HS250h 最後の特別仕様車か?



03-7.jpg


http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/mail/14311105

HS250hはリーマン・ショック後のレクサスを救った救世主といって過言ではないと思います。
不況の真っ只中、閑古鳥の鳴いていた販売店にあふれるほどのお客を集めたHS。未だに当時からいる販売店スタッフやアシスタントの方に伺うと「あの頃が一番忙しかった」との話も聞かれるほど短期間に人気を集めた車種であり、発売後はあっというまに半年待ち以上(1年近い)となったのはまだ記憶に新しいところです。

特別仕様車は450万円のワンプライス。(ベース車両より15.3万円の増加)

主な特別装備は以下の通り。

・プリクラッシュセーフティシステム +レーダークルーズコントロール = 約6.5万円
・225/45R18 91Wタイヤ&18×7 1/2Jアルミホイール(特別塗装) = 約5万円
・オート電動格納式ドアミラー  = 約1.5万円
・専用ファブリック+L-texシート = 差額なし
・メッキリヤガーニッシュ =3.24万円(DOP価格)
・フロントグリルシルバーメタリック塗装=約4.1万円(DOP価格)

差額合計 約20.34万円

ということで、価格換算すると「若干お得」という程度と思います。
MOPで設定のある「プリクラッシュセーフティ・システム」+「レーダークルーズコントロール」を装備するぶんの金額でエクステリアのバージョンアップと特別色のインテリアカラーが設定される仕様・・・と考えるとわかりやすいと思います。

ただし、HS250hのプリクラッシュ&レーダークルーズコントロールシステムはCT200hとともに、2世代前のものであるため、MOP価格が「151,200円」と超割高な設定となっています。現在、HS/CTより1世代進んだ性能のものが「64,800円」で装備可能(NX、RC用)であることは頭に入れておく必要があるでしょう。
(そのため、上記では約6.5万円の価値として計算しています)

そんなHS250hですが、パワートレーンに手が入ること無く、統合的予防安全装備である「Lexus Safety System+」も装備されないままいよいよモデル廃止に向かいそうです。なお、CT200hについても来春に最後のマイナーチェンジが行われる見込みとのことです。(ナビゲーション画面のサイズ拡大等?)

さて、ここで「HS250h」の最近の販売台数を見てみたいと思います。(2015年10月〜2016年10月のデータ)
比較として、CT200hも載せています。
スクリーンショット 2016-12-20 21.23.52.png

エンジンおよびハイブリッドシステム的には現在トヨタ/レクサスが販売するクルマでもっとも古いシステムといっても過言ではないと思いますが、HSは実に安定した台数を販売していることがわかります。(毎月110-120台レンジ)
買い替え需要等、安定的なニーズがあるクルマと言えるでしょう。

海外ではまったく売れず、早々に日本専用車となってしまいましたが、実用的なトランクを備えており、前後席ともに居住性も優れ、運転しやすいクルマといえばまさにHS。日本では非常に扱いやすいサイズで同乗者にも優しいクルマと言えるでしょう。
しかし、スポーティさも含めた、あらたなブランドイメージの確立に注力している現在のレクサスのラインナップでは異色な存在となっているのもまた事実。

2017年は新モデル「LC」の発売、7月の「LS」のフルモデルチェンジ、その後、RXの3列シート仕様(RX-L)の追加、そしてNXのマイナーチェンジが予定されているようですが、第3世代の新型車の発売だけでなく、車種の統廃合も今後進んでいくものと思われます。

2016年12月20日

この記事へのコメント
to フラン さん

いよいよ、、、というときが来たようです。(確定ではありませんが・・・)
HS250hは確かにSAIとの差別化に苦しんだモデルと思います。ただ、当時としては最善の方法だったのかもしれません。
MC後は双方かなり差別化が図られたのですが、初期モデルは確かにそれほど決定的な違いはなかったですね。

レクサスも第3世代となり、セルシオ、ソアラ、アリスト、アルテッツア、ハリアー・・・のレクサス版と呼ばれることがなくなりそう?
Posted by なまっくす at 2016年12月21日 20:04
HS無くなるんですね、街中では一番見かけるレクサスですけど確かに今のラインナップからすると違う感じがしますね、またオーナー様には言葉が悪く申し訳ないんですが余りにもSAIと被りすぎてレクサスぼったくり=トヨタ安いのイメージを作りあげた悪しきモデルって思ってしまいます。
Posted by フラン at 2016年12月21日 11:59
お世話になります。
日本市場においてはESの導入はありません。
セダンがいまいちである上、IS.GSがあり日本はそちらに任せます。
LSが長さ5235になってしまうので特殊になってしまい、GSの商品価値を上げてくるものと思われます。
RXのロングは取り敢えずは北米市場のみなので、日本では導入はないものと思われます。
兎に角、サイズがでかすぎます。
それにしても来年はフラッグシップモデルの登場ということで楽しみですね。
ちなみに、LCですが、途中からの加速はガソリンですが〜最初グンと踏んだ加速感はハイブリッドの方が速いみたいですよ。
ガソリンの方も動画にも載っているように乾いたかなり心地のいいエキゾースト音になっているみたいでますます楽しみです。
Posted by Y at 2016年12月21日 05:42
to 匿名 さん

コメントありがとうございます。
LXも導入されましたし、後継はES、ありえると思います。
LSはフルモデルチェンジで一気にサイズアップするので、長さ5メートル以内で大人4人が快適に乗れるESのニーズも出てくるかもしれません。

CTはホントどうなるんでしょうね〜
順当なのはスモールSUVの「UX」に統合されるという線だと思っていますが、プリウスPHVベースのCTというのも面白そうです。
Posted by なまっくす at 2016年12月21日 01:04
いつもありがとうございます。廃止になったら
代わりにES導入とかありますかね?CTはSUVのみになってしまうのでしょうか?
Posted by at 2016年12月20日 23:52
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント: 必須項目

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5740265
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

ユピテル レーダー探知機オプション OBD12-M III OBD12M3[OBD12M3]

価格: 5,540円
(2019/5/18 10:16時点)
感想(1件)

協和興材 マイクロロン ガストリート【smtb-s】

価格: 3,492円
(2019/5/18 10:15時点)
感想(0件)

スポンサーリンク

ACDelco [ エーシーデルコ ] 輸入車バッテリー [ Premium EN ] LN3

新品価格
¥12,754 から
(2019/10/14 18:36時点)

AESOP/イソップ レバレンス ハンドウォッシュ 500ml (B500BT17)

価格: 4,428円
(2018/5/27 02:12時点)
感想(1件)

イソップ Aesop リンスフリーハンドウォッシュ 50ml [003024]

価格: 1,020円
(2018/5/27 02:14時点)
感想(2件)

<< 2024年11月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
検索
カテゴリアーカイブ
最新コメント
ファン
プロフィール
なまっくすさんの画像
なまっくす
LEXUS車の話題を中心になるべく独自の視点でのんびり気ままにコメントしております。(車のメカニズム等の知識は全然ありませんのでご容赦願います)
QRコード
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: