IS003/IS003_01/
・インテリアカラーの追加(フレアレッド、ホワイト)
・ホイール意匠変更
ここまで「SUV」モデルばかりとなってしまうと端正なルックスをもつセダンが逆に目新しく感じてしまいます。
なお、「IS」シリーズは「IS300h」と「IS500」のラインナップに絞られてしまうとの観測が高まっていますが、存在感を高めるためにもFRセダンに関してもぜひ「Always on」を敢行してほしいと思います。
また、フロントバンパーは通常モデルとの違いがないため、何らかの差別化があっても良いのではと感じますが・・・
2024年10月19日
トヨタブランドの進化、レクサスならではの装備はかなり少なくなった?
確かにそのとおりで、特にトヨタブランド者のレベルアップがものすごくなってきており、レクサス車専用装備がほとんど新規開発・搭載されなくなってきています。
実際のところは、見えない部分の補強や剛性強化、静音化のほか、樹脂パネルのクオリティ、縫製やシート・ステアリング、ルーフ、ピラー等の内装素材等の違いなどは確実にありますが、「見た目で差別化されている点」は確かに非常に少なくなってきました。
レクサス「LM」、「LX」、「LS」など「L」モデルには特徴的な車種専用装備がありますが、それらを除外すると、想像以上にレクサス専用装備が少なくなっていることがわかります。
■ブレードスキャン式アダプティブハイビームシステム
【LS、LX、RX、GX、ES】
2019年、レクサスRXのマイナーチェンジあわせて登場したのが、ブレードスキャン式のアダプティブハイビームシステム。
意外なことに、トヨタ・クラウンシリーズや、アルファード/ヴェルファイア、新型センチュリーにも搭載されず、未だにレクサス専用装備となっていますが、夜間のみ効果を発揮するという点では地味な装備ではありますね。
■L-ANILINE本革シート
【LS、LM、LBX】
上質なセミアニリン本革シートよりもさらに上質な、柔らかさと自然な風合いと耐久性を併せ持つ 最高級本革「L-ANILINEシート」。
時代的に、動物由来の素材を使用しないことが上質という流れも出てきていますが、大変高級
■カーボンセラミックブレーキなど「F」専用装備
【RCF】
RC F後期で設定された”Perfomance Package"専用装備。
レクサス唯一の高性能ブレーキや、専用カーボンエクステリアパーツ、チタン製マフラーなど、スポーツカー専用装備が満載。
■プリクラッシュセーフティシステム(ステレオカメラ方式)
【LS”Advanced Drive”搭載車】
ステレオカメラを搭載した高性能なプリクラッシュセーフティシステムは、「Lexus Safety System+A」と呼称されていましたが、2023年の年次改良により廃止され、”Advanced Drive”搭載車以外は、他の車種と同様、「Lexus Safety System+3.0」で統一され、単眼カメラに変更されました。
早期の歩行者検知から操舵回避支援まで実現する「アクティブ操舵回避支援」をサポートする高価なシステムですが、ごく一部のグレードのみの採用にとどまったことや、基本性能のアップデートが行われなかったことから、他車種への展開が凍結されたと考えられるのは残念です。
■マークレビンソン オーディオ
トヨタブランドでは「JBL」サウンドシステムがありますが、スピーカー数も多く、より上質なのはマークレビンソンかと思います。
どちらも日本ではハーマンインターナショナルが提供していますので、ブランド違いとも言えますが、サウンドの感じ方は個人差も大きく、必ずしもマークレビンソンの方が優れているとは言えないかもしれません。(聴き比べができないので・・・)
「マークレビンソン」を選ぶとインテリアに加飾が追加されますが、これが車種ごとに統一されていないのが残念な点です。
スピーカーグリル、ドアトリム、オーディオノブなど加飾箇所がバラバラですから、こういった点で見た目の違いも演出してくれるとより嬉しいのですが・・・
・・・っと、これぐらいしかないような気がします。
かつてトヨタブランド車では装備されることが珍しかった以下の装備は、レクサス車でもおなじみの装備ではありますが、ココ数年、トヨタブランド車でも幅広い車種で装備されるようになってきていますので、レクサス車を購入しなくても快適性や満足度が高まっています。
・3眼(4眼)フルLEDヘッドランプ
・前席シートベンチレーション、後席シートベンチレーション
・後輪操舵(DRS)
・後席シートヒーター
・リフレッシュシート(リラクゼーション機能)
・マルチカラーアンビエントライト
・アドバンストドライブ(渋滞時支援)
・アドバンストパーク(駐車時支援)
レクサスならではの装備というとやはり欧州車のような先進的かつコストがかかる装備が思い浮かびます。
・レーザーライト(ヘッドランプ)
・有機LEDランプ(テールランプ)
・ARーヘッドアップディスプレイ
・異型の大型ディスプレイ、スピードメーター、助手席側のサブディスプレイ
・AI機能搭載音声認識機能
・液晶画面搭載 多機能スマートキー
・全面ガラス(または樹脂)ルーフ
etc・・・
しかし、上記のような先進感を感じる技術は、残念ながらいまだ投入されていません。
このあたり、最初に新技術が投入されるのはフラッグシップの「L」モデルかと思いますが、「LS」も「LC」もフルモデルチェンジからすでに「7年」が経過しますが、その間、新規に追加された技術や装備はほとんどないのが残念です。(マイナーチェンジ相当の時期に追加されればよかったのですが・・・)
「LX」と「LM」に関しては、ベースモデルのトヨタブランド車との共用部分も多いため制約があると考えられますので、やはりフラッグシップモデルの「LS」と「LC」での進化に期待したいところですが、今のところ両モデルとも、大きなモデルチェンジやマイナーチェンジの噂は聞こえてきません。
また、2024度に発売された「TX」(日本未発売)や新型「GX」においても新技術の装備はありませんし、この点ではレクサスブランドの先進性という面がほとんどないのは非常に残念ではあります。
車を「モノ」としての価値のみではなく、ブランド体験価値、新たなライフスタイルの提案などの道を歩んでいるものとは思いますが、やはりクルマ好きのユーザーにとっては「トヨタブランド車との違い」を提示して欲しいと感じます。
それには、2026年と言われている次世代型「BEV」モデルの登場まで待つ必要があるのでしょうか・・・?
