2020年06月02日
GSファイナルモデル ”Eternal Touring" プレカタログ
4月23日にモデル廃止が発表された「GS」特別仕様車” Eternal Touring”のが6月1日に発売されました。
先進安全装備やデザイン自体には古さを感じるところはあるものの、ついに終売を迎え、もともとのクオリティの高さとあらゆるシチュエーションに対応できるFRセダンということで、GSシリーズに少なからず受注が集まっているようです。ダウンサイジングしたクラウンや、FF方式のESでは満足できない、そして輸入車もなぁ・・・という方もまだまだいらっしゃるようですね。
今となっては唯一となった、旧3.5Lハイブリッドシステムを搭載する「GS450h」、3.5LNAエンジンを搭載する「GS350」はトヨタブランドにもラインナップはなく、今後も希少なクルマとなりそうです。
なお、GS特別仕様車は北米でも発表済です。
https://pressroom.lexus.com/lexus-crafts-the-best-ever-gs-inblack-line-special-edition-model/
北米では200台限定、「GS350」のみのラインナップですから、日本市場のみが4つのパワートレーン(GS450h、GS350,GS300h、GS300)から選択できる唯一の市場と思われます。
ただし、北米では、人気ブランド「ゼロ・ハリバートン」のアタッシュケースが付属するようで、これは嬉しいサービスです。
なお、北米ではGS特別仕様車の日本とはまた違った高解像度の画像が確認できます。
ステアリングのデザインは、握り手のカラーが異なるタイプで(LAFがこんな感じでしたかね)、とてもかっこいいです!
また、この画像では「パームレスト」と「センターアームレスト」が質感の高いアルカンターラになっていますが、「レッド」のステッチが大変おしゃれ。
「GS F」でも別カラーのステッチは入っていないので、この限定車"Eternal Touring"専用で、満足度合いが高いインテリアと思います。
そして、地味ながらクオリティの高いのが、ダッシュボードの広い面積をアルカンターラが覆っていること。
オーナーしか気づかないかもしれませんが、非常に満足度の高い部分で、自分で換装しようと思うと大変なパーツですから、これは嬉しい。
これで、ピラーやサンバイザーもアルカンターラだったら最高だったんですけどねぇ・・・
さて、GSファイナルモデル ”Eternal Touring"ご検討の方は、緊急事態宣言が開け、早々にレクサスディーラーへ接触されるのがよろしいかと思います。生産の終了は8月とアナウンスされていますが、受注は6月中に打ち切られるとの話もありますので・・・
2020年05月25日
レクサスGS モデル廃止 〜 2012年発売当時を振り返ってみました
日本市場における第2世代目のレクサスGSには2012年1月に発売。
「品質やサービスはいい。しかし退屈だ、つまらない」と評される多かったレクサスのイメージを刷新するため開発された「GS」ですが、なんといっても「スピンドル・グリル」を本格採用したことが最大の功績と思います。
まずは2011年4月に開催された「2011ニューヨーク・インターナショナル・オートショー」で、コンセプトカー「 LF-Gh 」が公開。
ダース・ベイダーやプレデター顔とも言われましたが、そのデザインは大変な衝撃を呼びました。
2011年8月、「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で初披露されたGSは多少現実的なデザインになりましたが、新たなデザインを感じさせ、レクサス第2世代の方向性を象徴するものでした。
https://lexus.jp/news/eventreport/gs2011/
しかし、このGS発表会の夜、ジャーナリストを迎えての懇親会で「ペブルビーチの悔しい想い」と言われる出来事が発生します。
ペブルビーチの出来事については以下の記事や「THE PRIDE LEXUS LC500/LC500h」で読むことができます。
(このときのGS開発担当に、その後レクサスLCの開発主査、そして2020年5月現在、レクサスインターナショナルのトップ、佐藤恒治氏がいらっしゃったというのもまた運命的な出来事に思います)
▼Gazoo.com
https://gazoo.com/article/keyperson/170316.html
▼THE PRIDE LEXUS LC (楽天)
このGS発表会の直後から、レクサス「第3世代」に向けた動きがスタートするきっかけとなり、6年後にはレクサスLCが発売、9年後、レクサスGSはフルモデルチェンジが行われることなく、レクサスラインナップから姿を消すことになってしまったのは感慨深いものがあります。
さて、逆風の中発売された「GS」ですが、レクサスの第2世代の先発かつプレミアムクラスモデルということで、新装備が数多く投入されています。
■12.3インチ大画面モニター
当時、量産車「世界最大」サイズのワイドモニターを備えたのは衝撃でした。
そこからすでにかなりの年月が経過しますが、未だにこのサイズを超える大きさのスクリーンはほとんどありません(ツインモニターなどは存在しますが・・・)
また、大型モニターの採用とあわせ、「水平基調」のひろ上がり感あるインテリアを採用するようになっています。
■アナログクロック
レクサスブランドの象徴と言える、アナログクロックを搭載。(CT200hには未搭載)
■ドライブセレクトモードスイッチ
第2世代レクサスではおなじみとなった、パワートレーン/トランスミッション/エアコン/サスペンションなどを統合制御するドライブセレクトモードスイッチが物理的に装備されました。第3世代では、メーターパネル横に移設されましたが、第2世代のようにセンターコンソールの近辺にある方が使いやすい、という声も多いですよね。
■LDH(レクサスダイナミックハンドリングシステム)
レクサスの切り札とされた4輪操舵(かつての「4WS」)を採用。
後輪の切れ角を最大2度変動させることで最小回転半径を20〜30cmほど短縮する効果もあり、都心部の狭小道路でも駐車がしやすいというメリットも。従来の4WSに比べ違和感は大幅に低減したものので、やはり自分が想像している以上の以上に内側に入る感覚があり、違和感を覚える方も多いようで、その後IS350,RC350,LC,LSなどにも採用されますが未だに「違和感」という表現が聞かれるので、評価が難しいデバイスでもあります。
レクサス第2世代では「LDH」の積極的な進化が期待されましたが、2020年現在も採用はごく一部の車種に留まるほか、FRモデルへの装備に限られるため、現在のレクサスの売れ筋モデルでは見かけることがないのが残念です。
■レクサス専用プラットホームの開発
従来はクラウンやISなどと共有していましたが、専用プラットホームを採用したことにより、GS450h/GS300hでも大容量のトランクスペースを確保したほか、ボディ剛性も大幅に強化(ガソリンモデルで、ねじり剛性+14%とのこと)
しかしながら、2012年当時、ライバルである欧州車ではこのクラスでは珍しくなくなっていた以下の装備がないなど、当初から「出遅れ感」はありました。これらがリーマン・ショックでの開発研究費の削減なのかもしれません。
■モーメンタリー式ターン&ワイパースイッチの採用
操作後に必ず中立に戻る電気式のレバーを採用。慣れれば「ガチャ」という音がせず非常にスマートに操作できるが、ウィンカーの戻し方に不慣れなユーザーからの声が多かったのか第3世代レクサスでは不採用、従来どおりの「ガチャ」音が目立つアナログ式に回帰。個人的には残念です。
■電動パーキングブレーキ/ブレーキホールド採用
欧州車では当たり前の装備となりつつあった電動パーキングブレーキ/ブレーキホールドを採用。全車速追従式のレーダークルーズコントロール機能とあわせ、高価格帯にみあった快適さを提供していました。
当時の日本車では珍しい装備でしたが、おかげでなんとかモデル末期までなんとか商品力を保てたといえるでしょう。
■ソニックシルバーの開発
第2世代GSを象徴するカラーとして、「ソニックシルバー」を開発。アルミフレークを平らに並べる新技術で、金属感が大変強い高品質な塗装です。最近のボディカラーではシルバー人気が激減しており、見かける頻度は減りましたが大変美しい高級車に見合ったボディカラーと思います。
■ブレーキシステムに2ピース式ローター、高摩擦パッド採用
ローター部分とハット部分を分割し、熱変形の抑制、耐フェード製を向上させた、当時世界初の技術を採用、ハット部分はアルミ化し、ばね下重量の軽量化にも寄与。
しかし2012年に発売した「GS」は一方で発売当時からすでに「時代遅れでは?」と思われる部分も見受けられました。
当時いくつかのメディアでは指摘されているものもありますが、当方が感じたのは具体的には以下の部分です。
後に改善されたものもありますが、この時点からすでにライバルの欧州車との差が出始めていたときで、特にアクティブセーフティ機能に関しては、レクサスはもともと幅広い車種でメーカーオプション設定を行っていましたので、この時「標準装備化」していれば流れは変わっていたのではと思うのですが、それは2015年「Lexus Safety System+」の登場まで待たねばなりませんでした。
■トランスミッションが「6AT」(※後に8ATを採用)
■ガソリンモデルにアイドリングストップ機能設定なし
■LEDターンシグナルランプ(ウィンカー)不採用(※MCで採用)
■ブラインドスポットモニター[BSM]の設定なし(※後に単品MOP採用)
■駆動用バッテリーにリチウムイオン電池不採用
■シンプルかつ一般的な2眼式アナログスピードメーター(オプティトロン)の採用
■むき出しのスイッチ類が非常に多く、意匠も平凡
■先進安全装備がすべてオプション(※MCでLexus Safety System+を採用)
しかし、「ナイトビュー」、「ドライバーモニター式プリクラッシュセーフティシステム」はその後ブラッシュアップされることなく、廃止されたのは残念ですね・・・
さて、レクサスGSオーナーの中には、アリストの流れから初代「GS」に乗り換えされされた方も多くいらっしゃいましたと記憶しています。
あえてセルシオではなく、個性的な「アリスト」を選択され、そしてその流れを受け継ぎレクサス開業時に「GS」を選択。
しかし、残念ながら「レクサスGSのすべて」によるとレクサスGSの販売台数は期待通りにはいかなかったようです。
反省を活かし、居住性の拡大、積載力の向上など、欧州車としっかり対抗できるモデルを目指し、セダンとしての基本性能を確立することをめざし、あえて「王道のセダン」を追求した第2世代レクサスGSですが、それと引き換え、アリスト時代からの個性が失われ、フォーマル感がでてしまった第2世代「GS」への食指が動かなかった方も多いようで、当時の「アリスト → 初代GS」イメージが断絶した第2世代GSに乗り換えされた方は私の知る範囲ではかなり減少した印象でした。
また、リーマン・ショック後、ほどなくして日本では「アウディ」ブームが巻き起こりました。(今となっては信じられませんね・・・)
かくいう私もこの時代はアウディの先進的なデザインと先進安全装備の多くがフル装備された安心感に魅了され、「アウディ/A7」を選択しましたが、周囲のレクサスオーナーもレクサスのセダン(IS・GS・LS)から、他のブランドへ乗り換えされる方が増えた時期でした。
レクサスには第2世代「GS」」発売以前に、レクサス「HS250h」やレクサス「CT200h」を発売し、新たなユーザを獲得。
SUVモデルである「RX」の人気も定着していましたが、従来のFR系プレミアムセダン愛好家の方を魅了するようなモデルに欠いていた時代でした。
当時、流行していた4ドアクーペ(メルセデスCLS、BMW6シリーズ、アウディA5、A7)やセダンから派生した「ワゴン」や「シューティングブレーク」といった派生ラインナップをもっておらず、すでにこの時、レクサス・セダンから他ブランドへの流出が始まっていたように思います。
そんな中、レクサスは王道のセダン、「第2世代目のGS」を満を持して発売するに至りました。
レクサスGSの販売が好調であれば、そこからの派生モデルも検討していた・・・というニュアンスも「新型LEXUS GSのすべて」の開発陣からのコメントから伺えることができますが、それが叶うことはありませんでした。
現時点での唯一の望みは、2020年末に発売が予定されている「トヨタ・MIRAI」の発売でしょうか。
新型MIURAIはTNGA「GA-L」プラットホームを使用したFR車ですが、販売数もそれほど期待できないでしょうから、兄弟車の開発が期待されることろですので、価格的にもレクサスGSの後継モデルがあるのであれば、電動化時代の2025年頃までには復活の可能性はあるのではないでしょうか?
2020年05月02日
ありがとう「GS」ついに生産終了(公式発表)&“Eternal Touring”追加装備をチェック!
当ブログでも何度も取り上げたレクサスの基幹セダン「GS」がついに2020年8月をもって生産終了の公式アナウンス、そして特別仕様車“Eternal Touring”が6月1日に発売されることもアナウンスされました。いずれもおおむね既報の通りの内容です。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/32231442.html?padid=ag478_from_kv
すでにGSオーナーさまを中心に販促活動が行われており、オーダーも可能、オーダー終了が6月とのことですので、検討期間が結構短いことに注意が必要です。
特別仕様車“Eternal Touring”の価格は以下のとおり。
パワートレーンにより若干異なりますが、概ね「 37万円〜38万円 」のアップとなります。
注目ポイントは、レクサスLCの2021年モデルと同様、消費税増税により狂った端数調整もかねてきっちり「 50万円単位 」に調整しているので、車種ごとに微妙に値上げ幅が異なることです。また、GS350の「2WD」と「AWD」で値段が同一になってしまっています。これはレクサス初ですよね。
追加される装備に関しては、公式サイトのとおり。
https://lexus.jp/models/gs/features/eternal/
外装は「グロスブラック」と「漆黒めっき」でコーディネイト。特にフロントマスクは標準の”F SPORT”と比べてもつやつやの塗装と漆黒めっきでスポーティさが際立つ特別仕様車にふさわしい仕上がりですね。
ホイールもブラック塗装、GS450hとGS350の大型キャリパは「LEXUS」ロゴ入りのオレンジ塗装を施すなど足元にも彩りを与えています。ただし、オレンジの塗装は「RCF」や「GSF」の2020年モデル以降に使用されている新カラーではなく、従来から使用されているソリッドのオレンジカラーのようです。なお、GS300hとGS300はオレンジ塗装の設定はありません。キャリパサイズが違うので仕方ありませんが、ロゴなしでいいのでオレンジ塗装してほしかったところ・・・
リヤのラゲージガーニッシュが漆黒めっき化されているのが渋いですね!
さて、追加装備の面のみでコスト換算すると、“Eternal Touring”、実はお買い得というわけではありません。
以下のとおり、単純に追加されている装備の価格合計は「 35万円〜39万円 」といったところで、上記のとおりきっちり車両価格に転嫁されています。
つまり、外装のブラック仕立て+内装の特別装備(メーターフード/インストルメントパネル上部/センターコンソール/パームレスト/ドアトリムへの「 アルカンターラ 」採用、インテリア各部の「 レッドの差し色&ステッチ 」、そして「 ファイナルモデル 」というところにどれだけ価値を見いだせるか、という仕様であり、「お買い得感」を全面に出した特別仕様車ではありません。
私的には、「ヘッドアップディスプレイ」と「パワートランクリッド」も標準化にして同価格だったら良かったのですが・・・
というのも、GSのヘッドアップディスプレイは早期に開発されたこともあり、レクサス最小のサイズでかつ価格が「88000円」と変更がありませんから、今となってはコストパフォーマンスが悪い装備ですし、これだけの高額車両だですので、パワートランクリッドは標準装備してほしいものです。(SUV系では当たり前の装備ですし・・・)
一部のGSオーナーさまの中には「GS F」の部品を取り寄せ換装されている方もいらっしゃると思いますが、この特別仕様車"Eternal Touring”の各パーツを取り寄せ(たぶんできる・・・はず)して、ご自分のGSに移植、オリジナルの1台を作りあげるというのも面白いかもしれませんね。
こういう環境なので実車を見ることは難しいかもしれませんが、是非実車レポートしてみたいです。
2020年04月05日
LEXUS GS ファイナル、特別仕様車「Eternal Touring」(その1)
以前レポートさせていただいたレクサス「GS」販売終了については多数のコメントやメッセージをいただくなど、皆さんのGSに関する思いを改めて感じた次第です。
■レクサスGS ついに2020年6月受注停止!最後の特別仕様車の設定(2020/3/17)
http://www.namaxchang.com/article/474092925.html
カー雑誌「マガジンX」においてもGS販売終了および特別仕様車「Eternal Touring」(エターナルツーリング)が記事化されています。
当方が補足するのも憚られますが、この記事の内容は関係筋からの情報と合致しています。
発表は4月20日過ぎになり、発売は6月1日、8月には製造が終了する見込みです。
しかし昨今の”CIVIT-19”の影響により、この日程には変更がある可能性もありそうです…しかし、いずれにせよGSに残された時間は非常に短いといえます。
▼楽天ブックス ニューモデルマガジン X 2020年 05月号
既報の通り、GS特別仕様車は「F SPORT」ベースで、イメージ的には 「GS F」を意識した内外装デザイン になっているようです。
レクサスの「F SPORT」では用いられない「カーボンインテリアパネル」、「アルカンターラ」をインテリアに使用するなど、特別感があるほか、インテリアカラーは「ブラック×アクセントレッド」のような仕上げでスポーティなパーフォレーション付きのスポーツシートを備えます。
ブレーキキャリパーにもオレンジ色が選択可能(従来はGS450h、GS350のみでしたが、それ以外のGS300,GS300hでも装着可能とのこと)
外装にはブラック仕様の各パーツとともに漆黒めっきを各部にあしらうなど、内外装ともに、GSファイナルに相応しい仕上がりのようです。
残念ながら基本スペックのアップグレードはなく、先進安全装備やナビゲーションシステムなどは2015年11月のマイナーチェンジ当時から変更がない模様ですが、基本性能やインテリアの質感はまだまだ一線で通用するもの。
また、今となってはトヨタブランドにも存在しない「GS450h」と「GS350」のパワートレーンは現行クラウンにも採用されておらず、希少性が高く、静粛性・スムーズさに優れ、熟成されたものですから、その点では選択する価値は十分あるといえるでしょう。
「特別仕様車」の具体的な金額などは改めてレポートさせて頂く予定です。
2020年03月26日
レクサス GSF 2020年モデルを見てきた!
