まだ車検を迎えたオーナーさんもいませんし、おそらく初夏から始まる事前オーダーに注文すれば車検到来前に乗り換えすることも可能と思われます。
そこで、今回は初年度モデル(2019年モデル)オーナーさんが乗り換える場合の主な変更点(内外装のデザインは除く)をチェックしてみたいと思います。
■ハイブリッドバッテリーの「リチウムイオン電池」への換装
ニッケル水素から、リチウムイオン電池へ換装、車両重量の低減とともに燃費も向上(来型比+1.7km/L)
かなり大きなアップデートですので、買い替えの理由としても大きいのではないでしょうか。
■ヘッドライトの機能アップ(ブレードスキャン式AHS)
上下2段式AHSから、ブレードスキャン式へ変更。もともとESに搭載の「上下2段式AHS」も高性能でしたから、劇的なアップデートとまでは言えないかもしれませんが、新型LSの広報資料を見る限りは、特に路肩方面の照射範囲が拡大、実用性の高さに注目です。
■プリクラッシュセーフティシステム(PCS)のアップデート
以下の機能が追加、予防安全レベルが向上、まちなかでの「ヒヤリハット」に役立つ機能です。
・交差点右左折支援
・低速時加速抑制
■レーダークルーズコントロール(ACC)のアップデート
・カーブ速度抑制機能 が追加
■レーントレーシングアシスト(LTA)のアップデート
・車線認識にAI技術を活用することで車線内の走行の支援範囲を拡大
■ドライバー異常時対応システムを採用
ドライバーの無操作状態が継続した場合、音と表示と緩減速による警告、ハザード&ホーンのうえ、自車線内に緊急停止。
新型ISから採用(LSではより高性能な仕様を採用)したものですが、特に高速道路走行時に有用です。
■デジタルインナーミラー/デジタルアウターミラーのアップデート
・カメラをアップデートし、高画質化を実現。
ただし、新型LSのように、デジタルインターミラーの「大型化」や「高解像度化」が行われているかは不明
・LEDライトの「ちらつき」を改善
・距離目安線の表示機能を追加し、デジタルアウターミラーの利便性を向上。
■ワイドディスプレイのタッチ対応化
リモートタッチでの操作に加え、タッチ対応化。画面は約11cmほど手前に移動。
■スマートフォン連携機能のアップデート
以下の機能を追加
・AppleCarPlay / Android Auto 対応
■おくだけ充電「Qi」の使い勝手向上
置き場が拡大、利便性を向上。
■USB端子カバーの使い勝手向上
樹脂カバー化、見た目と利便性を向上。
【F SPORT】
ユーザーからの要望の高いと思われる、以下の機能を追加(一部はオプション)
■新型ショックアブソーバ(リニアソレノイド式AVS)採用
■デジタルアウターミラー[MOP]選択可能
■オレンジ塗装のブレーキキャリパー[MOP]選択可能
振り返ってみると、「リチウムイオン電池化」と「先進予防安全装備(Lexus Safety System+)」のアップデートは外見には影響を与えませんが、レクサスのハイブリッドカーとしての魅力を高める改良ですので、買い替えの動機にはなるものと思います。
- no image
- no image
- no image