さて、レクサスES(ES300h)に関してはそろそろ本格的な商談がスタートとなる見込みですが、多くのレクサス販売店はお盆時期に1週間程度の夏季休暇を取得しますので、本格的な商談はお盆明けでしょうか?
web/SNS上にもいろいろな情報が出回っていますが、結構古い内容のものも多いようなので、いったん基本スペックを整理してみたいと思います。正式なプレカタログは「9月初旬」に販売店に出回るとのことですが、それまでは商談時に閲覧できる社内資料をもとに商談が行われると思われます。
以下の内容は出回っている情報やいただいた情報をもとに当方でまとめたものであり、概ね情報の正確性は確保しているつもりですが、正式なものではありませんのでご参考程度に・・・
■ボディサイズ
全長×全幅×全高=4975×1865×1445mm
ホイールベース=2870mm
全幅は一般的な機械式駐車場の制限1850mmを超えるため注意が必要。
全長は新型クラウンより「65mm」長く、GSより「95mm」長く、カムリより「90mm」長い
ホイールベースも新型カムリより「45mm」拡大している。
■車両重量
「ES」は、フロントフェンダーやボンネットをアルミニウムとし、軽量化を図っていますが、装備が強化されていることやムーンルーフが全車標準ということもありFFセダンとしては重量が重くなっています。
”標準” …kg
→新型カムリ”G"にムーンルーフ相当(約20kg)を装着した場合、1590kgとなりますので、それに比べ約「100kg」重い。
”F SPORT”… 1730kg
→GS300h ”F SPORT”に、ムーンルーフ(約20kg)を装着した場合、1780kgとなりますので、それに比べ約「50kg」軽い。
→新型クラウン”RS Advance"に、ムーンルーフ(約10kg)、レザーシートP(約10kg)を装着した場合、1790kgとなりますので、それに比べ約「60kg」軽い。
”version.L”… 1740kg →新型クラウンG
→GS300h ”version.L”に、ムーンルーフ(約20kg)を装着した場合、1790kgとなりますので、それに比べ約「50kg」軽い。
→新型クラウン”G”に、ムーンルーフ(約10kg)、レザーシートP(約10kg)、電動リヤサンシェード(約10kg)、リヤサポートP(約20kg)を装着した場合、1800kgとなりますので、それに比べ約「60kg」軽い。
■パワー
以下の通り、エンジン/モーターともに、新型カムリと同等。(エンジン型式も「A25A-FXS」で同等)
クラウンやGS等、FR系と比べると「モータートルク」が大幅に押さえられています。
ただし、システム最高出力はカムリの211psから「 218 ps」に上昇しており、セッティングが異なると思われる。
(もっとも、重量がカムリより100kg程度重いので実際は体感はできない?)
システム出力 約 218 ps(約160kw)
エンジン出力 約178ps(約131kw)
エンジントルク 約221N・m /22.5Kgf・m
モーター出力 約120ps(約88kw)
モータートルク 約202N・m /20.6Kgf・m
■燃費
数値的には思ったより良くありませんが新型カムリから推定すると、実燃費はかなり改善していると想定されます。
JC08モード燃費で「 23.2km/L」
カムリ”G”が「28.4km/L」、新型クラウンが「23.4km/L」と新世代の中では数値的には不利になっている。
GS300hは「21.4km/L〜23.2km/L」のため若干改善している模様。
■最小回転半径
大型のFFセダンということで最小回転半径の大きさがネック。
場合によっては納車前の駐車可否の確認が必要なサイズです。
”version.L”および”F SPORT”… 5.9 m
”標準”…5.8m
新型カムリが「5.7m」(18インチ装着車は5.9m)、新型クラウンが「5.3m」(18インチ装着車は5.5m)、GSが「5.3m」と比べるとFR系との違いは大きいですね。
■燃料タンク容量
50 L
新型カムリと同等。FR系の新型クラウンやGSは「66L」のため、少し少ない印象。燃料はレギュラー。
■ハイブリッドバッテリー
「ニッケル水素」を採用。
新型カムリは軽量な「リチウムイオン」を採用。(重量差の一部はバッテリーの重さによるものと思われる)
新型クラウンは「ニッケル水素」を採用など、車種により異なる。
ただし、ニッケル水素も新世代の軽量化されたものが使用されているとのこと。