2015年秋、レクサスGSのマイナーチェンジに合わせ投入されたハイパフォーマンスな4ドアセダン。
主要なパーツをRCFと共有し、実用的な4ドアセダンに希少な5L・V8エンジン、BBS製鍛造ホイール、Brembo製ブレーキ、後輪を電子制御するTVDなど高額かつ高性能なパーツを投入したモデルですが、残念ながら発売以降、1度もマイナーチェンジを迎えることなく、ベースモデルのGS(GS300/GS300h/GS350/GS450h)とともに、2020年6月頃に受注停止、8月には生産停止の模様です。
2019年10月にはドアミラー、ピラー、ホイールやブレーキキャリパーの塗装や高剛性パーツの追加、ブラック×アクセントホワイトインテリアなど、小変更を施しましたが、結果的にこれが最後の仕様変更となりそうです。
現在、レクサスインターナショナルギャラリー青山に、GSFの2020年モデルが展示されています。
全国的にも、2019年10月に仕様変更した2020年モデルを展示また試乗車としている店舗はごく少数と思われますので希少な1台と思います。
【YouTube動画】
■LEXUS GSF 2020最終モデル(4K)
カラーは有償オプションのヒートブルーコントラストレイヤリング。
RCFではよく見るカラーですが、GSFでは希少なカラーと思います・・・しかしさすがに塗装が美しい!
注目はやはりブレーキキャリパー! RCFのマイナーチェンジで採用された新色オレンジが採用されていてとても素敵です。
私もこのカラーで塗り直したいぐらい。
ハイパフォーマンスカーは、ドアミラーの配色を変更することが多いですよね。メルセデスやBMWだったらカーボン、アウディだったらマットアルミニウムなど・・・レクサスGSFは「ダークグレー」を採用しましたが、その後追従採用するモデルはなく、結局一般的なブラック塗装に落ち着きました。
ビラーガーニッシュも一般的なブラック塗装に変更されました。
全く違和感がありません。ドアミラーカバーだけでなく根元の部分もしっかりブラックに変更されています。
フロントまわりがさり気なく変更されていないかなと思ったのですが特に変更はなし。
グリルフレームは漆黒めっきに変更しても良さそうですが・・・
リヤ部分も変更はないようです。カーボンリヤスポイラーは固定式ですが、GSFの特徴とも言えます。
4本出しマフラー、クリアテールランプにも変更はありません。
インテリアは新パターンの「ブラック×アクセントホワイト」
ホワイトの部分が減って、ブラック主体になり、ステッチは、シートの端っこやヘッドレスト部分をホワイトにしたもの。
汚れが目立ちにくく、適度なホワイトの配置でこれはかなりかっこいいと思いました。
GSクラスはインテリアがしっかり作り込まれているのが魅力。
デザイン的には古さが目立ちますが、新型クラウン、レクサスESシリーズなどより確実に質感が高いです。
個人的にはセンターアークレストにもホワイトアクセントがあれば・・でもかなりいい感じのインテリアカラーと思います。
後席もしっかり4人が乗れますし、センターアームレストにはマルチメディア等のコントロールパネルも装備。スポーティさと快適性を両立したレクサスでは希少なモデルとなります。
個人的に残念なのはインテリア部分がGS発売時の2012年(GSFは2015年)当時からほとんど進化していないこと。
たとえば、ルームランプなどは未だに物理的なボタンスイッチですし、内装のデザインなどは現在のレクサスモデルと比べると世代が古いという印象が拭えません。ただし、ルームミラー下部にLEDが仕込まれているなどクラス相応の装備は整っています。
GSFには先進的な「カラーヘッドアップディスプレイ」が装着できますが、そのサイズは現行レクサス車では最小サイズなので、こういったところもアップデートしてほしかったところですが、それが叶うことはありませんでした。
今回、久しぶりにGSFに乗りましたが、スポーティなシートに座り、小径・太めのステアリングを握るだけで気分が高まりました。
GSF 2020年モデルと一緒にRCF 2020年モデルも展示されていますので、違いを比較してみるのも面白いと思います。
2020年03月24日
レクサスGS ついに2020年6月受注停止!最後の特別仕様車の設定。
GSは、レクサスでももっとも多くのエンジンを搭載し、前モデルでは「GS430」、「GS460」の設定など、レクサスLSと並びレクサスのラグジュリアリー部門の車種として、多くのオーナーに愛されてきました。
海外ではすでに販売停止もしくは一部のモデルしかラインナップされていないエリアも多いですが、日本ではフルラインナップの販売が行われており、幾度となく「販売停止」が噂されてきましたが、ようやく現実のものとなってしまいました。正式には最後の「特別仕様車」の発表とともにニュースリリースが行われるものと思われます。
レクサスで販売停止となった車種として直近では「HS」(HS250h)がありますが、最後はひっそりと姿を消すこととなりました。
しかし、GSに関しては、最後の”特別仕様車”が設定されるようです。
特別仕様車といえば、標準グレードや「I Package」など、コストパフォーマンスの高いグレードに、追加装備や特別なカラーリングや内装を施し、多少お買い得な仕様にするものが主流ですが、今回は「 F SPORT」ベースの特別仕様車 となり、「ブラインドスポットモニター」や「クリアランスソナー」などの先進安全装備を標準装備したものになりそうです。
インテリアは所々に「レッド」のカラーリングをまとった仕様とのことで、「GS」の最後の特別仕様車はスポーティさを全面に出したモデルになりそうです。
なお、ハイパフォーマンスセダン「GS F」に関しては現時点では特別仕様車の設定はない模様。
現在販売されているMY20モデルのGSFはブレーキキャリパーに「ブルー」が設定され、ドアミラーやピラーをダークグレーからブラックにカラーリング変更、その他リヤトーコントロールアームブラケットのアルミダイキャスト化やサスペンションのチューニングなど手が入ったモデルですので、実質上これが最終モデルとなりそうです。(「F」10周年記念モデルオーナーへの配慮もあるのでしょうね)
ここ数年改良が施されていないことや、ライバル車のモデルチェンジなどが続き、2019年の販売ランキングでも苦戦するGSですが、先進安全装備やナビゲーションのアップデートがあればまだまだ延命はできたはず・・・その乗り心地や内装の仕立て、静粛性や快適性などはさすがプレミアムセダンといえます。
しかし、世界的に販売数が大きく減少しているといわれるセダン市場において、GS・ISどちらもモデルチェンジすることは大メーカーのトヨタ自動車であっても容易ではなく、「ISの2回目のマイナーチェンジ」に限られた資源を投入することにより、GSは開業以来の主力セダンとしての座を退くこととなったようです。
【YouTube】レクサス 2019年 販売台数が少なかった車種ベスト10
「GS」が再び復活する際は電動化・自動運転化技術を伴うものになっているに違いありません。
純粋なガソリンモデルやハイブリッドカーとしての「GS」はこれで終焉となります。既存のオーナーさんを中心にすでに生産停止および最終モデルに関する販促活動が行われているようですので、厳しい経済環境ではありますが、「GS」のラストモデルを購入できるのはあと数ヶ月となり、それほど多くの時間は残されていません。
2019年10月06日
LEXUS GS F 日本でも年次改良!(2020年モデル)
先般、北米でのGSFの改良についてレポートさせていただきましたが、2019年10月1日、日本市場においても「GSF」の年次改良が行われました。
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/29933051.html?padid=ag478_from_kv
■LEXUS GSF 北米2020年モデルはブラック仕様?(その他 備忘録)[2019/9/24]
http://www.namaxchang.com/article/470446766.html
改良内容は概ね北米と同じですが、リヤサスペンションも強化されていることが判明致しました。
【ホイール】
BBS製「マットブラック塗装ホイール」を標準装備!(ポリッシュ加工はMOP)
これはなかかな惹かれる方も多いのではないでしょうか?
【ブレーキキャリパー】
ブレンボ製の高輝度塗装オレンジキャリパー(MC・RCFと同じと思われます)および「ブルーブレーキキャリパー」を新設定。
2019年モデルまで標準装備されていた、「ブラックキャリパー」は姿を消しました。
ブルーキャリパーは一度ぜひ見てみたいですねが、販売台数を考えると相当希少になりそうですね。(GS F “F” 10周年 特別仕様車のキャリパーと同じだったりして・・・?)
・オレンジキャリパー
・ブルーキャリパー
【シート色配色変更(ホワイト)】
座面部分の大部分がブラックとなり、ホワイトの割合が更に減って結構平凡な配色になった感があります。
汚れが目立たないのは良いとは思いますが、スペシャルティ感は減少した感があります。
【リヤサスペンション】
サスペンションの強化、リヤトーコントロールアームブラケットのアルミダイキャスト化で高剛性・軽量化とのこと。
これぐらいの高価な価格帯の車であれば当たり前の改良内容と言えるかもしれません。
【ドアミラー&ドアピラーガーニッシュ】
2015年当時から謎の存在だった「グレー」塗装からようやくブラック塗装に・・・!
さて、今回の改良において、車両本体価格が10,356,481円 → 10,400,000円 へ 約「 43,516円 」アップしています。一見、増税時にあわせた「便乗値上げか?」と思ったのですが、2020年モデルから、ブレーキキャリパーのオレンジ塗装が「標準」(無料でブルーキャリパーも選択可能)装備となっているようです。
つまり、もともと「オレンジ塗装」は約40,000円+税のメーカーオプションでしたので、実質的には価格はほとんど変わらないことになります。(端数は、ピッタリ「1140万円」とするためなのでやむを得ません)
リヤ足回りの強化を考えると実質的には価格据え置きといえ、レクサスとしては良心的な価格設定といえます。
その代わり、「集中と選択」の改良のため、べースモデルのGSと同様、以下の点は今後も改良されることはないのでしょう。
スポーツモデルなので無視できる部分もあると思いますが、果たしていつまで耐えることができるのでしょうか。
・Lexus Safety System+のアップデートなし(LTA・RSA等)
・クリアランスソナーのアップデートなし(非インテリジェント)
・ナビ旧タイプ(非ハイブリッドナビ、SDカードナビ、マウス型リモートタッチ)
・オーディオ旧タイプ(非ハイレゾ再生、非Mitaast対応)
・旧ヘッドアップディスプレイ(小型)
・ステアリング、クルーズコントロールレバー等の操作系変更なし。
https://lexus.jp/models/gsf/gallery/
2019年08月31日
レクサス「GS300」主戦場の北米でついに販売中止!
ついに、レクサスの主戦場である北米で、2020年モデルの「GS300」(2Lターボ)がディスコン(販売停止)になるとのレポート。( 「Lexus has discontinued the GS 300 sedan for the 2020 model year, a company spokesperson has confirmed. )
北米ではGS300h,GS450hといったハイブリッドモデルは販売されていませんので、販売が継続されるのは「GS350」と「GSF」のみとなります。
「レクサスエンスージアスト」や「carsdirect」で報道されています。
https://lexusenthusiast.com/2019/08/25/lexus-gs-300-discontinued-for-2020-model-year/
https://www.carsdirect.com/automotive-news/lexus-gs-300-discontinued-for-2020
GS200t(GS300)は、レクサスISでやクラウンで投入されたFR用2Lターボエンジンを搭載していますが、日本ではクラウンへの配慮もあってか市場投入が遅れ(2016年9月に投入)、そこから約3年間が経過しようとしていますが、日本での累計販売はなんと推定「1000台未満」であり、販売面では非常に苦戦しています。
特に「ES300h」が発売されてからは毎月1桁台の販売にまで落ち込んでおり、2019年1月〜7月で累計台数(推定)はわずか「30台」程度。
今年に入って多くのディーラーではGS300を1台も販売していないと思われます。
2019年1月〜2019年7月におけるGSの各モデルのセールス状況は以下の通り。(GS300はブルーのライン)
【GSシリーズ 2019年販売状況】
※自販連や雑誌CG,ベストカー等の情報をもとに当方で作成
北米でハイブリッドモデルが販売停止となることはそれほど珍しくありませんが、純ガソリン車で販売が停止された意味は大きいと思います。
GSの車格ではやはり2Lターボは力不足(カタログスペック上)ということ、北米においてはGS300とGS350の価格差が小さめであることも要因のようです。
GSシリーズは2020年モデルにおいてもほとんど手が入ることなく販売が継続されますが、最量販市場である北米にてGSの販売が絞り込まれてきたということで、いよいよ「カウントダウン」が開始されたと考えて良さそうです。(なお、日本においては現時点で「GS300」が販売停止となる情報は入ってきていません)
2019年07月12日
レクサスGSはもう改良が行われないのか?今までの改良履歴
その一因として2019年10月の税制変更があることも要因と思われますが、どうやら本年は本格的な年次改良は行われず、本秋に「 LS500/LS500h 」が快適性を重視した年次改良を施すぐらいで、昨年デビューした「ES、UX」についても改良は行われないようです。その反動としてオリンピックイヤーである「2020年」は各モデルとも大きな改良が施される一年となりそうですが・・・
さて、残念ながら「GS」に関しては昨年に続き、本年度も改良は入らない模様。
他のモデルで導入済みの「インテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)」や「Lexus Safety System+のアップデート」、「リモートタッチパッド&新ナビゲーションシステムの採用」は行われないようで、レクサス車においても「選択と集中」があからさまになっています。
また、GSシリーズの販売台数の方も2019年にはいってシリーズ全合計で平均「 100台/月 」ということで、非常に厳しい状態。特に小排気量の「GS300」(GS200t)は月の販売数が「1桁台」が続いており、GSFより販売数が少なく、モデル廃止がおかしくない状態です。
さて、レクサスGSは2012年1月、本格的なスピンドルグリルを備えて登場し、レクサス「第2世代」の先鋒と言われます。
2.5LNAエンジンを搭載した「GS250」、3.5LNAエンジンを搭載した「GS350」、そして2012年3月には待望の3.5L+HVシステムの「GS450h」をリリース。
レクサスGSは高価格帯に位置するモデルであるため、2012年当時としては先進的な装備を多数備えていました。
特に世界初となる巨大な12.3インチモニターとアナログクロックの採用はラグジュアリー感あり、従来のアリスト・先代GSから続く、スポーティさを感じるデザインから大きく変更され驚きがありました。
特徴的な装備は以下のとおり。
・電動パーキングブレーキ[EPB]&ブレーキホールド
・全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールシステム[ACC]
・Hi/Lo兼用LEDヘッドランプ
・アダプティブハイビームシステム[AHS]
・ヘッドアップディスプレイ[HUD]
・世界初12.3インチワイドモニター
・後輪操舵[LDH(DRS)]
・18way/16wayパワーシート
・バンブー素材インテリアパネル
・アナログクロック
ただし、すでに当時主流となっていた、「LEDウィンカー」や「LEDフォグランプ」、ガソリン車での「アイドリングストップシステム」は未搭載、トランスミッションも「6AT」にとどまる、先進安全装備は基本的にすべてオプション設定、といった残念な面も見られました。
しかし、時代を見据えて、この時点で電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド機能を装備していることで、その後の改良で装備をアップデートすることが可能となり、2019年現在もなんとか商品力を保っているのはその他のモデルとは大きく異なる点と言えます。
■2013年10月【年次改良1回め】
IS300hで投入された新型の2.5L+HVシステムを搭載した「GS300h」を投入。
当初は「GSの車格に合わないのでは?」と懸念されましたが、徐々に販売数を拡大、第2世代GSのラインナップ中、最も販売数が多いモデルとなりました。
また、初年度モデルで見送られた以下の装備を備え、商品力を高めるなど初の年次改良としては大きな改良となりました。
・ブラインドスポットモニター[BSM]の設定
・フルカラーヘッドアップディスプレイ[HUD]の設定
・8ATの設定[GS350]
・LEDクリアランスランプのデイライト機能追加
・LEDフォグランプの採用
・レクサスクライメイトコンシェルジュの設定
・ボディカラーの追加(ホワイトノーヴァガラスフレーク)
■2014年9月【年次改良2回め】
レクサス車のナビゲーションシステムの一斉更新。小変更でありますが、ナビゲーションシステム周りを中心に改良が行われました。なにげに助手席オットマン機能はレクサス/トヨタ系では珍しい装備で貴重ですね。
具体的には、以下の改良を実施。
・新形状シャークフィンアンテナの採用
・SDナビゲーションシステムの採用
・「LEXUS APPs」の採用
・助手席電動オットマンの設定("version.L"系)
・ボディカラーの追加(ソニックチタニウム)
■2015年1月【特別仕様車】
スポーティな内外装を持つ、初の特別仕様車“F SPORT X Line”を設定。
■2015年11月【マイナーチェンジ(3回目の改良)】
約3年10ヶ月での初のマイナーチェンジ、主に外装の変更、ボディ剛性の強化、インテリアパネル、内外装カラー変更など。
外観はGSコンセプトモデルに近いデザインに変更され、スポーティさとワイド&ローが際立ち、個人的には非常に好みのデザインです。
その他、以下の改良を実施、ベース車両がしっかりしているので2019年現在も大きく見劣りしない内容と言えます。
・LEDウィンカーの採用
・3.5L新エンジン(2GR‐FKS)の採用
・Lexus Safety System+の採用(従来は個別MOP設定あり)
・オレンジブレーキキャリパーの設定(一部のF SPORTモデル)
・パフォーマンスダンパーの採用(GS350FR)
・ステアリングヒーターの採用
・ラゲージドアイージークローザーの採用
・CUSTOMIZEモード採用
・VICS-WIDEの採用
■2016年9月【年次改良4回目】
GS200t(ターボ)の設定。ISやクラウンの登場に配慮してか、GSではターボモデルの投入が遅れました。しかしこれによりGSは4つのパワートレーン+GSFを擁する多彩なラインナップとなりました。なお、これにあわせ「GS250」は消滅。
その他、以下の改良を実施。
・トルセンLSDの採用(GS200tとGS350の“F SPORT)
・ワイドFMの採用
・ボディカラーの追加(ダークグレーマイカ)
■2017年8月【年次改良5回目】
レクサスのターボエンジンモデル命名ルール変更により、GS200t→GS300へ。
その他、以下の改良を実施
・トルセンLSDの採用(GS350の2WD車とGS300h、GS300の全車にMOP)
■2018年8月【年次改良6回目、特別仕様車】
2度めの特別仕様車「Black Sequence(ブラックシークエンス)」を発売
グリル、ドアミラーなどをブラック化、内装はサドルタンとスポーティさと上質感を狙った組み合わせ。
インテリアパネルには、ウォールナットのオープンフィッシュが使用されており、高級感あります。
また、以下の改良を実施
・セルフパワーサイレンの設定
と、レクサスGSは実質的に2016年9月までは毎年たゆまぬ改良をしてきましたが、それ以後、ほとんど手が入らない状態となっています。しかし、今でもその全体的なクオリティの高さ、静的質感や機能装備の充実度など、新型クラウンを凌ぐ部分もあります。ただ、エンジンもプラットフォームも1世代前のものとなっているので、コストパフォーマンス的には劣ってしまいますね。
レクサスISの次期モデルの話は特に最近徐々に噂レベルで盛り上がってきていますが「GS」については途絶えたままです。
2005年8月日本でのレクサス開業当時から販売している唯一の車種が「GS」ですので、そのネーミングが絶たれないよう、純粋なセダン以外でのモデルチェンジも含め、新規開発に向け応援したいですね。
個人的には、ハッチバックタイプの4ドアクーペタイプorシューティングブレークタイプだとそそられるものがありますが・・・
2018年06月25日
新型クラウンは初期受注5万台超えなるか? &LEXUS GS販売推移
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00010000-kurumans-bus_all
発売前からジャーナリストの試乗会を実施・情報解禁を行い、6月26日の正式発売日には社長自らがコネクティッドを含めた新車発表会を行うようで社運をかけた1台といえます。
なお、先代のクラウンに関しては、トヨタ自動車がニュースリリースを出しており、「2013年1月30日、新型「クラウン」の受注台数が発売からおよそ1カ月で約2万5000台」とのことです。
クラウン (25,000台)
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/1831061
マジェスタ(2,800台)
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/1696632
つまり、合計では約28,000台前後、これは予約開始〜発売1ヶ月後の台数です。
一方、新型クラウンはすでに4万台を超えているとのことですし、今後正式発表され、”コネクティッド”が想像より凄いものであった場合など、受注が加速し、発売1ヶ月後の受注台数は「5万台」を突破する可能性はかなり高いのではないでしょうか?
