LCは2017年3月に「LC500h」が先行発売、4月に「LC500」が発売されましたが、そこから約3年経過する2020年4月に2度めとなる年次改良を実施する模様です。LSとは異なり、マイナーチェンジではないため内外装の意匠変更は無いようです。
しかし、いくつか目立った改良が行われますので現時点で(噂も含め)判明している概要をまとめてみたいと思います。
■車両重量の軽量化(約10kg)!
なんと、年次改良レベルでは異例の「軽量化」が実施されるようです。
LC500/LC500hはそれぞれ「1940kg〜」、「2000kg〜」とカーボン/アルミニウムを使用しているわりには重量級ですが、今回なんと「軽量化」を実施。具体的な箇所は不明ですが、リヤサスペンションタワーブレースをアルミニウム化するのではと予想します。
■ボディカラーの追加
UXで採用された新色オプションカラー、「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング〈4Y1〉」が採用されます。(写真はマットカラーなので実物とは異なります)
■インテリアカラーの変更
残念ながら、LC Package専用のオプションカラーの「ブリージーブルー」が廃止となります。
日本車離れしたインテリアカラーで象徴的でしたが、残念。もっとも日本以外の多くの地域では特別仕様設定だったようですが・・・
代わりとして「オレンジ」とブラックを基調とした新インテリアカラーが導入される模様。
また、「ダークローズ」もフレアレッドに置換されるようです。
■Apple Car Play/AndroidAuto 対応
RX/RCに続き、Apple Car Play等に対応。ただし、マイナーチェンジではないため、ナビゲーションシステムの「タッチパネル化」は行われない模様です。
■"マルチステージハイブリッド"制御変更
LSと同様、マイルド方向にチューニングが行われる模様。2018年8月にも改良されていますが、低速度域でのエンジン無駄吠えが少しでもなくなればいいのですが・・・。また、リチウムイオン電池の容量も拡大してほしいところですが、果たして?
■足回り改良(乗り心地改善)
2018年8月の年次改良でショックアブソーバーに「伸圧独立オリフィス」を採用し乗り心地を向上させましたが、全体的に足回りは固めのチューニングでした。しかし、2019年10月に発表された、LC特別仕様車“PATINA Elegance”ではさらにチューニングがされていたという噂。今回、特別仕様車と同様のチューニングを施してさらなる乗り心地の向上を図ったのかもしれません。こちらは期待大ですね!
■Lexus Safety System+のアップデートはなし
先進安全装備ではレーントレーシングアシスト「LTA」やアダプティブハイビームシステム「AHS」の採用が期待されましたが、引き続き「LKA」、「AHB」の採用にとどまる模様、LCはヘッドライトの構造も他車と違うようですし、ステアリング周りも専用パーツで設計されているからチューニングが難しいのでしょうか。レクサスNXはしっかり年次改良でLSS+のアップデートをしてきただけに残念。今回車検を期に再度LCを乗り継ぎされる方にはアピールができるはずなのですが・・・。直接のライバル車となる、BMW8シリーズと先進安全装備のレベルがだいぶ開いているのは気になるところです。
上記のように、2度目の年次改良としては比較的大きな改良が入る模様ですが、2020年6月には「LC500コンバーチブル」が登場します。
こちらも基本的には2021年モデルのLCクーペに準じた改良を施してデビューする予定ですが、発売当初(2017年)にLCを購入された方は年次改良モデルにするか、車検を通して来年と噂されるマイナーチェンジを待つか、はたまたLCコンバーチブルにするか、大きな決断を迫られることになりそうです。
なお、本ブログの内容は不正確な内容を含んでいる可能性があります。年次改良の詳細については追加レポートしたいと思います。
次回は、日本仕様の「LC500 コンバーチブル」の仕様についてレポート予定です。
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