■ボディ構造
新プラットフォーム、「GA-K」を採用。
ボンネットとフェンダーをアルミニウムに置換し、軽量化。ハイブリッドバッテリーはリヤシート下に配置し重心の低下を図っている。
■グレード
”標準”、”F SPORT”、”version.L”の3グレード。
■ボディカラー
新色2色が設定。しかし”F SPORT”では選択不能。
「アイスエクリュマイカメタリック」、「サンライトグリーンマイカメタリック」
グレー系は従来からある「マーキュリーグレーマイカ」を採用。
レッド系は従来からある「レッドマイカクリスタルシャイン」を採用。
有償色オプションとしては「ヒートブルーコントラストレイヤリング」(”F SPORT”専用)を採用
■インテリアカラー
”標準”、”version.L”では全4色を設定
(ブラック、シャトー、トパーズブラウン、リッチクリームと、ほぼ「GS」を踏襲)
”標準”のシート表皮は合成皮革の「L-tex」(ISやRCのように厚みのある滑りにくい「L-tex」を使用している模様
"versiopn.L”は、セミアニリン本革を採用。
”F SPORT”ではブラック、フレアレッドの全2色を設定。
シート素材は「L-tex」
インテリアパネルは、縞杢が2タイプ、バンブー、刃取アルミパネルを採用。
■新装備
・現時点で世界初採用の可能性が高い、「デジタルアウターミラー」をversion.Lにメーカーオプション。
・新機構サスペンション「スイングバルブショックアブソーバー」を”標準”、”version.L”に採用
・レクサス初、カーブ、コーナリングをスムーズにする「アクティブコーナリングアシスト」を全車に採用
スバル車等、類似技術採用あり
ここ数年のレクサス車は派手でインパクトのある車種が多かったですが、レクサスESはまさに「質実剛健」という言葉が似合いそうです。
第1世代のレクサスにあったようなゆったりとした落ち着きのある乗り味になっているようで、スポーティ化が進んだ最近のレクサスFRセダンとは差別化できていると思います。実際に試乗された販売員の中での評価もかなり高いようです。
またいい意味で「FF臭さがない」というのは海外レポートでも言われており、アクティブコーナリングアシストとスイングバルブショックアブソーバがいい仕事をしているように思います。しっかりと足が動いているのに車内は比較的フラット、というのは従来のレクサス車が苦手としていた部分ですのでその点、実に楽しみです。
ただし、「パワーの伸びがない」、「エンジン音が味気ない」というのはトヨタ/レクサスのハイブリッドシステムとしては如何ともし難い所。
「新型カムリ」とパワートレーンは同じですので、新型カムリをレンタカーでじっくり乗って、様々なシチュエーションでエンジンフィールを事前に確かめることも必要と思います。
とにかく、FFセダンではなかなかない、コミコミ600-750万円レンジと推定される高価な買い物になると思われますので・・・
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えっ!そうなんですか! LCのフェイスリフトの話はまったく聞いていません。
また、投入2年でのフェイスリフトは今までのLEXUS車では考えられないですし、LCはデザインが大きく評価されたモデルですので、それをすぐ変更するとは思えません。
とはいえ、今後LCF、LCカブリオレの発売も噂されていますし、それにあわせてフェイスリフトの可能性はありそうです。
ES、北米にもAWDがないので望み薄と思いますが、まずは日本でどれだけ売れるか楽しみですね。
新型AWDですが、いくつかのタイプがあるようで、「UX250h AWD」には、前後駆動力配分を自動最適制御する新型E-Fourが搭載されるようです。
モータートルクに関しては以前から不思議なのですが、FF用とFR用で分けているようです。
やはりFR用の方が駆動方式の関係から、高出力にできるのでしょうね。
ESに関しては上記の他にもノイズ・リダクションホイールや、アコースティックガラスの採用など静粛性にも力を入れているのでかなり快適なことが想定されます。
クラウンとはまた違う点で充実した乗り味を実現していると予想します。
ESはAWD仕様があると ES一択なんですがね。
新世代4輪駆動システムを発表しているはずですが、あれはRAV4やUX あるいは次期RX用に採用されるのでしょうか。
というのは、どうしてなの??
と思ってしまいますが、街乗りには
不足無いんでしょうね。
静かそうで、いいですね!