私のようなスペックマニアは「パワートレーンが・・・」「プラットフォームが・・・」とついつい粗を見つけがちですが、扱いやすいFRセダンとして、最新の先進安全装備を備え、ユーザーの声に可能な範囲でしっかり手を入れてきていると感じます。
先般廃止された「GS」のラグジュアリー志向のオーナーの受け皿にはなりませんが、スポーティ志向派の方には選択肢の1つになりえると感じます。ただ、「助手席」や「後席」の快適性という面ではほぼ手つかずという点では配慮が欲しかったと感じます。
すでにご契約された方もいらっしゃると思いますが、まずは価格のおさらいです。
主要メーカーオプション価格は以下の通り。
参考まで現行モデルのオプション価格も併記しています。
注目ポイントは、 「F SPORT 本革シートセット」が大幅に安くなっていること。
これは、現行モデルはシート素材の一部がファブリックだったのが、2021年モデルでは合成皮革の「L-tex」にグレードアップしたことにより、価格が引き下げされたものと思います。
販売店ではL texのサンプルが届いていますが、新型ISのL texのメイン素材は、「ES」や「RC」のLtexと同様、しっかりとした厚みがあり、本革とそれほど遜色ありません。しかし、本革シートセットにしないと、以下のアイテムが装備されませんので、悩ましいところです。
【F SPORT専用 本革シートセット】
・運転席・助手席ベンチレーション機能(冷風)
・運転席パワーイージーアクセスシステム
・運転席ポジションメモリー
・後席サイドエアバック (*単品装着可)
・ドアミラーメモリー機能
また、マークレビンソンオーディオも価格が上がっていますね。
これは北米でのニュースリリースのとおり、「17スピーカー1800W」へとシステム全体のレベルアップが図られていることが理由でしょう。
(17-speaker system with a new amplifier offering an impressive 1,800 watts)
さて、以上を踏まえて、 「IS300」 の見積もり例。
ISというモデルの性格上、ガソリンエンジンを選択される方はコンフォート志向ではなくスポーティ志向と思いますので、 ”F SPORT” をチョイスしました
メーカーオプションは「全部あり」仕様です。
■IS300 ”F SPORT”
*諸費用・税金は、おおむね25万円前後を見ておけばいいでしょう。
次は、売れ筋の 「IS300h」 の見積もり例。
こちらはコンフォート志向ということで、 "version.L" をチョイス。あえてインテリアパネルは「墨アッシュ」ではなく、”標準”でも選択できる「ブラックジオメトリーフィルム」を選択しています。価格が安くなりますが、ステアリングからも「墨アッシュ」がなくなりますので要注意です。
■IS300h "version.L"
*諸費用・税金は、HVのためおおむね15万円前後を見ておけばいいでしょう。
IS300”F SPORT”とIS300h"version.L"のメーカーオプション「全部つけ仕様」ではその性格はことなりますが、結果的に価格が同価格帯になるのが面白いですね。
特に、"version.L"仕様はほとんどの装備がついているので、追加するのは「パノラミックビューモニター」のみの装備でも十分です。
「NAVI AI-AVS」を装備すると、評判のよい「スウィングバルブショックアブソーバ」が非装備となりますので、あとは好みで「ムーンルーフ」、そして「マークレビンソン」を装着するかどうか・・・というところでしょうか?
なお、新型ISはすでに契約が可能となっています。早期納車を狙う場合は遅くともお盆明けには契約が必要と思われます。
東京都内店舗においては、「紹介特典」がありますので、初レクサス車の方で「新型IS」の商談をスムーズに進めたい方はお気軽にメッセージ・またはコメント欄からご連絡下さい。
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image