つまり、新型クラウンは、現行クラウンよりも約2倍程度の売れ行きということとなります。これは凄いですね・・・
さて、これだけ人気が集中するとなるとやはり影響を受ける車は同ジャンルのFRセダンということになるでしょう。
いくらクラウンがニュルで鍛えた、レクサスのプラットフォームを活用したといっても、拘りのある輸入車オーナーからの乗り換えは容易ではないでしょうし、ミニバンやSUVからの乗り換えも容易ではありません。
よって、一番比較されやすいのが「レクサスGS」(GS450h/GS350/GS300h/GS300)であるでしょう。
日本や北米などでは「GS」は当面継続販売することが決定。しかし、当面、大幅な改良予定もないこともあり、安全装備や走行性能・フィーリング等を大幅に強化した新型クラウンに見劣りすることとなり、販売数にも影響が出てくると思われます。
そこで2015年冬にマイナーチェンジを実施し、本格的に一般オーナーへのデリバリーが開始された、「2016年1月以降」レクサスGSの各モデル毎の「販売推移」を見てみたいと思います。
<LEXUS GS 販売台数推移>
「紫」はGS全体の販売数 ですが、マイナーチェンジ後の新型効果で、2016年1月〜3月は500台以上の販売をマークし好調でしたが、その効果は続かず、2016年4月以降は、ターボ(GS200t)が発売し、販売店に一斉に試乗車や初期受注車が配備された2017年9月を除き、月/500台を超えることはありませんでした。
ここ1年では、決算時期を除き、販売台数は月/300台以下となっていますが、大きく販売が落ち込むことはなく、なんとか踏みとどまっている状態。これが、新型クラウン発売により、どうなるでしょうか?
「黄色」はGS300hであり、現在のGSラインナップでは一番の稼ぎ頭で、全体の過半数以上を「GS300h」が占めている主力モデルとなります。そして、新型クラウンの発売によりもっとも影響を受けるのもこの「GS300h」となるでしょう。
新型クラウンの販売主力は「2.5LHV」のようですし、ハイブリッドシステム自体、新世代にアップデートしていることから、実燃費、フィーリングともにクラウンが上回ることは間違いありません。
「赤色」はGS450h で、高価格でありながら比較的安定した販売台数をマークしています。システム的には旧世代となりますが、新型クラウンの3.5L"マルチステージハイブリッド"の過剰とも言える動力性能とエンジン制御&フィーリングが苦手な場合は「GS450h」の価値が出てくる可能性もありそうです。静粛性とエンジン回転の滑らかさという面ではこのGS450hの方が高いことが推測されます。
もともと装備面でも優位であることから、後席装備が充実している「 GS450h version.L」は独特なポジションを獲得できる可能がありそうです。
「オレンジ」はGS350 で、新型クラウンにはないNAエンジンモデルとなります。レクサスでは全般的に3.5LNAエンジンモデルの人気が壊滅的ですが、GSに限っては一定の需要があり、もっとも安定したセールスを記録しています。
また、GS350 F SPORTの後輪操舵(LDH)の存在などはクラウンにもないスポーティなもの。
国内でも希少となった大排気量NAエンジンモデルとして引き続き安定的なセールスが期待できそうです。
「緑」はGS300・GS200t であり、2016年夏の改良で投入された2Lターボエンジンですが、GS250も同様(図では青色)でしたが、「GS」では小排気量エンジンの人気がなく意外なことにもっとも販売数が少ないモデルとなっています。
新型クラウンにも同じエンジンシステムが搭載されるので影響がありそうです。
新型クラウン発売以降はレクサスGS全体の販売状況に影響を与えるのは間違いないでしょうが、内装の質感や快適装備・後席装備、静粛性等では引き続き優位性が高いと思われること、ディーラーサービスの強化、ブランド力の向上等昨今の取り組みを考慮すれば「GS」を選択する存在意義はまだまだあると思います。特に、スポーティ過ぎない「version.L系」は、新型クラウンがスポーティ寄りとなったことでクラウンロイヤル・マジェスタオーナーは一考ありかもしれません。
2018年05月11日
LEXUS GSF 一部改良! この改良内容は一体?
いわゆる”2019年モデル”の発表となるわけですが、想定以上に小変更でした。
ベースモデルの「GS」の発表と同時に行われないのも珍しく、あえて別にしたという意図がうかがえる改良内容という印象です。
ニュースリリースによると、改良点は次の2点
・ブラインドスポットモニター(BSM)の標準装備
・ボディカラーに「ネープルスイエローコントラストレイヤリング〈5C1〉」の追加
2019年モデルのGSFの車両本体価格は「 11,185,000」円。
発売当時、「11,000,000円」でしたので、2015年秋の発売から約2年半で「185,000円」アップしています。
しかし、あらためて見ると凄い高価な車ですね・・・・。
さて、改良前の価格はいくらだったかというと、実は「 11,120,000円」でした。
つまり、今回の改良で「 65,000円」アップしています。
”ブラインドスポットモニター”が <54,000円(税込)>相当ですから、あれ?計算が合わない・・・
ということで、ニュースリリースには記載されていませんが、今までメーカーオプション扱いだった、”セルフパワーサイレン” <10,800円(税込)>も今回、標準装備化されています。
セルフパワーサイレンは、バッテリーが外された際や、ホーン配線が切られたときでも 独立したバッテリーでアラームを鳴らすことができる盗難防止装置の一種です。
つまり、「54,000円」(BSM)+10,800円(セルフパワーサイレン)=「64,800円」分のオプションが強制装備となっているため、価格が「65,000円」アップしているということのようです。
(200円は端数切り上げもしくは、ホイールのロックボルトが「ブラック」になっていると思われるので、その加工賃かと)
「装備を強化」というニュースリリースですが、実はもともと設定されていた、既存のメーカーオプションを”強制セット”してきっちり価格に転嫁したものといえますので「うーん・・・」という印象です。もっともリセールには優位に働くものと思いますが。
なお、その他は目に見える変更はないようです。
たとえば、ナビゲーション/オーディオ関係では、第3世代レクサス発売後、順次導入されている「ハイレゾ音源再生」、「ハイブリッドナビ」いずれも非対応です。もともと相当な利益が乗っている車と思いますので、せめて、値上げせず装備を強化してほしかったものです。
また、トヨタ/レクサスが2018年度中にほぼ全車種に標準装備すると宣言していた停車時や駐車時の「アクセル/ブレーキ踏み間違え防止装備」であるインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ)等もGSFには装備されません。
※ベースモデルの、「GS」には後日の年次改良で装備されるものと思われます。
もっとも、”サーキット走行も視野に入れた車”なのでそんな装備は不要!
ということかもしれませんが、今回のが「改良」かと言われると疑問が残ります・・・
もっとも、ニュースリリースに記載されていないような見えない部分での部品のアップデートやフィーリングの変更は行われているのかもしれませんが。
ちなみに、ディーラーオプションはいくつか他車種で採用されたものが追加されています。
LC/LSで採用された、ブラックロックナット。
車両標準のナットも「ブラック」になっていると思われますが、これはマッチしているので正解ですね!
ただし、LC・LSと同様、ブラックロックナット自体はシルバーのものより大幅に値上げされています。
”プレミアム灰皿”や、携帯トイレ、シートベルトパッドなど新型LSで採用(改良)された車種共通のものがGSFにも登場しています。
なお、GSFに関してはもともと個体数が少ないということもありますが、認定中古車(CPO)市場でも比較的すぐ売れる状況が続いており、やはり高性能な4ドアセダンの需要は一定数ある、ということなんですね。
2018年春の時点では、「800万円」を切るような個体はすぐ買い手がついてしまいます。
https://cpo.lexus.jp/cposearch/result_list?Cn=GSF
さて、先日のトヨタ自動車の決算発表でも、6月には”コネクティッドカー”の市販車を披露できると社長自らが語っているとおり、トヨタが渾身の力を入れて開発した「新型クラウン」の発表は6月25日といわれています。
新型クラウン、そして新型ESの発表と重なりますが、レクサス開業以来主力セダンとして販売されてきた「GS」が果たして今度どれだけ力を入れて改良が継続して行われるのか、それともこれから先はほとんど改良が行われず延命措置が施されるのみなのか・・・
先般の英国でのGS販売中止に続く、今回の日本国内でのGSFの改良内容からは「後者」になってしまうのではないか、そんな印象を受けてしまいます。
https://newsroom.toyota.co.jp/jp/corporate/22185932.html?padid=ag478_from_kv
2018年05月06日
レクサスGS ついに欧州(英国)で発売中止!
以前からマガジンXを始めとするスクープ雑誌でのレポート、欧州海外メディアでの噂はしばしばありましたが、LEXUS英国の公式facebookにて正式にレクサス「GS」がディスコン(販売中止)となることが明らかにされました。
レクサスエンスーが記事にしています。
https://lexusenthusiast.com/2018/05/03/lexus-discontinues-the-gs-sedan-in-europe/
▼英国レクサス公式 facebook
https://www.facebook.com/LexusUK/posts/1842859962431866?comment_id=1843910342326828&reply_comment_id=1844207518963777&comment_tracking=%7B%22tn%22%3A%22R9%22%7D
ユーザからのコメントに可能な範囲で回答する対応する姿勢は凄い!
英国市場におけるGSの後継は「ES」って明確に返答してますね。
コメントによると、「欧州におけるGSの販売はここ最近非常に苦戦しており、2018年9月からの環境規制(WLTP)に対応するには投資が必要だが、現状のGSではそれに見合った投資を行う事は出来ないと判断した」、という感じでしょうか。
”WLTP”については、日本独自の「JC08」に変わり導入される世界的な燃費基準とのことですが、日本でもマツダ車が「CX-3」、「CX-8」などで公表したことで話題となりましたが、英国における事情は次の記事が一番わかりやすいかと。
https://www.autocar.jp/news/2018/04/19/284712/
英国では環境性能に関する新基準「WLTP」に適合しない新車の販売が2018年9月から認められない方向とのことで、このままでは新車は一切販売できなくなる、ということのようです。日本における規制でほとんどの場合は、施行日以前に発売された車はOKのはずですが、そのような特例がないようです。
つまり、在庫車であっても2018年9月までに顧客に行き渡らないものは在庫車であってもWLTPに適合させる必要があるので、モデル末期の車種や販売量が少ない車種は(コストに見合わないため)販売中止にしている、とのことのようです。
GSはその販売量の低下からWLTPに適合させるのではなく、”販売中止”という判断がされた、とのことのようです。
日本ではこのような環境規制基準に対応しない自動車の販売自体を規制するルールはないので、英国のように販売停止されることは当面ないと思われます。
しかし、プレミアムクラスの車がひしめく欧州市場の英国において主力FRセダンの「GS」が販売中止となったことは今後の他地域での販売戦略にも大きな影響を及ぼすことは間違いなさそうです。
なお、日本では2018年10月から燃費基準は「JC08」から次のような「WLTP」での測定に変わるため、以下の数値が示されるそうです。
・市街地モード(WLTC-L)
・郊外モード(WLTC-M)
・高速道路モード(WLTC-H)
・上記の平均
日本でのレクサスES(ES300h)はレクサスの新車でで初めて「WLTP」での燃費公表となる見込みですので、果たしてどういった数値となるのか、そちらも注目したいところです。(発売が当初噂されていた初夏から秋に変更されたのは、新基準に適合するような”チューニング”を綿密に行うためではないかと邪推するのですが・・・)
気になる今後の「GS」についてですが、セダン車のニーズが縮小していくのは世界的な傾向ですので、従来と同じコンセプトの「中大型 FRセダン」としてのGSは当面販売されない・・・と考えてよいでしょう。
噂のように「スポーツバック風」、「4ドアクーペ風」なスタイルとしての「GS」の再登場を期待したいところです。
そして、「GSF」に関しても気になるところです。
「”F”10周年モデル」が最後のGSFとならなければよいのですが。
なお、日本における特別仕様車の予定台数の販売は終了済ですので希少価値が高まるかも・・・?
2017年11月01日
レクサスGSF 「F」10周年記念モデルもお披露目!
レクサスブースでは、 F 10周年記念モデルとして、RCFの代わりに本日(11/1)からは「GSF」が展示されています。
今回、特派員の方から写真を提供いただきました。
レクサスブース中央に鎮座する、「GSF」の「F」10周年記念モデル。
RCFと違い、ボンネットはカーボンではありませんので特別塗装色「マットグレー」の面積が広く、これはこれで特別感がありますね。
ちなみに、バンパーロア部分の「カーボン」は単品での部品供給がありますので、RCFにも装着可能と思われます。
ただ、ここは飛び石が直撃するので、ラッピングフィルムなどの施工が必要かもしれません。
RCFとの最大の違いは、ダッシュボードのあるカンターラ。
CG画像と違い、リアル写真で見るとやはり違いますね〜 結構青いかも。濃色系ではありますが、映り込みは多少気になるかもしれません。HUDやスピーカー部分がブラックなので外から見るとちょっと目立ちますね。
リアサイド。 RCFと違い、サイドシル部分はカーボンではありません。
また、もともとカーボンリヤスポイラーは装備されていますが、リヤデュフューザーもカーボン仕上げになっていますね。マフラーエンドはRCFと同形状ですかね。ホイールはRCFと同様、ブラック塗装。
リヤアンダーデュフューザーを拡大。4本だしマフラーもチタンマフラーとなっており、ハイパフォーマンス&軽量化を誇っているものと思われます。
北米でもSEMAshowが開幕し、カスタマイズされたLCや新型LSが展示されるとのこと、これらのレポートも楽しみですね!