残念ながら2024年内はニューモデルや大きな改良モデルの発表はなさそうですが、今後のサプライズに期待したいところです。
2024年10月14日
レクサス、2年連続で年間「9万台」達成なるか?
開業から長年年間「5万台」が一つの指標であった時代からは信じられないほどの販売数になっています
おおむね月平均「約/7500台」ペースですので、残りの4ヶ月も同様のペースの場合は 「90,322台」 となり、2年連続での年間「9万台」というかなりのボリュームの販売台数となります。
なお、年間9万台というと、規模的には、「スバル」ブランドに近い数値(しかも軽自動車も含めて)なので、1つのメーカーとしても独立できるぐらいですね。
【2024年月ごと販売台数グラフ】
現在、レクサスブランド車の中では、最も販売台数が多いのは新型車「LBX」で、おおむねレクサスブランドの4分の1(25%)を占めます。
「LBX」は「MORIZO RR」も追加設定され、今後のレクサス車の販売数を左右する基幹モデルに育つ可能性がありますね。
ついで「NX」シリーズですが、こちらはおおむね「20%〜25%」で推移しています。
おおざっぱにいうと、「LBX」と「NX」で全体の半分近くを販売していると言ってもよいでしょう。
そして「RX」シリーズですが、こちらもおおむね「NX」と同等の水準の「月/1500台ペース」で販売されているようですが、懸念されるのは2025年モデルの「年次改良」による一時的な生産停止です。
本来は2024年10月頃から2025年モデルの生産に切り替わり、販売(生産)数の変動はないと考えられていましたが、2025年モデルの生産が型式認証問題で遅延しているようで、10月、11月、12月の「RX」の日本向け販売台数が大幅に減少するものと思いますので、レクサス車の年間「9万台」達成が難しくなる可能性がでてきました。
RXシリーズが予定通り「2024年秋」、そして新型SUVモデルの「GX」も当初予定通り発売されていれば、年間「9万台達成」は間違いないでしょうから、いかに近年、レクサスブランド車の人気とニーズが高まったかがわかりますね。
2024年10月12日
愛車の「愛」からスタートしたアップグレードサービス(新型NX等)!
▼愛車への「愛」からスタートしたアップグレードサービス (2024.9.6)
https://lexus.jp/magazine/post/?id=qg6n5ecrkt22
CSKさん主催の「NEXUS Meeting」等のオフラインミーティングでプライベート参加された方も多数登場されていますが、クルマをカスタマイズするなど車いじりが好きな方が開発陣にいらっしゃると、より愛情が湧きますね!
「LEXUS UPGRADE Selections」が注目を集めたのはなんといっても新型NX以降の「LEXUS UPGRADE Selections」でしょう。
年次改良でアップデートされたアイテムを投入するというのはありそうでなかったサービスで、2023年モデルから導入され、一部のユーザー層に注目を集めた「グローブボックスのカラー変更」は画期的でした。
https://factory.kinto-jp.com/introduction/product/product-detail/lexus/NX002/NX002_01/
ニーズの形そうな「フレアレッド」、「ヘーゼル」、「ホワイト」のみかと思いきや、「リッチクリーム」、「ダークローズ」といった少々マニアックなカラーもラインナップされるなどのこだわりも感動的でした。
(当方は自分で交換しましたが・・・やはり正規販売店で交換できるのが安心ですよね)
それまでは適用車種、内容ともに、制限が多く、「正直、お金を払ってまでは・・・」というサービスが多かったように思います。(付け忘れたメーカーオプションを後付、というものが中心)
さらに、2024年モデルから追加されたNXの「イルミネーションアップグレード」や「リヤドアハンドル照明追加」など、車両を買い替えしなければアップデートが困難なアイテムが登場したのは大きな話題を呼びました。
また、「面発光型ハイマウントストップランプ」など誰得的な変態的なアップグレード(褒めてます)も備わっているなど、サービスの幅も広がっているのも嬉しいところです。
https://factory.kinto-jp.com/introduction/product/product-detail/lexus/NX002/NX002_04/
カラードシートベルトもそろそろでしょうか?
