今度のレクサスESはついに日本でも発売されるため、内装も大幅にブラッシュアップされているようです。
また注目のボディサイズも大幅に拡大され、日本市場における「GS」、そして大型化された「LS」の「受け皿」としての役割も果たしそうなほどのサイズに変更されています。
イメージ画像はNetcarshowに大量に公開されています。
https://www.netcarshow.com/lexus/2019-es/
■ボディサイズ
レクサスJPのホームページではボディサイズが公開されています。
https://lexus.jp/brand/motor_show/beijing2018/
全長は「4,975mm」と現行GSよりも約10cm長くなっています。
全幅は「1,865mm」と現行GSよりも約2.5cm広くなっています。これにより一般的な機械式駐車場では入庫が困難になるのが残念。
全高は「1,445mm」と現行GSよりも約1.0cm低くなっています。これは新プラットフォームによる効果かと。
全般的に現行レクサスGSに比べ、ワイド&ローという感じでしょうか。
後ろ姿はGSに似ており、奇抜な最近のLEXUSデザインからは一線を画したオーソドックスなデザイン。
ただし、リヤアンダーの部分はマフラー位置が少し高いということもあり、SUVっぽさもありますね。
■”F SPORT"の採用
スパイショットで確認されていたことやエントリークラスの新型SUV「UX」で”F SPORT”が発表されていたことからESにも”F SPORT”の設定が確実視されていましたが、ついにESにも初めて”F SPORT”が設定されました。
フロントグリルはメッシュ形状ですが、従来のフォグランプが配置されていた部分は最近のF SPORTっぽいブラックのベゼルが取り付けられています。(ちなみに何度か記載していますが、私はこのダミーパーツのデザインは好みではありません・・・)
”F SPORT”のリヤビューは通常モデルとはほとんど同じで、リヤスポイラーが追加されているぐらいでしょうか?
独特なマフラーエンドの影響か、従来のレクサスFRセダンと比べて腰高感はありますが、差別化されてていいかも?
■ナビゲーション・オーディオ
ナビゲーション等のディスプレイは現行LSは、GS、LXのプレミアムクラスに採用されている12.3インチワイドモニターを採用。
デザイン第3世代レクサスを受け継ぐデザインで、LC・LSをなどに通じるものがありますが、コストの関係か、樹脂パーツ部分が目立ちます。
”マークレビンソン・オーディオ”を装備すると、前席スピーカーグリルがゴージャスになるようです。LSではリヤ席のみですが、ESは前席のスピーカーグリルが変更されるようです。これはいい差別化ですね!
なお、”F SPORT”のため、インテリアパネルが新型のアルミオーナメントに変更されています。「なぐり調」に代わる新しいアルミパネルのようです。
ナビ・オーディオに関しては既報通りスマートフォンの普及に伴い、”Apple CarPlay”等に対応しました。日本仕様での採用はどうでしょう。現状では標準ナビ/オーディオの機能が充実しているので、あまり役に立たない代物のようですが。
快適な室内空調(エアコン、シートベンチレーション、ステアリングヒーター)を統合制御する、「レクサスクライメイトコンシエルジュ」も対応。「UX」でも採用されているので、ESでの採用も納得ですが、これはライバルにはない優位点でしょう。
■インテリア
ESといえば、ベージュ系の温かみのあるインテリアが特徴。最近のレクサスでは次々廃止されている、バンブーオーナメントが継続採用される模様なのは嬉しいところ。(ESPRESSO BIRD'S-EYE MAPLE, BAMBOO OR LINEAR DARK MOCHA WOOD)
助手席側にもシートポジションメモリスイッチが確認できます。(”F SPORT”では運転席側のみ)
全体的な印象はLSというよりは先代の「RX」っぽさを感じます。
全般的なクオリティは高めで「GS」からの乗り換えでも不満は出なそうですし、新型クラウンをも上回る質感を保っていると思われます。
新型LSやLCでは将来的な「ツインモニター構想」を踏まえ、ダッシュボード内にディスプレイが埋め込まれる構造になっていましたが、ESはSUVモデルのように12.3インチモニターが中央に鎮座しており、見慣れたデザインですが、インパクトは薄いですね。
シートヒーター、シートベンチレーションのスイッチは「LC・LS」と異なり「別スイッチ」となっています。
大型のセンターコンソールもLSと同様に助手席側、運転席側どちらからも開閉可能になっている模様。