2017年09月22日
LEXUS GSFからさりげなくあのカラーが消滅!
ニュースリリースにはでていませんが、当初からちょっと違和感があると言われていた「ラヴアォレンジマイカ」がGSFで選択できなくなっています。
レクサスCTやNXの各「F SPORT」モデルで「ラヴァオレンジマイカ」が追加導入されていたので、スポーティなクルマ=「ラヴァオレンジマイカ&ヒートブルーCL」という戦略かな、と思いきや「Fモデル」でラヴァオレンジマイカが外れるのは予想外の展開です。
それに伴い、カタログでもラヴァオレンジのページが、ヒートブルーコントラストレイヤリングに差し替わっています。
オレンジマイカはRCFでもGSFもリセールバリューが厳しいのが現状ですが、個性的なカラーを求める方やデモカー映えするなど特徴的なカラーであるのは間違いありませんので、GSFで選択できなくなったのはちょっと残念です。
結局、GSFのMY18モデルで選択できるのは下記の7色となり、日本国内のレクサスとしてはカラー選択肢が非常に少なくなっています。
・ヒートブルーコントラストレイヤリング<8X1>
・ホワイトノーヴァガラスフレーク<083>
・ダークグレーマイカ<1G0>
・ソニックシルバー<1J2>
・ソニックチタニウム<1J7>
・グラファイトブラックガラスフレーク<223>
・レッドマイカクリスタルシャイン<3R1>
GSF発売当初からソリッドブラックがないことや初回の年次改良でマーキュリーグレーマイカが廃止され、ダークグレーマイカが復活するなどGSFはボディカラーの選択肢が少々特殊です。
来年にはダークグレーマイカが廃止され、有償オプションの「マンガンラスター」に置き換えされる予感もします。
反面、内装カラーリングは5種類から、インテリアパネルが3種類から選べるのはとてもイイですね。
最近のレクサス車は個性的なカラーが減少してしまっているのが残念です。
ドイツ御三家のように、特別発注でエクスクルーシヴカラーが選択できるなどあればいいのですが。
ラヴァオレンジマイカのGSFについて、今後、ディーラー所有の試乗車・展示車がCPOでリリースされるものと思われますが、そもそものタマ数が少ないのでお早めに動かれたほうが良いかもしれません。
GSFに関してはMY18モデルで「全車速追従型レーダークルーズコントロール」の採用、「ブレーキホールド」の採用が行われたので、あとは「パーキングサポートブレーキ(PKSB)」が標準化されれば現時点のレクサス車の改良の範囲で行える「完成形」になりそうです。
本来であればそろそろベースモデルのGSのフルモデルチェンジが見えてくる頃ですが・・・。
2017年09月02日
LEXUS GSの年次改良は今までにないほど地味!
GSシリーズには一部グレードに「トルセンLSD」のMOP化、GSFのLexus Safety System+機能の強化、内装色の追加等で、今までの年次改良でももっとも地味な改良といっても過言ではありません。
ディーラーオプションにも追加の装備はないようです。
ターボエンジンモデル搭載モデルは名称変更で「GS300」となりましたが、こちらも表立った改良は行われませんでした。確かにレクサスGSは2015年のマイナーチェンジで大幅な改良が施され、非常に充実した装備をもつパーソナルなセダンとしてのフラッグシップ的な地位を確立してはいますが、まだまだ改良すべきところはあるはず・・・
先日、トヨタはクラウンアスリートに、特別仕様車“J-FRONTIER Limited”を設定し、アクセルペダル踏み間違い時の衝突被害を軽減する安全機能(インテリジェントクリアランスソナー)を装備しました。
http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/18281893/
GSに関してはもともと非常に高額車両ということで比較的年齢層が高いオーナーの方が多いようです。
また、トヨタは先日のニュースリリースで2018年末迄に9割以上の車種で、インテリジェントクリアランスソナー(ICS)を備えた装備を設定することをアナウンスしました。
驚くべきは、インテリジェントクリアランスソナー装着車の効果の高さ。
なんと、単なるトヨタセーフティセンス(Lexus Safety System+)装着車よりも更に大幅に追突事故発生率が減少しています。これは、街なかでの被害だけでなく、駐車時や発進時のちょっとした接触事故(自爆含む)がいかに多いかがわかりますね。
2018年末までに・・・ということは、GSへのインテリジェントクリアランスソナーの採用は来年の改良まで待たねばなりません。
新型のインテリジェントクリアランスソナーはコスト削減も進んでいるようですから、採用に関し、部品単体でのコスト面は問題なく、ハードウェアの入れ換えやソフトウェアの変更に伴うコストでしょうか?今回GSへの採用が見送られたのは残念です。
何と言っても8月28日のトヨタのニュースリリースのあとに今回の年次改良が発表されたのが残念ですね。
その他多くのオーナーからの要望があると言われている、前後ドアへの「イージークローザー」の追加、「流れるウィンカー」の追加などは今回も見送りとなりました。
さて、一方GSFに関しては、Lexus Safety System+の強化があげられていますが、これはようやく2年前のスタートラインにたっただけであり、改良と宣伝するほどのものでもありません。
あまり知られていないようですが、GSFは「Fモデル」のV8エンジン搭載ということもあり、レーンキーピングアシスト(LKA)と全車速追従型レーダークルーズコントロール、そして渋滞時等のブレーキ保持をサポートする「ブレーキホールド」に間しては「非対応」でした。(RCFが「非対応」だったから、それをGSFで転用する際に、追加での開発時間・コストがなかったのと推測されます)
今回、デビューから2年経過しようやく対応されることとなり、他のGSシリーズと同等の安全性能・先進装備を備えることとなりました。
実はニュースリリースには出ていませんが、Fモデルで初めて、「ブレーキホールド」に対応しましたが、地味ながら非常に有用な装備であり、これは非常に嬉しい。(なんで公開しないのか不思議)
しかし、ボタンの意匠はそっけない簡素なもので、このあたりは基本設計の古さを感じてしまいますね。
内装については、人気の「アクセントシリーズ」が拡張され、「アクセントレッド」が追加。
F SPORTシリーズにフレアレッドが採用されるようになったので「GSFの内装はどう差別化するか?」は密かに注目していましたが、なかなかいいアイディアですね。
これはかなり人気を集める内装カラーになるのではないでしょうか?
今回の改良については、(当然)価格は据え置きですが、GSFはなんと「1万円」アップしています。
今までは「1,111万円」だったのが「1,112万円」に。
「LKA」や「全車速ACC対応」、「ブレーキホールド対応」で1万円のアップということだと思いますので価格的にはむしろ割安と思いますが、このクルマの車格を考えると、本来は2年前の登場時に備わっているべきものであり、それで価格に転嫁するのはどうかと思います。
GSFは発売当時から12万円の値上げとなりましたが、さすがにちょっと高価過ぎる印象がありますね。
来年、2018年はGSFのマイナーチェンジから3年が経過。そして新型クラウンの発売後ということもありGSシリーズはまさに「正念場」を迎えます。
※なお、当ブログと同内容の記事を無断で転載しているサイトがあるようですが、無関係のサイトですのでご注意ください。
http://www.namaxchang.com
https://fanblogs.jp/namax
2016年12月24日
衝撃? 次期レクサスGSは?
少し前から噂されていた、レクサスGSに関する驚くべき話題が「マガジンX2月号」(26日発売)に掲載されている模様。
デトロイト・モーターショーで公開予定の「新型LS」の情報も待ち遠しいところですが、既存オーナーの方やこれからレクサスGSを検討されている方には衝撃な内容になるかもしれませんので、要チェック!
私も非常に気になるので先月号に続き、今月号も予約済みです。
その他、新型LSや新型スープラ、新型アテンザの話題など興味深い記事がいくつもあるようです。
ちなみに、レクサスLC500 LC500hのスタッフマニュアル抜粋も・・・!
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レクサスGSは主戦場の北米でも販売台数に急ブレーキがかかっている状態(11月・・・1201台、10月・・・1388台、9月・・・1066台。1月〜11月までの年間販売台数は前年比▲30%超)ですので、昨年秋のマイナーチェンジ効果が早々に薄れている状態。
来年はBMW5シリーズもモデルチェンジ(デトロイトショーでプラグイン版がアンヴェール予定との噂?)しますし、2018年には国内で最大のライバル、クラウンもフルモデルチェンジの時期と手強いライバルが続々登場。
しかし次期LSは全長が5.2mを超える見込みですので、全長が5m以下のサイズのカンパニーカーとしても使えるラージセダンはラインナップとして必要だと思うのですが・・・
それともセダンは衰退し、SUV系にシフトしていく運命なのでしょうか?
そして、発売したばかりのハイパフォーマンス4ドアセダン、「GSF」の次期モデルはどうなるのか?
クリスマスシーズンですが、とっても気になります・・・。
2016年09月21日
いよいよLEXUS GS200t 正式発表!
既にバックヤードに入庫しているようで週末から試乗ができる店舗もあるかもしれません。
ダイレクトメールの配信も順次進んでいるようですが、イメージカラーがなんと新色(笑)のダークグレーマイカ!
なぜGSシリーズでマーキュリーグレーマイカが廃止され、「ダークグレーグレーマイカ」が復活したかは謎です・・・。
価格は既報通りですが、 577万円〜 677.7万円というやけに7が多い価格となります。
エンジンスペックについてはIS200t、RC200tと全く同様。
なお、RC200tと同様、車両重量が重いので、エコカー減税の一部適用対象(購入時に自動車取得税および自動車重量税の軽減措置が適用)となっています。
ベースグレードのGS200tはメーカーオプション装備で重量が1660kgを超えると減税適用になるというよくある不思議な仕様となっていますので必ずマークレビンソンやムーンルーフを付けたほうが良いですね。
F SPORTとversion.Lは吊るしのモデルでも減税対象となります。
(しかし、重量が2ドアクーペの「RC200t」と同じとはいかにRCが重いかが改めてわかります。その代わりボディ剛性はとても高いですが・・・)
また、GS200tだからといって装備が簡略されているわけでもなく、エンジンの仕様違いによるものですので、2種類のハイブリッド、2種類のガソリンモデルから選べるのは非常に選択肢の多い、レクサス随一のモデルといえます。(ラゲージドアイージークローザーやver.Lの本革ステアリングパッドなども抜かりなし!)
雑誌カーグラフィックでGS350の評価がなかなか高かっただけに、GS200tの仕上がりにも期待がかかります。
北米市場等では1年前にリリースされていますからそこで熟成された仕様が投入される可能性もありますね。
なお、残念なのは「GS200t F SPORT」のブレーキが、RC200tで採用された、2ピース式の軽量・大口径 356mmベンチレーテッドディスクではないこと。これにより、LEXUSロゴ入りオレンジキャリパーは選択不可能となります。
オレンジキャリパーを選択できるのはGS350、GS450hの各Fスポーツのみとなります。
逆に言えば、RC200tは、レクサスの2Lターボエンジンで唯一「4podキャリパー&大口径ディスク」を装備する車種となりますね。
フラッグシップのGSFは予定通り 1111万円に価格改定して発売!
なかなかしびれる価格です。
GSFには待望の「AVS」が追加されすが、どれほどのり味が違うのか・・・?
試乗車が導入される店舗は極めて少ないと思いますが、どれほどの違いがあるのか要チェックですね!
RCF/GSFのカタログによると、インフォメーションディスプレイのビジュアル的にサスペンション動作に変化があるのは「SPORTS+」のみのようですが、それ以外のモードでも細かな変化があるのでしょうか?
どこかのメディアで年次改良後の「F」モデルのレポートをしてほしいところです。
なお、GS/GSF共通で、ドライブレコーダーの新型が設定されました。(DRD-H66)
現時点で(価格は別として)決定版に近いと思われるモデルで、私も装着したいぐらいです・・・
なお、リモートスターターの「プレミアム仕様」は残念ながら設定ならず。2013年発売のレクサスIS以降の対応となっているようです。
2016年09月13日
「CG」に見るジャイアントテスト夏〜レクサスGSのポジションは?
今回は、Eセグメントの車ということで、BMW5シリーズやアウディA6、メルセデス・ベンツEクラスのジャーマン3勢に加え、ジャガーXF、そして日本車からはレクサスGSとホンダ・レジェンドも参戦しています。
価格: 1,239円
(2016/9/13 21:56時点)
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各社ともこのクラスでは、多種多様なエンジン(過給器の有無)や装備グレードを準備していますので、当日メーカーから貸し出される広報車の種類やコンディションにより多少優劣はあるにせよ、なかなか興味深い結果が出ています。
詳細な内容は雑誌を参照いただくこととして、最近レクサスモデルで共通するのは、マイナーチェンジ後(いわゆる後期モデル)になると、モデル末期に近い欧州車勢と同等以上のパフォーマンスを発揮していることです。
今回はレクサスGS350 F SPORTが参戦していますが、従来レクサス車が比較的苦手としている、動力性能やハンドリング、ブレーキ性能といった部類においてはライバルを凌駕しています。
インプレッションによると、2015年秋に発売されたマイナーチェンジ後のGSは相当よくなっているとのこと。
実際、マイナーチェンジ後のGS350は新エンジン(2GR-FKS)に換装され、レーザースクリューウェルディングによるボディ剛性強化等も行われていますが、試乗車の配備も少なく、所有されている方も前期モデルに比べ圧倒的に少ないだけに、なかなかその良さが世間に伝わっていないのもあると思いますが、これは驚くべき結果と感じました。(ちなみに私も未試乗ですが・・・)
なお、飛び道具の一つとして知られるレクサスダイナミックハンドリングシステム(LDH)も更に洗練されているとか。
なお、新GS350は昨年の11月のデビュー以来、今年の6月まではGS全体(GSFは除く)の販売台数4281台中、「610台」(比率=約15%)を占めています。
ちなみにこの数値は、昨年11月に新登場したGSFの同期間販売台数の「762台」より少ないです。(つまり、街なかで新型GS350に出会う確率はGSFに合う確率より低いこととなりますね。)
なお、GS300hはGSシリーズ全体の49.8%を占めており、半数が300hと考えてよいでしょう。
しかし新GS350、エンジンが換装されたにもかかわらず、アイドリングストップ装置や気筒休止機能などが追加されなかったのは本当に残念。このジャイアントテストでもV6NAエンジンということもありますが、実燃費でも参加車中、最下位となっています。モード燃費は劣っていても実燃費は良いということであれば見る目も違ってくるのですが。
また、毎回のことながら、CG誌の各評論家が選ぶ1台(パーソナルチョイス)でレクサス車が選ばれる確率は非常に低いというのもまた事実・・・必ずしも評論家ウケするのが良いとも限らないと思いますが、自動車好きの琴線に触れるものが少ないということなのでしょう。
その流れを2017年に発売予定とされている「LC」、「LS」で変えることが果たしてできるでしょうか?楽しみにしたいと思います。
2016年08月09日
LEXUS GSF 1年での認定中古車(CPO)の値落ちは?