さて、年次改良で追加された装備を正規販売店でアップグレードしてくれるサービス(かつ保証あり)は、他のメーカーでは(おそらく)行っておらず、非常に貴重と思います。
今回の公式記事の中で、特に印象に残ったのは長坂主幹の次のコメントです。
メーカーサイドの方がこのように考えてくれているのはとても嬉しいですし、ブランドに対する価値や、ロイヤリティが向上するものと思います。
(以下、引用はじめ)
古くなったクルマは、価値も下がってしまいますが、今まではそれが当たり前に受け入れられてきました。その考え方を変えることはできないかと思いました。
(以上、引用おわり)
https://lexus.jp/magazine/post/?id=qg6n5ecrkt22
トヨタブランドは車種も販売量もケタ違いですが、LEXUSブランド、かつ日本市場であれば スモールスタートかつアジャイルな開発もできると思いますので、そういった意味ではユーザー層が急拡大している「LEXUS.jp」ならではの取り組みかもしれません。
実際、当方が「NX350h」を車検で買い替えず、もう少し乗ろうと思っているのは、まさにこの「LEXUS UPGRADE Selection」があるからというのが理由でもあります。
ただ、記事にも最後に言及されていますが、本「LEXUS UPGRADE Selections」のサービスを受けるハードルは結構高くて、現在当方が居住するエリアでは「KINTO FACTORY」のサービスを受けることができる店舗がありません。
クルマの定期点検は、月に1回程度訪問する東京エリアの販売店で行っているのですが「KINTO FACTORY」では、施工に時間がかかるものも多く、クルマを1日や半日預けるとなると、近隣の店舗でないとサービスを受けることが難しいです。
なかなか難しいとは思いますが、「KINTO FACTORY」施工専門のショップをある程度顧客数が多いエリアに設置するなどの対応があるとよりサービスを受けようとする方は増えると思います。
また、売れ筋の車種のみではなく、「愛」のつく数少ない工業製品を後世に残していくためにも、ぜひ趣味嗜好性の高いスポーティクーペ、セダン(LC、IS500、RCFなど)において、まずは交換が困難な消耗品(ステアリング、シート座面など)でも良いので、ぜひ拡大してほしいものです。
CPO商品でもステアリングが皮脂でツルツル、テカテカ・・というようなものもよく見かけますので・・・
開発陣の「顔」や「声」が見えると、より愛着が湧きますので、今回のような記事は非常に興味深いですし、ぜひ他の車種でも展開してもらえると嬉しいと感じました。(最近では「LBX」なんて、たくさんありそうな・・・)
2024年10月05日
セダン・クーペからの乗り換えでも満足できるレクサス「NX」
新型レクサス「NX」、すでに2021年12月の納車から2年9ヶ月が経過し、今のところは車検を通すことが確実になりそうです。
現在販売中の「NX(25MY)」いわゆる、2025年モデルも相当によい仕上がりとのことですが、現在所有している初年度モデル(2022年モデル)に満足しているためです。
その後、2度の年次改良で商さらに品力をあげたレクサス「NX」ですが・・・
・外観の変更がない
・次買うとすればグレードは”F SPORT”
・次買うとすれば車種はやっぱり「NX350h」(ホントはNX450h+が欲しいが、充電設備がない・・・)
・インテリアカラーも引き続きホワイト
・装備、乗り心地、燃費も特段不満なし
ということで、買い替えするほどの動機がないというのが率直なところです。
ただし、 「G-LINKの更新」や「デジタルキー」 の無償期間が終了するのでなにげにコストがかかりますが・・・
また、NXに関しては、マルチカラーのイルミネーションが明るくなったことや後席ドアにも夜間のドアハンドル照明がついたなど嬉しい変更点もありますが、これらは 「KINTO FACTORY」で後付ができる ので、クルマを買い替えするほどでもありません。
▼KINTOFACTORY
https://factory.kinto-jp.com/introduction/product/product-list/lexus/NX002/
さて、先日興味深いメッセージをいただきました。
レクサス「RCF」から「NX」に乗り換えても不満はなかったのか 、というご質問でした。
まず、「IS500」や「RCF」といったハイパフォーマンスなセダン、クーペにお乗りの方が「NX」や「RX」といったファミリーカーに近いSUVタイプのクルマに乗り換えられることは実際問題あると思います。
現在地方都市に居住する当方は、駐車場価格が都心部の「1/3程度」であるため、たまたま1人で3台所有ができていますが、東京や大阪など大都市部では、クルマを1人で複数台所有することは、駐車場確保の観点や、コストの観点であまり現実的ではないのは言うまでもありません。
一方で、レクサスでいえば、特に「RCF」は、専用のスポーツシート、BBS製ホイール、ブレンボ製ブレーキキャリパー、専用メーターや、専用のアクティブリヤウィング、カーボンパーツなど高性能かつ見た目にも特殊なパーツが揃っていること、街なかで同じ車種を見かける機会が少ないこともあり、所有満足度や愛着は非常に高いと思います。
こういった魅力は、レクサスブランドのSUVタイプのクルマ(NX、RX、LX、UX、LBX)では失われてしまいます。
本来であれば、他のブランドのように、SUVモデルでも「ハイパフォーマンスモデル」があればよいのですが、それがないのは現行レクサス車のラインナップの不満点といえますが、「F」の今後が見えない中ではやむを得ないと思います。