しかしこのセンターコンソールの大きさは凄いですね。
遠隔操作デバイスは引き続きリモートタッチを採用。
これには賛否わかれるところでしょうが、機能等はLC・LSと変わっていないようです。
「ブレーキホールド」スイッチが手元にあるのは便利そう。そして、当然この価格帯では電動パーキングブレーキを採用。
ドリンクホルダー?がむき出しかつ「四角」なのは珍しいですね。ホルダーが1つしかないので
■操作系
ステアリングはLSと酷似していますが、中央のパッドはソフトレザー巻きではなくなっています。
右奥にオート電動パーキングのスイッチがありますね。
ワイパーやライト系のスイッチも目新しさはありません。
スピードメーターはF SPORTが公開。従来のF SPORT系と同様のようですが・・・そろそろ見飽きた感が。
IS・RC・LC・LSと同様リング可動式と思われます。
なお、シフトノブに関しては、第3世代レクサスのLC・LSではプリウス等で採用されたエレクトロシフトマチックを採用していましたが、先般発表のUXと今回のESではおなじみのゲート式シフトが採用されているようで・・・このあたりの操作性はブランドとして統一してほしいものです。
■シート
シートはF SPORT系とそれ以外で分別され、F SPORT系は、UXと同様、LC・LSの流れを受け継ぐスポーティなシートを採用。
また、シート調整ノブもUXと同様、ブラックメッキ風に塗装されており、高品質感があります。
シート素材はセミアニリン仕上げか、通常の本革なのかは不明。
”F SPORT”に関して、カラーは現時点ではブラックとフレアレッドが公開されています。
後席もFF方式を活かし広々としていますね。ルーフの高さは気になるところですが・・・
しかし、パノラマガラスルーフの採用はないのか?現時点では公開されていません。
標準仕様は見慣れたデザインですが、広々とした印象を受けます。シートへの濃色系の「差し色」やシートベルトカラーの変更など、おしゃれなカラーリングですね。
■安全装備
安全装備では、Lexus Safety System+の進化版(海外ではLexus Safety System+2.0)を採用。
おおむね、新型アルファード/ヴェルファイアで採用されたものと同一と思われ、自転車対応、夜間での歩行者検知も可能となったタイプ。
高度運転支援機能Lexus CoDrive(レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト)」・先行車や対向車を眩惑しないよう、ハイビームの照射を制御する「アダプティブハイビームシステム(AHS)、道路標識を読とるロードサインアシスト(RSA)を採用していることから、現行のIS・GS系と比べても大幅に安全装備と運転支援装備が充実しています。
期待されたLSに採用の「超大型HUD」や、緊急時の自動ステアリング操舵機能の採用は無いようです。
インテリジェントクリアランスソナー、パーキングサポートブレーキなど昨今増えている「踏み間違え防止機能」も備えており、十分な先進安全装備を備えていると言えるでしょう。
■ボディカラー
事前画像で「グリーン」系と「ベージュ」系が確認できましたが、どちらも新色であることが判明。
「アイスエクリュマイカメタリック」(Moonbeam Beige Metallic)、「サンライトグリーンマイカメタリック」(while Sunlit Green)
特にグリーン系はレクサスでは久々のカラー。日本語名称のカラーが公開されていることから日本でも設定されると思われます。
■パワートレーン/ボデー
新プラットフォームの「GA-K」を採用。
現時点では「ES250」、「ES300h」、「ES350」が確認されていますが、日本では「ES300h」のみの設定の模様。
そのため、レクサスJPのホームページでも「2.5Lハイブリッド」モデルにしか言及されていません。
なお、導入初年度から「パフォーマンスダンパー」を追加しているのは少し気になるところです。
これは、ボディの”微振動”を消せない理由があるのかも・・・?
ボデーマテリアルには、ボンネットフードに加え、フェンダーにもアルミを採用。
ただし、LCやLSと異なり、ドアやサスペンションタワーにはアルミは使用されていません。
なお、カーボン(CFRP)は採用されていないようです。
ホイールには17インチ、18インチ(2種類)、そして”F SPORT”には19インチをラインナップするそうです。
しかし、ブレーキ等に関しては強化がされないようなのが残念。
さて、あとはいよいよ実車画像の公開を待つばかり!