http://cpo.lexus.jp/ucar/index.html?_ga=1.240476416.2046333933.1443619072
いつのまにか、「GSF」や新型「RX」、MCした「GS」、日本導入され1年が経過した「LX」など新しいモデルもCPOページに並んでいますね。
さて、「GSF」ついては来月の年次改良で減衰力可変式サスペンションの「AVS」が採用されることや「5L・V8NAエンジン・定価1100万」というオーナーを選ぶマニアックなモデルということもあり、現在展示車・試乗車として各ディーラーに配備されているもののうち多くがCPOとして出回るものと思われます。
8月8日時点のGSFのCPO在庫数は6台。
人気のカラー、グレードはCPOに出回る前にソールドアウトすることもあるようなので、必然的に白、黒といった定番のカラーは販売数の割に、あまり数が出まわらないのが初期CPOの特徴と言えます。(RCFの時もブラック、ブルー、レッド系が多かったですね。)
そして、CPO価格も「オレンジ」、「レッド」、「ブルー」というカラーが全般的に低めなのもRCFと同様。
まだ個体数が少ないので価格帯が2つに分かれています。ざっくり白黒・・・1140万、それ意外…1000万という感じです。(走行距離の差はありますが)
外装色/内装色/パネル種類/走行距離/販売価格/推定定価/値落ち推定額
個体1.オレンジ/オレンジ本革/カーボン 2000km 993万 推定定価 1191万 値落ち 約198万円
個体2.レッド/レッド本革/カーボン 2000km 998万 推定定価 1193万 値落ち 約195万
個体3.オレンジ/オレンジ本革/名栗 3000km 998万 推定定価 1165万 値落ち 約167万
個体4.ブルー/アルカンタラ/名栗 5000km 998万 推定定価 1164万 値落ち 約166万
個体5.ホワイト/ホワイト本革/名栗 1000km 1037万 推定定価 1140万 値落ち 約103万
個体6.ブラック/ブラック/名栗 160km 1039万 推定定価 1145万 値落ち 約106万
※各推定価格は車両価格+MOPの積み上げ。(DOPや諸費用は除く)
オプションではほとんどの車種で「セミアニリン本革+シートベンチレーションを装備。
その他、「マークレビンソン」、「クリアランスソナー」、「BSM」、「パワートランクリッド」はほとんどの車種が装備しています。
逆に、「HUD」装着車は少ないですので、これらの装備が欲しい方はCPOの選択肢はかなり限られそうです。
また高額なインテリアパネルの「フォージドコンポジットカーボン」は価格が216,000円ということも影響してか、装着車はゼロでした。個人オーナーの方はほとんど「カーボン」を装着されている印象ですね。
現時点でのCPO価格からいうと、発売から1年も経過していないのに、結構値落ちが激しいなぁという印象。
個体5と6は走行距離が短くほとんど新車状態で▲100万。それ以外は走行距離5-6000kmで▲200万というところか。
保証料や各種メンテナンスサービス込みのCPOでこれですから、市場価格だとさらに▲50−100万円ぐらいは落ちてもおかしくありません。
やはり高価格帯の車の値落ちについては、本体からの値引きがなく、比較的リセールに有利といわれるレクサス車でも結構ありますねぇ。
なお、CPOだと自動車取得税の計算でも低くなりますね。
自動車取得税の計算上、新車を「1」とすると、おおむね1年落ちで「0.681」、1年半落ちで「0.561」倍となりますので、GSFクラスだと新車に比べ支払総額はかなり下がります。
それにしても同じCPOでも「LX」はMOPが少ないのに脅威の高値で、やはりSUV系のリセールバリューの高さには驚かせられます。
2016年08月06日
LEXUS GS200t 見積もり。
メーカーオプションをフルに装備するとやはり高価ですね。
GS200tも、もちろん「Lexus Safety System+」が標準装備されていますが、欧州車は標準装備が定番となっている、「ブラインドスポットモニター(BSM)」はMOPで選択する必要があります。
そのほか、ほとんどの方が装着すると思われる「三眼フルLEDヘッドランプ&アダプティブハイビームシステム」を装着し諸費用も含めると700万円は超えてしまいます。
現実的には720−730万レンジの方が多いのではないでしょうか。
また、新型Eクラスでは装備可能なグレードが限定かつ高価なパッケージオプションである「ヘッドアップディスプレイ(HUD)」が単品で選択できるのがレクサス各車の嬉しいところ。
(ただし、GSのHUDはRXのような大型サイズではなく、従来通りの中型サイズです。)
また、既存のGSシリーズと同様、「パワートランクリッド」も装着可能ですし、F SPORT専用オプションとして、あらたに「LSD(トルセン)」も選択可能ですので、GS200tだからといって装備が見劣りすることはないようです。
新型Eクラスと比べると先進装備や安全装備で物足りない点は出てきますが、内外装色やインテリアパネルとの組み合わせがかなり豊富であることなど、自分仕様のクルマを選択でき、内装の細かい部分の仕立ての良さなどは魅力と思います。
GSにもドアにトリムに「白色アンビエントライト」が装着されていますがかなり暗いのでここが改善されていればいいのですが・・・(年次改良扱いなので難しいとは思いますが)ベンツEクラスのきらびやかな64色高輝度イルミネーションを見るとちょっと寂しさを感じてしまいますね。
2016年07月21日
LEXUS Fモデル(RCF/GSF)ついに減衰力可変サスペンション採用!
初代「F」モデルであるISF発売から頑なに固定式ダンパーを採用してきたレクサス「F」モデルですが、2017年モデルから減衰力可変式のサスペンション、「AVS」が採用となります。
AVS:Adaptive Variable Suspension System(アダプティブ・バリアブル・サスペンション・システム)
レクサスGSFはスポーツセダンと同時にハイパフォーマンスなラグジュアリーセダンとしての用途もあるため、固めの足回りがネガティブ要素とされていましたが、減衰力可変サスペンションによりこの欠点は解消されると思われます。
なお、これによりレクサスGSFの価格は11万円向上、冗談みたいな話ですが価格は
万円となる見込み。
なんという適当な値付け(笑)
欠点としては、車高調システムに換装予定の方は単にコストアップになることでしょうか?
また、AVSが導入されることにより、ドライブモードセレクトに「カスタマイズモード」が追加されます。
(エンジン、サスペンション、ステアリングの設定を個別に設定可能)
その他はGSと同様、FMワイドの導入、マーキュリーグレーマイカの廃止(ダークグレーマイカの追加)。
なお、全車速追従型レーダークルーズコントロールの採用は引き続きない見込み。(40-115km/h制限付き)
なお、レクサスRCFも既報通り、「AVS」が採用となります。(価格も同様にアップの見込み)
GT-Rの水野さんもそうでしたが、主要なカリスマ開発指揮者が不在になると従来の開発方針から変化がある、典型的な例のように思います。
(しかし、レクサスの「Fモデル」は買い物やレジャーなど日常的に使用されている方が圧倒的に多いと思われ、ユーザーの年齢層を鑑みてもコンフォートさも併せ持った仕様にするのは理想的と思います)
乗り心地が不満だった方も2017年モデルはぜひ再試乗されると良いかもしれませんね。
2016年07月18日
LEXUS GS200t いよいよ9月21日発売!
クラウンアスリートターボに配慮して・・・といわれていますが、ようやく2ヶ月後の9月21日に登場予定。
今のところ燃費、パワー、フィーリングともにあまり目立たないといわれているエンジンですが、GSに搭載されるとどのような印象になるでしょうか?
なお、既報どおり、「GS250」はカタログ落ち(ディスコン)となります。
GS350の新2GRエンジンのモード燃費が10.8km/LとGS250と同等の燃費性能を達成したこともあり、GS200tの登場と引き換えに一旦お役御免といったところでしょうか。
長きに渡りレクサスの旗艦V6エンジンとして活躍した、4GR-FSE・・・お疲れ様でした。
さて、既に商談・契約された方もいらっしゃると思いますが概要は以下のとおり。
毎度のこと確定版ではありませんのであくまでも「妄想」レベルですのでご容赦ください。
<予定価格>
以下のとおり、規則性の正しい数字が並びます。
現在のGS250からは、一律「25.3万円」UPしています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
GS ベースグレード 5,770,000円
GS200t IPackage 6,166,000円
GS200t version.L 6,777,000円
GS200t F SPORT 6,599,000円
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
諸費用は契約月にもよりますが、概ね「50万円〜55万円程度」と見えておけばよいでしょう。
一番売れ筋の「IPackage」に最小限のMOPやDOPでギリギリ700万を切るぐらいでしょうか?
やはりラグジュアリーモデルだけあり高価ですねぇ。
「GS200t」が発売されたといってもどれだけニーズが有るかは未知数です。
もともとGS250の販売数はGS350より遥かに少ない台数しか需要がありませんでした。
さらにGS250より一律「25.3万円」アップしたこともあり、GS300hとの価格差も(減税幅を考慮すると)ほぼありません。<正式確定していないと思われますが、GS200tはエコカー減税の一部適用になると思われます(RC200tと同等)>
高速道路主体であれば、GS200tもGS300hも実用燃費はほぼ変わらないと思われますので、結局のところ、GS200tか、GS300hかの選択は走りの「フィーリングの違い」によるところになると思われます。
■主要メーカーオプション(MOP価格は「税抜き」です)
・注目はRC/ISでも設定のある「LSD」。
・RC/GSに設定のある「オレンジキャリパー塗装」は設定されていません。(GS350/GS450hのみ)
・スペアタイヤ(テンパータイヤ)が新設定されました。
<MOP>
・LSD(トルセンLSD) 40,000円 ※F SPORTSのみ。
・テンパータイヤ 10,000円
・セルフパワーサイレン 10,000円
・三眼フルLED+AHS(アダプティブハイビームシステム) 82,000円 *ver.Lは標準装備
・クリアランスソナー 40,000円
・BSM(ブラインドスポットモニター) 50,000円
・パワートランクリッド 50,000円
・フルカラーヘッドアップディスプレイ(HUD) 80,000円
・マークレビンソンプレミアムサラウンドシステム 267,000円
・ムーンフール 100,000円
・後席サイドエアバック 20,000円
・なぐり調本アルミパネル 50,000円 *F SPORTのみ
外装色は1色入れ替えがあります。(内装色、オーナメントパネルの変更はありません)
なんと、 「マーキュリーグレーマイカ」 の廃止!
代替カラーは驚きの!(次回のネタに・・・時間がなくすみません)
■その他仕様変更
ワイドFM対応 (AM放送がFM対応になる)
以上
2016年06月12日
ついに日本発売か? LEXUS GS200t!
GS300hのハイブリッド独特のフィーリングには違和感を覚える方や、クラウンアスリートと迷われていらっしゃる方には待望のターボエンジンモデルの発売ですね!(なおFRのみのラインナップの模様)
北米等では昨年GS200t(GS TURBO)として発売されていますが、日本ではクラウンアスリート・ターボに配慮してか?見事1年延期となった感じですね。(ユーザー以上にメーカーのほうがトヨタブランドを意識している感もありますね・・・)
GSは高額なモデルなので、カンフル剤としての投入と思いますが、現時点のIS、RCのターボモデルの販売状況を見ても「GS全体」の販売増にはあまり貢献しないものと思われます。
また、これと同時に、レクサス開業からラインナップされた 2.5L V6エンジン (4GR-FSE)がついにラインナップから消滅します。(秋のマイナーチェンジ予定のISも同様)
私も初期IS250のオーナーであったのでとても懐かしいです。
さて、GS200tですが、北米仕様では価格を下げるため標準装備を結構カットしてオプション化されていますが、日本ではほぼGS250に準じたフルスペックで発売されるものと思います。
エンジンスペックやトランスミッションは昨年発売された「IS」、「RC」と同等と考えられますが、ターボモデルなのでチューニングも比較的容易と思われますので、「GS」だけ専用チューンにするなど、違いを見せてくれてもいいのでは・・・と個人的には思います。
(そういえば、アウディやBMWなどは同じエンジンでもチューニング変更でグレード・価格の違いなどもありますね。)
GS200tの価格はまだ未定ですが、概ねGS300h(FR)の「50万円前後」低い価格で発売されるのではないでしょうか?
それにしても 「クルマはかくして作られる5」 読み応えがありました。土日でようやく読了。
新型レクサスLSはいよいよ来年度(2017年度内)には発売といわれています。
LCにも採用されない新技術が満載と思われますし、今回の「クルマはかくして作られる」の生産技術や設計技術をさらに上回るものが投入されると思うと、新型LSのについてもとても楽しみですね。
クルマはかくして作られる5 レクサスLSに見る高級車の設計と生産 (CG MOOK)
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2016年05月14日
GSF試乗〜RCFシフトノブメンテナンス(レザーマスター)
国産車最高のパフォーマンスを誇るスポーティセダンであるのは言うまでもありまんが1100万という価格もありなかなか街なかでお目にかかることはありませんね。しかし販売台数はなかなか順調のようです。
GSFについては初期予約台数が「380台」とアナウンスされています。
2016年3月までの各月の登録台数は次の通り。
11月・・・91台
12月・・・89台
1月・・・118台
2月・・・95台
3月・・・175台
11月納車分はほぼディーラー試乗車と思われますが、それを除いても3月末までは450台以上のGSFが登録されており、初期オーダーはすべて納車済と思われます。
コミコミ1200万クラス高級車のため今後もそれほどの台数は見込めませんが、4月以降の販売動向にも注視したいですね。月販目標台数20台をどこまで維持できるか?
さて、久々の試乗ですが、RCFと比べるとやっぱり乗り心地がいい(笑)
2015年モデルのRCFも、TRDオプションの「パフォーマンスダンパー」の装着でこまかな微振動が低減されますので乗り心地の良さにつながりますが、GSFはさらにその上を行きますね。段差でのショックの大きさにはかなり違いがあります。ロングホイールベースであることが効いているのでしょうか。
ちょっと踏んでみましたが、エンジン回転のバランス取りが行われていることもあり、エンジン回転がより2015年モデルのRCFよりよりスムーズになっていると感じられるのと、車体の安定感・接地感も向上している印象があります。
エンジンサウンドも SPORT+モードでも「ASC」(アクティブサウンドコントロール)が効くようになっており、街なかでちょっと流しているだけでも変化が感じられなかか良いと思いました。擬似サウンドとして毛嫌いするほどのものではないと思いました。
専門家の試乗インプレッションではRCFに比べ、GSFの方がより良い方向に改善(チューニング)されているようですが、一般道ではやっぱりRCFとの違いは見いだせませんね。
クーペかセダンか、そして装備がISからのベースなのかGSFのベースなのか?という違いで考えてよいでしょう。
既につく荒れている気もしますが、あらためてRCFにはないGSFの特徴を。(室内編)
■大画面モニター(12.3インチ)
*RCFも来年の改良で10.3インチに拡大すると考えられますが、やはりサイズの違いは歴然!
しかし個人的にはRTI(タッチパッド)に慣れているのでリモートタッチで無くても良いです。
その他GPS連動アナログクロックやダーク塗装のインテリアパネル等
■電動パーキングブレーキ&大型フットレスト
*GSFはブレーキホールド機能はありませんが、足元が広々!また、大型のフットレストが気持ち良いです。RCFのはISからのベースなのでしょうがないですが、面積も小さく、今後改善して欲しいところです。
■クライメイトコンシェルジュ機能
*スイッチは押しにくい場所にあるものの、autoで最適な空調機能を演出してくれるので良いですね。
しかし、シートベンチレーションのファンの音が大きいのはRCFもGSFも改善して欲しいですね。
■ETC2.0ユニットが運転席側に
*GS系は運転席右下にありますが、こちらのほうが随分使いやすいですよね。グローブボックスも広々
その他、「LEXUS Safety system+」「アダプティブハイビームシステム」やヘッドアップディスプレイ(HUDは)の設定など。試乗レベルではなかなか試せませんが、これらはレクサス全車標準装備してほしいぐらいですね・・・
逆にここはがんばってほしかったところ
■ルームミラー&オーバーヘッドランプ
*ここはRCF同様「フレームレスミラー」&タッチスイッチ式のLEDルームランプにして欲しかったところ。
スイッチ類の意匠・質感など全体的に古臭さが否めません。
■ドアトリム全般
欧州のハイパフォーマンスモデルと比べても、アルカンターラ部分は良いのですが、L-texでは風合い・質感が今ひとつ。ここはぜひセミアニリン本革にして欲しいところ。またトリムアッパー部、ロア部、ドアポケット、スピーカー周りも次モデルではさらなる質感向上に期待します。
さて、その後はちょっと気になっていたRCFシフトノブのお手入れ。
RCFのシフトノブの場所と操作性・触り心地は個人的にとても気に入っていて、運転中も手を置いていることが多いのですが、さすがに皮脂等で少しテカリが・・・
それほど高価なパーツでははないので交換するのも手ですが、メンテナンスが一番。
定番ですが、レザーマスター カーインテリオ。
レクサスのセミアニリンレザーのメンテナンスには市販製品ではこれが一番良いのではと思います。
使用したあとマット感がある程度復元するのが良いです。現在使用しているのが3セット目です。
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感想(7件)
オレンジやホワイト系のレザーにはもう1つの製品もラインナップされています。
「スティ・ブライトキット」現在淡色系でないので、前者を使用していますが、次は淡色系にしたいのでその際はこちらのキットを使用してみたいと思います。
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感想(9件)
施工前 ちょっとテカリが・・・
施工後 わかりにくいですが、ややマットな感じで以前の風合いが復活!
さすがに新品同様には戻りませんが、ずいぶんよくなりましたよ。
愛車のちょっとしたメンテナンスも楽しい季節になってきましたね!
お台場エリアに建設中の「BMW GROUP Tokyo Bay」もついに展示車の搬入が進んでいました。
自転車や自動車のパーキング部分もほとんど整備が完了。あとはオープンを待つだけ?
2016年04月02日
RCF/GSF 新オプションシート& webCG GSFレポート
・・・さすがに最後まで見るとネタだとわかりますが、なかなか真面目に制作されているので途中までは信じてしまいそうです(笑)しかし、久々にRCFはやっぱりサーキット走行が似合いますね。
さて、これだけだとあまりに手抜きなので・・・
「webCG」に、レクサスGSFの試乗レポートが掲載されていました。
http://www.webcg.net/articles/-/34253
レポートは、笹目二朗さんという著名なジャーナリストの方のようですが、かなり厳しい内容です。
私とは年代層が全く違うのでここまで印象が違うのものか?とびっくりしましたが、私もあと2-30年ほど経つと同じような感想を持ってしまうのでしょうか。
(追記:年代だけでなく、経験・スキルなどは述べるまでもなく相当違います・・・)
結構GSFの試乗レポートは好評価のものが多いので、個人的にはかなりインパクトがありました。
私自身の感想はこの方とはずいぶん違いますが、次の点は共感。
そこで5リッターに期待する強引で圧倒的なものを、またはその片りんでも味わってみたいと思い、高速道路の料金所通過後にフルスロットルを与えてみる。しかし、ベタッとスロットルを床まで踏んでも、一拍どころかイチ、ニイ、サン、ヨイショ……という感じで遅れてしまい、覇気がない。(以上、引用)
私も、RCFの走行性能で唯一気になるのが、通常のATドライブモードで高速道路の本線での合流など一気にアクセルを床まで踏んだ時に感じる「息つぎ感」や「ギクシャク感」があります。(結構発生する)
欧州車のターボモデルなどでは気持ちの良い加速をしてくれるところでも、スピードが上がらずボディが前後に振動しながら加速することもあるのは違和感があります。レポートによると、どうやらGSFでも解消されていないようですね。(まさかホントにTVDの制御のせいじゃないですよね?)