ココ数年は年間8万台〜9万台程度と、マツダ・スバル・三菱といったブランドを上回る販売数を記録しているレクサスブランドですが、所有するオーナー数が多くなればなるほど、より質(パフォーマンス)の高い車、より希少性の高いブランドのクルマに乗り換えられる方も増えていくと思います。
そういった点ではレクサスの弱さはあると感じています。
現時点では「RX500h ”F SPORT Performance"」は、パワートレーンは一般的なものですが、大型のホイール/ブレーキキャリパー、専用エクステリアなどを与えることにより独自性を出しているのは魅力的と思います。
その御蔭もあってか、レクサスRXシリーズでも一番の高額車両であるにもかかわらず非常に好調な販売をキープしています。
とはいえ、カタログスペック上では特に特筆すべきものはなく、ハイパフォーマンス施工のセダン・クーペユーザーから見ると食指が動く部分は多くないと思います。
「NX」であらためて良いなと思ったのは 積載性の高さ、いざというときしっかり大人4人が乗れる、抜群の先進安全装備、燃費、乗り心地が高次元で存在していることです。また、肝心の動力性能も、通常の使い方をしている分には問題ありません。
一般の方からすると「NX」クラスは十分な高級車ですし、非常に完成度は高いと感じています。そして、何より 他の車種に比べても年次改良のスピードが速いこと も魅力的な点です。(今後のさらなる改善”Always on"も期待できる)
ただし、その人気さゆえから、希少性はありませんし、クルマ好きの方から声をかけられたり、街なかで写真を撮影されることもないでしょう。
仮に「NX500h」や「NX MORIZO」のようなハイパフォーマンスモデルの設定があっても良いのでは?と思うぐらいの素性の良さを持っているのではと思いますが、現時点ではこのボディサイズでよりハイパフォーマンスな車種となると、日本車には存在せず、海外ブランド車になってしまうのは少しもったいないと感じています。
(とはいえ、それは内燃機関車モデルの時代であり、電動化が一気に広がるであろうここ数年来では難しいのかもしれませんね)
ということで、クルマに「所有感」や「優越感」を求めるのであれば、やはり、ハイパフォーマンスなクーペやスポーティーカーが良いのではと思います。
SUV/ミニバン系のクルマは一度所有すると非常に魅力的です(当方もそうでした)。
4人〜5人乗車は年に数度あるかないかというところですが、いざというときに大人4人が乗れるのは便利ですし、ラゲージにはある程度大きな荷物を搭載することもできますし、セダンやクーペ時代では味わえなかった、 「もう1つの自分の部屋」という使い方ができるのは非常に魅力的 です。
ただし、所有満足度(官能面での性能も含む)という面ではハイパフォーマンスなセダンやクーペに比べると、どうしても劣ってしまいます。
幸いにも当方は「LC500 またはLC500h」を同時所有しているため、所有満足度や優越感という点はそちらに任せ、思い切り「NX」の良さを味わうことができました。
ハイパフォーマンスなセダン、クーペに乗っていると、多少なりとも「優越感」を持つことができるのはそのとおりかと思います。
公道ではそのパフォーマンスが発揮できなくても「いざというときはスゴイ」、「過剰な(ある意味無駄で贅沢な)装備」をまとっているクルマを扱うのはスーパーカーでなくてもとても魅力的な面があります。
そういった点に魅力を感じるのであれば、「NX」や「RX」への乗り換えはおすすめできません。
ただ、幸いにもリセールバリューも高いので、まずは1〜2年、試しに乗り換えてみる、というのも良いかもしれません。
2024年10月02日
レクサスLC (LC500/LC500h)さらなる進化に期待!
例年ならレクサス車の改良情報が溢れている時期ですが、今年度は非常にさみしい状況です。
なかなか発表されない「RX」2025年モデルはもちろんですが、レクサス「LC」2025年モデルの発表も個人的には非常に待ち遠しいところです。
「LC」2024年モデルが納車されて、12ヶ月点検も終了、エンジンオイルも継続して「Mobil1」を使用して、気持ち良いドライブを楽しんでおり、質感の高いインテリアとともに、クルマ自体の出来は満足しています。
ただし、流石に通算7年超所有しているとさらなる高みを望みたくなってきます。
何度もブログ記事にはしていますが、もう一方の主力車種「NX」の出来が非常に良いため、価格が倍以上もするLCシリーズにはさらなる進化を期待したいと思いますので、今回は、3つに絞って書き出してみたいと思います。
■やはり「Lexus Safety System+3.0」を!
2024年モデルにおいても「Lexus Safety System+2.5」搭載にとどまる現行「LC」。
レクサスセーフティシステム「2.5」と「3.0」の違いを一言であらわすと、「常時か随時か」と言えるのではないでしょうか。
常にシステムが路面や周囲をセンシング・モニタリングして常時制御をしてくれるのがLexus Safety System+3.0とすると、Lexus Safety System+2.5は、「いざというとき」に発動するシステムと感じます。
よって、ロングドライブや悪天候などが予想される場合は、できるだけ「NX」をチョイスするようにしています。Lexus Safety System+3.0の主要機能の一つである、プロアクティブドライビングアシスト[PDA]と、高精度のレーントレーシングアシスト[LTA]の組み合わせはドライブをより安心に、楽しくさせてくれますので、スポーティなモデルでも決して楽しさを損なうものではないと思います。
私的には、現行「LC」に、Lexus Safety System+3.0または次世代のLexus Safety System+が搭載されれば、理想の1台となります。
■助手席側へのマルチメディアディスプレイの増設を!