内装、安全装備ともに現行モデルのみならず上級FRセダンの「GS」を一部超える装備など、ボディサイズの拡大のみならず装備・質感でも従来のESからレベルアップした感があります。
なお、発売時期に関しては日本では当初8月頃発売と言われていましたが、レクサスJPのウェブページでも秋発売となったので、10月頃に後倒しされたものと思われます。
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コメントありがとうございます。
LS発売当初は、LS発売当初はのショートバージョンの噂がありましたが、このESが導入されるとショートバージョンは確かになさそうです。デザインもやり直しになりますし・・・
確かに、2L〜2.5Lのターボエンジンもラインナップしてほしいところですが、このクラスのガソリンエンジン車はあまり日本では需要がないようなので導入は難しいのでしょうね。望み薄と思いますが、北米仕様の3.5Lモデルがあればクラウンとの差別化になるのですが・・・
出ないでしょうね…
ガソリン車は出さないのでしょうか…
2.5のターボ付きとか…
今回のES、ようやく日本発売となったのは「受け皿的」要素が強いと思います。
日本では当初「ES300h」の1本で勝負するようなので、LXと同じように積極的に販売する意図はないのでは・・・
HSオーナーの後継としてフォーマルなセダンは望まれていたようですし、新型LSでは大きすぎし、高過ぎるとの声はかなり多いおうです。また、GSオーナーの中には「FRにこだわらない層」も増えてきたようで、そうなると室内にゆとりのある大型FFで快適性と適度なスポーティさを両立したセダンというには一定のニーズはあるのだと思います。
ただ、長さ、幅ともに大きすぎるのは事実で、欲しくても物理的に置けないという方も多そうです。
やはり幅はなんとか185cm,長さは490cm以内にしてほしいところです。
BMWの偶数モデルは私も結構好きです。M8は特にいいですよね〜 市販版をはやく見てみたいです。
・・・というのが、最初の感想です。
日本では、どの層を狙っているのか判断に苦しみます。
肥大化したLSのあとがま狙いのサイズ?
・・・にしては、価格帯が低すぎるし。
GSのあとがま?
・・・にしては、FFでひとまわりデカいし。
流行りの(といっても、他社に比べ出遅れ感の強い)クーペルックも、
特に目新しくないし。
今度は、ISが肥大化するのでしょうか?
いずれにしても、GSの乗り換えには、魅力は感じません。
希少な情報、
「【噂】レクサス、欧州で「GS」の販売を終了! 次期型は4ドア・クーペのようなスタイルで2019年に登場?」
https://jp.autoblog.com/2018/04/03/lexus-halts-gs-production-sales-europe/
に、淡い希望を抱いています。
できれば、Cピラーを前方向のみに傾けた「えせクーペルック」でなく、
左右から中心に傾けた(タンブルさせた)「4ドアクーペ」にして欲しいです。
BMW の M8 や i4、カッコいいです(まさに私見)。
コメントありがとうございます。
スポーツセダン志向の方には、今回のESは確かに食指がうごかないかもしれませんね。
ブレーキシステムも特別なものはないようですし、FFで方式なので後輪操舵のLDHはなし、ギヤ比可変ステアリングのVGRSもなさそうですし、F SPORTならではの動力性能系のデバイスが奢られていないようです。
スポーツセダンとしてしばらくは現行GS,そしてISの役割続きそうですが、ぜひ後継車種、発売してほしいものですね!
やっぱりクリアランスランプとヘッドランプはくっついているほうがかっこいい・・・ですよね。
ISはそういう意味では前期も後期もかなりチャレンジしているデザインですが・・・
果たして次のモデル(もしかしてもう一度マイナーチェンジ?)はどうなるのか。
ぜひ扱いやすいサイズのスポーツセダン、ISは残して欲しいですね!
フォグ部のベゼルも内側への食い込み?が無い分ずいぶんすっきりしましたね。
新型ES、デザイン面ではなかなか好評のようですね!
はやく実車も見たいものです・・・
カップホルダーはちょっと不思議ですが、前方に蓋付きのものがもう1つありそうです。
シフトノブが旧式なのはちょっと不思議ですね〜
電子式も賛否ありますが、少し古くくさい感じがしますね。
インテリアカラー、日本専用カラーもあるかもしれませんので期待しましょう!
ただインテリア、カップホルダーが一つしかないのと、シフトノブが電子式されなかったのは、とても残念です。発売時にはインテリアカラーに大人なニュアンスレッドをぜひ採用して頂きたい。
そうですね〜トヨタもAIを研究する会社を設立していたはずなのでもうそろそろお披露目されるかもしれませんね!
新型クラウンには先進的なインフォテインメントシステムが搭載されるとの噂もありますが・・・期待しましょう!