新型カローラ/カローラツーリング発売! 先進装備満載?


先代のデザインはかなり不評のようでしたが、12代目はカロースポーツライクな、(好みは分かれると思いますが)一気に新世代のデザインになった感があり、とても良い印象です。初夏にデビューした「Mazda3」は誰が見ても美しく素敵なデザインですが、コストパフォーマンスと基本性能ではカローラ/カローラツーリングもとても良い勝負ができそうですし、200万円〜250万円レンジの普及価格帯での実用車の選択肢が広がるのはとても良いですね。

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https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/29375724.html?padid=ag478_from_kv

新型カローラ/カローラツーリングについてはすでに多数のメディアやSNSでレポートされていますので、当記事では、進化を遂げた新型カローラの装備で、レクサス車にも影響を与えそうな特徴的な装備等についてチェックしてみたいと思います。





■新プラットフォーム(TNGA/GA-C)の採用

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先行採用されたプリウス、C-HR、カローラスポーツ等で評判の良い新プラットフォーム「GA-C」を採用。
具体的な数値等は不明ですが、おそらく第2世代レクサス車である「CT、IS,、GS」等よりも剛性等の基本性能は高いかもしれませんね。
同じGA-Cを採用するモデルよりも更に洗練されているようですね。




■3ナンバー化によるボディサイズ拡大と取り回しの良さへの配慮

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ついにカローラも「3ナンバー」モデルとなり、ボディサイズの拡大が懸念されますね。
しかし、ニュースリリースによると、日本市場の環境を配慮して、安全性を高めつつ、以下のような対策を施しているようです。ここ最近の車は安全性能の確保や世界共通化などから特に全幅の拡大が目立ち、カローラもついに3ナンバー化されましたが、実際の取り回しの良さには配慮しているのが嬉しいですね。(このためだけに日本独自仕様になっているのはすごいですね)

(ニュースリリースより)
 ・ドアミラーの取り付け位置を工夫することで、 ミラー格納時の車幅は従来型と同等を実現
 ・最小回転半径は、 従来型と同等の5.0mを実現 (G-Xグレード15インチタイヤ装着車)
 ・ドアの開口角度を工夫するなど、ドア開け幅は 従来型と同等を確保

https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/29375724.html?padid=ag478_from_kv




■リヤの足回りに「ダブルウィッシュボーン」&ACA採用

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 TNGA化に伴い、カローラスポーツと同様、足元は「ダブルウィッシュボーン」化し乗り心地を強化。
 コーナリング時にも「アクティブコーナリングアシスト」(ACA)を採用しブレーキ制御をかけてワインディング走行をアシストするなど、カローラということでの手抜きはありません。





■ディスプレイオーディオ(DA)の初採用

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カーナビゲーションシステムを装着しなくても、スマートフォン「LINEナビ」、「NAVITIME」などのカーナビゲーションアプリを車載ナビゲーションシステムのように活用できるようです。(「マツダコネクト」みたいなものですかね)
ただし、昔からのユーザーに残念なのは、「CD・DVD」等の物理メディアは再生不可ということでしょうか。

また、オプションで「Apple Car Play」、「AndroidAuto」や「フルセグTV」も対応可(30,000円+税)となるなど、高価なカーナビゲーションシステムを購入しなくても手持ちのスマートフォンで代用するという新たな選択肢が増えています。
なお、オプションで「T-Connectナビキット」(約11万円)を装着すれば、「ハイブリッドナビ」、「マップオンデマンド」、「エージェント」、「Apps」などレクサス車でもおなじみの機能が備わるフル機能のナビゲーションが装備されます。

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気がかりなのは、今後のトヨタブランド車にもこの「DA」が採用されるとすると、いよいよアフターマーケット市場のカーナビゲーションシステムが衰退してしまいそうです。これらのシステムが将来陳腐化した際や故障した際に、純正品の「DA」しか装着できず、市販のナビシステムに換装できないのは商用車としても使用されるカローラにおいてはマイナスに感じる方もいらっしゃるかもしれません。




■コネクティッドサービスの強化

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2018年の新型クラウン・カローラスポーツ以降、レクサスで採用していたDCM(車載通信機)を活用した「コネクティッド」サービスが新型カローラにも標準装備!なお、「ヘルプネット」、「eケア」、「マイカーリサーチ」といった基本的な機能については従来「3年間無料」だったところを「5年間無料」にレベルアップする改正が行われています。

一方、「オペレーターサービス」や「マイカーサーチPlus」などといった付帯サービスは1年または月毎の「サブスクリプション制」とするなど車両本体価格への反映を抑えた新たなプランを提供しているのも興味深いところ。今後、他車種への対応などどうなるのでしょうか?
レクサス車よりもトヨタブランドの方がコネクティッドで提供されるサービスが多いのも気がかりです。

それにしてもトヨタは近うちに付帯サービスのサブスクリプション制を開始するのではと予想していましたが、まさかカローラからとは・・・




■LEDヘッドランプ&LEDフロントウィンカーの採用

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なんと、全車フロントはLEDヘッドランプ、LEDウィンカーを標準装備。
廉価モデルでも「ハロゲンランプ」から脱却です!しかも、フロントウィンカーもLED化。これには驚きました・・・!