デビュー時から助手席前の「謎の空間」は不満に感じていましたが、品質の高いアクリル素材とアンビエントライト、ナビディスプレイとの一体感があったため、これはありかな、と思っていましたが、2024年モデルでは「合皮巻き」の「板」にダウングレードしたことは非常に残念です。
とくに最近では、「メーター」、「ナビ」のツインモニターのみではなく、助手席側のモニターも含めた「トリプルモニター」仕様のクルマも発表されているので、レクサスのフラッグシップモデルであるならば、やはりこのあたりのエンタテインメント強化はぜひ行ってほしところです。
最近では、「アウディA5」(2025年モデル)のインテリアは非常に良いなぁと思いました(トリプルモニター仕様)
(11.9インチメーター、14.5インチのMMIタッチディスプレイ、さらに助手席前10.9インチMMI助手席マルチメディアディスプレイ)
▼アウディA5シリーズ(MY25) ニュースリリースより
https://audi-press.jp/press-releases/2024/pnj2ba0000002cv3.html
これはトヨタ/レクサスの マルチメディアシステムが2021年ごろから共通化されたことによる弊害もあるのではと感じています。
トヨタブランドの普及価格帯のマルチメディアシステムは大幅に強化されましたが、せめて、レクサスの「L」モデルや、トヨタ・センチュリー、アルファードの上位モデルなどは、複数のモニタを表示・制御できるシステムを、早期に導入してもしいものです。
(LF-ZCなど、次世代の「BEV」モデルでは実現するようですが、さすがにあと2〜3年、このままでは時代に取り残されるのではと危惧しております)
これにより、ナビディスプレイへの「2画面表示(分割表示)」問題は解消するように思います。
■「LC500h」をさらに進化させて欲しい!
実際のところ、ハイブリッドシステムの人気が高い日本市場においても全体の10%にも満たない販売比率の「LC500h」の商品力をこれから上げるのは難しいと思いますが、新型レクサスNXやRXといった世代のハイブリッドシステムと比べると、まだまだモーター感は乏しく、より電動感の強さと、ベースであるエンジンの出力向上と官能性の強化が望ましいところです。
LC500hに採用されている、"マルチステージハイブリッド"システムの4段ギアは、パドルシフトを使用しての変速速度も遅く、LC500の10ATのような気持ちの良いギア切り替えはできません。
LC500,LC500hどちらも所有経験がある立場からは、どちらもパワートレーンも魅力的ではあるのですが、どちらも欠点があり、これらを組み合わせた「PHEVシステム」が理想ではないかと強く感じます。
街なかでの「ストップ&ゴー」が繰り返されるシチュエーションや、立体駐車場での走行などでは、圧倒的に「LC500h」の方が運転しやすいですし、そのスタイリッシュなエクステリアに似合った運転がができます。
「LC500」のV8エンジンの希少性は確かに感じられますし、エンジンや排気サウンドも魅力的ではありますが、低速時トルクの弱さや、街乗りでの燃費の悪さは未だに気になるところです。普段使いでは、「LC500h」の方が魅力的に感じる部分も多く、ここまで販売比率(人気)に差があるのは少々不思議に感じます。(ラゲージスペースが狭い、そもそもLC500hの方が価格が高い、というのも商品的には損をしていると思いますが)
なお、「LC500/LC500h」に関しては、デビュー当時の初期モデル(2017年〜2020年前半生産)までの流通が多いですが、その後の中期モデル、そして2024年からの後期モデルとは特に「乗り心地」の面では大きく違いがあります。
乗り心地に関しては、特に2024年モデルでは劇的に改善されていますが、純正オプションでもラインナップされている「パフォーマンスダンパー」を装着することでも、微振動の低減や路面追従性がアップしますので、乗り心地改善につながりますのでおすすめです。
▼レクサスLCディラーオプションカタログより
https://lexus.jp/models/lc/pdf/dealer_option.pdf
現行LCシリーズはいつまで生産されるか(あと2〜3年といったところでしょうか?)わかりませんが、世界的にも「BEV化」を断念(もしくは計画を大幅変更)したブランドが次々でてきている中、ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムはレクサス/トヨタの強みと思いますので、「LC500h」の進化版にもぜひ期待したいところです。
(レクサスは本当に「BEV」主体のブランドになってしますのでしょうか・・・?)
2024年09月29日
レクサスコレクション2024「秋冬」発売!注目のアイテムは?
つい先日、レクサスコレクションの新作、2024年秋/冬が発売されました!
https://lexus.jp/brand/collection/pdf/2024aw.pdf
すでに販売店には順次新作が展示開始されているようです。
最近のレクサスは季節感にあわせたカラーを設定しているので、今回は「秋/冬」ということもあり、茶色やグリーン、淡いカラーなどアースカラーのような物が増えている印象です。
なお、今回は「アッ!」と驚くような高額なアイテムや奇抜なアイテムがないのはちょっと残念ではあります。
まずトップを飾るのは、(おそらく)人気アイテムの「フューエルキャップカバー」。
バリエーションが属億追加され、今回はバーナーによる熱処理を施した、チタンっぽい輝きやゴールドっぽくも見える艶麗なカラーリングをラインナップ。
特に「匠 艶麗 緋暁(ひあき)」は、期間限定品ということで、このようなカラーが好きな方にはたまりませんね。
レクサス「RZ」や「RX」等で採用がスタートした「ソニックカッパー」にも似合うかもしれませんね。
▼クルマ職人の匠 フューエルキャップカバー 「匠 艶麗」シリーズ
(カタログP4)
ウルトラスエード好きな方にはたまらないトートバック&スマホポシェットが新規ラインナップ!