内装の質感でも厳しい意見が記載されていますが、コミコミ1200万前後の価格帯のクルマと考えると、GSFならではの部分が少なく、RCFの流用もしくはGSシリーズと共通の部分が目立ちます。特にステアリング、L-texを使用したドアトリム上部やドアトリム下部(スピーカー周り等)やピラー、ダッシュボード、各種スイッチ類の質感等の仕上がりではもう少し高級感があったほうが良いとは思います。
しかし数が出ないモデルと思われますので、このような条件でないと発売の許可がおりなかったとも推測されますし、やむを得ないのでしょうけど・・・
さて、雑誌「カーグラフィック」の方では、新型NSXが表紙を飾っています。
そのほか、新型アウディA4とそのライバルの比較ということで、日本車代表?として、レクサスIS200tが選ばれています。
特に、レクサスIS Fスポーツ特別仕様車もそろそろディーラーには配車が進んでいるようですので、購入検討されていらっしゃる方は参考になるかもしれません。
価格: 1,239円
(2016/4/2 01:34時点)
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2016年03月20日
LEXUS GSF @INTERSECT BY LEXUS(MAT)
CMでお馴染みですが、GSFがサーキットの雨の中を疾走するイメージ?(雨がLEDです)
展示場所が狭いので特定の角度からしか見えないのが残念ですが・・・
で、アスカネット社のエアリアルイメージングを利用した四角いガラスケースの上に浮かび上がる3D映像に手をかざすと、LEDの雨が降るという仕掛け。写真だとうまく映らないのですが、見事に3Dホログラム。
ただし、触感はないので、車内の操作系としてつかうにはまだまだ課題がありそうです。
ブルーのGSF、シートはイメージカラーの「ホワイト×ブラック」ですが、展示場所が暗めで、キャリパー色もブラックだったので全般的にちょっと地味めでした。
インターセクトはそれほど混みアッているわけでもないですし、トイレも綺麗ですし、青山近辺のお買い物のついでの休憩にもちょうどいい場所です。(駐車場はありませんが)
コーヒーも400円でおつりがくるリーズナブル設定ですし。
なお、アメニティのハンドウォッシュはこちら。我が家でもトイレには常備しています。
(まれに4000円以下のショップあり。平均すると5000円前後のようです)
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(2016/3/21 08:27時点)
感想(0件)
ところでGSFといえば、専用のダークグレー色のドアミラー&ピラーですが、今のところこれを他車に流用しているカスタマイズは流行っていないみたいですね。(あまり評判が良くないのか?)
あえて欧州車ブランドのようにサテンシルバーやカーボンにしなかったのは差別化と思いますが、最近は日本車でもスポーティグレードを中心にドアミラーのカラーを変更するクルマが増えてきていますね。
レクサスはこのまま「F」モデルはこのカラーリングで行くのか?2016年秋の年次改良でどうなるか・・・RCFに設定されるでしょうか?それともGSFだけで終わるのか。
今後のブランドとしての統一感をどうするかにも注目したいですね。
2015年12月29日
「LEXUS GSFのすべて」読み応えあり! しかし・・・
当方もamazonで発注、早速読破しました!
(クルマの性質上発行部数が少ないと思われますので、興味のある方は早めの発注がよいでしょう)
なお、最近のは「○○のすべて」は電子書籍版が無料でダウンロードできるのも嬉しいですね。
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(2015/12/30 18:45時点)
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さて、「GSFのすべて」、大変読み応えがありました!
とくに、「RCF/RCFのすべて」では合本という紙面上の都合で語られなかったであろう、RCFのニッチな話題や、RCFの年次改良ポイントなどもちらほら語られています。
一方、残念なのはマイナーチェンジしたベース車両である「GS」についてほとんど言及がなかったことです。
期待していた内容としては・・・
・なぜ新型RXと共通部品が増えたのか
・内装色の新色「シャトー」の狙い
・ボディカラー(クリムゾン、メテオブルー)の廃止の理由
・GS350の新エンジンの改良ポイント
・改良された足回り
・LSWや接着剤の使用による、「TNGA」採用のプリウスと比べたボディ剛性の違い
・「GS200t」の国内導入見送り理由
など知りたいor突っ込んでほしい項目が多かったのですが・・・
さて、今回、「GSFのすべて」の記事の中で興味深かった点をピックアップしますと・・・
・GSFにV10エンジン採用してたら手が届かない価格になっていた
・ノーマルGSとの内装の変更部位画像 (「RCF流用パーツも明確に!)
・GSFとRCFのシートの違いが明確に! ここでしたか!
・GSFの生産工場はなんと、田原工場ではない。
・RCFのマフラーは手抜きだった (と暗に発言?)
・ブレーキキャリパーのオレンジカラー採用は念願だった
・GSFとGS(マイナーチェンジ後)のボディ剛性の比較
・2016年モデルのRCF、GSFのエンジンバランス調整の仕方とその画像
・ASCスピーカーの配置 (言及されていないが、「ナノイー発生装置」がない理由かも?)
・カーボンリヤスポはLFA工房製 (だから高い?)
などといったところでした。
しかし、巻末に記載されている、「購入ガイド」の車両価格の数値(金額)にはちょっと疑問。
紙面スペース上やむを得ないのかもしれませんが、車両間の価格差の計算があまりにもざっくりしすぎていています。また、「購入シミュレーション」では、「セミアニリン本革シート/シートベンチレーション」が加わっていませんが、この装備の装着率は相当高いと思っているので、それがおすすめオプションに加わって計算されていないのも疑問に感じました。
(参考まで、当方が今までお会いした10名以上のRCFオーナーさんのうち、1名を除き装着されており、もっとも装着率の高いメーカーオプションではないかと思っています。GSFでもほとんどの方が装着されるでしょう…というかこれがオプション扱いなのがおかしいぐらい?)
また、同じく装着率が高いと思われる、「カーボン」のインテリアパネルも追加されておらず、合計すると実勢価格とは「25万円」ほど乖離しているのでは、と思われます。
また、GSFのみ、ブレーキホールドがない理由、全車速追従型のレーダークルーズが非採用だった理由、そしてGSシリーズに「ITSコネクト不採用」の理由など、ユーザーが「知りたい」ところの突っ込みがなかったのも残念ですね。
時間があれば「GS350 F SPORT」と「GSF」の簡易差額計算をしてみるのも面白そうですが、1100万円というざっくりとした価格設定もあり、このクラスのクルマを購入される方には、ちまちました計算はほとんど参考にならなそうではありますが・・・
2015年12月24日
クリスマス仕様LFA 〜GSF初期受注〜GSFのすべて!
おリボンが可愛く、雪をイメージとしたふかふかのホワイトカーペット。
リヤビューも相変わらず素敵です。発売から5年経過しても色あせません。
ビストロのメニューもクリスマス仕様(コースのみ)になっていてとても良い感じです
(さすがに時期的に少しお高いですがが)写真は「鴨胸肉と下仁田ネギのプレゼ」
さて、本日、レクサスGSFについて、発売から1ヶ月の受注が「380台」とニュースリリースされました。
月販目標20台に対しては19倍とのことで倍率はあいかわらず15倍〜20倍のレンジですが、4ドアセダンの「F」としては物足りない台数と感じました。
http://lexus.jp/pressrelease/news/20151224.html
RCFは月販目標30台に対し、「900台」の受注ですから、街なかで見かける台数について、GSFは相当少ないと思われます。
実用性が高いにもかかわらず、RCFの初期受注との差が大きいのには驚きました。
GSFとRCFは、スペックはほぼ同等、装備差を考慮すれば価格の差もほとんどありませんので、価格以外の要素が大きいのではと推測します。(心理的に1100万というのはとても高いのは言うまでもありませんが・・・)
また、この初期受注台数を見る限り、既存の4ドアスポーツセダン、「ISF」からの乗り換えはあまり進んでいないことが想定されます。
やはりもう少しサイズも小型で価格レンジも押さえめの850万円前後(税込み)の「F」」モデルの登場が望まれます。
V8NAエンジンの存続は容易ではないと思いますが、次期ISではぜひ「ISF」の設定を望みたいところですね。
さて、年末28日には、ニューモデル別冊「レクサスGSFのすべて」が発売されるようです。
マイナーチェンジされたGS250300h/350/450hにくわえ、新登場のGSFも今のところ積極的なPR活動が行われていないようで少し寂しさはありますが、この本を見れば外観ではわからない改良ポイントがわかると思いますので、当方も早速発注しました。
RCFとGSFの違い(ボディ剛性など)の詳細もわかるのではと思いますので、RCFとGSFで迷われている方にも参考になるのではないかと思います。
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特に、「GS350」が新エンジン(2GR-FKS)でどれ位変わったのか興味深いです。
果たして体感できるぐらい変化があるんでしょうか?試乗された方、いかがでしょうか?
しかし、GS250と新型GS350のモード燃費が「10.8km/l」で同じなんですよね。
そう考えるとパワーと燃費を良質させた、新350のエンジン、一度味わってみたいですね。
2015年12月22日
LEXUS GSF 2回めの試乗
前回と違い、比較的知っているコースだったのでかなり楽しめました。
ヒートブルーのボディにホワイト×ブラックのシートで、まさに「ISF」デビュー時を彷彿とさせます。
印象が大きく変わるわけではないですが、前回気付かなかった点として・・・
・乗・降車時の「パワーイージーアクセスシステム」が便利。(カタログには記載ないが装備されてます)
・エアコンの「ナノイー機能」は非搭載(カタログにも記載なし)
・セダンらしく、着座位置が高い。
・TVD切り替えスイッチの場所が良い。
前回と同様良いなと感じた点
・低回転域のレスポンスがRCF比、向上している
・一般道での乗り心地がかなり良い
・電動パーキングブレーキペダルがなく、足元もすっきり!
・クライメイトコンシェルジュ機能&シートヒーター&ベンチレーションのAUTOモードの快適さ
・適度な厚みのあるドアトリム&センターアームレストのアルカンターラ素材
・トランクのイージークローザー
残念に感じる点
・走行時に暗すぎるドアトリムアンビエントライト
・旧型の前後席ルームランプの丸型スイッチ
・ドアトリム下部の質感、運転席右下のスイッチスペースの質感(従来GSから変わらず)
・減衰力固定式の足回り
・流れるLEDウィンカー非採用
・RCFとシートがほぼ同一でもう少しGSFならではの機能が欲しい(クッション長可変やヘッドレスト前後調整機能など)
コックピットからの風景や操作系がほとんどRCFと同じなので、2回めの試乗もやはり「RCFのセダン版」という印象でしたが、乗り慣れたコースのせいか、RCFと比べると乗り心地はずいぶん良く感じました。
また、特別な運転技能を有していなくても快適にそして速く移動するにはとても優れているクルマと感じました。
ただ、1100万円という価格にもかかわらず足回りの減衰力が固定式というのは、私的には残念です。
GSFクラスになると可変式でも良かったのではないかと。
開発陣のこだわりは理解できなくもないですが・・・
そのほか、今回はLSS+のレーダークルーズも試しました。
GSFは全車速追従型ではないため、時速40km/h以下でキャンセルになるのは残念ですし、全車速追従タイプとは制御が違うのか、ある程度前に信号待ちのクルマが停止しているにもかかわらず、通常、アクセルオンはしないシチュエーションでも、猛然とアクセルオンして指定速度まで加速して車間を維持しようとするのはとてもヒヤッとしました。
LSSも+になってもこのへんの制御は変わらず、残念です。
また、ブレーキホールド機能がないのも車格を考えると早急に解決して欲しい点であります。
ベースとなる車両の開発時期が少し古いということもあり、最新型のRXや同クラスの欧州車などと比べると2015−2016年式のクルマとしては先進装備・内外装の質感ともにそれほどの優位性もなく、また3年後にはフルモデルチェンジされるであろうことを考えると、その乗りやすさ・扱いやすさの反面、なかなか手が出しづらいクルマではないかと率直に感じました。
2015年12月06日
新型GS 地味な改良点をチェック!(新ドアハンドルなど)
パッと見た目は、ステアリングやシフトノブの変更がが目立つところです。
シフトノブは以前の本革仕様も良かったですが、今回のもサテンメッキ仕様+ステッチでいい感じになりました。
そして後席ルームランプが変更されていますが、GSの独自性が失われた感も・・・ただ、実用性はアップしたんでしょうね。
それ以外ではあまり変化がないように見えるぐらい地味な変更になっています。
さり気なく「ドアハンドル」やエアコン吹き出し口、ドアカーテシランプのLED化などが行われています。
とくに、気づきにくいのがこのインサイドドアハンドル&ドアロックノブ。
マイナーチェンジで、GSについては、サテンメッキ調塗装に変更されて、従来の樹脂塗装から質感がグンと改善されています。まだ、降車時にドアハンドルの剛性感がアップしているように感じられました。
ということで、早速部品を発注いたしました。まだ未検証ですが、RC系には装着可能と思われます。
(カーSNSみんカラでは既にNXに装着されている方がいらっしゃいます)
レクサスは部品が比較的安価なのがうれしいです(左右で5,000円しません)
さて、部品をバラしてみて、剛性感アップのなぞが解けました。
なんと、ドアハンドル部分だけで「10g」も重量が増えています。(持つとずっしり感があります)
部品の裏側をよく見ると、白いABS素材にメッキ加工されているのがわかります。
こんな薄いメッキで10g増えるとは思えませんので、素材自体が変更されていると思われます。地道な改良がされていることがわかりました。
ただ、質感アップと引き換え、とても指紋や手の脂が目立つようになっています。指紋性撥油コーティングがほしいところです。(ぜいたくかな?)
試乗後は毎年お馴染みのレクサスカレンダー(壁掛け式)をいただきました。
レクサスカレンダーは今年は2種類あるようで、一般的に出回っているのが「絵画調」のもの。
もうひとつは、「実車」バージョン。あとは卓上式ですかね。
1月、2月は スーパーGT ZENT RCFです!かっこいいですね〜
2015年11月29日
LEXUS GSF チョイ乗り! RCFとは違うか?
さて、RCFと並べてみても、とても似ています。
さて、GSFを一般道+高速道路を少々のドライブ。
渋滞路が多くててチョイノリではありますが、RCF2015年モデルに比べ、次の点が改善されていて、第1印象はなかなかよかったです。
1)アクセル踏み込み時のレスポンスがとても良くなっている。
2)低速時のブレーキのノイズが大幅に低減されている(個体差かも?)
3)スポーツモード、スポーツモード+のASCやGSF自体の静音性の高さのおかげと思われるが、常用域(2000rpm-2500rmあたり?)でV8エンジンのドロドロ音が少し低減されている。
4)ボディ剛性の高さは感じるものの、RCFに乗った時ほどの印象はない。
とくに、1)については驚きでした。
これが、2016年モデルから導入された「エンジンバランス調整」とすれば、かなり良くなっていると感じましたし、正直2016年モデルのRCFがうらやましいです。
といってもBMWの「M」モデルなどとは全然違いますが、それでもスロットルコントローラーが不要と思うぐらいエンジンレスポンスは向上していると思います。
試乗後、自分のRCFで帰宅しても、踏みはじめエンジンのレスポンスはGSFの方が断然良かったです。
が、全体的にはRCFのセダン版という感じで、着座位置、シフトレバーの位置、足踏み式のパーキングブレーキの有無と積極的なAHSシステムの切り替えを除けば運転感覚はRCFとほとんど変わりません。
足回りの硬さもRCFより若干マイルドかな?と思う程度で、セダンとしてはかなり固めです。
ただ、全般的なのりごこちはRCFよりは良くなっていると思いますが、2016年モデルのRCFも改良されているとのことですので、どれほどの違いがあるのかはまだわかりません。
(*減衰力はどのモードでも固定です)
RCFにパフォーマンスダンパーを装着すれば同等程度の乗り味にはなりそうですし、4ドアセダンの魅力はあるものの、デザイン面を含めてRCFからの乗り換えを検討するほどの違いはありませんでした。
ただISFオーナーさんにはぜひ乗っていただきたい1台ですね。
ボディ剛性や快適装備、安全装備など、約7年のブランクを埋める技術的装備がありますし、GSベースの内装や装備なので現行ISやRCとはずいぶん違いがあります。
ドアトリムカーボンパネルがとても美しいです。
一方、アンビエントライトはGSのマイナーチェンジ前と変わらず暗いままでした。
ドアトリムのアルカンターラ部分は裏地の厚みがRCFよりあり、手触り感がさらに良くなっています。
ただ、合成皮革(L-tex)の面積もそれなりに目立ち、1100万というプライスからすると質感や匂いなどの面で残念。
GS系自体ほとんど乗ったことがなかったので今まで気づきませんでしたが、ルームミラー下のLEDは移植したくなりました!(RC系はホント室内が暗いので…)
もっとGSFの注目があったのかとおもいきや、こちらのディラーさんではひっそりとしたスタートだったようで試乗もかなり空いていたようです。
マイナーチェンジされたGSも含め、来週以降デビューショーが開催されるようですので、そこから注目をあつめるのかも知れませんね。
で今回のまとめとしては・・・
・RCFオーナーさんは、2016年モデルからのエンジンレスポンスを確かめる良いチャンス
・チョイノリの印象としてはRCFの4ドアセダン版
・欧州車好きな方にはやはり物足りないでしょう
(RCFと同じ傾向なので、RCFが試乗済なら不要かと)
・夜間は「AHS」がいい仕事してます。
そうそう、「LC500」「LC500h」については、お偉いさんたちにプロトタイプのお披露目があったとか・・・?
