新型Audi A7(2代目)ついに発売!



https://www.audi-press.jp/index.html


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当方は4ドアクーペが一番好みのジャンルではありますが、現時点ではレクサスLC所有ということもあり、新型A7への乗り換え予定は今の所ありませんが、従来のaudi A7ははレクサスを一度離れるきっかけとなるほどの車であっただけに、新型も内容的には大変関心があります。
新型のA7は、外観がそれほど好みではないのですが・・・これは実車を見ると考え方が変わるかもしれませんけど。


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なお、輸入車では定期的に開催される「クローズド発表会」の参加レポートが「ワンダー速報」さんにアップされています!

http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2485.html

新型A7とA8についてレポートされています。やはり7と8の質感の差は相当ありますよね〜
(A7はカッコいいんですけど、結局メルセデスのSとEのように、内装の質感には相当な差があるんですよね。

今回の新型A7は、7年ぶりのフルモデルチェンジということもあり、特に内装と先進安全装備については、大きく進化しており、従来のA7オーナーさんも食指が動く内容になっているのではないでしょうか?もともと、いち早く先進安全装備を標準化するなどデザイン以外でも魅力的な車でしたが、新型は、2018年の他ブランド者と比べても非常に先進性・機能性が高く、非常に魅力的な印象です。


以下、ニュースリリースやプレカタログ等をもとに、私的に気になった点をまとめてみました。


■パワートレーン

 V6 3.0? TFSIエンジン(マイルドハイブリッドドライブシステム)を搭載、パワーは250kW(340PS)、最大トルクは500 Nmを発生し、0-100km/h加速は「5.3秒」と、スペック的にはレクサスの3.5L"マルチステージハイブリッド"に近いです。
AWD仕様でトルクがあるため、実際はレクサスの"マルチステージハイブリッド"より安定感も加速感も高いのではと思います。軽さも1900kg程度で軽いのも優位でしょうか。あとはエンジン&マフラーサウンドにも期待したいところ。(海外動画では出だしの「キュイーン」という電気的なサウンドが印象的)
同じ「48V電装システム」を搭載する、メルセデス・ベンツの「ISG」搭載モデルとの違いも気になるところ。乗ってみないとわかりませんね。


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■燃費

大型のボディ&AWD仕様にもかかわらず、JC08モードによる燃料消費量は、12.3km/L!
また、55〜160km/hの速度で低負荷時走行中には、アクセルオフでエンジンを停止し、惰性走行が可能であったり、ブレーキング時には回生ブレーキでリチウムイオン電池に充電可能。時速22km/h以下では、アイドリングストップを実施、停止中も前方カメラで前車をモニタリングし、前車発進時には、エンジン再始動をスムーズに行うなど、マイルドハイブリッドや先進技術を活かし、非常に洗練されている印象。試乗でぜひ確認したい点ですね。


■足回り/後輪操舵(最小回転半径)

最近欧州車でも非常に採用が増えている、リヤタイヤを操舵する後輪操舵(いわゆる「DRS」)ですが、新型A7にもオプション採用されています。
Audiでは「ダイナミックオールホイールステアリング(AWS)」と呼称しています。
また、減衰力を電子制御で調整する、可変サスペンション(ダンピングコントロールサスペンション)を備えるなど、従来のA7の日本仕様にはなかった飛び道具がオプション設定されているのが特徴です。
使い勝手の面では、新型A7の最小回転半径は「5.7m」ですが、「ダイナミックオールホイールステアリング(AWS)」装着車の場合は0.5mも短縮され、なんと「5.2m」を実現しているようです。一般的にAWDモデルは小回りが効きませんが、これは素晴らしい!
高速速度域での操縦安定性はもちろん効果があると思います。

レクサスでも「F SPORT」グレードには後輪操舵(LDH)を備えるモデルがありますが、基本的にFR仕様かつ高級モデル(GS、LC、LS)に限られますね。

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■ヘッドライト/テールランプ

今回、一番目玉と言える、Audiお家芸のライティングシステム。
光り方のみならず、その「動き」がとにかくカッコいいですよね。

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2011年にA7が登場した際に、3眼フルLEDヘッドランプを備える車は珍しく、キリッとしたその表情は夜間でも大変目立つ存在でしたが、今やLEDヘッドライトは車両価格が200万円前半の「カローラスポーツクラス」にも標準採用されるようになりました。
Audiは一歩先を行く「レーザーライト」や、「OLED」(有機EL)を搭載してきています。
レーザーライトは、70km/h以上で走行中にハイビームを補助し、ハイビームの照射範囲を 2倍に拡大するもので欧州車で採用が進んでいますが、レクサスを含む日本車ではまだ採用がありませんね。
「HDマトリクスLEDヘッドライト」や「アウディレーザーライト付HDマトリクスLED」は一部グレードにオプションなのですがぜひ装備したいところ。