どちらも素材を生かした軽量なのは嬉しいですね。当方も購入予定です!
(特にトートバックは、車内用としてもいいかもしれませんね)
レクサス「RZ」などサスティナブルなお車にお乗りの方はどうでししょうか?(私的には、実際の車のカラーと合致したほうがよりよいのではと思いましたが・・・。ヘーゼルやオラージュなど)
▼トートバック、スマートフォンポシェット(ウルトラスエード)
(カタログP12)
日用品としてお手軽な「コースター」には、「LM」と「LBX」が登場!
オーナーの方、ぜひいかがでしょうか?
▼LM コースターセット
(カタログP34)
▼LBX コースターセット
(カタログP34)
新作キーケース&カードキーケースも登場!
シュリンク調のシボ加工を施したというイタリアンレザーを使用したものですが、色合いが今までにない組み合わせがなかなか良いと感じました。季節によりキーカバーを変えるのも楽しそうですね。(スペア用にもいいかも?)
当方は、「オレンジ&クリーム」のカードキーケースを購入しようかと思います。
(手軽にクレジットカードや運転免許証を入れるにもちょうどう良いサイズなんですよね)
▼カードキーケース/スマートキーケース(シュリンク調)
(カタログP54)
なお、「スマートキーケース」では、今回のレクサスコレクション2024「秋/冬」から、スマートキー「LMタイプ」が登場しています。
見た目は今までの「L」タイプと区別がつきませんが、どうやら「厚み」が5mmほど増えているようで、新型レクサス「RX」や「LM」から順次採用されている、「測距キー」(厚み約17〜18mm)に対応したタイプと推測されます。
その他、ゴルフ関係のグッズ(Admiralとのコラボ)や、バック類など新作が多数ラインナップされていますが、その中でも食指が動いたのはコチラ。
背面に「LEXUS」ロゴがエンボス加工で入っています!(目立つかも・・・)
どれだけレクサス好きなんだ? という感じですが、、、、結構高価なので悩んでいます。実物をぜひ見てみたいですね。
▼LEXUS×Admiral フルジップパーカー
(カタログP34)
レクサスコレクションのアイテムに関してはかなりの割合で、動物由来の素材を使用しない方向に進んでいますが、今後の車作りそのものの内装素材もそのような方向性になっていくのでしょうね。
私的には「ウルトラスエード/アルカンターラ」といった素材は好きなので、ラインナップを拡充してほしいと思います。
2024年09月23日
レクサスLS500 ”F SPORT” 独自の装備がいつのまにか廃止されていた件!
すっかり話題にならなくなって寂しさのある、レクサスのフラッグシップセダン「LS」(LS500/LS500h)
当初の評判が今一つであり、評判を落としたLSですが、その後ほほぼ毎年のたゆまぬ改良を行い、現行モデルはフラッグシップセダンにふさわしい乗り味や質感を備えるまでに進化したとの評価もある一方、インテリアの進化が止まっている(むしろ退化?)しているため、ライバルのフラッグシップサルーンと比べても競争力に欠けるのは残念なところです。
インテリアについても「日本の伝統」に通じる高級素材(ガラス細工、西陣織、プラチナ箔を使用するなど、他のモデルとは差別化が行われています。
一方で、テクノロジーという面では、欧州車のフラッグシップモデルのような最先端の装備やデバイスがなく、目新しさや驚きがないのは残念なところ。
現行LS(2024年モデル)は2023年10月に改良が発表されており、そろそろ1年が経過しようとしています。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39828662.html
当時の話題は 「12.3インチフル液晶スピードメーター」 の採用、Lexus Safety System+3.0の採用、ボディ剛性の追加、乗り心地の進化、ホイール締結方式の変更、後輪操舵の全車標準採用など、「12.3インチフル液晶スピードメーター」以外は見た目の変化はほとんどなく、基本性能の向上がメインの比較的地味な改良でした。
特に、LSならではのデバイスであった「Lexus Safety System+A」の進化が事実上ストップしてしまい、他車種にも展開されなかったこことは残念でなりません。
また、見た目の変更点がほぼないため、販売店でも展示車や試乗車が入れ替えされることも少なく(少なくとも新規にショールームにLSを展示したという店舗は殆ど無いのでは・・・)そのため、最新の「LS500/LS500h」を目にする機会がなかなかありませんし、当初の「悪評」がくつがえらないままモデル末期を迎えてしまった感があるのは非常に残念です。
レクサスインターナショナルギャラリー青山やミッドランドスクエアのレクサスショールームにも、「LS」が展示されることはめったにないんですよね・・・
さて、今回いただいたコメントからわかったことですが、レクサスLS500には、 密かに独自装備が消失していること が判明しました。
ニュースリリースにも直接的な説明がないため、非常にわかりづらく、当方もうっかり見過ごしていました。
■電動アクティブスタビライザーの廃止
■レクサスダイナミックハンドリングシステム(LDH)の呼称変更
▼2017年モデル当初のカタログ内容
▼現行LS(2024年モデル)のカタログ内容
「LDH」と「アクティブスタビライザー」の内容がまるまる消されています・・・
なお、これにより、「LS500”F SPORT”」は 価格が値下がりしている のも特徴です。(約38万円)