■電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドの採用

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ついにカローラにもほとんどのグレードで標準装備された「電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド」。
2020年の新型車ではもはや「標準装備」が当たり前の時代となりますね。
もはや足踏み式の方がレアになるかもしれませんね。




■ヘッドアップディスプレイ(HUD)の採用

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カローラにも一部グレードにヘッドアップディスプレイ(HUD)をオプション設定。
しかも価格は「4万円+税」とレクサスブランドの半額です。
必須装備ではありませんが、目線の移動が少なくて済みますのでできれば装備したいオプションです。




■置くだけ充電(Qi)の採用

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ワイヤレス給電が可能な「Qi」をオプション設定。
価格も「12000円+税」と比較的安く、すっきり感があるのが特徴。(レクサスのMOPより約1万円安い!)
スマートフォン時代ということで、セダン系にも採用するのは嬉しいですね。
上級グレードではUSB端子を3つ備えるのも嬉しい設計!




■エアクリーンモニターの初採用

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トヨタ/レクサスブランド初装備、空気の汚れ具合を表示するエアクリーンモニターを初採用。
質実剛健なカローラにこのような新装備が採用されるのは面白いですね。
今後他車種にも採用されるか興味深いところです。




■「トヨタセーフティセンス」を惜しみなく採用

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全車速追従型の「レーダークルーズコントロールシステム」、歩行者・自転車検知機能付きの「プリクラッシュセーフティシステム」、前車追従走行が可能な「レーントレーシングアシスト(LTA)」、交通道路標識を識別氏警告する「ロードサインアシスタント(RSA)」など、一部のレクサス車より充実した先進安全装備を多くのグレードで標準装備するなど、価格が上昇したとはいえ、国民車ともいえるカローラで機能をデチューンせずに搭載してきたのは素晴らしいですね。





■ぶつかりにくく、パニック時のセーフティも強化!

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「インテリジェントクリアランスソナー」(パーキングサポートブレーキ)で駐車時の衝突を回避し、アクセル/ブレーキの踏み間違いを防止。
加えて、万一のパニック時のエンジン出力を抑制する「ドライブスタートコントロール」を採用。カローラを指名買される方は高年齢の方も多いと思いますが、ぶつかりにくい仕組みがなされているのは。一部オプション装備とはいえ、素晴らしいですね。
一方、レクサス車全般、インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)の採用がなかなか進んでいないので見習ってほしいところです。






■ヒーテッドウォッシャーの初採用

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降雪地には嬉しい、ウォッシャー液を加熱・保温しフロントウィンドウの霜を素早く取り除く世界初の貯湯式「ヒーテッドウォッシャー」を採用。
地味ながらこれも凄いですよね。まさにプレイベートに、仕事にも活用できそうです。

https://www.murakami-kaimeido.co.jp/uploads/release/real/(JPN)Newsreleaseheatedwasher.pdf




今回の新型カローラ/カローラツーリングは、価格も上昇し、最廉価グレードを除けば税込み「214万円〜」と高価になっています。
しかしそれ以上に先進装備や安全装備の標準化、オプション化が進み、普及価格帯の車だからといって想像以上に「出し惜しみ」がない印象です。
ボディサイズの拡大も気になるところですが、使い勝手の面では日本独自仕様にこだわり配慮しているなど、デザインが洗練されただけでなくしっかりと作り込んで来ている印象を受けました。はたしてトヨタ自動車以外のメーカーでこの価格でこの仕様の車が発売できるのだろうか・・・と思うぐらいです。

評判の高い「Mazda3」も高次元のデザインと車も仕上がりに定評があり非常に魅力的なセダン/ハッチバックですが、カタログスペックを見る限り、「カローラ/カローラツーリング」も負けず劣らず、なかなか魅力的な車となっている印象。
クルマ好きの方では新型カローラを指名買いされるされる方は多くはないと思いますが、「脱カローラ」ともいえる新デザインとプラットフォーム刷新に伴う高品質化により確実に車格が上がっており、一部のレクサス車より充実した先進装備など、これは侮れませんね。

細かい質感などぜひ実車でチェックしてみたいと思います。


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2019年09月27日

この記事へのコメント
to saber32 さん

カローラ思い切りましたね!カローラスポーツを上回る改良で驚きました。
また、お話にでてきました、小さな高級車、ブレビス。
同じようなコンセプトの車としてその後いくもの車が登場しましたが、(レクサスではCT、HSですかね)なかなか継続的な販売につながらないですね。
コストパフォーマンスも考慮すると、マツダの方が期待できるかもしれません・・・
Posted by なまっくす at 2019年10月01日 20:49
いいですね、新型カローラ。
新型プラットフォームにこれだけの先進装備をエントリークラスで実現したのは素晴らしいです。ただ、視認性を考慮したドアミラーは取付け位置は良いのですけど、アームが無骨で、もう少しスタイリッシュに出来なかったかなぁ、と残念です。
またメインモニターも何だかインテリアから浮いてしまっているのが惜しいですね。

でも、これだけの出来を見せられると、更に欲が出て「小さな高級車」を志したプログレ・ブレビスの後継車をトヨタで造って頂きたいです。

ブレビスの素性の良さに関谷正徳氏が「これにV8を押し込んだモンスターを造って欲しい」と言ったことが、後のIS Fに繋がったのでは?なんて思っています。
ブレビスは女性にも優しく、ペダル類が前後に調整でき、小柄な方でも正しい運転姿勢が取れるよう配慮されていました。
是非、この精神を受け継ぎ日本の環境に適した本物の高級車を、と願わずにいられません。
Posted by saber32 at 2019年09月30日 14:36
to 匿名 さん

ありがとうございます。修正させていただきました!
Posted by at 2019年09月28日 10:55
タイトルと内容がちがいますよ
Posted by at 2019年09月28日 06:09
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