以前のブログでも取り上げましたが、従来オプションだったプリクラッシュセーフティシステムやオートマチックハイビームシステム、レーンディパーチャーアラート等の安全装備を標準装備として、専用カラーのL-texスポーツシート、専用メタル調塗装のドアミラーを備えたクルマです。
値引きがほぼ望めないレクサスにおいて珍しくお得感のある特別仕様車ですが、間もなく公開される、マイナーチェンジ版ISも非常に気になるところです。
さて 特別仕様車。F SPORT Mode Plus 。
フロントから見ると、あまり違いがわかりません。
まもなくアンヴェールされるマイナーチェンジモデルのヘッドライトと比べると特に白系ボディなのでクセのあるデザインのヘッドランプであることがわかります。
サイドから。特別装備の金属調塗装のドアミラー。色調は、ソニックシルバーに近い綺麗なカラーです。
なお、ドアミラーの根本がつやアリブラック塗装ですが、この色違いは賛否が別れると思います。
(私は残念ながら好みではないです。)
ドアミラー拡大。ドアミラーの機能、形状そのものは変わっていません。
なお、ドアミラーの内側は引き続き無塗装樹脂でした。
つまり、「ボディカラー」、「シルバーミラーカバー」、「つやありブラック台座」、「無塗装ブラック樹脂カバー」と4系統のカラーが入り乱れている状態となります。ボディカラーによってはゴチャゴチャ感がありそうです。
リヤ側ではまったく通常モデルと違いがわかりません。
欲を言えば、リヤアンダーディフューザーの樹脂部分はブラックやシルバーで塗装して欲しかったところ。
さてインテリア。
まず、ドアカーテシランプは・・・残念ながら引き続き電球でした。
2016年モデルからRC系やGS系・RXの系のカーテシランプがLSやLXのように「LED」されましたが、ISは引き続きということで、微妙な差別化が図られています。
足元。まったく変わっていないようです。
フットランプは標準仕様と同じで電球。よってエンジンオンで当然真っ暗に・・・。
さすがにマイナーチェンジモデルではLED化されるでしょう。
プレミアムクラスにもかかわらず、行き過ぎたコストダウンにそろそろ終止符を打って欲しいところ。
他モデルではアルミフットレストが装備されていますがISではなぜか未設定で貧相に見えるのもなんとかしてほしいですね。
ルームランプやルームミラーも標準仕様と変化なし。
しかし、2016年現在、これほどの高額車で今時ルームランプのALL電球は珍しくなってきましたね。
ここもマイナーチェンジでは改良されるでしょう。
さて、ここまであまり驚きはありませんでしたが、専用装備の「L-texスポーツシート」は良かったです!
グレー部分は明るめなのでホワイトっぽくも見えて、いいアクセントを出しています。
シートの部位によって表皮の仕立てが違うのでのっぺり感がありません。
L-Texシートというと、CT・NXで使用されているような比較的薄手でビニールっぽい風合いのシートのイメージがあったのですが、RCと同じ系統の厚手シート生地で、ビニール感も低減されており、本革シートになかなか近い風合いで、言われないと本革シートと間違えてしまいそうです。(流石に本革の匂いはしないのでわかりますが・・・)
近くで見てもなかなかの質感と手触りでした。私的には、メルセデス・ベンツの人工皮革「レザーARTICO」より好みです。また、シートベンチレーション付きなので、座面にはこまかなパーフォレーションあり。蒸れにくく、送風機能もあるため、この点は同価格帯の輸入車勢に対してのアドバンテージとなります。
フロントシートはとても良かったですが、リヤはどうでしょう?
