https://lexus.jp/pressrelease/news/20190114.html
想定されていた通り、「通常版」に加え、「Track Edition」と噂されていた、高性能版「 Performance Package 」の2本立てで発売。
現在のRCFは「通常版」、「Carbon Exterior Package」と、スペックは同一でしたが“ Performance package ”では、車両重量の大幅な軽量化やセラミックブレーキの設定などでカタログ上のスペックも向上しているようです。
まだ詳細なスペックは公開されていませんが、現時点で判明している部分で整理してみたいと思います。
<通常版 RCF>
・最高出力は北米仕様で「467ps」→「 472 ps」へ約5psほどパワーアップ。日本仕様では「482ps」程度か?
・車両重量を20kg 軽量化 (!)
・トランスミッションは言及ないことから従来どおり8AT(SPDS)の継続採用と思われる。
・フロントリップスポイラーのCFRP化(*日本仕様は不明)
先行MCのRCに準じ、エクステリア/ヘッドライトを意匠変更
・アクティブリヤスポイラーのCFRP化(*日本仕様は不明)
・リヤアンダーディフューザーのCFRP化(*日本仕様は不明)
・ルーフのCFRP化(*日本仕様は不明)
・ホイールは、従来から変更なしの”BBS製鍛造ホイール”(ブレーキローターにはスリット入り)
・ブレーキキャリパーはオレンジ仕様
・ローンチコントロールスイッチの追加
<"Performance Package">
・「通常版RCF」のCFRP素材化に加え、ボンネットのCFRP化、ブレースのCFRP化や以下の軽量パーツの採用で従来比 70kg ,通常版RCFより50kgの軽量化(!)
・レクサス量産車初、 カーボンセラミックブレーキ 採用(!)
・専用軽量ホイール採用
・ブレーキキャリパーはレッド仕様
・固定式CFRPウイング採用
・ チタンマフラー 採用(テールがかっこいい!)
・内装に ”レッドカーボン”インテリアパネル 採用
・シートヒーター、シートベンチレーションの廃止(!)
・本革&アルカンターラシート&アルカンターラドアトリム&アルカンターラセンターコンソールアームレスト採用
(その他、専用レッドカーペット等も採用の模様)
■価格帯
現時点の情報を見る限りは、RCFの「カーボンエクステリアパッケージ」がベースになるようなイメージですので、標準仕様でも価格は大幅に上昇しついにRCFのベース価格は「1,000万円」を超えてくると思われます。
”PerformancePackage”は、チタンマフラー、各種CFRPパーツ、大型CFRPリヤスポイラー、セラミックブレーキ、専用ホイールの採用などがあることからこれらの装備が標準装備されるのであれば少なくともLC500と同等の価格帯になることが想定されます(1300万円〜1400万円程度か?)
■装備面
気になるところでは、2014年当時FR車初の「TVD」(トルクベクタリングディファレンシャル)が影も形もなくなっていること。
もともとサーキット走行には不要との意見も多かったですし、約40kgも増加するという装備ですので、”PerformancePackage"では設定がないものと思われます。日常走行ではかなり効果を体験できる装備なので、通常版RCFではオプション設定で残して欲しいところ。
■快適装備面
”PerformancePackage"においては軽量化のためか「 シートヒーター」が廃止 されている模様。
(重量増となるセミアニリン本革の設定もないと思われます。(シートベンチレーション機能も当然ないでしょう)
「標準仕様」では、快適性を保つため、セミアニリン本革やシートヒーター/ベンチレーション機能の設定は残して欲しいところです。
見た目は先般MCしたRCと同様ですので、電動パーキングブレーキ&ブレーキホールドは不採用、「アンビエントイルミネーション」も廃止されたと思われます。
LC500の発売後、スペック面では物足りなさがあったRCFですが、今回のMCではチューニングにより出力を向上、そして今までのレクサスでは初めて改良による「 重量減 」を果たしたことはトピックです。
また、レクサスの量産車では初めて「カーボンセラミックブレーキ」を採用するなど差別化を図ってきたことは嬉しい変更と言えます。
その他、(一般ユーザーはほぼ使いませんが)ローンチコントロールの採用など、0-60mile加速がついに「4.0秒」となったのはインパクトありますね。
価格面では不安がありますが、これが「F」最終モデルになっても惜しくはない?
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