LS500 ”F SPORT”2023年モデルの価格は以下のとおり、FRモデルとAWDモデルの価格差は「10万円」ちょうどです。
他のモデル(ベースグレード、"version.L"、”EXECUTIVE”では、FRモデルとAWDモデルの価格差は「41万円」でしたので、約「31万円」は電動アクティブスタビライザー相当の価格差といえます。
■2023年モデル
LS500”F SPORT”(FRモデル):12,410,000円
LS500”F SPORT”(AWDモデル):12,510,000円
以下の通り、2024年モデルでは基本的に「15万円」値上げしていますが、”F SPORT”のみ23万円値下げしています(価格差が前述のとおり、
「38万円」となりました)
■2024年モデル
LS500”F SPORT”(FRモデル):12,180,000円(▲23万円ダウン)
LS500”F SPORT”(AWDモデル):12,660,000円(+15万円アップ)
「LS500 F SPORT(FRモデル)」は、後輪操舵である「LDH」と、 電動アクティブスタビライザー を統合制御して、極力フラットな車両姿勢を維持するような仕様とされています。
「電動アクティブスタビライザー」は2006年発売の「GS450h」に標準搭載されてから、LS600h、その後「RX450h」(初代)に搭載されるなど、ハイブリッドシステムの中でもスポーティモデルに装着されてきました。
その後、他のモデルでは採用されることがなく、2017年発売の現行「LS500”F SPORT”」にて復活したと記憶しています。
ここ最近のレクサス車は、「IS350」での「LDH」廃止、RCFでの「TVD」廃止など、電動式での操舵系のシステムを初期モデルでは採用するも、 後期モデルでは廃止される 、ということを繰り返しています。また、これらのシステムはどれも高価で(「LDH」は約15万〜20万、「TVD」は約40万、電動アクティブスタビライザーは約40万といったところ)採用される数も少ないので、コストの低減もなかなか起きにくいのでしょう。
レクサス「LS500 ”F SPORT”」も同様で、2017年発売モデルでは採用されたものの、熟成が進んだ2024年モデルでは「廃止」ということとなりました。
おそらく後期モデルでは、走りや乗り心地などクルマとしての基本性能の熟成が進んだため、 このような「飛び道具」がなくても十分なクオリティになっ たということなのかと思いますが、一方で、トヨタブランドでは(高価なため)なかなか採用されない、このような高額な「飛び道具」を採用しているのがレクサス車の特徴でもありました。
「LDH」(レクサスダイナミックハンドリングシステム)というネーミングについても、トヨタブランドの新型クラウン(クロスオーバー)で「DRS」が採用されて以降、後輪操舵はレクサス車専売ではなくなったということもあり、新型レクサス「RX500h」では、ついに「LDH」という名称を廃止して、一般的な名称である「DRS」(ダイナミックリヤステアリング)と名乗るようになりました。
ここ最近、トヨタブランド者とレクサスブランド車での「機能面の差別化」の少なさが特に顕著となり、不満と感じる方も増えてきているかと思います。
確かにレクサス車は、トヨタブランド車よりも塗装品質や、内装の樹脂の質感、シートとトリムの縫製クオリティなど、ちょっとしたことではありますがクオリティの差は明確にあります。
しかしながら目立った装備品においては、「ブレードスキャン式AHS」や、一部の「L」シリーズに備わる車種専用装備ぐらいしか差別化がなくなってきています。
その点はでは、今回レクサス「LS500 ”F SPORT”」において、電動アクティブスタビライザーが廃止されたこと、「LDH」のネーミングが使用されなくなったこと(現在、LDHのネーミングを採用しているのはレクサス「RC350」と「LC」のみです)は非常に寂しさを覚えました。
特にメディアでも言及されているのも見たことがありませんが、2024年モデルの「LS500”F SPORT”」がどう変わったのかも興味深いものです。
久々に試乗してみたくなりました・・・
2024年09月13日
レクサス「LBX」ついに納期が正常化へ!
恒例のレクサス「工場出荷時期目処のご案内」ですが、2024年8月23日付公表分で、ついにレクサスのエントリーモデル「LBX」の納期が正常化となりました!
https://lexus.jp/news/info/delivery/
「LBX、UX、NX」 と人気のSUVカテゴリーに属するモデルの納期が早め(2ヶ月〜3ヶ月程度)なのは新たなユーザー層への販売に向けても有利かと思います。
デビュー以後、約 月/2000台を超えるペース で販売が進んでいるレクサス「LBX」ですが、「NX」や「RX」の納期がなかなか改善されなかった頃に比べると、実質的に半年強で解消となったのは喜ばしいことです。
なお、以下の図は 2024年1月以降の「LBX」と「UX300h」の販売台数比較 です。
LBXの上位モデルと「UX」は価格帯が一部オーバーラップする部分もありますが、思ったより「UX」の台数が伸びていないこともあり、「LBX」との差が目立ちます。
ただし、発売から半年後(おおむねバックオーダーが解消するまで)は好調な販売数を記録するのは当たり前と言えますので、 納期が正常化したこれからの「LBX」の推移がどうなるか 注目です。
ちょうど納期が安定化してきたころに、追加グレード(テーマ)の 「ELEGANT」が設定される のはタイミングとしてはちょうど良いですね!
