レクサス LC500h 2021年モデル 新ボディカラーと短時間試乗!!


LCの発売からはやくも3年が経過、早期納車の方はそろそろ初回車検を迎えていますね。
2021年モデルはマイナーチェンジではありませんが、足回りを中心とした軽量化や快適装備の改善、法規制対応(オートヘッドライト等)にも対応した比較的大きな年次改良を実施、「LC500 Convertible」がラインナップに加わったこともあり、カタログやwebサイトの内容も大部分が刷新されるなど年次改良とは思えないレベルの改良が行われています。

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LCに関しては「直進安定性」と「乗りごこち」において改善の余地があると発売当時から言われていますが、2019年モデルで「伸圧独立オリフィス」を採用した新ショックアブソーバーに改良、2021年モデルでもバネ下質量の低減とともにAVSの制御変更やバウンドストッパーの改良など、乗り心地の改善をさらに薦めるなど着実に進化を遂げているようです。

そのため、フラッグシップクーペとしてのレクサスの方向性を再び示すためか、「年次改良」扱いにも関わらず、今回展示車・試乗車の入れ替えしてしている販売店が結構見受けられます。

今回、2021年モデルから採用された「ブレージングカーネリアンコントラストレイヤリング」<4Y1>をまとった「LC500h」の試乗機会を得ました。
これはレクサス「UX」で初採用されたカラーですが、その後「NX」そして今回「LC」にも採用されました。
LCでこのカラーは相当なレアカラーになると思いますが、内装色「オーカー」とのマッチングは良好です。

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「L Package」ということで、メーカーオプションの「20インチ鋳造製・ノイズリダクションホイール」を装着していました。
やはり「21インチの鍛造製ホイール」に比べると路面とのショックが優しい印象です。

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ノイズリダクションホイール、地味ながら実はかなりかっこいいホイールですよね。
光の当たる場所とそうでないところの陰影がはっきりしていてなかなかステキなボディカラーです。

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2020年4月以降の新型車ということで、ライトスイッチが「新型」に切り替わっているのが確認できました
既報のとおり、走行中にライトスイッチを「OFF/スモールのみ」で固定することができなくなっています。

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しかし、その他に目に見える変更点は一切ありませんでした。


さて、今回は私が普段乗っている初年度モデル(2018)との比較ですが、以下の点は改善が確認できました。

・エンジン音の低減(無駄吠えの違和感低減)
・乗り心地の改善(しなやかな足回り)

エンジン音に関してですが、"マルチステージハイブリッド"特有の「無駄吠え」の際のエンジンサウンドが結構おとなしくなっています。
エンジンチューニングを変更したのか、アクティブノイズキャンセリング機構で、音を打ち消しているのかは不明ですが、わずかに伝わるボディの振動も低減しているため、エンジンチューニング自体が変更されているのではと思いました。
これは、ハイブリッドモデルの性質を考えると良い方向にチューニングされたものと思いますが、ちょっとおとなしくなったと感じる方もいるかもしれませんね。高速走行時の制御がどうなっているかも確認してみたいですね。

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乗り心地の面に関しては今回が「20インチノイズリダクションホイール」であったこともあるので断言は難しいのですが、従来モデルに比べ、サスペンションの動きがよくなっていることは感じられました。歩道から公道に出るときの段差やマンホールを踏んだときのショックなどでも快適な方向に変更されていました。ただし、車種が変わったかのような劇的に変化があったということもありませんし、ふわふわ感もなく、全体的により上質な方向にチューニングされたと思いますので、進化の感じるところです。


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なお、ニュースリリースでは「バッテリーの使用領域を拡大することで、モーターからのトルクアシストを増幅させ、駆動力がさらに向上」とありましたが、これについては一般道の短時間走行では感じることが難しかったです。燃費面がどうなったかも含め、郊外などの交通環境がよいところでチェックしてみたいですね。

個人的には"マルチステージハイブリッド"発売当時から気になっている「下り坂での制御」がどうなっているかどうかチェックしてみたいですね。

なお、最後に車から降りるときに、「パワーイージーアクセスシステム」が起動し、ステアリングに加え、「運転席シート」が自動的に降車しやすい位置に動くようになりましたので、これだけでもずいぶん便利になったと感じます。

当方は今までシートポジションメモリ「3」に、シート位置を一番下げたところをメモリして、降車時に選択していましたので、それを自動的にしてくれるだけでもかなり嬉しい機能です。

2020年07月12日

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