ついに、レクサスの主戦場である北米で、2020年モデルの「GS300」(2Lターボ)がディスコン(販売停止)になるとのレポート。( 「Lexus has discontinued the GS 300 sedan for the 2020 model year, a company spokesperson has confirmed. )
北米ではGS300h,GS450hといったハイブリッドモデルは販売されていませんので、販売が継続されるのは「GS350」と「GSF」のみとなります。
「レクサスエンスージアスト」や「carsdirect」で報道されています。
https://lexusenthusiast.com/2019/08/25/lexus-gs-300-discontinued-for-2020-model-year/
https://www.carsdirect.com/automotive-news/lexus-gs-300-discontinued-for-2020
GS200t(GS300)は、レクサスISでやクラウンで投入されたFR用2Lターボエンジンを搭載していますが、日本ではクラウンへの配慮もあってか市場投入が遅れ(2016年9月に投入)、そこから約3年間が経過しようとしていますが、日本での累計販売はなんと推定「1000台未満」であり、販売面では非常に苦戦しています。
特に「ES300h」が発売されてからは毎月1桁台の販売にまで落ち込んでおり、2019年1月〜7月で累計台数(推定)はわずか「30台」程度。
今年に入って多くのディーラーではGS300を1台も販売していないと思われます。
2019年1月〜2019年7月におけるGSの各モデルのセールス状況は以下の通り。(GS300はブルーのライン)
【GSシリーズ 2019年販売状況】
※自販連や雑誌CG,ベストカー等の情報をもとに当方で作成
北米でハイブリッドモデルが販売停止となることはそれほど珍しくありませんが、純ガソリン車で販売が停止された意味は大きいと思います。
GSの車格ではやはり2Lターボは力不足(カタログスペック上)ということ、北米においてはGS300とGS350の価格差が小さめであることも要因のようです。
GSシリーズは2020年モデルにおいてもほとんど手が入ることなく販売が継続されますが、最量販市場である北米にてGSの販売が絞り込まれてきたということで、いよいよ「カウントダウン」が開始されたと考えて良さそうです。(なお、日本においては現時点で「GS300」が販売停止となる情報は入ってきていません)
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さすがに2012年発売の車なので、デザイン面と先進装備面で見劣りが出てきたのは否めませんね。
アップデートして延命してくれればいいのですが、それすら行われないのは非常に残念なので、次期モデルが開発されていることを願うしかありません。新型クラウンの勢いもだいぶ衰えてきていますし、やはりFRセダンの行く末は厳しいのだと感じます。
レクサスセダンの選択肢がなくなりますね。