トヨタ・ヤリスクロスの人気も相変わらず凄いものがありますので、「LBX」も同じように改良や追加グレードを設定しながら、人気が継続すると良いのですよね。
2024年08月30日
新型レクサス「RX」2025年モデル、グレードやインテリアカラーもチェック!
日本市場において発表・発売は諸事情により遅延すると考えられますが、着実に準備が行われているのは喜ばしいところです。
北米でも「RX」に関してはかなり細かなグレードや日本にはないインテリアカラーやインテリアトリムがありますので、あらためてチェックしてみたいと思います。
(現行モデルの詳細は北米公式サイトおよびカタログにて確認できます)
▼LEXUS北米 公式webサイト
https://www.lexus.com/models/RX
■「RX」グレード形態
日本よりも細かくグレード形態が分かれており、以下の順番に豪華に(価格も高く)なっていきます。
日本市場では"version.L"と”F SPORT”しか選べないので、価格訴求力がある、”ベースグレード”の導入に期待です。
北米では2025年モデルから”F SPORT DESIGN"と呼ばれる、 外観のみ”F SPORT”仕様が追加されるようです。 詳細は不明ですが、”F SPORT HANDLING"で追加される「AVS(可変ダンパー)」や、インテリアの”F SPORT”専用パーツ(ステアリング、メーター、シート、アルミペダル・フットレスト)がない、HUD(ヘッドアップディスプレイ)やマルチカラーのアンビエントライトがない、廉価グレードではないかと推測されます)
*北米レクサスRX2025年モデルカタログより
https://www.lexus.com/content/dam/lexus/documents/brochures/models/2024/MY24-Lexus-RX-Brochure.pdf
【通常仕様】
RX (日本市場未導入)
↓
PREMIUM (日本市場未導入だが「ベースグレード」に近いと推測)
↓
PREMIUM+ (日本市場では"version.L"に近い)
↓
LUXURY
【F SPORT仕様】
FSPORT DESIGN<NEW> (日本市場では未導入。「PREMIUM」がベースだが、外観のみの”F SPORT”?)
↓
F SPORT HANDLING (日本市場では未導入。PREMIUMがベース)
↓
F SPORT PERFORMANCE (日本市場では「RX500h」に相当)
■「RX」インテリアカラー
インテリアカラーに関しては、他モデルでは日本市場が一番カラー選択肢が豊富ですが、RXに関しては逆に日本が少なく北米では「6種類」とカラー選択肢が豊富となっています。(実際はグレードにより選べるカラーの制限あり)
*北米レクサスRX2025年モデルカタログより
https://www.lexus.com/content/dam/lexus/documents/brochures/models/2024/MY24-Lexus-RX-Brochure.pdf
【BIRCH】
聞き慣れない名称(バーチ)ですが、これは、日本市場では「コバルト」に相当します。
(日本市場では「UX」に初採用のカラー。「コバルト」といいつつ、ブルーの差し色がはいります)
汚れは目立ちますが、爽やかなカラーで、かつての「HS250h」の「ウォーターホワイト」のようなカラーです。
RX2025年モデルのほか、レクサス「TX」でもメインカラーの1つとして採用されています。
【PALOMINO】
またしても聞き慣れない名称(パロミノ)は、日本市場では人気の「ヘーゼル」に相当します。
NXでは大人気のカラーで”F SPORT”でも選択できるようになったのは記憶に新しいところ。ぜひ日本市場のRXにおいても導入してほしいですよね。
【MACADAMIA】
画像によりかなり色味が異なるカラー。日本では「ソリスホワイト」に相当します。
ホワイトという名称の割に、薄いベージュ系統のカラー。RXのカラログでも「ベージュ」に見えることも・・・
日本ではすでに採用されていますね。
■「RX」インテリアトリム
RX2025年モデルにおいてもインテリアトリムの種類追加はなし。私的にはもう少し選択肢が多いほうが嬉しいのですが・・・
日本で聞き慣れないのは以下のインテリアトリム。
【BLACK CASCADE】
北米でも、一番装備がシンプルなベース車両の「RX」グレードにしかないインテリアパネル。
ブラックを基調としたフィルムベースのインテリアトリムでしょうか?
モダンなデザインで個人的には結構好みのデザインです。
日本市場に「ベースグレード」が導入されるならば、このインテリアトリムが装着される可能性は高いと推測します。
■”F SPORT Performance” ロゴ変更
細かいですが、ロゴが直接スカッフプレートのステンレス部分に直接刻印される仕様に変更されているようです(長方形の枠がない)
ステアリングホイール下部の「F」ロゴも変更されているとのことですが・・・
現時点の情報では、 北米市場で公開された「RX」2025年モデルにおいては、内外装の変更や、インテリアカラーの追加、インテリトリムの追加はないようです。
逆に、そろそろ日本市場においても「ベースグレード」(Premium?)の設定や、インテリアカラーの「ヘーゼル」、「ホワイトアッシュ」の追加をぜひお願いしたいところです。