まず気になるのが、残念な樹脂スカッフプレートやドアトリム。(特に下部)
ここもマイナーチェンジで改良してほしいところ。
久しぶりにじっくり見ると、10年前にデビューした、20系ISは良く出来てたんだなと感じます。
リヤは、「パワーウィンドウスイッチパネル」の仕上がりも気になります。
写真で見てもわかるとおり、パネルとドアトリムや台座の部分の隙間が目立ちます。
もともとフェイク感の強いパネルですので余計に気になります。
また、クッション感の乏しい硬質なドアトリム素材やなぜかここだけメッキ仕上げのインナードアハンドルなど個人的に気になる点が多いです。
しかし、リヤシートに関しても、シート自体はやはりいい仕上がりで、これなら本革シートの設定はなくても良いと思いました。
私はIS系がやっぱり好きなので久々にじっくり30系ISを見ると20系から退化した部分に目が行ってしまい、どうしても厳しい意見となってしまいますが、間もなく明らかになるマイナーチェンジモデルで走行性能のみならず、再び内装や快適装備のクオリティもアップしたさらなる魅力ある車になってほしいと願います。
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今回のIS特別仕様車のL-texシートはいいですよね。RCもそうでしたがL-texもベースの素材自体で違うんだなとあらためて実感しました。L-texはシートのサイド材やドアトリムに多用されていると思いますが、どうも合成皮革感が高くてあまり好みではなかったのですが、今回のはとても良く出来ていました。
現行ISの本革シートのオプション価格は高すぎるので、これならL-tex仕様で十分と思いますね。
RCのようにファブリックを廃止してL-texをベースグレードに標準化する可能性もあるかもしれませんね。
マイナーチェンジ、本当に楽しみになってきました!
ISからA7に乗り換えされたのですね。A7、サイズは巨大ですが、とてもよいクルマですよね。
高速道路等での安定感は未だに忘れられません。そうそう、疲労度が少ないのも特筆すべき点ですよね。シートの調整幅が大きいですし、クッション長も可変できるのも良いのかもしれません。
さて、おっしゃるとおりISクラスで頑張ってくれないとブランド全体のイメージが上がりませんね。
このままですとNX、RXなどのSUV系のプレミアムブランドとなってしまいそうです。
まぁ北米ではRXやNXが大人気なのでしょうがないところはありますが、それにしても今のIS系の販売数があまりにもCクラスや3シリーズとかけ離れているのは危機感を覚えます。
私的には、走行性能やフィーリングではやはり欧州車のハードルはなかなか高いと思いますので、内装ではNo1を奪取してほしいと願っているのですが。。。
ドライバー誌にISの情報が出てたのですね!
確かに今回のマイナーチェンジでは「レクサスセーフティシステム+」の標準装備は確定的ですし、現在の販売台数から考えるとIS350がラインナップから外れるというのは有り得る話だと思います。
ここ数ヶ月、IS350の国内登録台数は月10台〜30台レンジとなっておりますし、特別仕様車でもIS350の設定がないことから欧州同様、日本でも350を廃止する可能性は出てきているように思います。
私自身、350のエンジンは名機だと思いますし、ぜひGS350の新2GRに換装して欲しいと思っているのですが・・・
350シリーズは減税対象外ですし、もう少し価格を引き下げてくれれば、販売ウェイトも少しは変わると思うのですが。
またIS200tにしても、欧州車のライバルと比べるとサウンド、レスポンス、気持ちよさ、燃費などどの点をとっても決定打がないのが残念です。せめて燃費だけでも優位であれば良いのですが・・・
私的には最近試乗したアウディA4のダウンサイジングターボエンジンはレスポンス、サウンドもよく切れの良いトランスミッションと相まってとても気持ちの良いエンジンと感じました。
レクサスのターボエンジンもマイナーチェンジを経てこれから徐々に洗練されていくと思いますので、期待したいとは思いますが、既存のV6エンジンもぜひ環境性能を高めて存続して欲しいと願っています。
なお、当方は初マイカーが2000年に入ってからのトヨタ・セリカですので、真鍋様からご教示頂いたレパードやルーチェなどは存じあげないのですが、イメージは湧きます。現在、ハイブリッドカーに飽きたユーザーも一定数存在し、それゆえに様々なスポーツモデルやハイパワー車、趣味性の高いクーペが少しずつではありますが、増えてきていることが証明ではないかと思います。これからも楽しく、かつ環境性能も両立したクルマが開発されることを祈念しております。
