4人のり仕様の”WEXECUTIVE”は前席と後席が完全にセパレート式であるため、日本国内での需要はそれほど高くなかったようですが、本命は3列シート、6人乗り仕様の"version.L"。
結構出回りが良いようで、展示車・試乗車も順調に配備されているようです。
なお、見た目では”EXECUTIVE”と"version.L"の区別はまったくつきません・・・
ホイールも共通デザイン。
小さいながらもキャリパーに「LEXUSロゴ」が入っているのは嬉しいですね!
タイヤは、ミシュラン ”PRIMACY SUV+”が装着されていました。
なお、LM500h はホビージャパン社から「ミニカー」の発売が予定されています。
人気になると思われる「ソニッククォーツ」のLM500h、オーナーの方は要チェックです!
(1/64スケールのため少し小さいですね・・・)
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さて、注目のインテリアですが、さすが1500万円もするだけあり、"version.L"でも非常にクオリティが高いと感じました。
セカンドシートは「L-ANILINE」本革を使用しているだけあり、非常に柔らかく上質な座り心地でした。
ただし、カラーも”EXECUTIVE”と同じなので、せっかくなら「ヘーゼル」などもう少しカジュアルな色も欲しかったと個人的には感じました。
サードシートへの乗り込みは、セカンドシートのサイドにある、「LEXUSロゴ」付きのシートスライドスイッチにて行います。
クオリティ高く、また動作も非常にスピーディで操作性も快適でした(アナログちっくな動作がなかなかおもしろいです!)
サードシートへの乗降性も特に問題ありませんでした。
「LEXUS」ロゴがかっこいいですね〜(しかし、ここは新ロゴには切り替わらないのですね・・・)
ただ、懸念していたセカンドシート以降の「ルーフ/ピラー」等の素材は「ウルトラスエード」ではなくなっていました。
ウルトラスエードは”EXECUTIVE”専用の素材のようですね。
ただし、新型「RX」などと同様の上質なファブリック素材を使用しているので、クオリティは十分高いです。
細かい部分では、前席のコンソールボックス内の形状が変更されています。
”おくだけ充電”が見えないように蓋の下に隠れるのと、USBポートの配置が変更されています。
天井のイルミネーションでは、明るさが3段階の調整式になっていることに感心しました。
(アルファード/ヴェルファイアでも同様なのでしょうか?)
また、「読書灯」は照射確度が調整できるのもいいですね。
そして大型のインテリアパネル(ビスコテックス/矢羽根)は本杢パネルと区別がつかないほどの高クオリティです。印刷技術なので、従来では難しかったような箇所(幅の狭い場所、細かい開閉カバー部分等)や広大な面積をカバーできるのはメリットですね。
センターコンソール後部には、HDMI端子やAC100Vコンセントを備え、ちょっとした「ゴミ箱」も準備されており、インテリアパネルの造形やクオリティも含め良好です。
セカンドシートのシートスイッチは質感やデザインともにクオリティ高く、操作性も良好です。
カップホルダーの動きといい、非常に「いいもの感」を感じます。
セカンドシートのドリンクホルダーの前方には充電用「USB-C」端子がありますが、このあたりの造形は今ひとつですね・・・
あまり目立たない箇所ではありますが、加飾などがほしいところ。
セカンドシートの「スライドドア」周辺のクオリティも十分高いですが「パワーウインドウスイッチ」部分の加飾がないのは残念に感じます。
(レザー(&L-tex)部分と、樹脂部分の色合いがまったく同じなので少しのっぺりとした印象を受けます)
四角のドット柄のパーフォレーションがある大型のドアトリム表皮ですが、合皮(L-tex?)と思われる素材で、ここはフラッグシップミニバンであればもう少しクオリティ高くても良いのでは・・・と感じました。(せっかくメインシート素材がL-ANILINEを使用しているので)
サードシートの窓側には小物入れを兼ねたパネルがありますが、残念ながらALL樹脂製で、この質感はちょっと残念です。
もう少し加飾や(せめてラバーマットなどがあれば・・・)異音に対して配慮した造りであればよかっと感じます。
カラーも1色なので、LMで数少ない「プラスチッキー感」を感じる部分です。
サードシートについてはシート素材が「セミアニリンレザー」ということで、やはり合皮(L-tex)や一般的な本革に比べしっとりとした風合いとレクサスならではの「縫製/仕立ての良さ」が際立ちます。
このあたり、以前みた「アルファード/ヴェルファイア」のシートのクオリティとはかなり差があると感じました。
なお、サードシートの運転席側のトリム内に謎のスペースがありました。これは小物入れ?
奥に「フタ」のようなものがあります。説明書に記載あるかもしれません。
ラゲージについてですが、ラゲージドアのLEDがレクサス「NX/RZ」と同様のもので、より明るく大型のレンズ&LEDを使用した「RX」のものが採用されていなかったのは意外でした。ここはコストの問題なのかなぁ・・・不思議です。
新型レクサス「LM」(LM500h "version.L")は、レクサスブランドらしい高いクオリティで追加設定されました。
まずは売れ行きを見ながら「LM350h」の追加設定にも期待できそうです。
LM500h、非常に高価なミニバンではありますが、”EXECUTIVE”と同様のクオリティの箇所も多く、3列シート、6人乗り仕様は魅力的なクルマと感じます。「アルファード/ヴェルファイア」よりも大きく上回る静的質感、そして余裕あるエンジンパワーなど十分棲み分けはできているのではと感じました。(デザインの好みはありそうですが・・・)
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