最近のレクサス車はRCF・GSFなどの「Fモデル」や「LC」の開発など、従来不足していた「感能性能」に加え、基本的な走行性能を徐々に高めるとともに、「スポーティ寄り」になっていた感がありますが、今回の新型ESではその方向性を少し見直すような設定・仕様になっているところには注目です。
サーキットのような路面状態がよい場所でも。「ES」の足回りの良さは体感できるようです。
海外レポートでも注目されているのは、"F SPORT”以外に装着される、新装備「スイングバルブショックアブソーバー」の乗り心地。
従来のレクサス車と比べ、段差や路面状態が悪い部分を走行した際のゆすられ感が相当に低減しているようで、サスペンションはしっかり動いているが上物のボディのゆすられ感がかなり低減しているとのことで、この快適性はメルセデス・ベンツの主要モデルと比べても遜色ないレベルに達している模様。ぜひ体感してみたいものです。
今回のESは、新プラットフォーム(GA-K)を使用しつつ、かつてのレクサスが得意としていた「優雅さ」「優しさ」など、ラグジュアリー感や居住性の良さ等を重視した作りになっているようで、第3世代レクサスの新たなスタンダードとしても独特のポジションを確立したモデルなのかもしれません。
優しい乗り心地とともに注目されているのが、「後席の居住性」ですが、前席と後席ヒップポイントの差(カップルディスタンス)は1000mmを超え、ライバルの同クラスの欧州車を凌駕(もちろん新型クラウンより広い)、レクサスLS500hの1080mmに迫るレベル。ただし、「高さ」はそれほど余裕がないので、ここは実車でチェックしたいポイントです。
さて、量産車世界初といわれる電子ドアミラー「デジタルアウターミラー」についてはやはり相当な慣れが必要なようです。
「あるべきところ」にミラーがないのは、数時間程度の試乗では到底慣れない模様。
また室内側のモニターの大きさも5インチ程度ですのでサイズ的な問題の他、特に夜間、後方からハイビームが照射された際、カメラが一瞬「真っ白」になってしまうなど電子カメラならではの欠点もあるようです。
そのため、「デジタルアウターミラー」をメーカーオプションで選択した場合、レクサスの新型車では初めて、「実車確認後」(発売後)に正式発注が行われる方式となっている模様。(納期待ちが長期にならないような配慮はされているようです)
しっかり「メリット」・「デメリット」など、電子ドアミラーの特性を理解した上で販売するような体制になっているようで安心しましたが、外付け感が強い室内モニターの存在といい、積極的に選択するのは躊躇するかもしれませんね。
なお、私であれば、実際に見えるモニターの解像度を見て判断すると思います。現状のデジタルインナーミラー(電子ルームミラー)程度であれば見送りですかね。
なお、万一の故障時は物理的なドアミラーが存在しないことになりますので、そのため、モニターやカメラ等のシステムが壊れたことがわかるように、画面が ブルー になるようですね。
デジタルアウターミラーの室内側モニターのイメージ画像は、ワンダー速報さんでイメージ画像を作成されているので参考になります。
運転席/助手席側のAピラーの付け根に、大型のレーダー探知機を設置しているイメージです。
これにより定番の場所へレーダー探知機の設置は困難になっています。(天井吊りですかね〜)
■ワンダー速報
レクサス新型ESの最新情報まとめです!
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2373.html
さて、内装カラーに関してですが、以前の記事ではF SPORTでは「2種類」、それ以外(標準、version.L)では「3種類」を紹介していましたが、日本仕様ではプレスリリース画像にも掲載されていたものが加わり、4種類あることが判明。
■レクサス 新型ES(ES300h)内装カラーのバリエーションは?
http://www.namaxchang.com/article/460032549.html?1531660357
日本仕様で加わるのは、新型RX以降のモデルで新設定された、「リッチクリーム」。
レクサスJPのホームページでも公開されているカラーリングで、トパーズブラウンと同様ダッシュボードの色が変更されます。
・リッチクリーム
・トパーズブラウン
・ブラック
・シャトー
マニアックですが大変シックな、グレー系の「シャトー」が残るのは嬉しいところ。
一方、LC等で採用され、その後新型NXでも採用された「オーカー」は不採用で、定番の「トパーズブラウン」が採用されています。
なお、インテリアパネルは、標準仕様に加え、縞杢が2種類(ブラック、ブラウン)、バンブーが選択可能。
”F SPORT”に関しては、「ブラック」と「フレアレッド」の2色。
他車種で採用が進む「ホワイト」や、従来の”F SPORT”定番カラーの「ダークローズ」は消滅しています。
装備面を考えると、今回のESは”version.L”がとにかく「一押し」のようです。
目玉の「デジタルアウターミラー」の他にも、「3席(後席)独立調整エアコン」、「助手席シートポジションメモリ」(ランバーサポート付)、「運転席クッション長可変シート」、「ノイズリダクションホイール」、「後席リクライニングシート」、「後席シートヒーター」、「電動リヤサンシェード・リヤドアサンシェード(マニュアル式)」など”version.L”専用装備がかなりあるようですし、いずれも快適性をさらに確保するものであり、大人4人+αが快適に移動できるツールとしてもESは活躍することでしょう。
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そうなんです!想定外の装備が!
今回はまだ第一弾ということで、運転席・助手席のピラー側にモニターがありますが、「LF-1 limitless」のように、メーターフード左右にあるのが理想的にも思います。
あとは距離感などがどれだけなれるかどうか・・・画面だとどうしても平面的に見えてしまい、立体感が失われる傾向にあるので、今後の表示技術の進化も待ちたいところです。
デジタルアウターミラーですか!また凄い装備が付きますね。
あれなら助手席側になくても、運転席側に近いほうが視認性も良い気がします(笑)
外装に内装、インテリアパネルと悩みが増えそうなラインナップですね!