2種の特別仕様車は、2023年10月5日(木)から10月18日(水)まで全国のレクサス店にて抽選申し込みを受付し、当選者にはお申込みいただいた販売店より10月20日(金)以降にご連絡の上、商談を開始いたします・・・とのことですので、〆切まであと数日となります。
▼トヨタグローバルニュースルーム
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/39835324.html
同じ高額車両でも、「LC特別仕様車”EDGE”」は、限定60台に対し、最終的には10倍以上の倍率となった模様ですが、今回の「RCF」特別仕様車(それぞれ25台限定)は、通好みの仕様ということもあり、それほどの高倍率にはならない模様です。
国内初展示にもかかわらずギャラリーも少なく、(売屋の標的とならず欲しい方に行き届きやすくなるのは良いことですが)ちょっと寂しさを感じました。
▼RCF 特別仕様車“Enthusiast”
後期RCFを見かけること自体が少ないのでカーボン製のボンネットを見ただけでも「特別仕様車」感がありますね。
(実際は、後期RCFは、”標準”グレード以外はカーボンボンネット&ルーフ)
ニュースリリースどおりですが、“Enthusiast”に関しては、エクステリアの差別化はありません。
とはいえ、カーボン製の固定リヤウイングやチタン製マフラーは、レクサス車らしくないインパクトがありますよね。
鍛造ホイール&セラミックブレーキも変わらず。
特別仕様車ならカラーリングを変更するなどあっても良かった気もしますが・・・(せめてキャリパを「ブルー」にするとか)
今回の特別仕様車のメインである「エンジンチューニング」(+リヤディファレンシャル)ですが、外観ではエンジンカバーの「F」ロゴで区別されます。
拡大すると・・・確かに通常モデルとは異なりますね!
カーボンボンネットは確かに軽いですし、見た目の美しさも素晴らしいですし、CFRPマニアにはたまりません(?)
インテリアの変更点はニュースリリース通り最小限で、パッと見た違いはパワーウィンドウスイッチパネルに設置されたプレートのみ。
久々に見ましたが、硬派なモデルとはいえ、パワーウィンドウスイッチに加飾ぐらいは欲しいところ。
もう1つの特別装備、「ドアカーテシイルミ」は日中は視認することが難しいですが、たしかに「F」ロゴに換装されていました。
フロントシートは、通常の”Performance package”と変わらず。
ブルーのアクセントは素敵ですね!(でもやっぱり「レッド」との選択性がいいなぁ・・・)
後席については、通常の”Performance package”と同じく、ブルーのアクセントはありません。
ここは残念かなぁ・・・
「IS」の2023年モデルのように密かに天井からのカップホルダーイルミが追加されていないかな・・・と密かに期待したのですが、変更ありませんでした。
「RCF」はレクサス随一、もっとも夜間のインテリアが暗い車種ですね。
そういえば、かなり現存する台数は少ないと思われる「F」ロゴ入りのスカッププレート。
レクサス「LC」のように、特別仕様車専用ロゴだったら良かったのに・・・と思いました。
さて、もう1台の特別仕様車、“Emotional Touring” 。
こちらはわざわざカーボンボンネットを「チタニウムカーバイドグレー」(ボディ同色)で塗装しています。
RCFには「チタニウムカーバイドグレー」が設定されていないことはあまり知られていないと思うので、特別仕様車感がないのがある意味「狙い」といえそうです。
このような感じで、ボンネットはグレーで塗装済、ボンネット内面はカーボン柄の組み合わせ。
リヤスポイラーは電動格納式でスマート。
ボンネットと異なり、リヤスポイラーはボディ同色で塗装されておらず、カーボンということがひと目でわかります。
さて、2種類の「特別仕様車」はどのような方がターゲットなのでしょうか。
カタログ上のスペックは全く変わりませんし、本当に「レクサス」および「RCF」が好きな方でサーキット用途の方はすでに”Performance package”を所有しているでしょうし、ノーマルの「RCF」からのステップアップの場合は、今回の特別仕様車のベースが“Emotional Touring” のため、快適装備が失われるというのがネックです。
ある意味プライスレスな、エンジンフィーリング等のチューニングと「希少性」は魅力ではありますが、どれほど応募者がいらっしゃるのか、見守りたいですね。あまり注目度が高くないようだと、「F」モデル人気がないものと見做されてしまわないか心配でもあります・・・
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