・【動画】THE BEAUTY - 2019 AUDI A7 SPORTBACK (340HP/500NM) - Details, OLED technology etc




■先進性の高いドライバーアシスタンス(先進安全装備)

Audi/VWでは積極的に先進安全装備のPRはしていなかったように思いますが、新型A7ではカタログでも大量のページを先進安全装備関係に割いていて、その先進性と機能の高さをPRしています。5つのレーダーセンサー、5つのカメラ、12の超音波センサー、1つのレーザースキャナーと最大で合計23個ものセンサーが搭載と聞くだけで、私的にはワクワクしてしまいます。
実際、作動速度域が「時速0-250kmまで」と作動範囲とそのモニタリング範囲も広く、かつ実用的な機能が多く、ドライバーが油断した、万一の際に備えるシステムになっていると感じました。

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なお、今やどのメーカーでもほぼ類似の先進安全装備を備えていますが、目新しいと感じたのは次の機能です。どちらも「かゆいところ」に手が届く実用性のある機能と感じました。

「ターンアシスト」
右左折時におけるドライバーの死角をモニタリング。大型トラック背後の車両等もモニタリングできるようで、自転車やバイクとの衝突を防ぐことを主な目的としたアシストシステム。

「エグジットワーニング」
従来の警告だけでなく、後方から近づいてくる車両との衝突リスクをシステムが検出した場合は、少し時間が経たないとドアを開けられないようにする機能
(レクサスではブラインドスポットモニターがありますが、単なる警告表示のみ)

「カーブストーンアシスト」
サラウンドビューカメラに前後のホイールの状況を確認する機能と、3D画像で車両を写し出す機能を追加。3D画像では確認しやすい角度を選択し、車両の状況を確認することが可能
(レクサスでは、前後のホイールの状態までは確認が困難。対縁石、ホイール接触に効果があると思われる)
走行中でも画像が映るのはすごいですね。



■新インフォテインメントシステム(MMIタッチレスポンス)

高価格帯の車はかなり前からナビゲーションは車両前方に埋め込まれ、操作は手元にある遠隔デバイスにより行い、その操作方法が各ブランドの特徴といえ、Audiのそれは決して操作性が優れているとは言えませんでしたが、他のメーカーが未だに採用を続ける遠隔操作デバイスから決別、スマートフォン/タブレッド操作ライクな、「タッチスクリーン」+「手書き」に回帰したのが目新しいところ。
「10.1インチアッパースクリーン」と「8.6インチローワースクリーン」の組み合わせで、そのデザインや手書き可能なローワースクリーンといい、トヨタ/レクサスでは到底実現できないと先進性の高さと機能美を感じます。

機能的には、クラウドベースの目的地検索や3年間地図更新が無料であったり、オペレーターサービス、スマートフォン連動機能があるなど、レクサスでも導入済の機能を搭載しており、ほぼ同等の機能を備えています。「Apple Carplay」等に対応しているのも強みでしょうか。

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2016年の東京モーターショーの展示物ではレスポンスに疑問符が残りましたが、「ワンダー速報」さんのレポート
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2485.html

や各自動車メディアでのレポートでもレスポンスには問題がないようです。このシステムは新型A7でももっとも関心の高い項目ですので、ぜひ実物でチェックしたいと思います。

・インプレスCar watch
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1141730.html

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■洗練された運転席周り

運転席周りは非常に洗練されたデザインでとても素敵です。
物理的なボタンが少なく、フラットなデザイン、ところどころにある間接照明(アンビエントライト)、カクカクした独特なインテリア。
また電源OFF時の状態もとてもクールな感じです。

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スピードメーターも「バーチャルコクピット」採用により、情報量がとても多くて私的には好みです。
これに比べると、レクサスは、液晶化は比較的早かったものの、必要な情報がいちいち切り替えないと表示できなかったり、文字が大きすぎたり「ヘッドアップディスプレイ(HUD)」と重複している表示もたくさんあるなど、情報が整理されていないと思います。

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今の所インテリアで気になるのは、パワーシートの調整スイッチおよびその近辺の材質・質感がプラスチッキーなこと。
これは今後改善されると思いますが・・・あとは天井、ピラー素材などもチェックしたいところです。