2015年11月25日
ついに LEXUS 新型GSF発売!
当時の噂ではLFAのV10エンジンのデチューン版を搭載との話もありましたが、エンジンや主要部品をRCFと共有することで発売にこぎつけた感があります。このエンジンがさらにLC500やLS500にも使用される可能性は高そうです。
スペックなどは既報どおりですが、4ドア版RCFという位置づけで開発陣も否定はしていないそうです。
燃費も、0-100km/h加速も、車両重量も、エンジンスペックもRCFのTVD装着車とほぼ同じですので、ライバルはE63やM5というより、BMWのM3が近いですし、1,100万円という価格的にもM3とはかぶりますね。
GSFのリヤコンビネーションランプがフルLEDであることは、6月から判明していましたが、点灯パターンがimpress carwatchに公開されています。
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/photo/20151125_731967.html
カタログをみると、3眼フルLEDヘッドランプを選ばなくても全グレードフルLEDリヤコンビネーションランプということで一安心です。ただ、ライト点灯時の面積が狭いので夜間では印象が変わりそうです。
左下のスペースがもったいないですが、リヤフォグランプ装着車の場合はリヤフォグが装着されます。
ドアトリムはRCFと同様にアームレストにアルカンターラが使用されているぐらいで、従来のGSとはあまり変化がありませんが、カーテシランプがLEDになっているのがわかります。
最近はドアトリムアッパーにレザー巻や、ステッチを入れるケースが増えていますので、その点では少しさみしいです。
しかし、このシートの配色は刺激的! RCFでオレンジアクセント内装の人気が高いため、GSFでも採用し、カラー配色を変更したとのことです。
さて、「RCF」と比較してみると、GSFに追加されている主な装備は以下のとおり。
RCFは2ドアで室内装備はISベースとなりますので、これらの装備や4ドアの利便性を優先する場合はGSFを検討されるのがよいでしょう。
・リヤ アクティブサウンドコントロール(ASC)
・カーボンロアグリルモール
・カーボンリヤスポイラー(固定式)
・ドアミラー、センターピラーの金属調塗装
・Lexus safety system+
・アダプティブハイビームシステム(AHS)
・レーンディパーチャーアラートのステアリング制御(LDA)
・電動パーキングブレーキ
・ナビゲーション画面サイズ大型化
・ドライブスタートコントロール
・フルLEDリヤコンビネーションランプ
・カラーヘッドアップディスプレイ(MOP)
・電動リヤウインドゥサンシェード / リヤドアサンシェード (手動)
・助手席ポジションメモリー
・後席コントロールパネル(収納ボックス付)
・3席独立温度・吹出口自動調整オートエアコン
・ラゲージドアイージークローザー
・GPS連動時刻補正機能(アナログクロック)
・ドアカーテシランプ、フットランプLED化
・後席SRSサイドエアバッグ
・パワートランクリッド(MOP)
・セルフパワーサイレン(MOP)
・パッドウェアインジケーター(RCFも装備されているかも?パッド残量センサーはあるため)
逆にGSFにないもの
・アクティブリヤスポイラー、アクティブカーボンリヤスポイラー
・カーボンボンネット
・カーボンルーフ
・トルセンLSD
・タッチスイッチ式オーバーヘッドランプ
・アウトサイドドアハンドル照明(GSFではドアミラー照明)
・フレームレスインナーミラー
・フルオープントランクリッド
・ワンタッチウォークインシート
また、RCFと同様にGSFにもpanasonic社のプラズマイオン発生装置、「ナノイー」は装備されないようです。
北米市場と共有化のためか? なぜなんでしょうね。(ASC有無と関係あり?)
さて、昨年秋に発売の「RCF」は比較的試乗車・展示車を備えるディーラーがありましたが、GSFはどのような感じでしょうか?高額モデルなので導入しない販売店も多いのではと思いますが、現時点では試乗車情報は、公式HPでもほとんど未反映です。
RCFオーナーさんは、2016年モデルから実施されている、エンジン回転のバランス調整がどれほどのものか気になる方も多いのではないでしょうか。GSFではその「違い」がわかるでしょうか?試してみたいですね。
2015年11月17日
LEXUS GS450h version.L @L-ING青山
来客数は多くないのでじっくり観察できるのがうれしいですね。
ING青山に展示されているのは、東京モーターショーに出品されたGS450h version.L です。
横基調のグリルがスポーティです。近くで見るとバンパーの造形はなかなか凄いです。
当初デザイナーがスケッチしたデザインに近い感じで、発売から約4年でスピンドルグリルの完成といったところでしょうか。このフェイスはかなり好みが別れると思いますが、好きという方も結構多いのでブランド的には確立した感があります。好みで無い方は、他にいくらでもいいブランドがありますからね。
ホイールは切削加工したメーカーオプションのノイズリダクションホイール。
今までの地味なホイールとはずいぶん違い、攻めてますね。こちらがF SPORT用といわれても違和感ありません。
さて、バックランプ(後退灯)の接写。
GSではバックランプの白色LED化されていますが、LEDチップが「真上」に配置されて、それをリフレクターで反射させる仕組みになっており、極力LEDが見えないように工夫されています。
なかなか面白いですね。
リヤビューはもうおなじみですねが、そろそろ点灯状態も見てみたいですね。
オレンジ部分がなくなったのはすっきりして良いと思いますが(最初からなぜそうしなかったのかは当初から疑問でしたが・・・)クリアレンズ化は気になる方もいらっしゃるでしょう。
室内では、ver.Lならではの、本革ステアリングパッド&ステッチがいい仕上がり。
リモートタッチは合皮(L-tex)と思われますが、ステッチが入り、こちらも質感向上に貢献していますね。
他ブランドではなかなかみかけない「バンブーも」いいですが、今回はやはりレーザーカット本杢が人気を集めそうです。
なお、東京モーターショーではよくわかりませんでしたが、新シフトノブはかなりいい感じでした。(いまのところ、GS専用のシフトノブの見込みです)中央のアルミ調塗装の仕上がりがかなり良さそうです。もう少し近くで見たいです。
ブラック内装の方は、GSFのパーツを流用するのも面白いと思います。
特に直接手が触れる、「センターアームレスト」、「リモートタッチ」がアルカンターラになるだけでずいぶん変わると思います。
ただ、ブラック一色だとドアトリムの下部あたりが少しさみしい感じがしました。
最近のレクサス車ではドアトリムポケットの造形やスピーカーリングの追加などで演出がされているので少しさみしさを感じるのは私だけでしょうか。
2015年11月12日
LEXUS GSF / 新型GS450h 日本仕様も展示開始!
L-ING青山に展示されたのは、東京モーターショー出展車両そのままということで、右ハンドルの日本仕様モデル。ショーと違い、じっくり見れるのが嬉しいですね!
発売間近なので、ウィンドウはオープンにしてほしいですね。
一方、駅前の再開発が著しい、名古屋「ミッドランドスクエア」に展示されているのは、GSFのプロトタイプ(北米仕様)と、GS450h(こちらはおそらく日本仕様のプロトタイプ)で、なんと国内初披露のF SPORT!これは早くみたいですね〜!
そして、今年の冒頭から話題だった、TRD純正パーツに、いよいよ「RCF」パーツがラインナップ。
事前アナウンスどおり、どれも高額ですが、純正クオリティのカーボンならやむなしか・・・
人気の出そうな、カッコいいカーボンリヤスポイラーは 約30万。(税込み291,000円)
実際は工賃込みで30万を超えると思いますので、私的には、この価格なら純正のカーボンリヤスポイラーの存在価値もあると考えます。
ラインナップで驚いたのが鍛造ホイール。デザインがとてもかっこいい!しかもかなり軽そうです。
なんとBBS製で特注だとか・・・
TRD純正なので値引きがないのが難点ですが、20インチのBBSとしては妥当な価格設定ではないでしょうか。
私は待望の「パフォーマンスダンパー」が設定されたのでこれだけ装着して打ち止めです。
パフォダンはほんと体感できるパーツなので発売が嬉しいですね。(しかも価格もお手頃!)
TRDパーツはちゃんと空力などを計算されて製造されていますし、デザインも魅力的なものが多い。そして魅力的な3年保証!しかし、いかんせん高価過ぎて手が出ません・・・。
2015年11月01日
東京モーターショーで New GS450h ver.Lを見てきました
当方は土曜日に行きましたが、思ったより来場者数が少ないかなぁと感じました。昼前に入場しましたが、入場待ちの行列、チケット販売ブースも行列なし。
一部車種(マツダ・RX-VISION、ニッサンGTR周辺、ホンダ・NSX)のブースは混雑していますが、全体的にはそれほどでもなく、帰宅して来場者数を見ると最初の土曜にもかかわらず、「85,100人」とのこと(前回最初の土曜は135,000人!)でなんと前回より5万人も減っています。
ちなみに、本日11/1(日)は「93,300人」とのことで、前回は111,000人とのことでやはり2万人ほど少ない状態。周辺道路もあまり渋滞していないですし
車自体の展示数が少ないように思いましたし、特に、「おおっ!」と思う車が少ないです。(でも、ニッサンIDSやアウディのクワトロコンセプトはとても良かった!)
され、レクサスブースですが、毎回そうですが、あまり混んでいません。
特段イベントもないですし、キャンギャルによる派手な演出もないからしょうがないのでしょうが、せめてもう少し台数を配置してほしいです。(なんと、発売間もない「IS200t」や「RC200t」すら置いてない・・・)
特に、日本初プレミアのはずの「GS450h」はマイナーチェンジというせいもありますが、普通に置いてあるだけで、注目度が低くてちょっと残念でした。
Fスポーツもあれば目立ったのでしょうが、ver.Lの1台のみ。すでに開催されている海外ショーより展示台数が少ないのは何故なんでしょう?(会期途中で入れ替えするのでしょうか?)
せっかくなので、GS350やFスポーツグレードも見せて欲しかったですね。
準備されていたのはGS450h version.L。
コンセプトモデルに近く、なかなかかっこいいです。
一般の方で「スターウォーズっぽい」というコメントをされている方が複数いらっしゃったのですが、やっぱりそう見えるんでしょうね。私的には好きなデザインの部類に入りますが。
室内はトパーズブラウンのセミアニリン本革仕様。レーザーカット本杢との大人の組み合わせも素敵でした。
リモートタッチ部分のクオリティが随分向上しています。(L-tex貼りかな?)
シフトノブは本革部分のステッチの見栄えが良くなっていますが、中央のシルバーの金属調部分はLSやLXのような本アルミではなさそうで、これは賛否ありそう。
ダッシュボードは従前通り、ソフトレザーにステッチ入り。
この部分のクオリティはIS・RC・NXなどとはさすがに違います。
ヘッドアップディスプレイが小型なのは残念。
ホイールはMOPの19インチ ノイズリダクションホイール。
流行りの切削加工かと思いきや全体的なデザインやエッジの表現は割と控えめで、写真より派手さはなく、「過激なデザインホイールはちょっと」という方でも許容範囲なのではと思いました。とてもかっこいいホイールです。
ドアミラーはマイナーチェンジ前と同じでおもてなしランプがあるタイプです。
NX、RC、RXなどのアウタードアハンドルのLED照明はありません。
今後のLS、LCなどの発売でどうなるでしょうか。
フロントフォグランプ周辺はデザインも良く、とても良いと思いますが、樹脂部分は無塗装でした。
一時期のレクサス(2008−2011頃)はコストダウンのため、フォグランプをトヨタブランドと共用の丸型に共通化し、「バンパー直埋め」の暗黒時代がありましたが、今は各車とも個性的かつ実用性のある仕様に変更となり良い方向に改善されていると思います。
リアアンダーロア部分。パーツはちゃんと塗装されています。
左右にはマフラーエンドが下を向いているのがわかります。
テールランプはバルブ等が一切見えず、その代わりにLEDチップが見えるタイプでした。
標準グレードやFスポーツで3眼LEDを装備しない場合はどうなるかわかりません。(既存の画像等を見ると、ALL−LEDではないかと思いますが・・・
ウィンカーは車両一番外側に、縦に並ぶタイプなので、いわゆるシーケンシャルターンシグナルランプ「流れるウィンカー」が実現されないのは配置からも明らかです。
年次改良後のRCFも展示されていましたが、キャリパーは標準品(ブラック塗装)でしたが、「F」ロゴはちゃんと塗装品になっていました!ただ、ロゴ自体、立体感があまり無いデザインなので従来のレクサスロゴの方が良いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
新意匠のマフラーエンド。床の演出がかっこいい!
GSFのオプション、オレンジキャリパーの「F」ロゴも塗装品になっていました。
GSFのホイールは標準仕様のものでしたが、ポリッシュ加工がなくても、かっこいいですね。
近くで見ると結構肉厚なので鍛造ホイールとはいえ、重量はそれなりにありそうです。
RCFは4タイプ、GSFは2タイプのホイールが設定されていますが、BMWやアウディのように、違う車種でも好きなデザインのホイールを選べる形でもいいのではと思います。
モーターショーでは部品メーカーのブースも結構面白いですよね。
特に、レクサス系の部品は目立ちやすく、展示も多いので見つけるのが面白いです。
矢崎総業のブースにはRCFの液晶スピードメーターが!(GSFも同社のものと思われます)
漆黒のメーターリングがとてもいい感じですね。
トヨタ紡織のブースでは、GSFのフロントシートが。
RCFとの違いは微妙なサイズとのことですが、正直なところ、全然わかりませんでした。
GSFの場合は、もう少し座面が大柄の方が良いのではと思いましたがどうでしょうか?
小糸製作所のブースでは、RXのアダプティブハイビームシステム(AHS)のデモンストレーションが。
片側11個のLEDの配光により照射エリアを変えている様子がわかります。
かなり細かく制御されているので、これは全レクサス車にMOPでもいいので設定して欲しいですね。
アイシン精機ではレクサス RXのナビゲーションシステムやアウディTTのナビなどを展示。
今や1割ぐらいをナビゲーション事業が占めているとの話でした。
もう一度行く機会があれば部品メーカーを中心に見てみたいですね。
2015年10月19日
新型レクサスGS ver.Lが魅力的?
最近のレクサス車の新型車は「Fスポーツ」グレードの占率が非常に高く、過半数に迫ることも多いとのこと。
しかしラグジュアリークラスのGS/GSFでは「ver.L専用装備」が結構多いため、ver.L比率が高まりそうな印象です。(新型GSでは、「3眼フルLEDヘッドランプ」+アダプティブハイビームシステム(AHS)を標準装備するのもver.Lだけとなります。その他のグレードは82,000円(税抜き)のMOP)
なお、海外の動画から新型GSはシーケンシャルターンシグナルランプ(流れるウィンカー)は不採用であることが明らかになっています。開発時期がRXやLXより以前だったことの証とも言えそうです。
GS ver.L専用装備
■本革ステアリングパッド
LXやRXにも装備されない、本革パッド&ステッチは高級感がありますね。
■助手席18wayパワーシート&電動オットマン&パワーイージーアクセスシステム(オートアウェイ機構)
電動オットマンは、LSのver.C IPackageとGS ver.Lのみの装備。
助手席オートアウェイ機能はGS ver.Lのみ、助手席の18wayパワーシートもGS ver.Lのみの装備。
■19インチノイズリダクションホイール (しかもめちゃカッコいい!)
従来LSにのみ設定のノイズリダクションホイールがGSにも採用。(新型RXにも設定あり)
■専用内装色「シャトー」&レーザーカット本杢
渋い!かつ今の所GS専用カラーです。レーザーカット本杢はRXに続き採用。高級感ありますね。
■3席独立エアコン&後席コントロールパネル
LSとLXは4席独立型。3席独立型はGS ver.Lのみ。
せっかくなら、運転席・助手席の「ドアイージードアクローザー」も採用されればより差別化が図れたところですが・・・・LS以外には本当採用されませんね。(採用がいつまでたっても拡大しないのは、何か問題があるんでしょうか?)
さて、レクサスインターナショナルギャラリー青山でのGSFの展示が10月22日(木)までですので、その後に通常グレードのGSが展示されるか?それとも東京モーターショーまでお預けでしょうか?
