▼楽天ブックス カーグラフィック 2018年6月号
価格: 1,239円
(2018/5/2 19:25時点)
感想(0件)
レクサスLC(LC500/LC500h)は2017年3月に発表されましたが、顧客へのデリバリーが極端に遅く、ほとんどのオーナーは半年近くの納期待ち。
その中、カーグラフィック編集部へのLC納車はほぼ最速レベルといえる「5月某日」に行われたようです。
後に、カーグラ誌はLC開発中に、「THE PRIDE LEXUS LC500/LC500h」で密着レポートをしていたことが明らかになりますので、納車が優先されるのは当然といえます。
▼楽天ブックス THE PRIDE LEXUS LC500/LC500h
THE PRIDE LEXUS LC500/LC500h [ カーグラフィック編集部 ]
価格: 3,996円
(2018/5/2 19:47時点)
感想(0件)
それ以降、毎月CG誌上で、カー専門誌ならではのLCに関するレポートが掲載され、とても楽しみでしたが、個人的にレポートの中でも印象に残ったのは、「タイヤの違い」(ミシュランとブリヂストン等)や「直進性の問題」(LDH起因)ですね。これはなかなか個人では解析できない内容で読み応えがありました。
レクサスLCは発売から1年が経過し、先日特別仕様車(Stractural blue Edition)が発売されましたが、レクサス車で定期的に行われている「年次改良」はまだ実施されていません。しかし、カーグラフィック編集部からレクサス開発スタッフにも相当意見はフィードバックされていたそうなので、まだまだ改良の余地が多い「LCの年次改良」に期待がかかります。
現時点では、「乗り心地」、「直進安定性(”LDH”のセッティング)」に関しては手が入ることは間違いなさそうですが・・・
特に直進安定性の悪さに関しては、発売当初から様々なメディアから意見が出ていましたが、おおよその結論としては「S Package」に標準装備されている”レクサスダイナミックハンドリングシステム”(LDH)の制御が起因である、というものでしょう。
当方所有のLCは「L Package」のためLDH非装着車ですので直進安定性に関しては正直あまり気になりませんでした。(ステアリングセンター付近の「あそび」が少し多めなのは気になった程度です。)
(ちなみに、「レーンキーピングアシスト」(LKA)がオンになっていて、それで自動的にステアリングが操舵されている、なんて笑い話もあったようですが(爆))
”LDH”などの後輪操舵機構(DRS)は、個人的にはユーザーに「実感」できるようなセッティングが有効と思います。
せっかく高価な装備なのに効きが体感できないと意味がないからです。しかし、一方で効きが強すぎると「制御されている」という違和感が生じますし、その違和感も「人」や「経験」、「感覚」によりそれぞれ異なるので万人に受けるセッティングはとても難しいのでしょうね。
そこがまだまだ若いトヨタ(LEXUS)と輸入車メーカーとの違いなのでしょうか?
”LDH”は価格換算すると「約21万円」相当のオプションなのですが、「F」モデルに装備されている「トルクベクタリングディファレンシャル(TVD)」のように「効きの強さ」を段階的に調整できたりすると良いのでは・・・と思うのですが、機構的には困難なんでしょうか・・・?
なお、”LDH”の開発秘話としては、第2世代レクサス先鋒の「レクサスGS」開発時の次のリンク先の記事が非常にまとまっています。
かなりの苦労の末登場した「LDH」。なかなか読み応えのある内容です。お時間のある方はぜひ確認されてみてはいかがでしょうか?
http://www.jsae.or.jp/auto_tech/docu/auto_tech2014_01.pdf
さて、カーグラフィック誌のレポートの最後にLC編集部(編集長?)が、もし自分でLCを購入するなら・・・という前提で記事をまとめられていました。
チョイスされたのは、V8エンジン搭載の「LC500」。そして、グレードは「標準」というものでした。
「L Package」では”ガラスルーフ”による重量物が頭上にあるという点と、シートの「肩」まわりのサポートが今ひとつという点、「S Package」では「LDHのセッティング」が起因し、一種の消去法的な選択として、コスト&バランスの取れた「標準」が選ばれたのでしょう。
現在のレクサス車のグレード選択の際、多くのオーナーが「F SPORT」か「version.L」系に偏り、「標準」を選ぶオーナーは本当に少ないようです。
しかし、レクサスLCに関してはは他国では「標準」は実質的に「SPORT」グレードとして販売されているもので廉価グレードではありません。「カーボンルーフ」、「カーボンスカッフプレート」、「アルカンターラスポーツシート」を備える日本仕様の「標準」は他国の仕様と比べてもコストパフォーマンスに優れた内容になっており、実は「お買い得」なグレードとも言えます。
「S Package」の代表装備である、「アクティブリヤウィング」がないのは確かに寂しいところですが、LCの「標準」グレードを選ぶのは実際に1年間所有してレポートしてきたカーグラ編集部ならではのセンスだな、と感じました。
「マルチステージHV」が選ばれなかったのはちょっと残念でしたが・・・確かにまだまだ「進化の伸びしろが大きい」ということ・・・ですよね!
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
LDHは市街地やクランクなどでも威力を発揮するので有用な装備と思います。
確かに、「慣れ」なんでしょうね。
しかし、LDHのON-OFFの切り替えってできないんですかねぇ・・・
新型LS発売当初は、LCともにLDH装着車の比率が高いため直進安定性について言及されているメディアが多いので気になるところです。新プラットフォームもまだまだ使いこなすのが難しいようなので、今後の熟成に期待したいところです!
LDH, 現行GS450hが出た直後に、ディーラーのご好意でほぼ1日お借りしました。当時は、高速の直進性に関しては違和感はあまり感じませんでしたが、車線変更、右左折、駐車場への出入りの時にはかなりの違和感を感じました。
好みの問題もあるかもしれませんが、かなりのスポーツ走行をしない限りは慣れれば解決できると思います。
ただし、複数所有の片は乗り替えると違和感が目立つと思いますが・・・