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■後席居住性

従来モデルは広々とは言えませんでしたが、普段使いには問題なく、十分快適でしたが、サルーン的な用途では少し狭いという声も聞かれました。
今回は、室内長が「21mm」拡大、頭上は「5mm」拡大し、後席の居住性が向上したそうです。
また、ラゲージ幅も拡大したようです。(相変わらず、ゴルフバックは横置き出来ませんが)
後席のアンビエントライトもムーディでいいですね!(カラーも選択可能)
エアコンも4席独立タイプが選択可能(メーカーオプション)で、後席エアコン操作パネルもタッチスクリーンで先進感があります。

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・・・と、各機能をざっと見る限り、内外装のデザインや機能など、非常に先進性が高く、デジタルガジェット好きな方にとっては非常に気になる点が多いのではないでしょうか? しかし当方が今のところ、先代A7のような「どうしても欲しい!」と思うまでの物欲がわかないのは、現在LCを所有していることと、外装のデザインに、まだ惹かれるところがないところでしょうか。(前後ヘッドランプの動作・機能は凄いと思いますが)


あと、私的にはやはり価格は高く感じてしまいます。
いわゆる「素の」モデル(デビューパッケージ)は車両価格は約「988万円」ですが、装備が足りない印象ですし、通常モデル(「55 TFSI クワトロ S-line
」、1066万円〜)はオプション装備を考慮すると値引き込でも約「1100万円」級になってしまいます。
それでも「シートベンチレーション」がつかない、内装色/パネルの選択肢が乏しい、価格が少し上の新型A8との内装の質感がかなりあると思われること、このあと登場する新型A6と基本的に内装が同じであることなど結構気になる点があります。

また、従来型のA7はだいぶリセールバリューが低かっただけに、新型もどうなるか・・・
ただ、3年後でもこれだけの先進的な装備を備えている車はあまりないと思いますし、やはり気になる存在ではあります。
先般フルモデルチェンジを果たした メルセデスの「CLS450」などと比べても目新しい部分が多く、魅力的に感じますが、よりハイパフォーマンスな「AMG CLS 53 4MATIC」(1274万円〜)とそれほど大きな価格差がないことを考えると悩ましいところ。

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また、来年以降、レーザースキャナーで路面の凹凸を読み取り、サスペンションを4輪独立制御し、フラットな姿勢を保つ「AIアクティブサスペンション」等の新技術を導入予定とのことですから、新型「A7」の買い時はちょっと難しいなぁと思います。

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posted by なまっくす at 10:53 | Comment(4) | TrackBack(0) | AUDI

2018年09月09日

この記事へのコメント
to えふ さん

そうですね。A7もCLSも6〜7年ぶりのモデルチェンジということですが、当時のような熱狂さはないように思います。どちらもベースがA6,Eクラスということで、大きな差別化がないのが要因とも思いますし、やはり今の都市型SUV人気による影響もあると思います。
私もタイカンは注目しているのですが、果たして事前情報どおりの仕上がりとなるのか、ボディサイズがどうなるのか・・・楽しみですが、インフラ面も心配です。テスラも都市部以外はなかなか満足行く充電環境がない中、ポルシェはどうするのでしょうか?(本当にあんなに短時間で充電が可能なシステムを構築できるのか?)
Posted by なまっくす at 2018年09月12日 00:14
to アンソニーみうら さん

今回のA7は7年ぶりのモデルチェンジということもあり、大きく進化しましたね!
確かにA8はさらに質感を上げていますが、リセールもかなり厳しいので・・
各社のフラッグシップセダンがこれで出揃いましたが、LEXUS LSは特徴がなくなってしまったなぁという印象はあります。(デザイン的には好きなのですが・・・)
毎年たゆまぬ改良で、頑張って欲しいです。
Posted by なまっくす at 2018年09月12日 00:10
こんばんは。
A7もCSLも、残念ながら、先代ほどのインパクトとアドバンテージが少ないようです。


個人的に現在興味津々なのは、まだ出ていませんが、ポルシェ タイカンです。前評判通りであれば、かなりのインパクトとアドバンテージがあると思います。ただし、EVなので充電インフラが整備されていなければ実用的にはHVに劣ります。1500万までに価格を抑えてくれれば候補車の1つになりますが…………

Posted by えふ at 2018年09月10日 01:00
新型アウディA7 先進装備!?満載ですね。
しかしながら、割高感満載、価格的にバッティングするA8のほうが魅力的ですね。
次期A6もこのぐらいの価格だと…
デジタルディスプレイやOLEDヘッドライトなどドイツ製(ボッシュ コンチネンタル) 韓国製(LGエレクトロニクス)と聞いているので、初期ロット品は注意が必要でしょうか。
部品は多少遅れていても安定と信頼のデンソー アイシンが一番です。
僕的推しモデルはA8 55 リアステア付き レクサスLS500 F-sportsとゆっくり考えます。

Posted by アンソニーみうら at 2018年09月09日 13:57
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