新型プリウス発売以降、「トヨタセーフティセンス(TSS+)」搭載車を優先的にレンタカーで借りるようにしています。
理由は単純で、標準装備で安全装備が充実しているから。慣れない車で安全装備があるのはホント助かりますからね。
最近のトヨタ自動車は、新車を積極的にレンタカーに供給しているおかげで新型車をじっくり乗れるのは嬉しいです。
今回はトヨタレンタカーのキャンペーンを利用しました。
http://www.namaxchang.com/article/460639189.html?1533268607
カローラスポーツは、「1.2Lターボ車」をチョイス。
ここ最近のTSS+装備車において、レンタカーでは中間グレードが多かったので期待していたのですが、残念ながら一番下の廉価グレード「G”X”」でした。
久々に見ました、てっちんホイール・・・(そのかわり降雪地帯であることも考慮してか、4WDでした)
内装は「G”X”」は最廉価グレードのため、かなり落ちます。
なんといっても毎回手に触れる部分が、ウレタンステアリング、ウレタンシフトノブ・・・
その他エアコンの「左右独立温度調整」が省かれる他、内装のいたるところがグレードダウンしています。
ただ、ステアリングの意匠自体は新型クラウンやカムリと同等ですから、見栄えはなかなか良好です。
また、「電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド」はしっかり装備されていますし、ナビ/オーディオ周りのデザインや素材など、価格的には頑張っていると思います。
走りには無関係ですが、ドアトリムは一切の加飾がなく、真っ黒。
大部分がハード樹脂、一部ファブリックで構成されています(ここは「G」、「G”Z”」で改善されます)。
スマートキーはちゃんと車名が入っているんですね。これは所有感ありますね!(でも「Sport」のロゴがないのは残念)
クリア部分は傷が付きそうなのでキーケースにいれたいところ。
センターアームレスト内部のコンソールボックスは、ちゃんとスマートフォン等の充電にも便利なように、アクセサリーソケットが。
スマートフォンのケーブルを通すスリットも設けらてています。
そして嬉しいことに、充電用の2.1A対応「USB端子」も。これは嬉しい!(ただし1つしかありません)
スマホ、デジカメの充電用に、レンタカーでこれは嬉しいですよね。
ちなみに、”ワンダー速報さん”でも推奨されていた、「Wicked Chili」のアクセサリーソケットチャージャーを持ち込んで使用しています。
大変早く急速充電できるし、小型なので旅行の際の必需品です。おすすめですよ。
http://drumsyos.blog.fc2.com/blog-entry-2271.html
新品価格 |
「電動パーキングブレーキ&ブレーキホールド」は操作しやすい場所にあるので非常に便利。
「ドライブモードセレクトスイッチ」はシフトノブ前方で、ブラインドタッチはし辛いものの、質感も含め及第点。
ただし、ドライブ中、4.2インチ「マルチインフォメーションディスプレイ」に現在選択している「走行モード」が表示されないのはこれはいただけません!!(切り替え後、数秒間表示されるが、その後消える!)これは早急に改善すべし。
「 OK長押しでリセット」なんてどうでもいい文字でスペースを取るなら走行モードの表示を入れましょうよ・・・
インフォメーションディスプレイの内容は5〜6パターンあるのですが、どれも中途半端で整理できていません。
レクサスも同様ですが、表示内容はもう少し整理するか、ユーザーでカスタマイズして表示できるようにしないと。
さて、カローラスポーツは新型クラウンとともに、「コネクティッド」の第一弾ということで密かに期待していたのですが・・・
廉価グレードということもあり、「T-connect」非搭載の一番下のエントリーナビ(NSCD-W66)でした。
つまり、コネクティッドの多くの機能を使用することができません。
まぁもっともオーナーの認証をどうするのかなど問題はありそうですし、あまり無作為にオペレーターサービスを活用されたりしても困るし、そもそも説明が大変だし、レンタカー会社にとっては「コネクティッド」は余計な装備なのでしょう。(新型クラウンでは説明など、どうするのだろうか?・・・)
そのため、ステアリングスイッチの「トーク」ボタンを押しても虚しい反応が・・・
さて、肝心の走行フィーリングですが3日間で約500kmほど走行しましたが・・・
非常に良かったです!
AWDということもあり、発進時も安定していますし、トランスミッションが「CVT」(10段式!)のため変速ショックもありません。
CVTはエンジン回転とサウンド、スピードが同期しないとも言われますが、よくいわれる「ラバーバンドフィール」感が相当に低減されており、特に気になりませんでした。
ターボエンジンのため1500rpmから最大トルクを発生するので、非常に乗りやすい!エンジン音がほとんどかわらず坂道もスイスイ登っていくのはトヨタ式のハイブリッドカーにはないメリット。
また、エンジンが結構静かで振動が少ないことにも驚きました。
ガソリン車なので、酷暑の信号待ち中にはアイドリングストップが解除されることも多いのですが、その際の振動も非常にスムーズでした。
マツダ・デミオ/アクセラなどもよくレンタカーで乗るのですが、明らかにカローラスポーツが上質です。
サスペンションの動きも良く、乗り心地はかなり良いです。ただ、ふわふわ感があるので、スポーティという感じはしませんでした。
日常の足としてはかなりいい感じでした。
ただ、カローラ”スポーツ”という名称から見ると、それほどスポーティ感があるわけでもないですし(そもそも「G”Z”」はパドルシフトもない)、カローラ”ハッチバック”という方がしっくり来る感じでしたね。
これが、スポーティグレードの「G”Z”」であればずいぶん雰囲気も違うのでしょうね。
燃費は郊外でだいたい「 15km/L 」前後、高速巡航で「 16km/L 」前後でした。
AWDということもあり、郊外路ではあまり伸びませんでしたね。帰宅後、カタログで「WLTCモード燃費」を確認すると、「郊外=15.6、高速=16.6km/L」とのことでしたのでカタログ値とほぼ同等でした。
毎日の足にする方からすると確実に「25km/L」は超えるであろう、ハイブリッドのほうが良いかと思いますが、電気的なノイズが発生しないターボもなかなかの静粛性でしたし、トルクフルで実に乗りやすいです。
ただ、ターボとガソリン車の価格がわずか「27〜28万程度」なので、購入時の諸税と実燃費の差を考えるとハイブリッドを選択するのはやむを得ないかなと感じます。
宿泊先の旅館ではたまたま「カローラ」と隣同士でしたが、並べてみるとデザイン的には「カローラ」って感じがしますね。(サイドやリヤから見ると別物なのですが)
後席も十分大人が2名座れますし、ラゲージも小旅行+お土産を格納するだけの容量は十分にあります。
ボディサイズもコンパクトで運転もしやすく、乗り心地も良好。
内装も「G」または「G”Z"」を選択すれば十分な質感が確保されており、かなりお気に入りの1台となりました。