https://www.nikkei.com/article/DGKKZO68949330Z00C21A2MM8000/
Lexus Teammate 「Advanced Driveに、OTA機能が搭載されるのは、既にトヨタ/レクサスのニュースリリースで明らかになっていますので驚きはないのですが、記事では 「LSを皮切りに、他の車種にも同様の仕組みを取り入れていく」 とありますので、4月追加予定の新型「MIRAI」だけではなく、今後のレクサスブランドの車においても投入が見込まれます。
今秋登場が確定した、レクサス「NX」においても、Lexus Teammate 「Advanced Drive」が一部のグレードで搭載される可能性もあるのではと思います。
記事では、ソフトウェア更新で 「車線変更追い越しのタイミングやスピードなど自動走行をめぐる機能の向上のほか、ソフト自身に不具合が生じた場合でも素早くできる、自動運転レベルのバージョンアップもソフト更新で対応できる可能性がある」 旨が報じられています。
これも想定の範囲で驚きはないのですが、ユーザーが求めているのは、そういった「自動運転」に関わる機能のアップデートのみではなく、そもそも 車自身がバージョンアップ・アップデートしていくもの かと思います。
たとえば、ハイブリッドシステムや、トランスミッションの制御プログラムのアップデート、ステアリング操舵性のアップデート、既に組み込まれている機能の解除機能など・・・
たとえば、レクサス車では、グレードにより「パワーイージーアクセスシステム」や、「ドアミラー・シートのメモリー機能」、「シートヒーター」、「ステアリングヒーター」の有無など仕様が異なるものがありますが、ソフトウェア制御で、後日、(有料でも)代金を支払うことにより機能を有効化するなどの仕組みも考えられます。
テスラの車には、ハードウェア上に予め動作するための機能が搭載されており、それを「OTA」機能で有効にするという措置がとられているようですが、今後のレクサスブランドにおいても、想定されるハードウェアを予め搭載しておき、将来的にその機能をアンロックし有効化する・・・というような仕組みも面白いと思います。
https://www.tesla.com/jp/support/software-version-10-0
現状では、車種ごとのグレードや輸出先の地域の法規により様々な部品を作り分けている状態ですが、ハードウェアはある程度統一化し、ソフトウェアで機能を制御することにより機能を有効/無効化し、部品点数の削減によりコストの削減にもつなげていく仕組みもできるのではと思うのですが、今後レクサスで導入する「OTA」機能が、 単に自動運転機能のアップデートに限らない「愛車として進化」 していくものであることを期待したいと思います。
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