2015年10月10日
LEXUS GSF 見てきました!
RCFの時と同様、人ももまばらで・・・やはり「NX」や「RX」は別格の人気でしたね。
さて、LEXUS GSF!
ボディカラーは有償MOPの「ヒートブルーコントラストレイヤリング」
相変わらず素敵な塗装ですが、このカラーだとRCFっぽくも見えます。
ホイールはメーカーオプションとなるBBS製鍛造ホイール(ポリッシュ加工、85,000円+tax)
あいかわらず「F」系のホイールは最高にかっこよく、RCFの純正ホイールも素晴らしいデザインですが、GSFの純正ホイールも負けてませんね!
注目のオレンジ塗装キャリパーですが・・・なんと「F」ロゴは・・・ シールでした(爆)!
キャリパー換装を考えていましたが、一気に萎えましたね。刻印か、エンブレムみたいなのが張り付いているかとおもいきや、まさかシールとは。(2016年モデルのRCFでも確認したいですね)
ドアミラーは、マーキュリーグレーなのか、ダークグレーなのかわかりませんでしたが、近くで見ると旧カラーのダークグレーマイカのようでした。なお、GS系は旧タイプのおもてなしランプありタイプです。
センターのピラーもダークグレーに塗装されています。結構かっこいいです。
フォグランプに当たる部分は、RCFと同様の造形ですが、ライトにAHS機能があるので、フォグランプなくても大丈夫でしょうね。
マフラーカッターは少しだけ意匠変更。オーナー以外はどこがかわったのかわかりませんね。
フロントロア部分のカーボンは大変仕上がりがよく、かっこいいです。もともとは樹脂なので軽量化の恩恵はほぼ無いものと思われますが。飛び石注意!
室内では、アルカンターラ仕上げのダッシュボードのクオリティが高いです。
LFAのボルトがあしらわれており、ダーク色に塗装されているように見えました。
リヤシートは広さも十分。(4人乗り) 新型のRXやLXと見比べると、ドアトリムのスピーカー周りやドアポケット周りに寂しさを感じます。GS系はリーマンショック後の開発のため、内装のコストダウンの影響をかなり受けていますが、マイナーチェンジでも改善されないようです。
前席は広大なカーボンインテリアパーツと、ダークグレー塗装により高級感がアップしています。
また、アームレストやリモートタッチのアルカンターラ仕上げも非常にいい感じです。ただ、ステッチカラーがブラックなので、地味だと感じました。
テールランプもLED化されているおかげで、オレンジ色の部分がなくなっており、すっきりしています。
今までのGSとはランプの構造が全然違っていますので、現オーナーさんは必見です!
リヤのホイール。オレンジキャリパーが映える造形ですね!
それにしても、ハンドポリッシュ加工がとても綺麗です。
LEXUS GSF 待望の4ドア版「F」 モーターショー後の11月26日発売予定とのことです。
2015年10月09日
展示開始!LEXUS GSF &GS概要2
先般のブログのコメントで、「レクサスインターナショナルギャラリー青山にGSFが搬入された」との情報をいただいていたのですが、てっきり10日かと。。。
本日午前に何気なくHPをチェックすると展示されていることがわかりびっくりしました。
新テールパイプ、Fオレンジキャリパー、ダークグレードアミラー、漆黒メッキ部位追加・・・など気になる点をチェックしてきたいと思います。
さて、レクサスGS/GSFについては東京モーターショーでもお披露目されることがアナウンスされ、そのほかにも「未発表車種」もあるということで、ここにきて2016年内に発売が濃厚とされる「LC500/LC500h」のお披露目も期待したいところです。
しかし、LCは北米での人気が絶大なため、やはり1月のデトロイトショーでの公開が濃厚ではないかと思われます。となると、「次期LS」のコンセプトモデルでしょうか?
さて、GS系については既に予約受注が開始されていますが、8月発表のLX、10月下旬発表予定のRXとともに既に2015年度(2016年3月末)を超える納期となっている模様です。
GSについては200tの導入が見送られたことと、革新的な改良があるわけではないのでそこまで納期が伸びることはないかと思いますが、月販台数が少ないGSFに関しては半年程度の納期待ちになることも想定されますので、迷われていらっしゃる方はコンセプトモデルをみたあと発注というのが正解のように思います。
GSシリーズに関しては既報のとおりLexus Safety System+標準搭載、さらに装備の強化にもかかわらず、ハイブリッドモデルでは約16.3万円(Ipackage)〜24.3万円(ver.L)の値上げで済んでいます。
これは、今後ISやRC、CT、そして次期モデルがあるか不明ですがHSの改良の際にも参考になるでしょう。
なお、現GSでLexus Safety System+と同等の装備を価格換算すると、約37万円(税抜き)となります。
■今回の改良に伴う主な追加装備(ベースグレード)
・Lexus Safety System+
・メーター内マルチメディア連動インフォメーションディスプレイ
・ステアリングヒーター
・前席シートヒーター
・ラゲージドアイージークローザー
・サウンドジェネレーター (ガソリンモデル)
・パフォーマンスダンパー(GS350 2WD)
・LEDヘッドランプ(ガソリンモデル)
■ I Package
・Lexus Safety System+
・メーター内マルチメディア連動インフォメーションディスプレイ
・ステアリングヒーター
・ラゲージドアイージークローザー
・サウンドジェネレーター (ガソリンモデル)
・パフォーマンスダンパー(GS350 2WD)
・LEDヘッドランプ(ガソリンモデル)
■F SPORT
・Lexus Safety System+
・メーター内マルチメディア連動インフォメーションディスプレイ
・ステアリングヒーター
・ラゲージドアイージークローザー
・サウンドジェネレーター (ガソリンモデル)
・パフォーマンスダンパー(GS350 2WD)
・LEDヘッドランプ(ガソリンモデル)
・TFT液晶モニター
・手動式リヤドアサンシェード
■version.L
・Lexus Safety System+
・3眼フルLEDヘッドランプ+アダプティブハイビームシステム(AHS)+ヘッドランプクリーナー
・本革ステアリングパッド&ステッチ
・メーター内マルチメディア連動インフォメーションディスプレイ
・ステアリングヒーター
・ラゲージドアイージークローザー
・サウンドジェネレーター (ガソリンモデル)
・パフォーマンスダンパー(GS350 2WD)
主要MOP (税抜き予定価格)
・Fスポーツ専用オレンジブレーキキャリパー 40,000円
・Fスポーツ なぐり調本アルミ 50,000円
・ムーンルーフ 100,000円
・フルカラーヘッドアップディスプレイ 80,000円
・3眼フルヘッドランプセット(AHS+クリーナー) 82,000円
・パワートランクリッド 50,000円
・セルフパワーサイレン 10,000円
・クリアランスソナー 40,000円
・ブラインドスポットモニター 50,000円
・マークレビンソン 267,000円
・寒冷地仕様 35,000円
あくまで概要なので正式な装備はディーラー等でご確認を・・・
2015年10月04日
レクサス GS Fも情報解禁&概要判明!
車両価格は価格は予定通り、1100万円でリリース。
RCFの標準グレードにTVD(トルクベクタリングディファレンシャル)を装備した場合、約1000万円となりますので、その他追加装備等を考慮するととおおむね同額程度となります。
重量、スペックともにほぼ同様ですので、ドアの枚数が「2枚か4枚か」、というふうに考えるとわかりやすいです。もちろん室内の快適装備や居住性、Lexus Safety System+などではGSFが優位となります。
外観では、ドアミラーがグレーになっていたり、ブレーキキャリパーがオレンジになっているところが初期型のRCFとは違うところですが、写真だとかなり似てますね!
GSFについてはスタッフマニュアル等で内容が知られていましたが、前ブログで最後に追記したように、私的には非常に驚いたことがあります。
それは以下の3点。
・レーダークルーズコントロールが「全車速追従型」ではない。
・ブレーキホールドがない。
・ドアトリムの素材がセミアニリン本革から「L-tex」へ変更
私は、Lexus Safety System+の標準装備として、全車速追従型レーダークルーズは「標準装備」と思っていましたが、(ちなみに新型プリウスでも全車速追従型です)GSFではブレーキ制御型、つまり、時速40km/h以下ではキャンセルされる、信頼性が落ちる旧型仕様となります。
最初は「誤植か?」と思ったのですが、装備一覧に「ブレーキホールド」がないことに気が付き、合点が行きました。GSオーナーの方ならご存知と思いますが、改良前のGS350/GS250にもブレーキホールドがなく、全車速追従型レーダークルーズではありませんでした。
今回、新型GS350/GS250では、ブレーキホールド機能が装備され、レーダークルーズも全車速追従型になりましたので、なぜ「GSFだけ?」という疑問が残ります。
また、RCFと同様、レーンキーピングアシスト(LKA)がありません。これから推測されるのは、5Lの2URエンジン搭載車については、ステアリングやブレーキの制御上の問題で何らかの問題があるのかもしれません。
もしくは、ソフトウェアも含め多くの部分を先行発売した「RCF」と共有しているとかんがえられるため、GSFでも対応しなかったのか?
RCFやGSFの2URエンジンは再始動時の燃料消費も大きく、アイドリングストップ装置がなく、そのかわりアイドリング時の回転数を下げて実燃費を向上しているのは評価していますし、理解できるのですが、GSFにはブレーキホールド機能がと全車速追従型のレーダークルーズが装備されなかったのは本当に残念です。
コミコミ1200万円を超えるクラスの車としては残念な仕様と感じます。
このあたりは自動車評論家先生方にぜひ突っ込んで開発陣に確認していただきたいところです。
室内の装備はGS系の改良とあわせ、RCFのパーツを装着しているイメージです。
メーター、ステアリング、シフトノブはおそらく同一、シートとアルミペダルは近似形状となります。
リーフレットには記載されていませんが、ダッシュボード、センターアームレスト、リモートタッチ本体はアルカンターラ仕上げとなっており、ダッシュボード等にはLFAのボルトが埋め込まれているなど質感が高められています。
インテリアカラーでは、RCFで好評だった、「ブラック×アクセントオレンジ」がより派手になって登場。
RCFと同様、これは国内のみの仕様となると思われますので、今回も人気が高そうですが、法人需要ではNGですかね?
標準のインテリアパネルはGSシリーズにMOP設定される、なぐり調本アルミ。ここは差別化してほしかったところですね〜
ドアトリムの素材がセミアニリン本革からL-texに変更されたのは予想通りです。
現行GSやLSの特別仕様車などでもそうでしたし・・・ただ、肌触りではL-texとセミアニリン本革の差は圧倒的に違いますので残念ですね。ライバルの欧州車はドアトリムにもいい素材を使用していますので、アルカンターラを使用しているとはいえ、GSFのドアトリムがフェイクレザーなのは残念!
なお、RCFのシートも秀逸ですが、GSFではRCFと同じく一般的な8wayの調整式なのが残念。
クッション長を調整できたり、サイドの張り出し部分を調整したりする機能がほしいところです。
ボディーカラーは既報どおり定番のブラック(212)が廃止されており、レッド系が定番のレッドマイカクリスタルシャインに変更されており、GSF専用カラーはありません。
ブレーキシステムでは、RCFと同じでブレンボのF:6pod、R:4podキャリパーに「F」ロゴいりと、スリットが入った大口径ローターの組み合わせで、残念ながら、他メーカのライバル車のようにさらなる制動力を強化したセラミックやカーボンブレーキなどの設定はありません。
オレンジ塗装キャリパーは、RCFと同様、40,000円+税なので、装着率は高そうです。
その他、新たな情報としては以下の嬉しい物が装備される模様です。
・助手席シートポジションメモリー。
・ラゲージイージークローザー(多くの方がパワートランクリッド装備すると思うのであまり意味ないかも?)
・パッドウェアインジケーター(ブレーキ摩耗を警告してくれる模様)
なお、主要メーカーオプション価格は以下のとおりです。(価格はすべて税抜き)
どれもレクサス定番価格なので、妥当な価格です。
なお、カーボン、フォージドコンポジットカーボンパネルはRCFより面積は2倍以上(後席もあるし)なので、価格もちょうど2倍になっています。
・F専用オレンジブレーキキャリパー 40,000円
・BBS製鍛造ホイールポリッシュ仕上げ 85,000円
・後席灰皿 0円
・ムーンルーフ 100,000円
・パワートランクリッド 50,000円
・セルフパワーサイレン 10,000円
・クリアランスソナー 40,000円
・ブラインドスポットモニター 50,000円
・マークレビンソン 267,000円
・寒冷地仕様 18,000円
・セミアニリン本革シート&シートベンチレーション 145,000円
(+カーボンインテリアパネル +100,000円)
(+フォージドコンポジットカーボンパネル +200,000円)
GSFは実質的なISF後継車となりると思いますので、ISFオーナーの方からの乗り換えや、ドアの枚数、後席の狭さ、室内クオリティの乏しさ等の面でRCFを見送られた方の琴線に触れた仕様になっているのかが非常に気になります。
RCFのように想定以上の販売台数が記録できればレクサスブランドの魅力も更に増すと思います。今後の「F」モデル拡大のためにも、ぜひ好調なセールスとなることを期待したいです。
2015年10月03日
ついに解禁! 新型レクサスGS(概要編)
コンセプトモデルに近く、スポーティな外観のGSはフロントイメージがずいぶん異なっています。
なお、一部カー専門誌では「GS200t」の発売が記載されていますが、本年の発表はない模様。
マイナーチェンジモデルのGSはスタッフマニュアルが存在しないということもあり装備詳細が不明でしたが、リーフレット配布によりかなり明らかになりました。(*リーフレットは発売まで変更があることもあり、注意が必要ですが・・・)
価格については・Lexus Safety System+をはじめとする装備の追加により、各グレードによりことなりますが、約16万円〜24万円ほどアップしています。
■2016年モデル GS450h/GS350/GS300h/GS250改良の主なポイント
・Lexus Safety System+
・アダプティブハイビームシステム(AHS)【ver.L以外に3眼フルLEDランプとセットでMOP】
・全車速追従型レーダークルーズコントロール
・レーンキーピングアシスト
・ドライブスタートコントロール
・全車ブレーキホールド装備
・ノイズリダクションホイール【ver.LにMOP】
・全車ステアリングヒーター装備
・3眼フルLEDヘッドランプ【ver.L以外にMOP】
・ラゲージドアイージークローザー
・セルフパワーサイレン【全車MOP】
・本革ステアリングパッド&ステッチ【ver.Lのみ】
・ナビゲーションワイド地図表示可能
・TFT液晶式メーター【F SPORTのみ】
・4,2インチマルチインフォメーションディスプレイ
・LEDアナログクロック GPS時刻補正機能追加
・レーザースクリューウェルディング採用
・パフォーマンスダンパーの追加【GS350FRのみ】
・F SPORT専用オレンジキャリパー採用【GS450、GS350のみMOP】
・アルミペダル意匠変更
・ボディーカラーの追加の大幅追加 (GS専用カラーは残念ながらなし)
ソニッククォーツ、グラファイトブラックGF、レッドマイカCS、アンバーCS
ディープブルーM、ヒートブルーCR
・ボディーカラーの廃止
ホワイトパールCS、スターライトブラックGF、クリムゾンクリスタルシャインGF
ファイアーアゲートM、ラピスラズリM、メテオブルー
・シートカラーの追加(GS専用カラーは「シャトー」)
リッチクリーム、シャトー、ノーブルブラウン、ダークローズ
・シートカラーの廃止
サドルタン、アイボリー、ライトグレー、ガーネット
・オーナメントパネル追加
レーザーカット本杢(新型RXと同様)、ウォールナット(ダークブラウン)、なぐり調本アルミ
・オーナメントパネル廃止
ウォールナット(ブラウン)、ゼニスブラック、本アルミ(ミディアムシルバー)
廃止が確認されているもの
? ナイトビュー
? ドライバーモニター
もともと豪華装備のGSですので、大きく変更されたものはありませんが、ver.Lの「本革ステアリングパッド&ステッチ」、「レーザーカット本杢」などはver.Lの専用追加装備とされていますし、GSver.Lの運転席・助手席シートの多機能さはもともと、レクサスNo1ですのでver.Lの魅力は引き続き高いと思います。
また、内外装カラーについては過半数以上が入れ替えになっています。カラー的には車格がアップした「RX」の流れを受け継いでいる印象ですね。
F SPORTの外観ですが、ホイールがとてもかっこよくなり、オレンジキャリパーも選択可能。
ただし、450hと350のみで、売れ筋の300hには設定されません。
F SPORTのインテリアでは、MOPで内装パネルをGSFと同様の「なぐり調本アルミ」に変更が可能。(50,000円+tax)また、RCと同様、新意匠のアルミペダルが採用されており、スポーティになっています。
ポジションメモリーは助手席には装備されませんでした。スピードメーターはTFT液晶化されており、RXと同じものでしょうか?メーターリングや右側の燃料計・油温計部分など、GSクラスとしては、高級感には今ひとつ欠けるような気がします。
今回は「GSF」があるため、F SPORTの人気度はどうでしょうか?
「GSF」については別途アップ予定ですが、私的にはいくつかの衝撃が・・・