X-Lineもそうでしたが、個人的にモード+が欲しいと思った最大の理由がココです。
個人的にはここまで仕上げてくれるなら本革でなくても大満足なのですが。
ISの本革シートは正直割高でしたが、L-texは合皮とはいえあの質感でベンチレーションも付き
その他装備含めて+10.8万円で済むこのL-tex仕様は是非マイナーチェンジでも残して欲しい所です。
おかげでここだけの話、小生自身も自然に口を突いて出るはずの〽まあるく合わせた この手のひらに.....〽〜の(ザ・サベージの1960年代の懐メロ)メロディが出ない心境なのです(苦笑)。
聞くところによるとトヨタ首脳陣の考えは「今はダウンサイジング時代—2.0のターボなら3.5リッター級のトルクと使い勝手、350よりはるかに進化した経済性を有する」というものと言われております。だからこそレクサスRXの(日本・欧州両市場)ラインナップから350が落とされ、ガソリンエンジンは200tのみになったことは想像に難くありません。
ところがISとなるといくらか事情は異なると思います。直近では売れていないとは言え、レクサス日本開業以来現在までの歴史で見るとアルテッツァの流れをくむ気持ちコンパクトなISのボディ+3.5リッターの組み合わせは一度は熱烈なファンを生み出し、日本/米国で特有の記号性を生み出したことは事実です—ゼロヨン13sec台を難なくマークする「マセラティクアトロポルテ/ポルシェパナメーラSと対等に走れる、貴重なコンパクトセダン」というだけでも商品としてのパンチ力は激烈だし、実際小生もそれゆえに2008年秋にレクサスIS350(先代)を購入し、今でもヴィッツと併用しているほどなのです。
かくもメルセデスを乗り継いできた小生/我が家をレクサス党にさせてくれた20型ISを知る身にとって、その後現在までのISは、レクサスブランド全般は必ずしも手放しで順当に育っているとは思えません。そんな中ここ1-2年GS-FやRC-Fの激速シリーズの充実、IS/GSのシャーシー系の進化が相俟って「今後はレクサスの時代か?」と思えるようになった矢先に、ISファンの気持を裏切るようなモデル政策が取られるとは!
酷評された自動ブレーキの改良は大いに期待が持てる、セーフティセンスの採用も「乗るヒトのことを考えた進化」として買える、されどそれらと引き換えに、人間がクルマに対して求める「パワーとダイナミクス性能の媚薬」をどうもわかっていないのではないだろうか。
今時のユーザーは「クルマに野性的な暴力性は望まなくなっている」と言われる。ではそこで、省エネだの燃費だの「速いも遅いも関係ない」風潮を背景に持つファクターにのみ近視眼的に囚われていて良いのだろうか?No thanks!!!! ハイブリッドだのミニバンだのを有難がる彼らとレクサスのセダン/クーペ系のユーザー層、夢を抱く人間達とは一線も二線も画していると小生には思えてならない。
であるからにはもし350が最悪ISシリーズから消えるとして、せっかく生み出した2.0ターボをさらに進化させていくつかのバラエティを生み出すぐらいの気概が求められるのではなかろうか。現状の35.7kgmのトルクにオーバーブースト機構を合わせて40-42kgm辺りまでスープアップしたバージョンを生む、最高出力も245ps変じて300±25psの範囲へと拡大する.....現代の技術ではさほど難しいことではないと思うのだが如何だろうか。
アトキンソンサイクルへと改変された兄貴分GS用3500エンジンがあるからにはそれを素直にISへ移植しないトヨタもトヨタだが、逆に4気筒ターボにこだわるならIS350の正常進化と言うに足る新思想の2.0ターボのバリエーションを生み出し、先代ISのインパクトが忘れられない人間も新たなレクサスファンも等しく納得させられるワイドバリエーションを生み出すことが求められてはいまいか。
それを単に350を落として既発売の200tに統一するだけでは、かつて忘れもしない1980年代に日産がやらかした判断ミス「レパードから2800を落として、それより出来が劣った2000ターボのみにした」ことと何ら違いがないばかりか、「悪貨は良貨を駆逐する」とさえ思える退歩と言ったら酷だろうか(そうそう、管理人様は1970年代にオイルショックが契機で日産のフェアレディZの2600cc2by2発売が哀れ泡と消え、全く走らない2000ccのみのバリエーション編成となったこと、マツダがルーチェなどセダンからロータリーを落として平凡な1800レシプロだけにしてしまったことなど、思い出されることが多くないでしょうか?)。